唐辛子の意外な効果

カプサイシン-2

 

カプサイシン

本日は唐辛子の成分「カプサイシン」についてお話したいと思います。

 

2010年にイタリアの研究チームが、International Journal of Clinical Practice誌に載せた報告で、0.1mlという非常に少ない量のカプサイシンを配合したクリームを、頭痛が発生してからすぐに頭のコメカミに塗ることで、その後30分以内に痛みがどのように変化するかを検証した研究を行ったようです。

結果は被験者23人(女性20人男性3人)のうち、カプサイシンクリームを塗った後30分以内に、痛みの程度が半分ほどまで低減した被験者は17人(女性15人男性2人)で、従来から言われているように、カプサイシンの持つナチュラルな鎮痛作用が高いことが証明されたことと同時に、頭痛発作が起きてから速やかにコメカミに塗ることで効果が高くなることがわかったということです。

 

「カプサイシン」には痛みを抑える鎮痛作用があることは多くの報告があり、日本でも古くからトウガラシ、タカの爪を使った鎮痛効果についての報告や商品がいくつかあります。

カプサイシンには、サブスタンスP(痛みの情報を伝える神経伝達物質)の働きを抑制する作用があることがわかっています。

 

欧米や日本でもカプサイシンを配合したクリームやローションがあるようで、それを頭部や額に塗るようです。
似ているものでは「ペパーミントオイル」があります。

ただ、カプサイシンはみなさんご存知のトウガラシの成分。肌が敏感な部分を触ると大変なことになるかもしれないので、肌が弱い方やアレルギーの方は注意してくださいね。

そう考えると、ペパーミントオイルの方が使い勝手がいいかもしれませんね。

 

 

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