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鞄屋さんのかばんPart3

またまた沢山手作りのカバンを頂きました!

ちょうど1年前くらいにもブログにも載せたのですが、鞄作りをしていた患者さんから可愛いかばんを頂きました。実は、この1年でもっともっと頂いているのです^^
ご紹介しているのはごく一部です。

毎回生地や形を考えて下さり、嬉しい限りです。
沢山使わさせて頂きます!

 

かばんPart3

 

 CHIROPRATICA|低血糖症と副腎疲労のためのカイロプラクティックと栄養療法

 

時間栄養学「いつ、どう食べるか!?」

TIME3

 

1日のリズムを作るのに朝食はとても大事・・・!?
夜遅く食べると太る・・・!?
そんなことよく聞きませんか?

今月は1日の時間帯によって栄養を考えていこう!ということをお話していきます^^。

 

 

時間栄養学の始まり

近年、体内で栄養素の代謝などのリズムを司る体内時計のメカニズムが詳しくわかり、時間栄養学という研究分野が注目されてきました。これまでは、エネルギーの過剰摂取が糖尿病をはじめとしたメタボリックシンドロームの原因と考えられてきましたが、実は日本人のエネルギー摂取量は年々減っていました。この矛盾は、今までの栄養学ではなかなか説明が出来ず、これに気づいた栄養学や生理学の専門家が、約15年間調べた結果、栄養素の代謝にも体内時計が関わっていることが突き止められたのです。
この調査・研究は病気だけでなく、ダイエットにも関係してきます。これからの時代、健康を考えるには、「何を食べるか」に加えて、「いつ、どう食べるか」が大切になってきたのです。

 

 

概日リズム=サーカディアンリズム

私たちの体には、約25時間の概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれる体内時計が備わっています。この体内時計によって、睡眠・覚醒リズム、体温リズム、食事リズムなど、生活リズムが作られているのです。体内時計はこのような1日リズムを持っていて、昼間は活動的に、夜間は安静にさせているので、このリズムに沿った生活を実践することが体内リズムを整えることにつながります。

 

このリズムは起床時間をスタートとしています。朝起きて、朝の光と食事などの刺激を受けて初めて動き始めます。
そして、昼は活動に適するように交感神経が優位となり、体温を上げ血圧や心拍数なども上昇します。夕方から夜間にかけては、副交感神経が優位となり、リラックスした状態をつくりだします。血流は穏やかになり、逆に内臓では消化吸収が活発に行われ、エネルギーを蓄える方向に傾きます。このほかホルモンの合成や分泌、免疫系に関わる細胞の数などもこのリズムの影響を受けていて、さらには、私たちの身体の成長や病気の回復などにも影響しています。
この1日のリズムに私たちの生活時間や食事のリズムをあわせることが健康やダイエットにつながると言われているのです。

 

いかがでしたか?
次回からはもっと深く、1日のリズムについてお話していきますね^^。

 

 

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4月の勉強会「糖尿病と糖質の悪影響について」第2弾!

先日、4月の勉強会の第2弾を開催致しました!

 

今更ですが、勉強会はいつも治療をするところで行っており、白い木の壁の所にパワーポイントを使って行っています。毎回内容が濃すぎて、居眠りできません(笑)

私も毎回聞いておりますが、大変勉強になってます。
今回は「お砂糖」がどれだけ悪者なのか・・・怖くて、甘いものが食べれなくなりますよ> <

 

今月の勉強会「時間栄養学〜いつ、どう食べるか!?」は5月11日(日)の1回のみの開催となります。若干ですが空きがございますので、ご興味のある方はお早めにご連絡下さいませ。

 

勉強会2014.4.27.1

 

勉強会2014.4.27.2

 

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千倉の海へ

先日、千葉南のポイントの千倉の海へ行って参りました。

お天気もよく水も暖かく気持ち良かったです!リフレッシュリフレッシュ^^
海の後はお腹ペコペコなので近くの定食屋さんでお魚の定食を満喫。
お腹が空き過ぎて写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)

翌日のほどよい筋肉痛がたまりません。。。では1週間頑張ります!

