糖質の悪影響について

DM6

 

私たちの食べている様々なものに糖類は含まれています。
また今ある加工品にはビックリするほど、糖類が含まれているんです。
今日はそんな知らずに身体に取り入れている糖質の悪影響について・・・。

 

 

使われ過ぎている糖類

砂糖をどのぐらい摂取しているかと聞かれても、あまりピンとこないかもしれません。出来上がった食べ物やレストランで食事をする時に砂糖を自分で足すような機会はあまりないと思うので、実際の食べ物にどのぐらい砂糖が含まれているかを気にしたことはないでしょう。
しかし、実は世界的に糖類の消費量は年々増加傾向にあります。自分ではそんなつもりはなくとも、知らず知らずのうちに糖類を摂取させられていることもあるということなのです。こういった糖類に対して私たちはもっと意識するべきだと思います。

 

糖類は、私たちの接するあらゆる食べ物に含まれています。パン、ご飯、コーンフレーク、麺類、ソース、ケチャップ、ドレッシング、ケーキ、お菓子類、ファーストフード、野菜ジュース、清涼飲料水などあげればキリがありません。
食品の原材料をチェックすると、いかに糖類が使われているかに気付くでしょう。
また近年の農業学は、野菜や果物の糖分をいかに上げるか研究されており、実際にトマトやジャガイモ、サツマイモ、スイカ、パイナップルなど様々な野菜、果物で糖分が非常に高くなっています。

 

最近では、砂糖の悪影響についてご存知の方も多くなってきたので、ある程度気をつけている人もいると思います。
確かに、普通のテーブルの上で使うような砂糖(ショ糖)の消費量は少なくなっているそうですが、いわゆる甘味料添加物として加工食品などに添加されているショ糖は摂取食品(食材)の82%にもなるという研究報告が発表されています。いくら糖分の摂取に気を使っても、残念ながらかなりの加工食品の中にたくさんの糖分が含まれているということです。

これからの時代は、摂取する糖分に気を使うことと併せて、加工品についても意識して糖分コントロールしていく必要があるのです。

 

 

糖質の悪影響について

砂糖、糖類が不健康であることは多くの組織、研究で検証され、提唱されています。しかし、政府の糖類に対する規制や指示はいまだに強いものではありません。このような背景は背景は戦争時の飢餓による影響があるようです。WHOはこれを「Nutritional Transition」と呼んでいます。
糖類の日常的な過剰摂取には、次のような影響があります。

 

○ 肥満、糖尿病、アルツハイマー病、脳卒中、高血圧、心臓疾患全般への関連
○ 慢性的な炎症に関連し、関節炎、関節包炎、筋肉、靭帯、骨の破壊への関連
○ 慢性疲労症候群とうつ病に関連、抜け毛などにも関連
○ 脂肪の増加(摂取した糖類の約40%は脂肪に置き換わります)
○ 口腔疾患(虫歯を含む)、加齢(糖化による細胞劣化の進行)の促進、脳の老化

 

自然界に存在しない人工的に作られたような精製糖類は糖尿病やその他の疾患を誘発しやすいとされています。また習慣的に糖類を過剰摂取することで、代謝系に作用し、エネルギー消費は脂肪由来よりも糖由来が多くなります。こうなるとエネルギーは枯渇状態に陥りやすく(脂肪の代謝効率が低下)、慢性的な疲労感、ちょっとしたミスを繰り返しやすい傾向も出てきます。運動選手の能力低下、学生の記憶力低下や脳の活性低下はまさにこれに関連するところです。そして最も一般的な糖類の過剰摂取による障害は眠気と集中力の低下でしょう。特に食後の眠気と集中力の低下は要注意です。これは血糖値の調節がうまくいっていない状態によく起こる現象です。また糖類の過剰摂取をしている人ほど、糖類を求める傾向にあります。

 

いかがでしたか?
日本は、世界で最も食品添加物の多い国です。
糖類の問題も考えると、もっと加工品を摂る時に糖分、添加物などの毒に対する意識が必要になります。
これから、コンビニ、スーパー、デパ地下で買う時は、まず原材料をチェックして買うか買わないか判断していきましょう。

 

 

栄養について興味のある方は  
 Think Healthへ 

 

 CHIROPRATICA|低血糖症と副腎疲労のためのカイロプラクティックと栄養療法