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自分の今のエアロビック機能を測ってみよう!

ランニングの前にストレッチをする女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、ここ3回ほど、エアロビック運動(脂肪を燃焼する運動)についてお話してきました。

副腎がしっかりと働いていくには、細胞のミトコンドリアでスムーズにエネルギーが作られることが重要。
そして、エネルギーの作られ方には糖質由来と脂質由来があり、この混合燃料をいかに必要な時に使えるかどうかがまた大切な要素になります。

糖質と脂質からのエネルギー産生がどちらもうまく行っていないような方も中にはいますが、現代の糖質過剰な食生活を考えると大抵の方が糖質由来のエネルギーの使い方に慣れてしまっていて、なかなか脂肪を使うシステムが動いていない人が多いのです。
元々、脂質を使うエネルギーシステムは、糖質が切れた時に活性化しますが、糖質過剰な生活をしていると糖質が次から次へと入ってくるので、糖質が切れることが少なかったり、またその食生活により血糖値が上がることが多くインスリンというホルモンを大量に分泌するので、このインスリンによって脂肪の蓄積が促進され、脂肪の燃焼が抑制されることも脂質のエネルギー代謝を低下させてしまうことにつながります。

 

 

 

 

糖質を使うエネルギーシステムと脂質を使うエネルギーシステムが効率よく使えると、1日を通して疲れずに動けますし、細胞のミトコンドリアの働きが良いので、筋肉はもちろん内臓の働きも順調になります。

 

 

 

このことが副腎の働きにもとても重要なのです。

 

 

 

そして、このエネルギー代謝のシステムを順調に働かせることに深く関わっているのが、「3大栄養素の摂取バランス(適正な炭水化物摂取量)」と「普段どんな運動しているか(筋肉を使っていることが多いか)」なのです!!!

 

脂肪を燃焼してエネルギーを使うシステムをしっかりと機能させるには、1つには、糖質の過剰摂取を改め、良質な脂質とタンパク質を充分に摂取することが大切です。
そして、もう一つには、糖質をエネルギーとして動く筋肉だけではなく、脂質をエネルギーとして動く筋肉をよく使うことがとても重要になります。

 

 

 

 

脂質をエネルギーとして動く筋肉は、エアロビック筋(遅筋)と呼ばれていて、どちらかというと持久系の大きな筋肉を言います。そして、糖質をエネルギーとして動く筋肉は、アネロビック筋(速筋)と呼ばれていて、いわゆる二の腕の筋のような瞬発力に優れた筋肉です。

実は、このアネロビック筋を鍛えるような筋力トレーニングや短距離走などの全力疾走を繰り返していると、怪我や故障が多くなります。
またさらにはこの運動の強度が高過ぎると、身体へは強いストレスになり、活性酸素も大量に発生して、「副腎疲労」にもなりやすいのです。

筋力トレーニングをがっつりやって、その後に丼ぶり飯をかっこむというのはまさに「副腎疲労」そして怪我や故障が多いアスリートの典型です。

 

 

 

 

逆に、脂肪を燃焼するエアロビック筋を使ったトレーニングをしっかり積んでいくと、糖質が切れたとしても、脂質からエネルギーが順当に補給されていくので、筋肉の働きが途中でストップし、故障・怪我をしたりすることもなくなります。

もちろん、あまり疲労を感じることもなく、集中力が切れることもなくなります。

 

 

 

糖質過剰な食生活と、アネロビック筋ばかり使うような運動は、血糖値の上下を引き起こすことはもちろん、身体への極度なストレスとなり、副腎疲労を促進させます。
ぜひ、食生活を改善し(自分に合った適正なバランスで食事をし)、脂肪を使うエネルギーシステムを活性化してあげてください。

この2つが出来れば驚くほど身体の調子が良くなりますから。

 

 

 

⭐️ エアロビックベースがしっかりと構築されているかどうかをチェックする

 

前回お話したハートレートモニターを使ったエアロビックトレーニングを続けていくと、どのぐらい成果が表れているのかが気になってくる方もいると思います。

そこで、どのぐらい脂肪を効率よく燃焼するシステムが働いているか、チェックする方法をお話しましょう!

 

 

 

 

よく使われるのが「MAFテスト」と呼ばれるものです。

MAFテストとは、「Maximum Aerobic Function Test」の略。
最大のエアロビック心拍数内で出すことができる最大スピードを測定し、どのぐらいエアロビック筋が鍛えられているかをチェックするものです。

 

 

 

 

MAFテストなんて、ちょっと難しそうな名前がついていますが、測定方法はいたって簡単。

最大エアロビック心拍数を保って、一定距離間で運動を行い、そのタイムを測定していきます。
もちろん、180公式で求めた最大心拍数とハートレートモニターを使って・・・。

 

 

 

測定時の注意点をお話しておきましょう。

 

 

⭐️ 同じ場所で行う。

⭐️ 同じ時間帯で行う。朝と夜とでは身体の状態が違うので、できるだけ同じ時間帯でテストする。

⭐️ 体調を整える。体調が悪いときにはしない。また睡眠不足の時に行うと正確なテストが出来ない。

⭐️ トレーニングの前にやるか、後にやるか、統一しておく。

⭐️ 必ず測定前に15分ほどのウォーミングアップをする。心拍数を高めることで正確なデータを取ることができる。

⭐️ 定期的にテストを行う。できれば3週間ごとにテストを行い、グラフにするのが望ましい。

 

 

MAFテストをグラフにしたもの|副腎疲労blog

 

 

ぜひ、MAFテストやってみてください^^。

 

大抵、トレーニング当初は非常に大きな進歩が見られることが多いですが、そのうち上達はゆっくりとなり、途中伸び悩むときも出てくると思います。
基本的には伸び悩みも正常であることが多いです。この時期は適応と回復が必要となる期間だったりもします。

 

ただ、かなり長引くような異常な伸び悩みの場合は、何かしらの問題が起こっていることもあります。
ストレスやオーバートレーニング、そして、不適切な食事や栄養のアンバランス、脱水症状が関わっていることもあります。そのほか、病気や怪我、疲労が関係していることもあり、自分の身体の状態をしっかりと把握しておく必要があります。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

また次回に^^。

 

 

 

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脂肪を燃焼するエアロビックシステムを強化しよう!

夕暮れ時にランニングしている後ろ姿|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

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運動には、エアロビック・ゾーンとアネロビック・ゾーンとがあります。

そして、その境界線となるのが、昨日お話した「最大エアロビック心拍数」です。
この最大心拍数を境にそれ以上の心拍数の運動はアネロビック運動、それ以下の運動はエアロビック運動となります。

 

 

 

よく言われるのがトレーニングをしながらも隣にいる友人やパートナーと楽しく会話をしながら出来るぐらいの強度の運動というものです。
私も副腎疲労の方が「運動を始めたいのですが・・・」と言われたら、まず、楽しく会話できる程度の軽い強度のウォーキングやランニングを勧めます。そして、息が上がって消耗するようなトレーニングはしてはいけないというお話をします。

これ、まさにエアロビック・ゾーンの運動をお勧めしているわけですが、実はこれだと確実にエアロビックかどうかの信憑性は低くなります。

 

 

そして、この境界線を知る方法として、一般的に用いられてきたのは「220公式」と言われる方法です。
これは「220ー年齢」を最大心拍数として、これに65%〜85%を掛けた数値が最大エアロビック心拍数としているものです。

しかし、65%〜85%という幅のある数値がトレーニングをしていく上で非常に曖昧なこと、そして「220ー年齢」を最大心拍数としているのですが、実際の最大心拍数との誤差があるということで、カイロプラクターのマフェトンは新しく「180公式」を作ったのです。
※最大心拍数:運動によって極限にまで上昇した心拍数のことで、年齢とともに下がっていく

 

 

 

この180公式は、マフェトン博士が数多くの臨床実験を行った結果得られた公式で、体調も考慮し、前回のblogでもお話した4つの段階を作っています。

もう一度ここでお話すると・・・

 

 

⭐️ 2年以上、順調にトレーニングを行なっており、競技の成績も伸びている:180−年齢+5

⭐️ 過去2年、風邪をひいたのは1、2度で、大きな問題もなくトレーニングできている:180−年齢

⭐️ 競技の成績が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障や怪我を繰り返している:180−年齢−5

⭐️ 病気にかかっていたり、病み上がり、手術したばかり、退院したばかりである;180−年齢−10以上

 

 

この公式で計算すると、例えば私42歳の場合、180から42を引いた「138」という数値が最大エアロビック心拍数となります。
また、体脂肪を一番燃焼するのが、この最大エアロビック心拍数から10を引いた中の範囲なので、下限値128〜上限値138という数値の間で運動を行うと一番脂肪を使うトレーニングが出来る(エアロビック筋を鍛える)ということになります。

 

 

 

 

脂肪を燃焼するエアロビックシステムが一度強化されると、糖質からのエネルギーが切れても効率よく脂肪からのエネルギーが供給されるので、疲れ知らずで集中力も続くようになります。

 

ぜひ、みなさんもこのゾーンを感じてみてください。

 

 

 

⭐️ ハートレートモニターを使おう!