 

千倉

 

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血糖値の上昇度合い「GI値」のお話

GI.1

 

グリセミックインデックス(GI)とは

近年、この糖質の摂り過ぎや精製した穀類・白砂糖ばかりの食生活により、身体に様々な問題を作ることがわかってきました。糖質の摂りすぎによって起こる症状の中で、「機能性低血糖」などはまさにその代表とも言えるでしょう。
昔の食事は、どちらかというと低カロリーで、それで代謝障害を起こして身体の調子が悪くなるということはありませんでしたが、今はそこに精製された食べ物や砂糖を添加している加工品が増えてきました。そのことで糖の代謝障害が起きて、糖尿病などが増えてきたのです。

いまや糖尿病は日本人でもかなりメジャーな病気になってしまいました。
今では、ほとんどの日本人がブドウ糖過多になっていると言えるでしょう。
健康のためには、糖質や精製した穀類の過剰摂取をやめて、精製していない穀類を主食にすることも大事なことです。

 

 

炭水化物は体内で分解され、最後は単糖類の形になって吸収されます。
しかし、炭水化物(糖質)をとってからどれくらいのスピードでブドウ糖が脳に供給されるのかは実は食材によって異なります。極端に早いものもあれば、ゆっくり取り込まれるものもあります。たとえば、多糖類の食品を摂取した場合は、体内で単糖類にまで分解されて吸収されるまでにある程度時間がかかります。しかし、単糖類や二糖類で摂取すると、即座に吸収され血糖値が急上昇することになります。

しかし、実はスピードが速ければいいというわけでは決してないのです。
逆にその速さが速い程、問題になるともいえ、これこそが血糖値を不安定にし、脳への継続的なエネルギー補給がうまくできなくなる原因になります。またこのような血糖値が急上昇する食べ物(単糖類や精製された炭水化物)を摂る食生活を続けると、低血糖や糖尿病などの血糖値障害に進むリスクが高くなります。そういったことから、単糖類や精製された炭水化物の摂取はなるべく控えることが大事なのです。

 

ではどのような食べ物を選べば良いのか?
どの食材がどれくらいの速度で血糖値をあげるのか?
その参考になるのが今回紹介する「GI値(グリセミック・インデックス)です!

 

GIとは、食品によって食後の血糖値の上昇度が違うことに着目して開発された、糖質を質的に評価するための指標です。速く取り込まれる食品のことを「高GI食品」、ゆっくりと取り込まれる食品のことを「低GI食品」といいます。GIが低い食品を食べると、血糖値の上昇がゆるやかなため、インスリンの分泌が抑制されたり、血糖や中性脂肪が低下するなど、糖尿病の予防・治療に効果があるとされています。実際にアメリカでは、低GI食を数週間続けるだけでインスリン抵抗性を改善できることが確認されています。
糖尿病の予防や自分自身の健康や脳のためにGI値を理解することはとても有益なことだと思います。
ただし、このGI値、一緒に食べる食品や調理法によって効果に違いが出たり、個人差があることも知られています。血糖値の上がり方は、人それぞれに違います。厳密に言うなら、1人1人のGI値ベースを測定して、それぞれに合ったGI食材を選択しなければならないのですが、通常はおおまかな参考としてGI値を活用しています。

 

低GI食品(55点以下)
玄米      55
さつまいも   55
そば      54
五穀米     54
バナナ     53
キウイ     52
プリン     52
全粒粉パン   50
全粒粉パスタ  50
中華麺     50
牛肉      46
ブドウ     46
豚肉      45
鶏肉      45
ゴボウ     45
豆乳      44
桃       42
魚全般     40
レンコン    38
さくらんぼ   37
リンゴ     36
インゲン豆   33
春雨      31
鶏卵      30
果糖      30
ヨーグルト   25
大豆      15
日本茶     10
お味噌     33〜29
海藻類     27〜11
お酢      8〜2

