コルチゾール

副腎疲労症候群の症状 【その16】|副腎疲労でPMS(生理前症候群)が悪化する!?

ソファーでお腹を抱えて横たわる女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、沖縄3日目。
早いものでもう明日は帰る日です。
今回は、貯まっていたマイルの消化で来ているので、そんなに長くなくても良いのですが、本当は外国人のようにもっと長期で休暇を取りたいものです。笑。

 

海外旅行に行き、まわりのバケーションに来ている外国人のご夫婦や家族に聞くと、決まって2週間とか3週間とか。中には1ヶ月なんていう人も。
私たちが1週間なんていうと、短すぎてびっくりされます。

日本人も、もっと長いバケーションが当たり前になると良いですね。

でも、やっぱり仕事人間の日本人は、そんなに仕事しない期間が長いとダメな人が多いかなー。
今回の年末年始も患者さんの中でも休みが10日ぐらいになる方がいましたが、「そんなに休みたくない」「そんなに休むと仕事始まった後が怖い」なんて声が聞こえました。

 

 

 

日本人の性ですかね。

働くのが好きな日本人。ここにも副腎疲労になりやすい要素が・・・。笑。

 

 

 

昨日は、雨から曇りで天気があまりよくなかったので、「美ら海水族館」に行ってきました。
ここに来るのは、ほぼ10年ぶり。
途中、瀬底島などを脇目に見ながら、懐かしい気持ちで車を運転していました。
美ら海水族館は、ジンベエザメが観れる水族館で、このジンベエザメとマンタのいる水槽が本当に圧巻です。

うちの2歳の子どもも「おー」「おおきぃ」と言っていました。笑。

私も昔から水族館は大好きなんですが、大人になるとやはりそんなに行かなくなります。
こうやって子どもが出来るとまたそういうところに行けるようになる。
それも楽しみの1つですね。

 

普通の水族館より高いチケットだと思いますが、やはり他にはない水族館です^^。

 

 

 

 

さて、今日はここ最近の流れで、副腎疲労と性ホルモンに関係する話。
最後に「PMS」いわゆる「生理前症候群」とのお話をしていきます。

昨日のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ PMS(生理前症候群)に悩む女性と副腎疲労

 

PMS(生理前症候群)とは、生理前のホルモンの変化によって、頭痛、乳房の張り、下腹部の痛み、むくみ、イライラ、怒り、不安感、うつ症状などが起きるものです。

 

副腎疲労によって、コルチゾールスチール(コルチゾールの生産が優先されて、他のホルモンの生産が抑制されること)が起こり、女性ホルモンが抑制されるとPMS症状が酷くなります。

 

これは・・・

 

 

 

正常に女性ホルモンが作れないことが1つ。

もう一つはエストロゲンとプロゲステロンのアンバランスが要因です。

 

 

 

エストロゲンとプロゲステロンのバランスについて、少しご説明しましょう。

 

ホルモン生成図|副腎疲労blog

 

この図は、1番上のコレステロールから、どのように副腎皮質ホルモンや性ホルモンを作っていくかという代謝の仕組みを示したものです。

これを見ると1番上のコレステロールから「プレグネノロン」という全てのホルモンに変換できるプロホルモンを作ります。
そして、その直後に女性ホルモンの一つ「プロゲステロン」が出来ます。

 

 

 

このプロゲステロンを見てもらえるとわかると思うのですが、左側四角の左下、アルドステロン(塩分とカリウムを調節しているホルモン)や右下のコルチゾール、そして右側四角のテストステロン(男性ホルモン)やエストロン、エストラジオール(女性ホルモン)など、全てのホルモンに変換される材料となっているのがわかります。

 

プロゲステロンは、女性ホルモンの1つですが、このように様々なホルモンの原料にもなれるんです。
そんなことから、ストレスがかかってコルチゾールの需要が高まるともちろん他の性ホルモンの生成も抑制されるのですが、何より材料のプロゲステロンが使われて少なくなります。
その結果、もちろんエストロゲンも減ることはあるのですが、相対的にはプロゲステロンが低い状況が起こりやすいと言えます。