 

心拍数と聞いて、運動中、測らなきゃならないんだーと思った方いると思います。
そうなんです。

面倒くさいと思ってもこれだけは、やってください。笑。

 

 

 

 

心拍数に無関心な方が多いと思いますが、感覚だけに頼っているといつのまにかストレスの強いアネロビックトレーニングになっていることも多いんです。
アネロビックシステムばかりを鍛えてしまうと脂肪が燃焼せずに蓄積し、糖質ばかりが燃えるという循環を作り出します。

これは何度も話しているように、糖質を一挙に使い果たし、糖質が底をつくと低血糖状態になり、副腎に負担がかかることはもちろん、新たな糖質を求めたり、精神的にも不安定になったり、エネルギー効率の悪い身体を作りあげてしまいます。

 

 

 

これは長い目で見ると、副腎の回復やパフォーマンスアップどころか、健康面において病気や故障を繰り返し引き起こすような原因になる場合が多いのです。

これに陥っている患者さんを何人か知っていますが、そういう方は何度お話しても、やはり身体を鍛えたいので筋力トレーニングを強化してしまったり、つい運動すると限界近くまでやってしまったり、どうしてもやれるところまでやってしまう方です。
そして、大抵そういったトレーニングをした後に、副腎疲労がひどくなって体調を崩しています。

前にもお話したように、私自身も身体を鍛えたくて、腕立て伏せや腹筋やらをやると必ず身体の調子が悪くなります。一時的には力がついたようで良い状態になるのですが、その後、関節が痛くなったり、風邪を引いたりして中断することが多い気がします。
とくに年齢が上がってからはそれが多くなりました。
運動強度によってはすぐにアネロビック・ゾーンに入ってしまうのでしょうね〜。

 

 

 

 

そんなこんなで、面倒でもこの「ハートレートモニター」を使った運動を心がけてください。笑。

腕や指で測るものは正確でない可能性があるので、胸にバンドをつけてそれを腕時計とワイヤレスで連動するものがお勧めです。

私は以前「POLAR」のを使っていましたね。

 

 

これだと、コード付きで指や耳たぶの脈を感じるものより、コードが運動の邪魔になったり、からまったりせず、身体の動きを妨げることがないので、より正確な心拍数を測ることが出来ます。

 

 

 

 

ぜひハートレートモニターを使って、ウォーキングやランニングを行ってみてください。

そう。もちろんエアロビック・ゾーンで行うことを忘れずに^^。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

また次回に^^。

 

 

 

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エアロビックトレーニングは心拍数を基準にしよう!

ランニングしている男性の横姿|副腎疲労blog

 

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みなさん、3連休のお休みはいかがでしたか?

 

 

今日は風が冷たかったですが、3日間通して天気には恵まれて良かったですね〜!
私も3連休ではなかったのですが、通常の休みを満喫できました^^。

2日間とも海に入っていましたよ〜。
こんな寒い中で?とびっくりされる方もいると思いますが、気持ち良かったです。
そして、アフターサーフは、アウトレットによってお買い物に。
うちの奥さんも海に買い物に、リフレッシュ出来たようです。

 

 

 

さてさて・・・
昨日のblogでは、副腎を回復する、そして疲れを感じずにエネルギッシュに過ごすには、食事(3大栄養素)のバランスとエアロビック筋を使った運動がとても大事だという話をしました。

 

そして、アネロビック筋を鍛えるより前に、まずエアロビック筋を鍛えることが、私たちの血糖値の安定そして、エネルギー代謝のバランスにも大切なことです。

 

 

 

では、どうやってエアロビック筋を鍛えていけば良いのでしょう?

 

 

 

⭐️ 心拍数を基準に運動をする!

 

エアロビック筋は、体内に大量にある脂肪をエネルギーにして働くので、この筋肉を効率的に使えると、糖質を温存することができ、血糖値の安定そして疲れ知らずで身体を動かすことも可能なのです!

副腎の健康には、胃腸や肝臓、脳の働きも大切ですが、これらの臓器全てがしっかり働くためにも、1つ1つの細胞のミトコンドリアの中でエネルギーがうまく産生されることが大切です。
ミトコンドリアでは、ブドウ糖からのエネルギー産生と、脂肪酸からのエネルギー産生を行っていますが、これらが必要な時に必要な量しっかり作られると、細胞の働きも良いですし、筋肉の働きも良い、強いて言えば脳も内臓の働きも良いわけです。
胃腸も筋肉で蠕動運動をしているので、ミトコンドリアでのエネルギー産生効率が良いと胃腸の働きも良いのです。

 

 

 

何を食べるかも大切ですが、2つ目にはこのように脂肪を燃焼する(脂肪からエネルギーを作る)システムを構築するのも大切なのです。
※糖質からのエネルギー産生も大事ですが、脂肪からの代謝がうまく行っていない方がおおいです。

 

 

 

さて、この脂肪を燃焼するシステムを構築するには、本当の意味でのエアロビックトレーニングが必要です。
そして、その運動が自分にとってエアロビック運動になっているかどうかを判断するには、心拍数を基準にしていきます。

簡単に言うと心拍数が上がり過ぎない運動(強度が低い)が、エアロビック運動で、心拍数が高い運動(強度の高い)になるとアネロビック運動になります。

 

正確には、運動生理学の研究室で、呼吸商を測定し、体内で燃える糖質と脂質の割合を確認し、さまざまな強度の運動を行いながら、その時の心拍数と呼吸商を測定することで、エアロビック運動をしている時の最大心拍数を測っていきます。
しかし、これを全ての人ができるわけではありませんよね〜。
※呼吸商:消費された酸素と身体から排出された二酸化炭素の割合を測ったもの

 

 

 

 

そこで、今日は、カイロプラクターのマフェトン博士が推奨する「180公式」をみなさんにご紹介しましょう!

 

この方法では、基準となる心拍数を簡単に決めることができ、呼吸商から割り出す心拍数ともほぼ同数値となるので、とてもお勧めなんです。

 

 

 

⭐️ 最大エアロビック心拍数の決め方「180公式」

 

基本的には、180から自分の年齢を引いた数が、その方の最大エアロビック心拍数になります。
そして、その心拍数の数値を超えないところで運動を継続するのです。
これこそが、「エアロビックトレーニング」になります。

 

そして、年齢だけでなく、その方の身体の状態にも数値は左右されます。
下記を参照してください。

 

 

⭐️ 2年以上、順調にトレーニングを行なっており、競技の成績も伸びている:180−年齢+5

⭐️ 過去2年、風邪をひいたのは1、2度で、大きな問題もなくトレーニングできている:180−年齢

⭐️ 競技の成績が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障や怪我を繰り返している:180−年齢−5

⭐️ 病気にかかっていたり、病み上がり、手術したばかり、退院したばかりである;180−年齢−10以上

 

 

全く運動していないような運動不足の人も、1番下の180−年齢−10以上からスタートしましょう。

 

 

 

今日はちょっと長くなったので、続きは次回に。

 

ではでは^^。

 

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

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糖質をエネルギーとする筋肉と脂肪をエネルギーとする筋肉

エアロバイクを漕いでいる格好いい女性|副腎疲労blog

 

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私たちの身体には、エアロビック筋とアネロビック筋という2種類の筋肉があります。

 

エアロビック筋は、遅筋とも呼ばれ、赤味を帯びた筋肉です。
収縮の速度は遅いのですが、持久力に優れた筋肉で、この筋肉を動かす時に使われるエネルギー源は、体内にある「脂肪」と言われています。
背中の筋肉など大きめの筋肉に多く、姿勢を維持したり、ゆっくりとした運動や歩行時に使われます。

 

アネロビック筋は、速筋とも呼ばれ、白味の筋肉です。
エアロビック筋に比べて収縮が早く、一挙に力強いパワーが出せます。瞬時に力を出すことが出来るので、いわゆる瞬発力に優れた筋肉と言えるでしょう。
そして、こちらの筋肉はエネルギー源として、主に「糖質」を使用しています。
二の腕の筋肉などの小さくても分厚い筋肉に多く、全力疾走をしたり、重いものを持ち上げる時などに使われます。

 

 

 

 

もちろん、どちらも大切な筋肉ですが、副腎を回復していく上で大切になってくるのが、エアロビック筋です。

 

 

 

⭐️ エアロビック筋を鍛えることが副腎疲労の予防や回復につながる!?

 

エアロビック筋は、体内の脂肪をエネルギー源として使うので、この使い方が身についてくると身体が疲れることなく、動かせるようになります。
脂肪は、体内に無限とはまで言わないですが、豊富にあるので、糖質のようにあまり底尽きることはなく、長時間にわたって運動を継続することができるようになります。

さらに、エアロビック筋を使えるように鍛えていけば、体内に貯蔵量が限られている「糖質」を節約出来ます。
その結果、運動で使う糖質を節約できることで、それが脳にまわせるようになり、脳は元気にフル活動できます。
これが、集中力や記憶力アップにもつながります。

もちろん血糖値の安定にもつながります。

 

 

 

前のblogでもお話しましたが、血糖値が安定すると副腎は負担がかかりずらいのです。

血糖値が安定すれば、常に空腹を感じたり、甘いものを欲しくなることもなく、それによる精神不安定な状態もなくなります。

もし、アネロビック筋ばかり使うような運動をしていると、糖質を過剰に消費し、血糖値も不安定になることで、甘いものや過食をしてしまったり、副腎にも負担がかかることになります。
また、糖質を使って身体を動かすことに慣れて、なかなか脂肪を燃焼した活動が出来なくなってくるのです。
こうなってくると、糖質が底を尽きるとすぐに低血糖が起こり、エネルギー不足に陥ります。もちろん、副腎にも負担がかかりますし、疲労感や倦怠感、集中力の低下などが起こってくるのです。

 

 

エアロビック運動とアネロビック運動をしている様子を描いたかわいい絵|副腎疲労blog

 

 

実は、前回までお話してきた食事のバランスと身体の筋肉の使い方は、密接につながっています。

 

 

たとえば、炭水化物(糖質)過剰な生活をしていれば、入ってくる糖質の量が多いので、糖質を使ったエネルギーの作り方に身体が染まっていき、なかなか脂肪を燃焼してエネルギーを作るルートが活性化出来ない状態に陥ります。もし、この時に持久系の運動をせずに、筋力トレーニングのようなアネロビック運動ばかり行っていたら、どうでしょう。

それこそ、糖質をたくさん食べて、それをアネロビック筋で大量に使うという流れが出来ます。
その流れの中で、脂肪は一切使われないので、糖質が底をつけば、また糖質が欲しくなるという悪循環に陥るわけです。