 

中GI食品(56〜69)
パン粉     69
ホットドック  68
カステラ    68
玄米+白米     65
玄米フレーク  65
パスタ     65
アイスクリーム 65
かぼちゃ    65
長いも     65
パイナップル  65
メロン     65
里芋      64
黒砂糖     62
栗       60
ピッツァ    60
ポテトチップ  59
薄力粉     59
天ぷら粉    59
おかゆ(白米) 57
レーズン    57
プルーン    56

 

高GI食品(70点以上)
キャンディー  108
麦芽糖     105
上白糖     99
食パン     95
フランスパン  95
あんぱん    95
グミ      94
チョコレート  91
マッシュポテト 90
じゃがいも   90
白米      88
大福      88
ビーフン     87
ドーナツ    86
キャラメル   86
フライドポテト 85
うどん     85
餅       85
練乳      82
苺ジャム    82
ビスケット   81
ケーキ     81
煎餅      80
ホットケーキ  80
こしあん    80
そうめん    80
にんじん    80
つぶあん    78
赤飯      77
ワッフル    76
シリアル    76
とうもろこし  75
山芋      75
コーンフレーク 75
インスタントラーメン 73
スイカ     72
ポップコーン  72
ロールパン   71
クロワッサン  70

 

GI値が高いものは、なるべく避けるか、もしとる場合でもGIが低いものと組み合わせてとるようにしたり、先に野菜などの食物繊維を摂ることで急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。

GI値を知ることで、有益なのは自分で血糖値のコントロールができるようになるということ。
とくにブドウ糖を一番栄養としている脳は、血糖値の上下にかなり影響を受けます。つまり自分の精神状態、学習能力、記憶力に対しても大きな影響力を持っているということなのです。血糖値が一時的な場合はともかく、慢性的に高くても低くても脳に深刻なダメージを与えます。
実際、血糖値が高すぎる子供は著しくIQが低い傾向があり、精神面でも問題を抱えています。

世界的にトップクラスに炭水化物を消費し、糖尿病や肥満が増えてきた日本人にとってもこのGI値を知っておくことは非常に重要ではないでしょうか?

 

低GI食品は・・・
ゆっくり吸収されることで、血糖値がゆるやかに上がり、血糖値が安定します。脳に持続的にエネルギーを送ることができ、脳の状態が安定します。

高GI食品は・・・
急激に吸収されることで、血糖値が急上昇し、その後大量のインスリンによって血糖値は急降下します。そのため一時的に高いエネルギーを与えてくれますが、持続性はなく、脳もブドウ糖を頻繁に欲してしまいます。
高GI食品を頻繁に摂取すると、肥満、糖尿病、心疾患のリスクが2〜3倍高まると言われています。脳の状態が安定せず、精神的にも不安定になりやすく、IQも低下します。
GI値の話いかがでしたか?みなさんの食生活は高GI寄りだったでしょうか?それとも低GI寄りでしたか?

高GI寄りの生活をしている人には、食べた後の眠気、集中力の欠如、頭痛、顔色が悪い、甘いものへの欲求、便秘、不眠、悪夢、うつ、イライラ、攻撃的、不安感、朝がつらいなどの症状を持っている場合が多くみられます。
これらのことの原因は全て、血糖値が不安定になり、脳やカラダの臓器にさまざまな影響が起こるからなのです。

もし今高GI寄りの食生活の人が、低GIを意識した食生活をしていくと、驚くほど精神が安定し、ストレスにも強くなり、集中力が増し、以前では考えられないほどイキイキとした毎日を送ることも可能になります。

是非みなさんも低GIを意識した食生活取り入れてみましょう。

 

 

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4月の勉強会「糖尿病と糖質の悪影響について」

先日、4月の勉強会第1弾を開催致しました。
内容は「糖尿病と糖質の悪影響について」です。

 

皆さん、自分とは関係ないと思っておりませんか?
実はこの50年で50倍にも糖尿病の方は増えており、現在では4人に1人が糖尿病と言われております。

炭水化物などの糖質ばかり食べているあなた!本当に危険なんです。
勉強会では、糖質の摂り方のお話もあります。

 

ご興味のある方は、今月の27日(日)に同じ内容の勉強会をもう一度開催するのでご連絡下さいませ。
あと1席空いております!お早めに!