このアンバランスが、PMS(生理前症候群)にも大きく関わっています。

 

 

 

またPMSに関しての、女性ホルモンのアンバランスは一言では説明出来ず、様々なタイプに分けられます。
このことについてはまた別の機会に詳しくお話します。

 

 

 

 

どちらにしても、ストレスによりコルチゾールの需要が高まることが、女性ホルモン生成の抑制はもちろん、アンバランス(プロゲステロン過少)にも関与することがわかっていただけたのではないでしょうか。

 

PMS(月経前症候群)を患っている女性で、チョコレートを無性に食べたくなる方がいますが、あれは生理前の食欲や血糖値の上下によって甘いチョコレートを欲するということももちろんありますが、チョコレートの中にたくさん含まれるマグネシウムを身体が欲しているということがあります。

マグネシウムは、B6とともに女性ホルモンの代謝に必須の栄養素で、さらにプロゲステロン産生にも関わります。

しかし、もちろんチョコレートを食べればその糖分によって血糖値のアンバランスが起こり、
副腎に更に負担をかけることになります。

 

 

 

PMSは、けっこう深いテーマなので、またお話していくと思います。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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小菅一憲

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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副腎疲労症候群の症状 【その14】|最近、性欲が少なくなってはいませんか?それ副腎疲労が原因かも!

ベッドで不機嫌な様子のカップル|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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今日は、すごい題名からスタートしましたが・・・笑。

性欲です!

これ、問診で聞くこともあるんですが、なかなかみなさん照れて言いずらいところですよね。
中には「そうそう!」なんて正直な方もいらっしゃいますが(言っていただけると助かります)、実は副腎疲労になると、性欲が低下しやすいのです。

 

 

 

若い頃に比べると、結婚もして、子どもも出来てセックスをする機会も少なくなってきた・・・

毎日忙しくて、性的な欲求がなくなってきた・・・

夫婦で長い間、セックスレス状態が続いている・・・

 

 

 

などなど、世間一般的にもこういう傾向はあります。
また日本人はとくに性生活が少ない人種と言われているので、そういう傾向も強いでしょう。
もしくは、副腎疲労の人が多いから(性生活が少ない)というのもあるのかもしれません。

 

 

私は、Mama Meets Baby という妊娠をサポートする治療も行なっているので、性生活はとても大切に思っています。

Mama Meets Babyについてはこちらから↓

 

これ。けっこう多いんですが、「妊娠を目指しているのに、夫婦のセックスが少ない」というご夫婦。

中にはもう排卵の時だけ1回とか。
そういう方いらっしゃいます。
これだと身体の健康状態や栄養状態がうんぬんより、可能性がやはり低くなってしまいます。
精子と卵子が会う機会が多いほど、親密度は増していきます。
逆に、1ヶ月に1回しか入ってこない精子は、親密度が低いので、排除されやすいです。

 

日本が、不妊大国と呼ばれてしまう原因のひとつがここにあります。

 

 

 

そんなことで、人種のことは置いておいても、不妊へのサポートでも必ず「副腎」ケアは欠かせません。

実は「副腎」をケアすると妊娠してしまう人も多いほど。

これは副腎が分泌するホルモンが関わっています。

 

 

 

 

なぜ、副腎疲労になると性欲が低下してしまうのか、今日はそんなことを見ていきましょう。

 

 

 

⭐️ 性欲低下、セックスレス、不妊も副腎疲労が原因に!?