またエアロビック筋に比べてアネロビック筋は、とても故障しやすい筋肉なので、とくにそういう食生活と運動をしていると、エネルギー(糖質)が切れた時に筋肉の動きが止まり、怪我もしやすくなります。
アネロビック筋を使う運動は強度が高く、活性酸素による筋肉へのダメージが大きく、回復にも時間がかかるのです。
そして、そういった筋力トレーニングは過剰になってくると、副腎の負担(ストレス)にすらなります。
また血糖値の上下が激しいことで、脳や神経系へのダメージも大きくなります。

 

血糖値の上下が大きいということは、インスリンの分泌量も多いということです。
インスリンは、脂肪として貯蓄するのを促進したり、脂肪の燃焼を抑制する働きがあるので、より脂肪からエネルギーを作ることが難しくなり、痩せづらくもなるということです。

 

 

 

 

逆に、糖質は適量、たんぱく質と脂質もしっかり摂るような食事をして、持久系のエアロビック筋を使う運動をやっていたとしたら、糖質が切れても、しっかりと脂肪からエネルギーを作るルートが活性化しているので、途中でエネルギー切れに陥ることがありません。

疲労感や、集中力、記憶力の低下、精神不安定なども起こらず、1日を通して集中力が続き、エネルギッシュに動くことが出来ます。

効率的に脂肪を燃焼するので、適正な体重に近づいていきます。

 

 

これらのことが、私たちの身体、さらにいうと脳や筋肉、内臓を構成している60兆個の細胞の働きに関わり、いやゆるミトコンドリアの機能の良し悪しにつながります。

これ、ひっじょうに副腎機能につながりますので、また詳しくは別の機会で話していきます。

 

 

 

 

1番良いのは、食事のバランスをしっかり取った上で、エアロビック筋をゆっくり鍛えてあげるということです。
もちろん、アネロビック筋を鍛えるのも無駄ではありません。

ただ、まずはエアロビック筋を鍛えて、しっかりとしたエアロビックシステムを築き上げた上(脂肪を使う身体のシステム)で、アネロビック筋を鍛え始めましょう。

 

男性に多いのですが、筋肉をつけたいがためにエアロビック運動を怠って、アネロビック筋ばかりを鍛えるようなことをしていると、怪我や病気を引き起こすことになりますので、注意しましょう。

 

 

 

私も、どうも夜に腕立てや腹筋などをやり始めると風邪を引きやすくなる傾向にあります。
これは、まさにこういったことと関連しているのでしょう。

 

次回は、エアロビック筋を鍛える方法についてお話していきますね。

 

 

ではでは^^。

 

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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3大栄養素まとめ|毎日の食事をどのようにして食べていけば良いのか!?

リンゴに長いメジャーが巻きついている写真|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 偏ることなく、たくさんの食べ物、栄養をバランス良く摂るということ

⭐️ 自然食や玄米菜食も問題が起こることがある!?

⭐️ 正しい食事をとれた時、食べ物は「究極の薬」になる!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

みなさん、炭水化物(糖質)についてのお話いかがでしたか?
タンパク質、脂質、炭水化物と3大栄養素についてかなり深くお話してきました。
あとビタミン・ミネラルがありますが、それはまた別の機会にお話するとして、まずはこの3大栄養素のことを頭に入れて、毎日の食事に活かしてみて下さい。

最後に「まとめ」として少し話しておきたいことがあります。
ここでお話した内容は、糖質を控える話や不足している油の話、そしてタンパク質の一日摂取量など、いままでの自分の食生活ではあまり考えたことがなかったことが大半だと思います。
これを読んで食生活を見直そうと思った方。いままでの慣れた食事から変えていくときに、最初は戸惑うかもしれません。また何をどのくらい食べていいのかと神経質になってしまう人もいるかもしれません。

 

  

 

しかし、もう少しシンプルに楽しく考えてください。
要は、バランスよく何でも食べられるようになることこそが、目指すところで、健康な証拠なのです。

 

自分のカラダの調子が悪い、もしくは病気のときは、代謝力が落ちているので食べられないものがあったり、アレルギーが出たりします。カラダで食べたものをうまく代謝できないと、酸化したり毒素がたまったりすることで病気につながります。
勘違いする人がいるのですが、カラダの調子が悪いときや病気の時に適していた食事と健康に戻った時の食事では違います。病気のときにそういう食事が合っていたからと、ずっと同じ食事をしていると、また調子を崩すことがでてきます。
また健康な時に良い食べ物でも、病気のときはアクが強すぎてダメな場合もありますよね。
たとえば、カラダの調子が悪いときは、緑が強すぎる野菜よりは白い白菜などが合う場合があります。また、穀類も場合によっては代謝が落ちているときは玄米よりも白米、おかゆが合う時もあると思います。

 

 

 

私が言いたいのは、病気や不健康な状態から健康な状態まで、その時々によって食べられるものや適したものも違うということ、そしてその人のエネルギーの使い方や、代謝のタイプによっても栄養の摂り方が変わるということなのです。
そう考えていくと難しいのですが、要は病気のときは自分がしっかりと消化吸収し、代謝できるものを摂っていく。そして健康になったら、いろんな物をバランスよく食べることが重要なのだと覚えておいてください。

 

 

 

⭐️ 偏ることなく、たくさんの食べ物、栄養をバランス良く摂るということ

  

ここまで話してきた栄養の話で、常々バランスが大事であると言った話をしてきました。

 

全ての栄養素、そして食べ物に悪いものはありません。たしかに人が加工した食品や人工的に作り出した油や添加物などは摂らない方が良いもの。しかし、それ以外の食べ物は何でも偏らずバランスよく食べることが重要です。
今回の3大栄養素のところでも話してきた、リノール酸の摂り過ぎや糖質の摂り過ぎで起こる問題。そしてタンパク質やオメガ3の油が不足することで起こるカラダの不調。

 

全てはバランスを崩した結果ですよね。

 

 

 

それは世界の地域事での食事を見ていくとよくわかります。
イヌイットは極端に脂肪食をしていて、オメガ3の油を摂取していた食事でした。そして私たちはまったく逆で、糖質が多く、リノール酸の多い現代食。そこに起こった血管性の疾患。
またアフリカの方の人が、精製されていない穀類を摂っているのに比べ、西洋人は精製された小麦ばかりを摂っていました。そこで起こるのは腸における疾患。
乳製品を大量に摂る西洋人に多い乳ガンは、乳製品を全く摂らない中国人には起こらない病気です。
ちょっと話は逸れますが、ビタミンEでもトコトリエノールを含んだヤシの油を摂っているタイやマレーシアの女性に乳ガンの発生が少ないのも面白い事実です。
日本でも、うどんと丼が大好きな徳島県では、糖尿病がいつも日本でトップクラス。
そして塩分摂取の多い東北地方の人に高血圧や胃ガンが多いのもわかっています。胃ガンは日本では多いですよね。それは塩分のこと以外に、お茶をよく飲む習慣が関わっているということを言う人もいます。
ブドウ糖を摂り過ぎのアジア人。逆に果糖を摂り過ぎているアメリカ人。そういったことからもそれぞれにカラダの不調は必ず出てきています。

最近アメリカでは大豆がカラダに良いということですごいブームになっています。
これもアメリカ人が卵、乳製品、お肉をずっと摂ってきた人種だから、大豆を摂るようになるとバランスが摂れるということです。逆に日本人は昔から大豆が日常的に食べられています。毎日の食卓には、何かしらに大豆を使ったものが出てきますよね。
それなのに、健康に良いからと言って毎日豆乳を飲み、大豆製品をせかせか摂っていると、逆に摂り過ぎになって体調を崩してしまう場合も出てくるわけです。

 

そして、これは私もよくよく聞くことですが、みなさんが大好きな健康食品。これの摂り過ぎで体調を崩している人も多いです。
良かれと思って毎日摂る健康食品。しかし、バランスを考えた摂り方をしないとある一つの栄養素に偏ってしまう場合があります。またそういうものは天然のものから成分を抽出したものが多く、濃度の濃いものなので、摂りすぎるとアレルギーを起こすケースも少なくありません。

 

 

 

こう考えていくと本当に食っておもしろいことだと思いませんか?

全てのことが食に繋がっているとはいいませんが・・・
たくさんの食べ物、栄養をバランスよく摂ることがどれだけ重要か。
身にしみてわかると思います。

いままで偏った食事をしてしまった人は、大抵摂り過ぎた食品を控えて、他を増やしていくような食事にすると良くなってきます。
典型的な日本人に多いのは、糖質過多、低脂肪(リノール酸は過多)、低タンパク質です。だから糖質を控え、タンパク質を積極的に摂り、脂肪のバランスも考えると健康に近づくわけですね。
また精製したものや加工品も摂り過ぎなので、未精製で、天然の食べ物を摂っていくと調子が良くなるということなのです。

 

 

 

⭐️ 自然食や玄米菜食も問題が起こることがある!?