 

勉強会2014.4.20.2

 

勉強会2014.4.20.1

 

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糖質の悪影響について

DM6

 

私たちの食べている様々なものに糖類は含まれています。
また今ある加工品にはビックリするほど、糖類が含まれているんです。
今日はそんな知らずに身体に取り入れている糖質の悪影響について・・・。

 

 

使われ過ぎている糖類

砂糖をどのぐらい摂取しているかと聞かれても、あまりピンとこないかもしれません。出来上がった食べ物やレストランで食事をする時に砂糖を自分で足すような機会はあまりないと思うので、実際の食べ物にどのぐらい砂糖が含まれているかを気にしたことはないでしょう。
しかし、実は世界的に糖類の消費量は年々増加傾向にあります。自分ではそんなつもりはなくとも、知らず知らずのうちに糖類を摂取させられていることもあるということなのです。こういった糖類に対して私たちはもっと意識するべきだと思います。

 

糖類は、私たちの接するあらゆる食べ物に含まれています。パン、ご飯、コーンフレーク、麺類、ソース、ケチャップ、ドレッシング、ケーキ、お菓子類、ファーストフード、野菜ジュース、清涼飲料水などあげればキリがありません。
食品の原材料をチェックすると、いかに糖類が使われているかに気付くでしょう。
また近年の農業学は、野菜や果物の糖分をいかに上げるか研究されており、実際にトマトやジャガイモ、サツマイモ、スイカ、パイナップルなど様々な野菜、果物で糖分が非常に高くなっています。

 

最近では、砂糖の悪影響についてご存知の方も多くなってきたので、ある程度気をつけている人もいると思います。
確かに、普通のテーブルの上で使うような砂糖(ショ糖)の消費量は少なくなっているそうですが、いわゆる甘味料添加物として加工食品などに添加されているショ糖は摂取食品(食材)の82%にもなるという研究報告が発表されています。いくら糖分の摂取に気を使っても、残念ながらかなりの加工食品の中にたくさんの糖分が含まれているということです。

これからの時代は、摂取する糖分に気を使うことと併せて、加工品についても意識して糖分コントロールしていく必要があるのです。

 

 

糖質の悪影響について

砂糖、糖類が不健康であることは多くの組織、研究で検証され、提唱されています。しかし、政府の糖類に対する規制や指示はいまだに強いものではありません。このような背景は背景は戦争時の飢餓による影響があるようです。WHOはこれを「Nutritional Transition」と呼んでいます。
糖類の日常的な過剰摂取には、次のような影響があります。

 

○ 肥満、糖尿病、アルツハイマー病、脳卒中、高血圧、心臓疾患全般への関連
○ 慢性的な炎症に関連し、関節炎、関節包炎、筋肉、靭帯、骨の破壊への関連
○ 慢性疲労症候群とうつ病に関連、抜け毛などにも関連
○ 脂肪の増加(摂取した糖類の約40%は脂肪に置き換わります)
○ 口腔疾患(虫歯を含む)、加齢(糖化による細胞劣化の進行)の促進、脳の老化

 