 

副腎疲労(アドレナルファティーグ)と性欲には深い関係があります。

 

 

 

それは、性欲に副腎が分泌する性ホルモンが非常に深く関わっているからです。

強いストレスを受けると、副腎はそれに対応するために大量のコルチゾールを分泌しますが、その時、その他の副腎から分泌するホルモン(DHEAや性ホルモン)が不足してしまうのです。

コルチゾールは、元々コレステロールから作られます。
そして、実は、男性ホルモンや女性ホルモンもコレステロールから作られます。
若返りのホルモン、ホルモンの母と呼ばれるような「DHEA」もコレステロールが原料になっています。

 

コレステロールって大事なんですよ〜(これ少なくなっても問題なんです)。

 

 

 

ストレスが強いと、身体のコルチゾール需要が高まります。

この時、身体は生きていくために(生命を守るために)コルチゾールが何より大切な状況になるので、同じコレステロールから作られる他のホルモン(男性ホルモン、女性ホルモン、DHEAなど)の産生を低下させ、コルチゾールを作ることを最優先にします!

 

このことを「コルチゾールスチール」と言います。

 

副腎疲労の方は、コルチゾールスチールが起きていることが本当に多いです。

 

 

 

 

こうなると、性ホルモン関係は軒並み低下してしまうので、
ストレスがかかっていて一杯一杯の時にセックスのことなど考えられませんと。
こうなるのです。

 

 

 

 

性欲に大事なのはとくに「男性ホルモン」です。
最近性欲が少なくなってきているという方は、男性ホルモンが少なくなってきているかもしれません。

男性の場合、「テストステロン(男性ホルモン)」は精巣から分泌されますが、副腎からも分泌されていて、副腎がテストステロンの2次的な供給源であるので、副腎疲労によって副腎からのテストステロンが低下すると性欲への影響が出てくるのが一つ。それと副腎から分泌され、性欲を刺激する「DHEA」というホルモンも十分に分泌されなくなるので、これも性欲低下に一躍かっています。

加齢によって精巣の機能が低下していれば、なおさらでしょう。

 

そして、女性の場合は、身体の中で「テストステロン(男性ホルモン)」を作っているのが、唯一副腎になるので、副腎が疲労すれば直にその影響が性欲に出てきます。

 

 

 

 

テストステロンが低下すると、ほかにもいろいろと身体に影響が出てきます。

男性では、ヒゲが薄いとか、手足の毛の薄さ、物事への意欲の低下などがわかりやすいところかもしれません。
性欲低下はもちろん、男性らしさが少なくなり、元気なくなるんです。
男らしい男性より、女子力が高い男性が増えているのはこういったところもあるかもしれません。笑。
副腎疲労が蔓延している社会ならではかも・・・。

そして、女性でもテストステロンが低下すると元気なくなりますが、ブレインフォグ(頭に霞がかかったような状態)が起こってくることもあります。逆にホルモン補充で、テストステロンを補充するとギンギンに元気になり、性欲も湧いてきます(決してご自身の判断ではなさらないように・・・)。

 

 

 

 

副腎疲労と性欲の低下。

こういった関係性があったのです。
世の中の男性。そして女性の方々。
また性生活が少なくなってきているご夫婦。

年齢だから性欲が衰えてきているのかな・・・と諦めないでください。

 

その背景にはもしかしたら「副腎疲労(アドレナルファティーグ)」が潜んでいるかもしれません。
副腎を元気にして、性生活を楽しみ、夫婦仲良くハッピーなのが1番ですね^^。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

  

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群の症状 【その10】|副腎疲労の方に比較的多くみられる「不眠」

目覚まし時計をおさえて辛い様子の男性|副腎疲労blog

 

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副腎疲労を患う人の中に、比較的多くみられるのが「不眠」です。

なかなかスムーズに入眠出来なかったり、途中で何度も覚醒してしまったりということがあります。

 

 

 

これにはいくつかの原因があります。

 

その1つは、以前も少しお話しましたが、血糖値の不安定性です。
血糖値が下がってくると、通常は肝臓に貯めてあるグリコーゲンを分解して糖に変換し、血糖値を保ちますが、このグリコーゲン貯蔵量が不足していると、夜中に血糖値が保てなくなります。