 

健康のために自然食(玄米菜食など)をやっている人に多いのですが、玄米の摂り過ぎで代謝障害が起きてしまう人がいます。

 

もちろん玄米はオススメ食品ですが、やはりアクが強く高分子のものなのである程度消化能力が必要です。甘い物を一切摂らずに玄米ばかり摂っていると腸内細菌が少なくなってしまうことがあります。またフィチン酸の問題もありますよね。フィチン酸がカルシウム、鉄、亜鉛などの大切なミネラルもくっ付けて排出してしまうので、うまく食べていかないとミネラル不足になってしまいます。ガンなどの病気の人にとっては、毒素を出すのにすごく適していて、有害物質や重金属を排泄するデトックス作用がある玄米、しかしいつもそればっかりだと問題を起こすということも覚えておきましょう。
そしてこれと同じことが食物繊維にも言えますね。ゴボウやヒジキ、豆などの繊維質をいつも摂っていると同じようにミネラル不足の栄養失調になります。
野菜の摂り過ぎによっても問題が起こる場合があります。野菜はカリウムを多く含んでいます。カリウムは塩分を排出してくれる作用があるので高血圧の人に良いと言われますが、普通に健康な人が、塩分を控えて野菜ばかり摂っていると、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れてかえって副腎に負担をかけることもあるでしょう。また塩を極端に控えることはミネラル不足も招きます。大抵の日本人は野菜不足なので、こういうことは起こりにくいですが・・・。

 

 

 

こう考えると、自然食をやっている人よりも、かえって何でも偏りなく食べている人が健康だったりします。笑。
健康をすごく考えている人が逆に体調を壊してしまったりする理由はこういうところにあったりします。バランス、重要ですね^^。

 

 

 

自分の本能に従って食べたいものを食べることもある意味必要だと思います。
「肉が食べたい!」と思った時は、カラダにタンパク質が不足している時かもしれません。
本能に従って食べたい時に食べたいものを食べて、食べたくない時は食べない。それで健康ならどれだけ幸せでしょう。
人間にはそういう感覚がもともと備わっています。しかし、加工食品や精製食品、砂糖ばかり摂っていることで現代人はそういう感覚が鈍ってきているのです。
砂糖を摂るのを止めた人が何より気付くのは、甘味に敏感になることです。
ちょっと砂糖が入っている食べ物を食べただけで、「甘い!」と感じるのです。
それだけ、前は感覚が鈍っていたということです。
ちなみに感覚が鈍っている時の「甘い物が食べたい!」は、砂糖の麻薬にカラダが惑わされているときなので、それは本能とは違います。

 

自分に昔から備わっている本能に従って、バランスよく食べられるようになりたいものです。

 

 

 

⭐️ 正しい食事をとれた時、食べ物は「究極の薬」になる!

 

最後に・・・
今回話してきたタンパク質、脂質、炭水化物の3大栄養素。
この摂取バランスは、健康的な生活を送るために大切な要素です。

 

 

 

自分にあった正しい比率で摂れた時に、一番エネルギーに溢れ、イキイキとして毎日集中力が続くような生活が送れるようになるでしょう。
食べ物を燃料として考えるなら、タンパク質、脂質、炭水化物をどのような比率で食べるかということは、燃料をどのような比率で自分のカラダに取り込むかというふうに考えることができると思います。人には燃料を代謝するタイプがそれぞれ違い、タンパク質を燃料にするタイプや炭水化物を燃料にするタイプ、ミックスタイプが存在します。
もし、自分に合った比率で食べ物を食べられたら、毎日パワー全開で走れます。
そして、脂肪を貯め込むこともなく、効率よく燃料を燃やせるわけです。

 

ここで書いてきた話は、今の日本人に一般的に当てはまると思いますが、人それぞれ摂る比率は違うと考えて下さい。
食事を変えて、調子がよくならなければ、それは自分に合っていない食事バランスかもしれません。もしくは何か自分に合わない食べ物を摂っているかもしれません。その時はカラダに良いものだからとある食事療法や食品に固執せず、少し変えてみてください。
少しずつ摂取バランスを変えていき、自分に合ったバランスが見つかった時は、しばらくするとその摂取比率を自分のカラダが自ら欲するようになります。カラダが発する声に耳を傾け食事を微調整していってみて下さいね。

人間のカラダは60兆個の細胞で作られていて、それらの細胞すべてがタンパク質、脂質、炭水化物によって作られ、維持されています。
正しい食事をとれた時、食べ物は究極の薬になります。

 

 

 

食事と栄養というのは、自分自身でもわからないことが多いです。自分がいいと思っていたことや食べ物が実は逆であったりすることもたくさんあります。
常に自分の体内環境を注意し、観察していくこと、そして知っておくことは「基本」だと思うのです^^。

 

 

みなさん。
絶対に良いものも
絶対に悪いものもありません。
自分のカラダが食べたいものをバランスよく摂る事。
それこそが大切なのです。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

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炭水化物(糖質)carbohydrate|炭水化物の摂りすぎをやめて気づく食の本質

 たくさんの炭水化物の食材達|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 2週間テストを通じてわかる「自分の体質」

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、昨日の続きで2週間テストの補足を・・・

 

 

 

私も、この2週間テストをやったことがありますが、最初は食べるものが本当にないことに気付きました。
それだけ炭水化物に偏った食生活をしていたということですよね。

 

パスタやそば、おにぎり、定食、丼もの・・・。

 

そこで、みなさんにも少しアドバイスを。
野菜は、スティック状にして小さい容器に入れて持ち歩きましょう。そうするとお腹が空いた時にすぐつまめます。またチーズやナッツ、煮干しなどの間食用食品は、好きなものを持っておくといいですね。野菜とお肉を入れたようなポトフみたいなスープも作り置きができますし、野菜もたくさん入れることができるのでオススメですよ。
食事の時は、サラダを一皿に大盛りで乗せて、その上にチキンなんてレシピもどうでしょう?

 

また卵はいくらでも食べて下さい。
お肉やお魚も食べたいだけ食べて良いのです。

私もそうだったのですが、食べるものがなくて空腹感をなかなか埋められなかったのを覚えています。
しかし、2週間テストの間はお腹を空かせないようにしなくてはなりません。
お肉やお魚、卵などをしっかりと食べていきましょうね。
脂肪やタンパク質の摂り過ぎを心配する人もいますが、これは2週間だけのテストですので、長い目でみれば、ひどいアンバランスな食事になることはありません。

それと水分はしっかり補給してくださいね。
また食事の間を空けたり、食事を抜いたりはしないように。勘違いする人もいるのですが、決してダイエットのためのテストではありません。

 

 

 

私がやった時は、はじめの3日間くらいは炭水化物がきれて、すごいエネルギー不足を感じて、食べたい要求も強かったのですが、4日目くらいから急激に体調が良くなりました。
これをやって良かったと思えるのは、やはり自分にとって適性な炭水化物の量がわかったということ。
その適性な量の摂り方をしていると、以前より朝がスッキリと起きられ、日中も眠くなることがなく、すごく集中力が続くのです。
これを知ったら、昔には戻れません。笑^^。

 

 

 

⭐️ 2週間テストを通じてわかる自分の体質

 

2週間テストをやる前に、炭水化物を摂り過ぎていた人は決まって・・・

 

 

朝目覚めてから1日中、もしくは朝だけ、昼だけ、とにかく疲れやだるさ、眠気を感じる

仕事や勉強に集中できない(集中力低下)、忘れやすい(記憶力低下)、想像性の欠如が見られる

甘いもの、カフェインが欲しくなる、めまい、イライラ、情緒が不安定、低血糖症状

お腹にガスが溜まる(腹部膨満感)

ご飯を食べた後や甘いものを食べた後など、猛烈な眠気に襲われる

体重の増加、下腹部やお尻周りの脂肪の増加

気持ちが落ち込んだり、うつ状態になる

タバコ、アルコール、カフェイン、などやめられない(薬物中毒)

高血圧

中性脂肪が高い

 

 

 

などなど。

なんか副腎疲労の症状にものすごく似ていますが、これ全部、炭水化物を摂り過ぎている時の典型的な症状です。
これを「炭水化物不耐症」と言います。
まさに炭水化物に過敏で、炭水化物をうまく消化できていない証拠です。

 

 

 

 

当てはまる方、けっこう多いんではないですかね・・・笑。

 

 

 

 

こういう方は、2週間テストをやるととくに身体に劇的な変化が起こります。

例えば・・・

 

 

寝付き、寝起きがとても良くなった

朝はお腹が空いて目が覚めるようになった

昼食後にも全然眠くならない

疲労感は全くなく、身体が軽い

頭が常にスッキリしていて、集中力も続く

 

 

などなどの変化が見られます。

また痩せるためではないですが、やはり体重も少し減る方が多いかもしれません。

 

 

 

 

2週間テスト後は、こういった普段感じる気分の良さ、爽快さはもちろん、味にもとても敏感になります。
今までがどれだけ鈍っていたのかと思うほどに。

私もそうでしたが、砂糖が入ったものを食べたりすると、びっくりするほど甘く感じて食べられなかったり、外食やお惣菜の味付けにが濃く感じたり、さらに何か添加物のような自然でないものが入っているとすごく変な感じがしてしまったり。
今までは何の違和感もなく美味しく食べていたものが、変な味に感じる。
でもこれは、私たちの舌が現代の加工食品に惑わされて、慣れてしまっていただけで、人間の本来の自然な感覚を取り戻したに過ぎません。

 

 

 

 

2週間テストの後は、食材の旨味がわかるようになり、あまり味付けをしなくても美味しく感じることができるようになります。
ぜひ、みなさんにもこの身体の気持ちよさ、そして爽快感、3大栄養素がバランス良く取れた時のエネルギーの充足感、満ち溢れた感じを体験してほしいです。

 

 

 

ではでは^^。

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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炭水化物(糖質)carbohydrate|自分に合った3大栄養素のバランス(適正な炭水化物量)を知る!「2週間テスト」

 炭水化物・たんぱく質・脂質・野菜とに分かれて円グラフ状に置かれた食材達|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 適正な炭水化物摂取量を知ろう!「2週間テスト」

⭐️ 2週間テストの後の食事の摂り方

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、自分に合った3大栄養素「炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質」の摂取バランスを知る方法をお話していきます。
自分に最適な摂取バランスで食事をすることが、副腎を回復していくためにも、強いては、毎日気持ち良く、そして元気に生きていくためにとても大切なことです。

 

この方法は「2週間テスト」と言います。

 

炭水化物不耐症そのものは病気ではありません。しかし、症状が放置されたままでいると、病気のきっかけをつくることになります。
炭水化物不耐症ではなくても、キャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。そうならないための適正量を調べるのが2週間テストなのです。

2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。
このテストで、炭水化物不耐症かどうか、また、どれくらい炭水化物を取るのが適性かを知ることができます。
食事で食べる炭水化物の約半分は、脂肪として蓄積されます。また、多く炭水化物を取ると過剰にインスリンが産生されます。そのことによって脂肪の燃焼を落とす結果となってしまいます。
2週間テストで、炭水化物の適量を知り、過剰摂取とさよならしましょう^^。

 

 

 