自然界に存在しない人工的に作られたような精製糖類は糖尿病やその他の疾患を誘発しやすいとされています。また習慣的に糖類を過剰摂取することで、代謝系に作用し、エネルギー消費は脂肪由来よりも糖由来が多くなります。こうなるとエネルギーは枯渇状態に陥りやすく(脂肪の代謝効率が低下)、慢性的な疲労感、ちょっとしたミスを繰り返しやすい傾向も出てきます。運動選手の能力低下、学生の記憶力低下や脳の活性低下はまさにこれに関連するところです。そして最も一般的な糖類の過剰摂取による障害は眠気と集中力の低下でしょう。特に食後の眠気と集中力の低下は要注意です。これは血糖値の調節がうまくいっていない状態によく起こる現象です。また糖類の過剰摂取をしている人ほど、糖類を求める傾向にあります。

 

いかがでしたか?
日本は、世界で最も食品添加物の多い国です。
糖類の問題も考えると、もっと加工品を摂る時に糖分、添加物などの毒に対する意識が必要になります。
これから、コンビニ、スーパー、デパ地下で買う時は、まず原材料をチェックして買うか買わないか判断していきましょう。

 

 

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本当の意味でのアンチエイジングとは?「糖化」

DM5

 

糖尿病では、特に「糖化反応」が大きな問題を起こします。
最近TVでも健康番組などで「糖化予防」「糖化抑制」という言葉が流れているので、知っている方も多いかと思いますが、「糖化」は酸化と同じく老化に関わっているとして、近年注目を集めています。
今日はそんな「糖化」の話。

 

 

糖化の話

人間の身体を構成しているタンパク質とブドウ糖が結合する現象を糖化と呼びます。この糖化では、メイラード反応という現象が起こるのですが、これは日常生活でも目にすると思います。例えば、リンゴを長時間おくと茶色に変色したり、ホットケーキが茶色になったり、サンマの焦げ、プリンのキャラメル部分、オニオングラタンの茶色も全てメイラード反応によるものです。血糖値が高い状態が慢性的に続くと、糖化される身体のタンパク質も増加していきます。身体の中でこのメイラード反応が起こっていると思ったら怖くありませんか?

 

実はこの糖化により、それぞれのタンパク質の正常な働きが失われ、これが糖尿病や老化につながると考えられています。タンパク質が糖化して最終的に出来る最終糖化産物がAGEsと呼ばれるものですが、糖尿病はまさにこのAGEsが溢れている状態です。糖尿病における手足の痺れや眼底出血、末梢神経が働かなくなったり、細胞壁がダメになったり、血管が詰まる、歯槽膿漏も全ては、糖化の成れの果てと言えるでしょう。1960年に糖化の代表的生成物としてヘモグロビンA1cが血糖コントロール指標として用いられるようになるとともに、この10年程の間に糖化は、糖尿病だけでなく、老化現象、認知症、ガン、心臓病にも関わると言われるようになりました。

 

糖質過剰の食生活をしていると、インスリンへの抵抗性を持ち始め、2型糖尿病に近づきますが、そうなると、血中のグルコース(糖)のコントロールがうまくできなくなります。血液中を慢性的に高い濃度の糖が流れることは危険です。それは酸化ストレスも高くなることはもちろん、糖化が起こりやすくなることにつながるのです。
糖化を防ぐには、もちろん食事が大切ですが、糖もタンパク質も人間にとって大事な栄養なので、どちらかを極端に制限するということではなく、その人の年齢、性別、仕事、環境にあった食生活(主に糖質、タンパク質、脂質の栄養バランス)が重要になってくるのは言うまでもないでしょう。

これからの時代、本当の意味でのアンチエイジングとは、Anti-Aging老化抑制はもちろんなのですが、Anti-AGEing糖化抑制を考えることこそ必要かもしれません。

 

 

糖尿病の合併症

さて、そんなAGEsが溢れている糖尿病の合併症についても少し触れておきましょう。
前回もお話したように現代は、4人に1人が糖尿病と言われる時代ですが、困ったことに治療を受けていない人がとても多いそうです。その理由は、血糖値が高く、糖尿病を強く疑われる状態でも、自覚症状があまりない病気のため、治療を受けないことがどうしても多くなりがちだからです。
しかし、症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症を引き起こします。

 