以前のblogはこちら↓

 

この場合、午前1時〜3時までの間に目が覚めてしまったり、悪夢を見ることがあります。
また、夜中に低血糖によるパニックや不安などの発作が起こってしまうこともあります。

 

 

 

この場合は、やはり血糖値の安定をするために、さまざまなことを考えていく必要があります。
普段の食事はもちろん、EPAやDHAなど良質な脂肪酸、アミノ酸の摂取、またビタミンB群が有効な場合もあります。

 

 

 

⭐️ 副腎を休ませてくれるメラトニン濃度が低い

 

スムーズな入眠と質の良い睡眠には「メラトニン」というホルモンがしっかりと分泌されていることがとても大切です。
しかし、ここがうまくできてない副腎疲労の方も多いです。

 

 

 

「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンがありますが、このセロトニンを材料にして、睡眠ホルモンである「メラトニン」が作られます。

 

副腎に疲れが溜まると、セロトニン不足になりやすく(これには体内の炎症が関わっています)、そのことがメラトニンの不足にもつながり、不眠などのトラブルになってしまうのです。

 

 

 

コルチゾールとメラトニンは相関関係にあり、まったく逆のサーカディアンリズム(日内変動)があります。

コルチゾールとメラトニンの関係についてはこちら↓

 

実はこの「メラトニン」がしっかり分泌されることで、コルチゾールレベルは下がり、副腎もゆっくり休むことができるのです。しかし、メラトニンが分泌されずに睡眠不足になると、それの対処にまたコルチゾールが使われるため、副腎疲労が悪化してしまうのですね。

 

 

 

コルチゾールは、早朝から日中にかけて高い量が分泌され、その後夕方から下がっていき、夜9時ぐらいにはかなり少なくなります。逆にメラトニンは、日中の分泌量は少なく、暗くなってくる夕方から夜になると分泌量が上がっていき、夜中に分泌量が高く、朝になると分泌量が一挙に下がります。

こういったことを考えると、しっかりとした睡眠を取り、副腎を休ませてあげるためには、メラトニンを分解してしまうような明るい光、いわゆるパソコンやタブレット、スマートホンなどのブルーライトは天敵です。

 

メラトニンの分泌が増えてくる夕方からう夜の時間帯に、そういったものを見ないようにすることも、質の良い睡眠、副腎の回復、強いて言えば疲労を溜めないことにつながりますね。

 

 

 

 

またそれ以外に「成長ホルモン」も身体の疲れをとるには重要です。

 

私たち大人はもう成長はしませんが(笑)、成長ホルモンには身体を修復する役割もあります。
夜0時の時点で活性化し、ピークを迎えるので、その時点である程度深い眠りに入っている必要があります。
夜0時に深い眠りに入っているためには10時もしくは11時ぐらいまでには、お布団に入っていたいものですね^^。

 

 

副腎疲労の人は、正常な人に比べて「メラトニン」というホルモンが少ないことが多いです。
この場合は、メラトニンをサプリメントで摂るという方法もありますが、なぜメラトニンそしてその材料のセロトニンが減っているかを考えていく必要がありますね。

この話は、また今度にでも^^。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群の症状 【その9】|副腎疲労と慢性疲労の関係性

大あくびをしているワンちゃん|副腎疲労blog

 

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前回は、副腎疲労の典型的な症状「朝起きるのがつらい」についてお話しましたが、
今日は副腎疲労の症状で誰しも感じる「疲れ」いわゆる「慢性疲労」がなぜ起こるか・・・
その理由についてお話していきます。

前回のblogはこちら↓

 

副腎から分泌されるスーパーホルモン「コルチゾール」。

このコルチゾールの分泌が適切に出来ないと身体にさまざまな不調をきたします。
これが病院に行っても異常は見つからないのに、日常的には体調が悪い、そういったいわゆる不定愁訴と言われるものの原因でもあります。

 

こういった不定愁訴の中で、そして副腎疲労の典型的な症状として、もっとも一般的なのが「慢性疲労」です。

今日はその話をしましょう!