簡単に言うと2週間の間、全く「炭水化物(糖質)」を摂らない食事をします。
そして2週間が終わったら、その後の2週間ぐらいで、少しずつ炭水化物(糖質)を摂っていきながら、自分の最適な量を見つけていくのです。

 

 

 

⭐️ 適正な炭水化物摂取量を知ろう!「2週間テストのやり方」

 

さて、では具体的に2週間の間に、食べて良いものと食べていけないものをお話しますね^^。

 

 

⭐️ 2週間テストで食べて良いもの 

 

お肉(加工済みのお肉は砂糖が入っている可能性もあるので避ける)、お魚、魚介類、卵、海藻類、野菜類(イモ類、かぼちゃ、コーンは除く)、豆腐、ナッツ類、野菜ジュース(自分でジューサーなどで作ったもの)、オイル(白濁、透明なボトルに入っているものは避ける)、

塩(なるべく海塩を使用)、胡椒、醤油
※調味料(だし醤油、ポン酢、ケチャップ、ドレッシングなど)は糖分が入っているので素材のみの調味料を使う。

※通常、乳製品でもチーズ類は食べて良いことになっているが、副腎疲労の方には合わないケースが多いのでここでは外しています。

 

 

⭐️ 2週間テストで食べてはいけないもの

 

食べていいもの以外は全て食べていけない

お米、餅、パン、麺類、シリアル、豆類(豆類も炭水化物を含んでいる)、果物、イモ類、かぼちゃ、コーン

お菓子類、菓子パン、ケーキ、アイスクリーム、ジュース、清涼飲料水、甘いもの(砂糖が入っているもの全て)、お酒、ミルク、ヨーグルト

(実践マフェトン理論 引用)

 

 

 

です。

 

どうでしょう?
出来そうでしょうか?

 

最初聞くと、とても難しく感じるかもしれません。
でも私はもう2回ぐらいやっています。笑。

私もやったことがあるからわかりますが、これをやるには中には生活スタイルをガラリと変えなければならない方もいると思います。
外食では、糖質が入ってくることも多いので、自分で作ったりする必要も出てきますし、途中お腹を空かせたりしない方が良いので、朝食を抜いていた人はしっかり摂っていく必要性もあります、途中に甘くない間食をすることも必要でしょう。

 

 

 

 

やっていく上での注意点もお話しますね。

 

 

 

1.

前回紹介した炭水化物不耐症の症状リストから、思い当たる症状や兆候を探しましょう(テストの後それらの症状が変わっているかどうかを確認します)。

 

2.

体重が気になるなら、体重を測っても良いです。ただし毎日は計らないように。それがストレスになってしまうので。できるだけ最初と最後に測りましょう。

 

3.

2週間テストは、2週間だけやるということを心に決めます。
決して永遠に続けるものではなく、あくまで自分の適性な炭水化物量を知る(3大栄養素の摂取バランスを知る)テストだということを理解しましょう。

 

4.

決められた食品だけを食べましょう。
それ以外は絶対に食べてはいけません。

 

5.

2週間テストの間は、コレステロールや脂肪などのことは気にないように。
食事のバランスを考えるのは次の段階です。

 

6.

これはあくまでテストであって、ダイエット法ではないことを理解しておきましょう。

 

7.

テストの途中で炭水化物を少しでも摂ってしまったら、最初からやり直します。

 

8.

朝食は必ず摂りましょう。

 

9.

空腹にしてはいけません。
空腹にならないよう、食べて良いものは好きなだけ(とくに野菜は十分に)たっぷり食べましょう。

 

10.

2週間テストの間はお腹が空かないように、3食にこだわらなくても良いので、1日5、6食摂っても構いません。また3食の間に細かく間食(もちろん食べて良いものの中で)を摂るのも良いでしょう。
間食は、鳥のささみ、野菜スティック、卵、ナッツ類などがオススメです。
食事や間食は、2〜4時間おきに摂っていく方が良いでしょう。

 

11.

水を十分に飲みましょう。

 

12.

塩分をしっかり摂りましょう。

 

13.

調味料として砂糖やブドウ糖などが使われていないかを必ず確認しましょう。

 

14.

食事以外は、通常どおりの生活をしてもよいのですが、レースや筋力系のトレーニングは避けます。

 

 

以上です。

 

 

 

テストはあまり難しいことではありません。
しかし、ほとんどの人が今まで食べていた食べ方とは随分違ったものになるでしょう。
それは多くの人が、炭水化物(糖質)に偏った食生活をしており、低たんぱく質、低脂質の食事をしているからです。(毎食手のひらに乗るぐらいのたんぱく質をきちんと食べている人がどれぐらいいるでしょう?)

 

甘いものや炭水化物を多くとっている人なら、テストの始まった数日の間は、甘い物がやたらと食べたくなるはずです。また糖質からのエネルギーが供給されないので、フラフラしたり、頭痛が起きたりすることもあるかもしれません。そうならないように、食べることのできるものは、充分に食べ、なるべくこまめにタンパク質の間食を摂りましょう。

 

 

 

1週間を越える辺りになってくると、大分食事も楽になってきて、気分も良くなってくる方がほとんどです。

 

 

一つアドバイスとしては、誰かと一緒にやってみるというのも助けになります。
2週間テストを一緒にやっている仲間と話しながらやっていくと、強い支えになると思います。
それは甘い物や炭水化物を渇望するような状態になった時、それを話せる相手がいると、気持ちが落ち着くからです。
ちょうどタバコを止めるときと似ていますね。

 

また食べれる食材はしっかりと買い込んで、2週間テストのために前もって準備をしておくのも、テストをうまくこなしていく時の鉄則です。
途中お腹が空くようならすぐに食べれるように冷蔵庫に何か用意しておくことも良いでしょう。
会社勤めの人は、間食用の食材をいくつか持っていくようにしましょう。
私も仕事をやりながらだったので、鳥のささみや卵、野菜スティックなどは常に持っていくようにしていました。

またこれは2週間テストでなくても言えるのですが、もし2週間テストと関係のないような炭水化物や甘いものが冷蔵庫に残っているようでしたら、それを排除しておくのもしっかりとテストをやる上で重要かもしれません。

人間、誘惑に弱い生き物ですから。

 

 

 

調味料は、とくに注意しましょう。

外食した際のドレッシングやソースには、ほぼ糖類が含まれていると思ってください。
塩・胡椒などのシンプルな味付けにしましょう。

またドレッシングは、市販のものは糖類はもちろん、悪いものがたくさん入っていると考えてください。
オイルとお酢、塩、胡椒などがあれば自分でも充分美味しいものが作れます。
胡麻や醤油を入れて和風ドレッシングとしても、とても美味しいです。
私は、普段もオイルに塩が定番です。

 

 

 

⭐️ 2週間テストの後の食事の摂り方

 

さて、2週間テストが終わった後のこともお話しておきましょう(実はこの終わった後の食事の方がさらに大事だったりします)。

 

 

 

2週間テストが終わった後は、自分の最適な炭水化物量を見つけていく最終段階です。
2週間テストはその準備段階ということでもあります。

 

2週間テストの後は、食事に少量ずつの炭水化物を加えて行きます。

本当に少量です。
たとえば、昼食に半分のじゃがいもを加えたり、夕食にご飯茶碗3分の1ぐらいを加えたり。
またその際も、白砂糖を含んだ食品や精製された小麦粉を含んだ食品、白米は避けます。なるべく玄米や全粒粉などの血糖値を急激にあげないものを選びましょう。
また、炭水化物を急に増やして一挙に3食に加えるのではなく、必ず1食だけに少量の炭水化物を加えてください。
もう一度言いますが、ポイントは「少しずつ」です。

さて、少し加えても大丈夫なら、次はその1食でしっかりと炭水化物を食べてみましょう。
まだ毎食毎に加えてはいけません。
これはインスリンの量が以前の食事に依存しているところがあるからです。
そしてそれが大丈夫であれば、次は一食抜かして炭水化物を加えるというように少しずつ増やしていきます。

 

炭水化物を増やすごとに、テスト後に消えた症状に注意し、特に食べてすぐ起こってくる症状に気をつけてみます。
たとえば、腹部膨満感や、食後すぐ眠くなったり、落ち込んだりするような症状がないかどうか。もしも症状が戻ってきたとそれば、それは炭水化物の摂り過ぎになります。
その手前くらいの炭水化物量が一番適しているということです。

 

みなさんに覚えておいてもらいたいのが、炭水化物摂取量のリミットは非常にわずかな差になるということ。
しかも炭水化物に敏感な人は、少し甘いデザートを食べただけで急な眠気に襲われたりするので、注意しましょうね。たとえば、ご飯茶碗2杯から、2杯半に増やした時に以前あった症状が再発してきたら、自分にとっての1日の炭水化物量は2杯がちょうど良いということになります。
これがわかったら、炭水化物量は決まったので、それ以外をおかず(たんぱく質と脂質)で埋めていくということになります。

 

 

 

 

おそらく、炭水化物に過敏な人は、目安として炭水化物を4、たんぱく質を3、脂質を3ぐらいがちょうど良くなるかもしれません。
もちろん、これは目安なので、人によって変わってきます。

私はその当時、ご飯茶碗1杯半〜2杯ぐらいがちょうど良いぐらいの量でした。

1日の量が大体わかったら、1週間で平均1日の量が最適な量に合うように調整していきます。
ある日に炭水化物が少しいつもより増えたら、次の日は減らすといったように1週間の中でうまくコントロールしていきます。
大抵の方は、一度増やすと次の日もその次の日も欲しくなったりするものなので、注意が必要です。

また2週間テスト後に、炭水化物を増やしていって、急に体重が戻ってくるようでしたら、それも炭水化物を取り過ぎているサインになります。

 

 

 

今日はここまでにして・・・

続きはまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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炭水化物(糖質)carbohydrate|炭水化物の取り過ぎで体調不良が起こる!?「炭水化物不耐症」

てんこ盛りのご飯と梅干しの御膳|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 普通に健康な人に「炭水化物」に過敏な人がいる!?

