副腎疲労症候群とは 【その9】|副腎の病気「アジソン病」と「クッシング症候群」について

ベッドに座ってぐったりとしている男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から新年の営業がスタートしました〜。
みなさま、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします!
また今年は、コンスタントにblogの記事をあげていきますので、そちらも楽しみにしていてください。

 

 

前回のblogでは、副腎疲労は病気ではなく・・・

「副腎がストレスに対して、適切なコルチゾールの量を分泌できない状態」

というお話をしました。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

副腎疲労に悩まされる方は、病院に行っても通常の生化学検査(血液検査など)では異常が出ません。これは、病院の検査が重篤な副腎機能低下症「アジソン病」や副腎の機能亢進症「クッシング症候群」であるかどうかを検査するためのものだからです。

病院では、健康から病気までのグレーゾーンにいるような軽度から中度の副腎機能低下を発見することはできないのはもちろん、実際には唾液検査や尿中のコルチゾール量を測らなければ、副腎の機能低下度合いはわかりません。

 

 

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

 

副腎の機能低下症の極端な病気が「アジソン病」と呼ばれています。

アジソン病の発症率は、10万人に4人というとても稀な病気ではありますが、治療しなければ生死に関わる病気で、その後も一生コルチコステロイド(グルココルチコイドとミネラルコルチコイド)の補充が必要になります。

 

 

症状には、疲労感、全身倦怠感、脱力感、筋力低下、体重減少、低血圧、食欲不振、下痢、嘔吐、無気力・うつなどの精神症状が見られます。

そして原因は、感染症と特発性があり、感染症は結核性や真菌によるものがあります。また特発性のアジソン病は、そのうち70%は自己免疫疾患で、残り30%は、癌の転移、代謝異常、過度のストレスなどさまざまな要因で起こります。

 

 

 

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

 

次に、副腎機能亢進症の極端な病気である「クッシング症候群」をご紹介しましょう。

クッシング症候群のうち50%が副腎腺腫から起こるもので、30%が甲状腺腺腫により起こる「クッシング病」と言われています。その他、他の腫瘍でも起こることがあります。

 

 

基本的には、グルココルチコイドが慢性的に増加するために、血糖値上昇による糖尿病や肥満、そしてナトリウム吸収が促進されるために高血圧などの問題が起こってきます。また筋力低下などの症状も見られ、満月様顔貌(ムーンフェイス)が特徴的です。

治療は、原因となる腫瘍に対する治療と副腎皮質ステロイド合成を阻害するお薬を飲むことになります。

 

 

 

いかがでしょう?

これが、病院で検査される副腎の病気です。

思ったより重篤な病気ですよね〜。

 

実際、私たちが一般的に経験するような「副腎疲労」は、副腎が軽度から中度、機能低下もしくは機能亢進し、コルチゾールが適切に分泌できなくなるようなものを言います。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

臨床検査は、ほとんどが年齢や性別などで分けられたデータの統計に基づき、その検査の数値が正常か異常かを判断していきます。

 

こういった診断方法では、その患者さんの兆候や症状はあまり診ずに、検査結果の数値によって判断されるため、多くの副腎疲労を抱えている患者さんが正常とみなされてしまいます。
またホルモンの分泌には個人差があり、健康な時のホルモンの基準値と比べてどれだけ低下もしくは増加しているかもとても大切なのですが、そこもなかなか診てもらえることはありません。

さらに専門の機関では、唾液の検査や、尿検査で1日のコルチゾール分泌リズムや総量を測ることができますが、この検査だけでなく、実際はその方が抱えているストレス量に対して、コルチゾールがどの程度相対的に不足しているかを見ていくことが必要になります。

 

 

 

 

私が行なっているカイロプラクティック(アプライドキネシオロジー)や内臓生体力学では、筋力検査を使って副腎の状態をチェックしていくことで、通常病院の検査において正常と診断されたケースでも、内臓のさまざまな機能低下を見つけることができます。

 

この点が、カイロプラクティックをやっている私の強みでもあると自負しております。

 

病気の前のグレーの状態を見つけて早い段階から、それに対して治療をスタートできる!
そして、そういうことを西洋医学よりも何十年も前から行ってきている歴史があります。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう!

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ  

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

Thank you for reading to the end.