 

 

 

⭐️ コルチゾールが出ないとストレスに対処できる力が出なくなります

 

副腎から分泌されるホルモンは、1日何ミリグラムという決まった量があるわけではなく(もちろん絶対量で少ない場合は問題になりますが)、それぞれの人によって適切な量があります。

もちろんその人のストレスのかかり具合、活動量などにも関連してくるでしょう。

 

適切なホルモンの量が出ていないと、身体にさまざまな不調を起こしてしまうのです。
例えば、不眠症や高血圧、糖尿病、アレルギー、自己免疫疾患の背景にもこのホルモンの分泌不足があります。

 

 

 

 

副腎が疲れてしまうと、とくにホルモンの中でもコルチゾールが枯渇してしまい、ストレスに立ち向かうパワーが出なくなります。このことによって身体に降りかかるストレスに対処できないので、身体は危機的な状態になります。

コルチゾールが不足状態に陥ると、常に疲労を感じるようになります。

またストレスから逃げて楽な環境を自ら選ぼうとするために、抑うつ状態になったり、やる気が出ない状態が続きます。
実はこれは、身体の自己防衛作用でもあるのです。
コルチゾールが下がり、疲労感を感じることで、身体は動かずに休めますので。
その他、こういう時に身体は、甲状腺の機能も落としてエネルギーを作れなくするために、疲労感や何をするにも以前の何倍もの努力が必要なんて状態になるんですねー。

 

 

 

これこそが、副腎疲労と慢性疲労の関係性です。

 

 

 

副腎疲労の状態が進んでいくと、疲労感とうつ状態によって・・・

 

以前楽しんでやっていたこともすべて億劫に感じる

椅子から立ち上がることさえやっと

人生に何の意味も感じられない

すべてが虚しい

楽しいことがひとつもない

仕事も人間関係もどうでもよい

何もする気にならない

 

 

なんていう症状も出てきます。

 

元気な人は「えーそんなに?」っていうように思うかもしれません。

しかし、これは全て、副腎疲労によってコルチゾールが低くなったことによる人間の自己防衛作用なんです。
コルチゾールの分泌量が低いことは、人間にとっては危険な状態であるために、身体は生命を守るために、疲労感や倦怠感を出して身体を動けない状態にし、視床下部に対しても抑制をかけ、軽度のうつのような状態にしていきます。

 

 

 

実際、まったく元気で明るい性格の人でも、副腎疲労になるとこういう状態になります。

私自身もそういう経験がありますし、そうなってしまった人を何人も知っています。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群の症状 【その8】|副腎疲労の典型的な症状「朝起きるのがつらい!」

 なかなか起きられずベッドでぐっすり眠る男性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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みなさん、正月明けから「朝起きるのがつらい!」という症状はありませんか?

 

前回のblogでも、副腎疲労のたくさんの症状を紹介しましたが、その中でも「朝起きるのがつらい!」というのは、副腎疲労の典型的な症状の1つです。

前回のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎疲労の典型的な症状「朝起きるのがつらい!」

 

以前のblogで、副腎から分泌される「コルチゾール」というホルモンには、1日の分泌リズム「サーカディアンリズム(日内変動)」があるというお話をしたと思います。

以前のblogはこちら↓

 

 

副腎から分泌される「コルチゾール」は、朝の6時〜8時に元気よく分泌され、その後、日中はある程度しっかりと分泌されます。そして午後3時〜6時に分泌は次第に低下していき、寝る頃にはピーク時の10分の1に減ります。

このように私たちの身体を元気に動かすためのスーパーホルモン「コルチゾール」は、サーカディアンリズムに従って分泌されています。

 

 

 

 