⭐️ 炭水化物の摂り過ぎで起こる症状とは!?

⭐️ 炭水化物(糖質)の摂り過ぎで起こる「低血糖」

⭐️ 血糖値を安定させる食事バランスが「健康の鍵」!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日はみなさんがびっくりするような話をします。
それは、炭水化物の摂り過ぎで、日々の身体の不調が起こるという話なのですが、知ってびっくり。まさに日々、私達がよく感じる不調がそこにあります。

 

さぁ。行ってみましょう。

 

 

 

⭐️ 普通に健康な人に「炭水化物」に過敏な人がいる!?

  

炭水化物は身体にとって不可欠な栄養素。それは間違いないのですが、炭水化物の摂りすぎも病気のキッカケを作ってしまうことがあります。

 

 

 

栄養学を勉強していると、現代人の食べ物がものすごく偏っていることを感じます。何に偏っているかと言うと、炭水化物!なのです。

 

現代では、お金さえ払えば、お腹がすぐにいっぱいになるものが、安い値段で手軽に手に入ります。
コンビニのサンドイッチやおにぎり、お菓子などなど。まさにそれらは炭水化物です。
炭水化物というと、いままでお話してきたように糖質です。糖質ですから、食べると当然血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。分泌される速さや量は、糖質の種類や一緒に食べたものにも影響されますが、炭水化物が多い、インスリンを分泌しやすい食事をしていると、血糖値の不安定な状態に陥ります。

近年、注目を集めているのは、普通に健康な人に炭水化物過敏症が非常に多く、半分くらいの人が炭水化物をうまく消化できないでいるということ。つまり多くの健康で血糖値も正常と言われる人の中に、インスリン抵抗性の方がいるということなのです。

多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素があり、さらに炭水化物の摂り過ぎというライフスタイルが症状を悪化させています。この症状を炭水化物不耐症と呼んでいますが、炭水化物の耐性は一般的に年齢とともに低下するため、炭水化物の摂取量も少なくしていかなければなりません。

炭水化物不耐症は人によって症状も違います。血液検査ではもっと後の段階でなければ診断できないのですが、症状は何年も前に始まっていると言えます。不耐症そのものは病気ではありませんが、症状が放置されたままでいると病気のきっかけを作ることになります。またキャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。

 

 

  

⭐️ 炭水化物の摂り過ぎで起こる症状とは!?

 

炭水化物の摂り過ぎで起こる症状には、みなさんが普段身近に感じるものが多いと思います。

 

 

 

炭水化物不耐症の症状とは・・・ 

 

 

疲労感(一日中、もしくは朝や昼だけととにかく疲れを感じる)
仕事や勉強に集中できない
記憶力減退
想像性の欠如
低血糖症状(甘いもの・カフェインが欲しくなる、めまいを感じたり、イライラする、情緒不安定)
腹部の膨満感
炭水化物や糖分を摂った後の眠気
脂肪の蓄積と体重の増加
中性脂肪の上昇
高血圧
うつ症状
薬物中毒(たばこ、アルコール、カフェイン、他の薬物がやめられない)

 

 

こう考えていくと、どれだけの人が炭水化物を摂り過ぎているのでしょう?

 

 

食事というのは、健康を維持するために本当に重要なポイントになります。
これは私自身、様々な勉強をしてきた以上に、自分の身体でも体験してきたことです。
そしてその中でも特に、糖質(=炭水化物)、たんぱく質、脂質の三大栄養素の摂取バランスが非常に大切になります。

 

 

まず一番大事なのは、糖質の摂り過ぎに注意をするということ。
みなさんは「脂質の間違いでは?」と思うかもしれませんが、問題は脂質よりも「糖質の摂り過ぎ」なのです。

 

 

 

⭐️ 炭水化物(糖質)を摂り過ぎると起こる「低血糖」

 

糖質は、食べると消化されてブドウ糖となり、血液中に運ばれます(血糖)。
この数値(血糖値)が上がると、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げるように働きますが、インスリンには、血糖を脂肪に換えて体脂肪として蓄えられるのを促進したり、体脂肪がエネルギーとして使われるのを妨げる働きもあります。
たくさんの糖質を摂取すると、それだけ血糖値は急激に上昇し、その分、より多くのインスリンが分泌されるのです・・・。インスリンが引き起こす重要な症状とは空腹感です。炭水化物食の後、インスリンの分泌が血糖を下げますが、それにより、ご飯を食べてまだ1~2時間しかたってないのに空腹感を覚えます。

そうなると大抵甘いものが欲しくなり、間食をすることになります。そして多くの場合、その間食も炭水化物であり、さらに炭水化物の摂取量を増やしてしまう結果となります。
これらの一連の流れで、体脂肪はより貯蓄されるのにもかかわらず、エネルギーとして使われないという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

 

 

また急激に血糖値があがると、その人には、低血糖の傾向が出てきます。
炭水化物中心の食事、または甘いものや砂糖が多く含まれた食べ物を摂ると、血糖値が急速に上がり、それに反応してインスリンが過剰に分泌されるために、今度は急速に血糖値が下がり、結果的に低血糖に陥るのです。実は、この低血糖というのが、慢性疲労やうつ病・統合失調症などの精神疾患など、種々の病態の原因のひとつになっているということを知らない人が多いのです。
またこれを続けると、膵臓が疲弊し、糖尿病に移行しまう恐れがあります。
糖尿病まではいかなくても、この低血糖の状態に陥っている人はかなりいると私は思っています。

 

 

糖質(=炭水化物)は摂りすぎるといわば、麻薬のようになってしまうので、これが一番怖いのです。

 

 

⭐️ 血糖値を安定させるような食事バランスが「健康の鍵」!

 

カイロプラクターのマフェトンは、糖質、たんぱく質、脂質の摂取カロリー比率は、4対3対3が理想としています。もちろんこれは人によって適切な割合が異なってきます。血糖値の調整がうまくできない人はもっと糖質を減らした食事を摂らなければならない場合もあります。

 

 

 

その人にとって、三大栄養素を理想的な割合で食べれた時に、はじめて血糖値が安定し、なおかつ脂肪を燃焼しやすい健康的なカラダがつくれるとも言えます。
そして、これは本当に健康の基本とも言えるべきことなのです。

 

 

 

 

ちなみに日本食の栄養摂取比率の現行は、7.5対1.5対1.0。

 

私は、このバランスはもちろんのこと、その上に糖質が添加された加工品、清涼飲料を知らず知らずに摂取することで、現代人に糖尿病が増えてきたとも思っています。
つまり我々日本人の多くは、栄養比率を根本から変えていかなければならないということになります。

そしてもちろん先程も言ったように、個人でその比率は若干異なり、さらに同じ人でも状況によってニーズが変わってきます。また中身も肝心です。糖質、たんぱく質、脂肪とともに、それぞれ食べるべき食材、避けるべき食材があるのです。それについてはいままでたくさんお話してきました^^。
さらに、野菜やきのこ類、海藻をバランスよく、積極的に食べることも大切。これらに豊富に含まれる食物繊維には、血糖値の上昇を防ぎ、また糖質が脂肪分を燃やす働きを低下させるのを防ぐ作用があります。
とくに今の日本人は野菜不足なので、食べ過ぎといったことはないでしょう。積極的に食べていきましょう。
炭水化物を控え、タンパク質や野菜をしっかり摂るようにすると、様々な不調が改善してくると思います。

 

 

 

さて、血糖値を安定させるという点では、食べ方も重要です。

 

まず欠食しないこと。
食事を抜くと、空腹時間が長くなるため、血糖値が下がった状態が続き、次に食事をすると一気に上昇することになります。これが続くと血糖値が激しい上下動を繰り返すことになり、安定しません。1日3度の規則正しい食事は重要なことです。血糖値調節が難しい人は、1日5~6食にするか、血糖値を上げない食べ物で間食してあげることも必要になります。

また、血糖値を安定させるという意味では、よく噛んでゆっくり食べることもポイントです。
よく噛まず、一気に食べものをかきこむと、血糖値は急上昇し、大量のインスリンによって急下降してしまうのです。
噛めば噛むほど、唾液もたくさん分泌されますが、唾液には、消化という働きのほか、細菌などの殺菌作用や添加物の解毒作用もあります。

最近テレビで、アンチエイジングについての事が、放送されていましたが、食べ方も紹介されていましたね。
野菜を先に食べてその後たんぱく質、炭水化物を食べるという順番。これももちろん血糖値をむやみに上げないことと関わってきています。

 

 

 

血糖値を安定させること、これこそが健康のカギでもあるのです!