糖尿病の主な合併症は・・・

糖尿病網膜症  → (悪化すると・・・)失明
糖尿病腎症   → (悪化すると・・・)人工透析
糖尿病神経障害 → (悪化すると・・・)壊疽による足の切断
動脈硬化    → (悪化すると・・・)脳梗塞、心筋梗塞
歯周病     → (悪化すると・・・)歯の喪失

 

糖尿病の合併症の多くが血管障害と関連しているため、「糖尿病は血管の病気である」とさえ言われています。糖尿病の三大合併症(網膜症、末梢神経障害、腎症)は主に高血糖の状態が続くことによって、毛細血管のなどの非常に細い血管に障害が生ずることで起こるため、最小血管障害とも呼ばれています。
上記で述べた「糖化」も血管細胞や細胞内のタンパク質異常を作りだし、、最小血管障害の一因となりますが、もう1つ血液中のブドウ糖がソルビトールに変わることも合併症の引き金と言われています。

 

血液中のブドウ糖の量が増え続けると血管を構成している細胞の中で「アルドースリダクターゼ(還元酵素)」が働き出します。これはブドウ糖をソルビトールに変える働きをする酵素です。血糖値が正常なときにはソルビトールがもしできても果糖に変えられて細胞外に出されますが、高血糖状態が続くと次々にソルビトールが作られ、処理しきれなくなり、血管細胞(特に細小血管を構成する内皮細胞)内にソルビトールが増え、それを薄めるために浸透圧によって細胞内に水が入ってきます。
その結果、血管細胞内は水ぶくれ状態になり、細小血管に障害がおきてくるわけです。全身の中でもとくに腎臓、目の網膜、神経にアルドース還元酵素が多いので細小血管障害として合併症が現れやすいと言われています。

 

これらの最小血管障害は、糖尿病を発症してからの経過が長いほど起こりやすくなります。またヘモグロビンA1cの値が8.0%以上になると悪化しやすくなります。一方大血管障害(虚血性心疾患、脳卒中、閉塞性動脈硬化症)の発症には、血糖値だけでなく脂質異常症、高血圧、肥満、喫煙などの関わりも大きいことがわかっています。
こういった危険因子が多くなればなるほど、動脈硬化が進み、大血管障害が起こりやすくなります。危険因子が多い場合には、糖尿病を発症して間もない時期、糖尿病予備軍の時期であったとしても大血管障害が起こることがあるので注意が必要です。

 

 

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SAKURA Part2

先日、目黒川の桜を見に行って来ました。
満開で綺麗でした!

お天気が良かったので、桜の下でランチしている人やお酒を飲んでいる人
お散歩をしている人、、、いろいろな人が居ました^^

もう雨で散ってしまいましたよね。本当に一瞬で散ってしまいましたが
また来年楽しみです!次はどこへ行こうか今から考え中です。

 

sakura2014.3

 

sakura2014.2

 

sakura2014.4

 

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糖尿病は若い世代にも広がっている!?

DM4

 

今月のテーマは「糖尿病と糖質の悪影響について」です。

糖尿病は、とても増えています。日本でも4人に1人が糖尿病といわれる時代です。
それだけ現代になって糖類の摂取量が増えているということなんです。
実は検診で血糖値が高く、糖尿病を疑われる状態でも、自覚症状があまりない病気のため、治療を受けていない人も多いです。しかし症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症を引き起こします。

若い世代にも、糖尿病ではないにしても、糖類や炭水化物の摂り過ぎによる問題が増えています。
放っておくとそれこそ、将来のリスクにつながります。
「糖尿病?私は関係ないや」と思わないで、是非知識をつけて予防していきましょう!