このコルチゾールというホルモンには、私たちの身体を目覚めさせる働きがあります。

早朝6時ぐらいから、分泌量が増えるコルチゾールですが、朝の8時に一挙にピークを迎え、私たちの身体を目覚めさせ、元気に動かしてくれます。

しかし、副腎疲労の人は、決まってこの朝のコルチゾール分泌量が極端に少ない方が多く、なかなか朝の元気が出ません。
朝のコルチゾール濃度が低いと身体が目覚めず、午前中はだるい状態が続きます。また完全に目が覚めるのに時間がかかる人も多いのです。

 

 

 

 

朝のコルチゾール分泌量が少ないことが・・・

 

朝起きるのがとにかくつらい!

ベッドからなかなか起き上がれない!

まぶたが開かず、頭も重たい!

 

 

こういった症状につながっているわけです。

 

 

 

 

コルチゾールの分泌量は、人によって、また1日の過ごし方でも変わってきます。
副腎疲労の人の中では、コルチゾール濃度が上がらず、1日を通して低いままの方もいらっしゃいますし、 一度高くなってその後高い状態が続く人もいます。なかなか日内リズムが整わないことが多く、これが副腎疲労の人の体調不良にもつながっています。

 

 

 

ここで副腎疲労の方に、ワンポイントアドバイス!

 

もし時間が許せば・・・

朝のなかなか起きれない7時〜9時ぐらいの時間帯を、あえて寝てあげてください。

夜中あまり眠れなかったり、途中起きてしまったりしても、この時間帯に睡眠を取ることで、副腎がゆっくりと休むことができ、びっくりするほど疲れが取れることもあります。

 

 

 

 

朝遅く起きることは、だらしないイメージがあるかもしれません。

しかし、副腎疲労の人は、今日から遅起きを始めてみませんか?

 

副腎ががんばって働かなければならない時間帯にあえて眠る・・・この2時間ばかりの睡眠が、副腎疲労の人にはパワーになります。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

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私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労症候群とは 【その12】|副腎疲労は全ての病気に潜んでいる!?

顔を抑えてひどく落ち込む女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は1月10日。

5日に営業をスタートしてから、年明けの患者さんを診させていただいておりますが、みなさん決まって腸が疲れているようです。笑。

 

ほとんどの方に、回盲弁やヒューストン弁という腸の逆流を防ぐ弁の不調が見られます。
これらの弁は、食べ過ぎや合わないものを摂取したりすることによる消化不良、炭水化物過剰摂取による腸内の炎症や腸内環境悪化により問題が起こります。また副腎疲労によっても、腸内環境が悪化し、問題が発症することも多いところです。

症状としては、下痢と便秘を繰り返す、兎糞(コロコロした便)や細い便、動悸、胸の痛み、めまい、耳鳴り、悪心、吐き気、むくみ、首・肩こり、右肩の痛み(滑液包炎に類似)、寝違い、片頭痛、目の下のくま・・・などなど。

 

 

 

その他、人によっては膵臓に負担がかかっていたり、腸内にガスが溜まっていて、逆流性食道炎の症状が起こっていたりと・・・。
やはり、正月の食べ過ぎの影響が出ています。

 

正月は、お餅やその他の炭水化物が増えたり、おせちに含まれる大量の砂糖やみりん、また普段食べないものを食べることも多いかもしれません。
早めに体調を戻したいものですね。

是非、メンテナンス治療お待ちしております。笑。

 

 

 

 

さて、副腎疲労は、前回までのblogでお伝えしたさまざまなストレス以外にも、二次的に誘発されるものがあります。
今日は、そんな話を少し。

副腎にかかるストレスの種類についてのblogはこちら↓

 

例えば、炎症性の病気から誘発されるもの・・・

気管支炎や喘息、肺炎、副鼻腔炎、感染症などによる呼吸器系の炎症性疾患、また胃炎や十二指腸潰瘍、大腸炎などの消化器系炎症疾患、そういったものが体内で起こることによって副腎疲労が誘発される可能性があるのです。