 

 

 

カイロプラクターのマフェトンは適正な炭水化物摂取量を知るための「2週間テスト」を推奨しています。

 

2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。このテストでは2週間だけ炭水化物、糖質を制限して、それによって炭水化物不耐症かどうか、またどれくらい炭水化物を摂るのが適性かを知ることができます。

炭水化物不耐症で問題が起こっている場合、このテストで症状が改善する人は数多く、寝つき、寝起きがよくなった、昼食後に眠くならない、疲労感が消えカラダが軽くなる、頭がスッキリしたなど、かなりの改善がみられます。なかには便秘が解消したりする人もいます。これは大量の炭水化物が消化不良と関係しているからといえます。また内臓の調子の悪さは筋肉骨格系にも影響を与えるので、このテストをすることで腰痛や背部痛、足のシビレが治るということもめずらしくはないのです。

 

 

みなさんも一度トライしてみてはいかがでしょう?
次回はこの「2週間テスト」について詳しくお話しましょう。 

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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炭水化物(糖質)carbohydrate|食物繊維の良いところと注意するところ

リンゴやアーモンド、シリアルなど食物繊維が多い食材|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の違い

⭐️ 食物繊維で摂り過ぎで注意すべきデトックス効果

 

 

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ヒトの消化酵素で消化される「糖質」と、消化されない「食物繊維」を合わせて炭水化物と言っていました。
今日は「食物繊維」について。

 

  

 

⭐️ 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の違い

  

食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化されない、難消化性炭水化物の総称です。いままでの栄養学では、消化・吸収されてエネルギー源として利用される糖質とは異なり、食物繊維は体内で利用されない非栄養素成分と考えられていました。いわゆる食べ物のカスと思われていたのです。それが今では、現代病のお助け栄養素。体調を整えたり、便秘からガン予防まで、さまざまな生活習慣病の予防や治療に役立つことがわかり、注目されています。

 

食物繊維は、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2つに分けられ、それぞれ異なる役割を持っています。

 

水に溶けないものが不溶性食物繊維で、簡単に言えば、穀類、豆類、根菜類、イモ類、野菜の中に多い硬い繊維です。一方、水に溶けるものが水溶性。果物やこんにゃくに含まれるペクチン、マンナンや、海藻の多糖類(アルギン酸)なども水溶性食物繊維に分けられます。
それぞれ働きが違うので、単一の食品からとるよりも多種類の食品からとったほうが、効果もいろいろ期待できます。

 

 

 

<不溶性食物繊維>

 

〇消化管のはたらきを活性化
便秘の解消に効果があります。
〇水分を含んで、便の容積を増加させる
不溶性食物繊維は、水分を含ませるので便のかさが増します。そのことで排便がスムーズになり、大腸ガンの予防にもなります。
〇大腸内容物の通過時間を短縮させる
大腸の動きを活発化し、発がん物質が大腸粘膜に長時間触れることがなく、速やかに排出されます。

 

 

<水溶性食物繊維>

 

〇食事の消化・吸収を緩やかにする
胃の幽門部を高分子である食物繊維が塞ぐため、胃から小腸への食べ物の移動が穏やかになり、小腸でブドウ糖や脂肪がゆっくり吸収されるようになります。そのため急激な血糖値上昇を防ぎます。
〇コレステロールの吸収を抑制する
コレステロール上昇を抑制し、高脂血症を予防します。
〇腸内細菌を増やす
水溶性食物繊維は、腸内細菌の栄養となるため、乳酸菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。
〇有害物質の毒性を低下させる
腸内細菌が水溶性食物繊維を発酵させ、大腸内を酸性に保つため、アルカリ性の環境で産生されやすい発がん物質を減少させます。

 

 

 

このように、食物繊維は腸の健康状態にはかなり深い関わりがあることがわかりますね^^。
食物繊維が不足した食事をしていると、腸内の善玉菌が増えにくくなり、胃腸障害を起こしやすくなります。また糖や脂肪の吸収が早くなり、そのことが糖尿病や肥満、高脂血症、高血圧などにつながります。そして以前も話しましたが、食物繊維が不足すると便が腸に滞留する時間が圧倒的に長くなるので、有害物質が増えたり、腸内細菌のバランスが悪くなり、大腸ガンのリスクが高くなります。

 

大事なんです。食物繊維は。

 

 

  

⭐️ 食物繊維の摂り過ぎで注意すべきデトックス効果

 

さて、このようにイイことずくめのような食物繊維ですが、注意しなければならないこともあります。

食物繊維は、腸内の掃除役でもありますが、摂りすぎると、銅、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、セレンなどの体に必要な必須ミネラルと、ビタミンCの吸収を阻害することがあります。食物繊維は必須金属類と強く結合し、糞便としての排泄を促進するわけです。お茶に含まれるタンニンと似ていますね。
特に貧血気味な方は、要注意かもしれません。

 

また自然食をしている人は、玄米をたくさん摂ると思いますが、そういう方も注意です。玄米はさらにデトックス効果が強く、有害物質を排出してくれますが、摂りすぎるとミネラルもくっつけて排出してしまうんですね。
これらのことを「キレート」といいます。
玄米は、白米より栄養が豊富で、低GI食品。もちろんお勧めの食材ですが、こういった知識も知っておかないと思わぬ体調を崩す原因となることもあります。

そして女性の中には、ダイエットのために食物繊維を含むサプリメントを利用している方がいます。しかし、食物繊維として知られるキチン・キトサンやサイリウムなどには、脂肪を吸着するだけでなく、ビタミンの吸収を阻害したり、ミネラルを吸着して排泄してしまうものもあるので、十分注意が必要です。

 

 

 

さて「キレート」という言葉が出てきたので、少しお話しましょう。キレートとは、ある物質が金属イオンと結合することを言います。
食物繊維はまさにキレートすることによって、腸の中の有害物質を排泄してくれるのです。
海洋汚染によるお魚の問題や放射能の問題など、有害物質が多い現代では、まさに強力な助っ人と言えるのではないでしょうか?
とくにリンゴやバナナに含まれるような「ペクチン」は最適で、便と一緒に有害物質を排泄してくれます。
また、先ほど言った玄米などの穀類に含まれる「フィチン酸」やトマトやホウレン草などに含まれる「シュウ酸」もこのキレート作用があるので、同じような効果が望めるわけです。

ただ、摂り過ぎると身体に必要なミネラルもくっつけて排泄してしまうので注意が必要ということですね。やはりどんな栄養素も摂り過ぎには気をつけ、バランス良くというのが基本になります^^。

 

 

 

その他、GIのところでも少しお話しましたが、食物繊維が多い炭水化物は、グルコースの消化・吸収に時間がかかり、血糖値の上昇もゆるやかで、インスリンの分泌もゆっくりしています。このことが血糖値のストレスを減らしてくれるのに有効です。また炭水化物を食べるときに、野菜などの食物繊維が多いものを先に食べてあげると同じ効果が望めます。

摂り過ぎの弊害だけ覚えておけば、本当に大事な栄養素の一つと言えますね!

 

 

 

 

是非毎日の食事で食物繊維を取り入れてみてください。
また食物繊維はさまざまな種類があり、作用も異なるので、1日3度の食事で多種類の穀物やイモ、豆類、野菜をきちんと摂るようにすることをオススメします。

 

 

食物繊維を特に多く含む豆類と野菜の茹でた可食部100g当たりの含量

 

おから/3.3g、えんどう/2.2g、大豆/2.1g、枝豆/1.9g、あずき/1.9g、いんげん豆/1.6g、ごぼう/1.6g、しいたけ/1.3g、芽キャベツ/1.2g、ニンジン/1.1g、ほうれん草/1.0g、水菜/1.0g

 

お米なら玄米や胚芽米、パンならライ麦や全粒粉。
そしてイモ類、豆類や野菜(根菜や葉物)以外にも海藻類も摂りたいです。
1日の摂取基準は、成人男性で20g、成人女性は17〜18g。
また食物繊維が足りているかどうかは、便の状態をチェックしてみてください。
1日1回以上の便通があって、便がかたくなく、やわらかすぎないバナナ状ならオッケーです^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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炭水化物(糖質)carbohydrate|ブドウ糖と果糖

たくさんの美味しそうな果物|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 糖は万病の元?それとも必要なもの?

⭐️ 現代人はブドウ糖を摂り過ぎている!?

⭐️ 果物などに含まれる果糖は「糖化」を引き起こしやすい!?

⭐️ まとめ「ブドウ糖と果糖への考え方」

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、「糖」を違った視点で見ていきたいと思います。
単糖類の代表、「ブドウ糖」と「果糖」。その違いとどう摂るべきなのか。

そんなことを題材にしながら話を進めていきましょう。

  

 

 

⭐️ 糖は万病の元?それとも必要なもの?

  

「糖」というと、昔から民間療法では「万病の元」とされていました。

たとえば、マクロビオティックの桜澤如一が言っていた「三白の害」では、白砂糖、白米、白い塩と精製された白いものを摂ることの害を述べていますが、とくに白砂糖の身体に及ぼす悪影響について言及しています。
またその他にも、甲田光雄の「白砂糖の害は恐ろしい」やウィリアム・ダフティの「砂糖病(シュガーブルース)」、ジュン・ユドキンの「純白・この恐ろしきもの」、そして高尾利数の「砂糖は体も心も狂わせる」など、白砂糖の害に関するたくさんの書籍が出ています。

これらの中では、糖、とくに白砂糖は毒のように言われてきました。また糖分の害は常習性があり、大量に摂ると身体に悪影響を及ぼすというのが共通認識でした。

 

 

 

さて、栄養学の分野ではどうでしょう?

 

昔の古典的な栄養学では、「糖」は単なるエネルギー源だと考えられていました。
しかし、最新の分子栄養学や生理学では、糖の摂り過ぎの害についても話していますが、一方では、糖の様々な役割がわかってきています。

 

1.糖はエネルギー源(体の構成要素、生理活性物質、調整物質)
2.糖はタンパク質や脂肪と結びついて、細胞の表面にアンテナのようにくっつき、細胞同士の識別や、結合、情報交換、免疫反応、血液型の決定等、機能的頭脳的な働きをしている。
3.活性酸素の抑制、抗酸化作用(糖の種類によっては酸化的に働く)
4.保湿効果
5.精神安定、安眠を促す。ストレス解消、運動機能の調整
6.ナチュラルキラー細胞(ガン細胞を抑制する強力免疫細胞)の活性化(糖の摂り過ぎはガン細胞の増殖につながります)
7.タンパク質の腸管からの取り込みを助ける

 

ここでは、糖も身体に必要なものであるという認識ですね。

 

 

 

とくに細胞膜の表面に存在するアンテナ「糖鎖」は、糖がタンパク質や脂肪と結びついて出来ていますが、このアンテナが外部から来たもの善し悪しを判断しているといいます。60兆個の細胞のひとつひとつに糖がアンテナのようについているのですが、このアンテナは1つの細胞に500~10万個あると言われ、ここで良いものと判断されると細胞膜に入ってこれるのです。またこの「糖鎖」の先端部(一番感受性が良いところ)がしっかりしていないと、細胞膜にウィルス等が侵入してしまいます。
最近では、現代人は食生活の乱れにより、この先端部がうまく作られていないということがわかってきました。

これは大きな発見です。

また糖は脳の神経伝達物質がつくられるのにも大きく関わっていると言われています。
ドーパミン、セロトニン、そしてノルアドレナリンなどは、脳内の代表的な神経伝達物質で集中力、記憶力、学習能力を高めるためには欠かせません。ドーパミンは脳を覚醒させ、集中力を高めたり、ストレス解消のために働きます。ノルアドレナリンは集中、記憶、積極性などに関わり、セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの情報をコントロールし、精神を安定させる作用があります。
これらの神経伝達物質を作る手助けをするのが糖質だというのです。
神経伝達物質の多くはアミノ酸から作られますが、これを脳へ効率よく取り込むのに糖質が必要になります。
たとえば、セロトニンは、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸から作られますが、糖はトリプトファンの脳への取り込みを助け、トリプトファンから作られるセロトニンが精神の安定を促します。またパーキンソン病でも知られているドーパミンもチロシンというアミノ酸から作られ、同じく糖によって取り込みを助けられ、運動機能を調節するのです。

 

また糖を摂ると、エンドルフィンというホルモンの一種も分泌され、快感中枢が刺激され、脳はリラックス状態になります。

糖は精神の安定や運動機能調節に関わる神経伝達物質を助ける役割をしていたわけです。

 

 

 

このように見ていくと、糖というのはまったくの悪ではないことが分かります。
やはり人にとってなくてはならないものなのです。

 

 

 

⭐️ 現代人はブドウ糖を摂り過ぎている!?

