食物アレルギー・不耐症 08|食物アレルギーが身体に及ぼす影響

食物アレルギー・不耐症 08|食物アレルギーが身体に及ぼす影響01

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

食物アレルギーに起因する炎症は、あらゆる病気や障害の原因となります。
症状は人によって異なり、病気になりやすい弱い部分に現れます。

 

例えば、前回お話した遅延型アレルギーの場合、食物抗原に暴露すればするほどIgG抗体が増えます。
この増加は免疫システムに負担をかけ、時間とともに炎症を引き起こし、あらゆる症状の原因となります。またIgG抗体と抗原の複合体(炎症媒介物質)は、血流に乗って体中の組織や臓器に運ばれ、血液が流れている場所であればどこでも炎症が起こしてしまいます。

 

 

 

 

遅延型アレルギーの検査について、日本ではアンブロシアさんが有名ですが、そこで書いてある食物アレルギーの例をあげると・・・

 

○チーズと卵を食べた9ヶ月の子供に、湿疹や呼吸困難が見られた。
○グルテンとカゼインの摂取で、突発性統合失調症を発病した。
○バナナやクルミを食べて、口腔内のかゆみ、顔面の紅潮、喘鳴を経験した。
○複数の食物アレルギーを患う10歳の少女に、昼間性/夜間性の遺尿症・遺糞症(おもらし)が見られた。
○複数の食物アレルギーを患う子供たちに、偏頭痛と多動症が見られた。
○食物抗原と抗体の複合体が、メニエール症候群の発症と悪化の原因となった。

 

 

いろいろな身体への悪影響がわかりますね^^。

 

 

 

⭐️ 食物アレルギー・過敏症によって起こる関節炎や胆嚢炎

 

食物アレルギーは「関節炎」にも関連しています。

 

栄養療法のジョナサン・ライト博士は、リウマチ性関節炎は食品過敏性が原因で発症するものではないが、ほとんどの患者さんが食品過敏性によって症状を悪化させていると言っています。薬品を使わない自然な治療を志向する医療家の必読書である「An Alternative Approach to Allergies」の中で、シーアラン・ランドルフ医学博士は、過敏症を起こす食品や化学物質を排除することにより、リウマチ性関節炎の症状が著しく改善されたケースを詳細にレポートにしています。
またその他の研究でも、リウマチ性関節炎の患者さんのアレルゲンを突き止め、それを排除することで治療の効果が上がったと報告しているものもあります。

 

 

 

その他、私も経験したことがありますが、食物アレルギーとよく関連するのが「胆嚢炎」です。

 

ジョナサン・ライト博士は、「Healing with Nutrition」の中で、胆嚢炎の患者さんは、アレルゲンとなっている食品を食べなければ、胆嚢の発作は防げると述べています。
ジェームス・ブラナマン医学博士(米国アレルギー医師会)の文献通りに、臨床で応用したところ、胆嚢炎の患者さんで発作を起こした人はなく、胆嚢を手術で切除した人はいないそうです。

 

ブラナマン医学博士の研究レポートでは、69人の被検者(そのうち胆石が確認されていたのは51人、すでに胆嚢を摘除されていた人も18人)全員に、アレルギーを起こしにくい食品だけで構成した食事が与えられましたが、その結果についてブラナマン博士は、「基本的なアレルゲン除去食を1週間与えただけで、すべての患者の症状が消失した」と報告しています。
ブラナマン博士は、アレルギー反応によって胆管(胆嚢から小腸へ胆汁を流すチューブ)が膨張することで、胆汁の流れがせき止められたり、遅れたりして胆嚢に痛みが出るのではないかと説明しています。

私も臨床において、食物アレルギーを持っている方に、胆嚢の問題をよく見かけます。胆嚢に問題があると食物アレルギーがあるのかと疑うぐらいです^^。

 

 

 

また、もう1つ面白い例をあげると、グルテンアレルギーを持っている方は甲状腺機能低下がよく見られます。あまり知っている方は少ないかもしれませんが、グルテンのタンパク質と甲状腺のタンパク質が似通っているために起こると言われています。
同じように、甲状腺機能低下が見られた場合、グルテンアレルギーの有無はやはりチェックしています。

 

これについては、また後ほど記事にまとめようと思っていますので、お楽しみに〜。

 

 

 

 

このように、身体にありとあらゆる悪影響を及ぼす食物アレルギー。
食物アレルギーに起因する炎症はあらゆる病気や障害の原因となりますが、症状は人によって異なり、病気になりやすい弱い部分に現れます。メニエール症候群、てんかん、自閉症、統合失調症、その他の行動障害、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、セリアック病、過敏性腸症候群はすべて、食物アレルギーが関係している可能性がある炎症状態です。
根底に食物アレルギーを抱えていると、身体は常に攻撃にさらされた状態になります。

 

 

やはり自分のアレルギーは何かを知っておくことはとても大切なんですね。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回もお楽しみに^^。

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
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野菜ソムリエ

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