 

 

糖尿病の実態

糖尿病患者は、世界的に増加しており、厚生労働省2007年度国民健康・栄養調査によると、日本人でもその患者数は890人と、1955年からの52年間で約35倍となりました。また予備軍を含めると2,210万人となり、40歳以上の3人に1人は糖尿病あるいはその予備軍であると言われています。
若い世代にも血糖値が不安定になることで問題が起こる低血糖症や、炭水化物の摂り過ぎによる炭水化物過敏症も増えています。多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素がある方に多いのですが、そうではなくても現代食を見る限り、糖質による問題は明らかに増えているのです。

 

糖尿病は1型と2型に大別されますが、日本では9割が2型糖尿病です。1型糖尿病は、膵臓のインスリンを分泌する部位(ランゲルハンス島のβ細胞)に自己免疫による炎症が起こる病気です。最終的にはインスリンを分泌する能力が廃絶してしまい、インスリンを注射しなくては生きていけない状態になります。それに対して2型糖尿病は、インスリン分泌障害(膵臓のβ細胞の機能が低下し、インスリンの分泌量が減る)とインスリンの抵抗性の増大(インスリンが効きにくくなる)により慢性的に血糖が高くなる病気です。

 

糖尿病でお医者さんに行くと、治療自体は、高血糖を下げる目的で行われます。薬の力でインスリンの分泌を高めたり、高血糖の原因になる糖の吸収を抑える方法がとられます。しかし、これは糖尿病の根本的治療になるものではありません。いわゆる対処療法です。もちろん対処療法であっても受けなければならない方は多くいらっしゃいます。でもその前にもう少し考えてみませんか?
糖尿病になる原因は実にさまざまです。特にそこには多くの生活習慣とくに食事が関わっています。糖尿病は、家系的因子(家族に糖尿病の人がいるなど)が関与していますが、現代では遺伝だけが糖尿病の原因とは限らなくなってきました。インスリン抵抗性の増大には肥満、過食、運動不足、ストレスなどの環境因子(生活習慣の乱れ)も関与しています。その背景には、戦後から日本の食生活が大きく変わったことと、自動車や電化製品などの普及によって、食事の摂取量に見合った運動をしなくなったことなどが深く関わっているでしょう。

 

 

血糖調節の仕組み

血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことを言います。食事をすると、三大栄養素のうち炭水化物(ご飯、パン、麺類、イモ類などのデンプン質と糖分)は小腸でブドウ糖に分解されて吸収され、血液中に入ります。この結果、血糖値が上がります。食前の健康な血糖値は70〜100mg/dlですが、仮に75gのブドウ糖を食事の代わりに食べるとしたら、これを血糖値に換算すると1,500mg/dlになります。しかし、食後の血糖値はせいぜい140 mg/dl程度にまでしか上昇しません。また食後2~3時間には元の食前血糖のレベルである70~100mg/dlにまで戻ります。これはなぜなのでしょう。安静時のブドウ糖使用量は1時間当たり約8g程度です。従って、2〜3時間で75g以上ものブドウ糖を素早く消費するのは不可能なのです。

 

実は細胞にブドウ糖を取り込んで貯蔵することが出来る細胞があり、貯蔵をしているのです。それが肝臓と筋肉の細胞です。肝臓と筋肉の細胞がブドウ糖を細胞内部に入れることを、「糖取り込み」と呼びますが、食後に肝細胞と筋肉細胞が猛烈な勢いで「糖取り込み」を行ってくれるおかげで、食後血糖は最高でも140mg/dl程度までにしか上昇せず、早ければ2時間後には元の食前レベルまで戻るというわけです。そして肝細胞と筋肉細胞の「糖取り込み」を行っているのがインスリンというホルモンです。
インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンです。このインスリンが少なくなったり、働きが悪くなると血糖値が上がってしまいます。そしてその状態が慢性的に続くのが糖尿病です。具体的に言うと、空腹時血糖値が126mg/dl以上、食後血糖値が200mg/dl以上あれば、糖尿病と診断されます。

今月はみなさんの意識を高めてもらうために、少しずつ糖尿病と糖質の問題について情報発信していきますね。
その方に合わせた食事や栄養のアドバイスも行っておりますので、わからないことがあれば、是非お聞きください。

 

 

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