 

前回のblogでは、GI値を紹介してGIの低い食品を勧めてきました。
糖質は、大抵ブドウ糖や果糖、乳糖などの低分子のものが組み合わさってできています。この種類のどれを摂るかによっても身体への影響は変わってきます。
糖質の摂り過ぎによる害は、現代病の原因にもなっていますが、そうは言っても身体にとって大切な栄養でもある糖。

 

どんな糖を摂っていけばよいのでしょう?

 

最近、日本人の糖尿病率は高くなってきました。
これは世代を追うごとに耐糖能が低下していることも原因ですが、かなりの日本人が主食であるブドウ糖からできたお米やパン、麺類、そしてブドウ糖を含んだ調味料や飲料水、そして同じく砂糖(ブドウ糖+果糖)を含んだお菓子や加工品のさまざまを摂取する量が増えたことに起因しています。
私が思うに、ほとんどの日本人はブドウ糖過多になっているのではないかと思います。

また日本人に限らず、お米を主体としたブドウ糖ばかりの主食を多く摂るアジアの人たちに、今糖尿病が激増しているのです。ブドウ糖は膵臓から分泌されるインスリンがないと、細胞内に入っていけないので、あまりに多くブドウ糖ばかり摂っていると、膵臓が疲れ果ててインスリンが枯渇してしまいます。
たしかに昔の人は、今よりもブドウ糖のデンプン質を多く摂っていたのに関わらず、糖尿病は少なかったと言えます。しかし、今の人が、昔に比べて日々の仕事で身体を動かしているでしょうか?現代社会では車や電車などの交通網が発達し、昔より歩く機会が格段に減りました。またパソコンなどの電子機器を使うことも多くなり、身体を動かすことが減ってきたことはまぎれもない事実です。これは子供にすら広がっていますよね。
身体を動かすことが多いとブドウ糖も筋肉でたくさん使われて、代謝されますが、現代人のように動かない生活では、血糖値が安定しないのは無理もないのです。
そして現代人は、お米以外にもお肉や卵、乳製品とカロリーの高いものを摂りすぎるようになりました。これによりカロリー全体量は、昔の人よりかなり増えていることでしょう。

 

こういう背景からほとんどの人が、自分が代謝できる以上にブドウ糖を摂り過ぎている傾向にあります。

 

 

 

私が、カイロプラクティックのシュガーテスト(血糖ストレスの有無をチェックする方法)をすると、問題のある患者さんのほとんどで、ブドウ糖が入っている糖に陽性反応(身体が今受け入れられない)があります。
一方、果糖(果物や野菜に含まれる糖)については、陰性の方が多く、果糖に過敏な人はほとんどいません。(もちろん中にはどちらもダメな人もいますが・・・)

 

 

こうみていくと、私は糖の中でも「果糖(フルクトース)」はそこまで敵対視するものではないのではないかと思います。ただ、慎重に聞いてくださいね。良いとは言っても過剰に摂取すると問題になりますから。
笑。

「果糖」は、血糖値をあまりあげることがなく、インスリンもそんなに要求しない糖です。
血糖値をあげずに代謝できるので、ある意味膵臓を疲れさせない糖とも言えます。

 

 

たしかに果物は、ビタミン・ミネラルが含まれていてみなさんの中でも健康に良いと思っている人も多いと思います。
しかし、アメリカでは、果物の中に含まれている果糖(フルクトース)の摂取量が増大すると肥満や生活習慣病の原因となると発表している研究もあります。

 

 

 

⭐️ 果物などに含まれる果糖は「糖化」を引き起こしやすい!? 

 

「果糖」はどのように考えれば良いのでしょう?

 

グルコース(ブドウ糖)は、体内に摂取されると血糖値が上がり、インスリンが分泌されて血糖値を下げるように作用します。これがうまくいかないと血糖調節異常になり、低血糖症や糖尿病になる場合もあります。
一方フルクトース(果糖)は、グルコースと違ってインスリンの分泌を促進しません。細胞内に取り込むときにもインスリンに依存しないのです。

これは一見良いように思いますが、分子栄養学の中では、血中に糖があふれてもインスリンが関与しないということは別経路で細胞内に入ってしまい、歯止めが利かなくなるのでは?と心配する先生もいます。
またフルクトース(果糖)を大量に摂ると肝臓に貯蓄されたり、高中性脂肪血症、高尿酸血症を起こす可能性があり、肥満にもつながるとはよく言われますよね。
あくまでも過剰に摂取した場合ですが。

 

 

 

最近「糖化」という言葉がにわかにテレビなどで話され始めていますが、聞いたことがあるでしょうか?
「糖化」とは、血液中に存在する糖がタンパク質や脂質と結合する反応(グリケーション)のことで、これが身体の体タンパク質で起こると変性を起こして老化の原因になると騒がれているのですね。
そこでビックリだったのが、ここ何年かで、果物や野菜に含まれる「果糖」や「乳糖」は、「ブドウ糖」に比べて糖化を起こす確率が、15倍も高いということがわかったのです。

1980年までは、果糖であるフルクトースもブドウ糖グルコースもあらゆる糖は同じようにタンパク質と結合して糖化産物であるAGEを形成するものと考えられていました。しかし、その後の研究では、フルクトース(果糖)とガラクトース(乳糖)は、グルコースに比べて10―15倍糖化反応が高くなることがわかったのです。
それに伴いインスリン抵抗性が高くなる可能性とリスクも高くなります。

 

 

いやぁ。どうなんでしょう「果糖」。
悩みますね。

 

 

もちろん果糖はいくらナチュラルでも「糖」として捉えるべきだとは思います。しかし、果物は食物繊維やビタミン、ミネラルがたくさんに含まれているのも事実で、量や形などを考慮して摂取すれば問題はないのではないかと私の中では考えています。

糖というのはエネルギーとして以外にも身体の中で、さまざまな役割があります。その糖分を得る素材としては、果物や野菜の糖はそこまで敬遠するものではなく、量や摂取方法によっては最適な食材になると思います。
「糖化」についても、老化や糖尿病に関わっているのは間違いないですが、「糖化」は、熱や光などによって起こるメイラード反応によるものです。実は、その糖化産物AGEが悪さするのではなく、体内に入って身体を構成しているタンパク質と糖が結合して反応することで、そのタンパク質やそれらの集合体の働きを阻害してしまうことが問題なので、体内に入る前に食品を調理してAGEを形成させてしまえばよいのです。
要は、果物や野菜を食べる前に加熱して調理するということなのですが、野菜などで糖分が多いものはこういった方法を使えば、身体の中で糖化反応を起こさなくて済むわけです。
もちろん熱するとビタミン・ミネラルが少なくなるので、そこらへんは難しいところですが、そういう知識を知っておくだけで恐れることはありませんよね。また果物は大抵、生で頂きますが、その場合でも量を摂らなければ問題になることはないと思います。
果物はたまに旬のものをデザートで楽しむということで良いのではないでしょうか。
もちろん血糖値の問題がある人や中性脂肪が高い人は、気にするべきですが、糖の性質を理解し、摂取する形や量を考慮すれば、食事も楽しむことができます。

 

 

 

⭐️ まとめ「ブドウ糖と果糖への考え方」

 

さて、最後にまとめ。

 

現代人では血糖値に関する問題が多く見られます。
これはまさに血糖値に関係する「ブドウ糖」の摂り方に問題があったからだと思います。現代では、高GIの食べ物(精製された炭水化物)やブドウ糖メインの主食を摂取する以外にも、砂糖(ブドウ糖を含んでいる)を使った加工品やお菓子を食べる機会も多くなりました。

こういった背景の中で、ブドウ糖やブドウ糖の集合体であるデンプン質の摂取を減らしてあげるだけで、カラダの調子が良くなる方が多いと思います。

糖はたしかに大事な栄養でもあります。
腸内細菌のエサでもある糖。まったく摂らないとそれはそれで問題です。
私は、血糖値に関わるブドウ糖の摂取量には気をつけていますが、果糖に関しては、あまり神経質にならずに果物や野菜を楽しみながら摂っています。
また料理にもほとんどお砂糖は使いませんが、うちの奥さんがそれだと料理にならないというので(笑)甘味が欲しいだけ、腸内細菌のエサになる「オリゴ糖」を使ったり、果糖メインのお砂糖を少量使っています。

 

 

 

普段あまり気にしたことはない「糖」の話だったと思いますが、知っていると知らないでは、食に対する意識もかなり違ってくると思います。
是非今日読んだ知識を頭に入れて、糖について自分なりに考えてみてくださいね^^。

私もまだまだ考察中です^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
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