 

またその逆もあります。
副腎疲労の状態だとそういう病気にもなりやすく、重度の感染症に陥るケースもあります。
さらには、そういう病気や感染が治りずらく、長引く傾向にあります。

 

 

 

これは、何よりも副腎が免疫にも深く関わっているからであり、病気の始まりである炎症を抑えるホルモンを作っているところだからでもあります。
副腎は、内臓の中でもやはり本当に大切な臓器ですよね。

 

そうそう。

この炎症を抑えるホルモンが、いわゆるステロイドホルモンなのですが、このステロイドをお薬として、体外から入れることもリバウンドで副腎疲労が起こります。

 

 

 

⭐️ 副腎はほとんどの病気に関わっている

 

ここまで、さまざまな病気から副腎疲労が誘発されたりすること、また副腎疲労があることで、炎症をうまく抑えられなくなり、炎症が永続することで病気に発展すること、病気にならないようにステロイドホルモンを分泌しているのが副腎ということを考えていくと、感の良い人は、ほとんどの病気や疾患の背景に、副腎が弱っている状態が存在するということが想像できるのではないでしょうか。

 

 

 

そうなんです!

「副腎疲労」の状態にあると、病気になりやすい。
逆に言うとほぼ全ての病気の背景に「副腎疲労」がある。

 

 

 

 

アメリカの医療の臨床現場では、うつ病、甲状腺の病気、喘息、感染症、高血圧や糖尿病などの背景には必ず副腎疲労があると言われています。
また、アメリカでは、様々な科(皮膚科、耳鼻科、歯科、消化器内科、呼吸器内科、内分泌科などなど)において、副腎疲労の治療は行うことは当然のことになっていて、そのことがそのままそれぞれの病気の治療効果をあげることにつながっています。

 

アメリカの臨床現場では、副腎疲労はまずケアしてあげるという環境ができてきています。
これには、病気の始まりに必ず副腎疲労が関わっているという認識が浸透してきたということでしょう。

 

すごいですねー。

日本と全然違いますね。

 

 

 

副腎疲労と病気の関連でもとくに一般的なのは、副腎が弱ってくると、胃炎や過敏性腸炎、逆流性食道炎などの胃腸障害、更年期障害、PMSの重症化が起こりやすくなるということでしょう。
また糖尿病、動脈硬化、高血圧、脂質異常症、肥満などのメタボリック症候群、そして癌のリスクを高めることも言われています。

 

 

 

 

ここまで見てくると、副腎をしっかりケアしてあげる、もしくは労わってあげる生活をしていけば、全ての病気の予防にもなるということが見えてきたのではないでしょうか?

 

ストレスを溜めない、ストレスの量を減らす、悪いものが入ってきたらそれを身体から排出する。
そして、自然なものをよく食べ、しっかりと寝て、そしてストレス解消に大きく笑う。

そんなことが本当に大事なんだと思うんですよね。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群とは 【その9】|副腎の病気「アジソン病」と「クッシング症候群」について

ベッドに座ってぐったりとしている男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から新年の営業がスタートしました〜。
みなさま、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします!
また今年は、コンスタントにblogの記事をあげていきますので、そちらも楽しみにしていてください。

 

 

前回のblogでは、副腎疲労は病気ではなく・・・

「副腎がストレスに対して、適切なコルチゾールの量を分泌できない状態」

というお話をしました。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

副腎疲労に悩まされる方は、病院に行っても通常の生化学検査(血液検査など)では異常が出ません。これは、病院の検査が重篤な副腎機能低下症「アジソン病」や副腎の機能亢進症「クッシング症候群」であるかどうかを検査するためのものだからです。

病院では、健康から病気までのグレーゾーンにいるような軽度から中度の副腎機能低下を発見することはできないのはもちろん、実際には唾液検査や尿中のコルチゾール量を測らなければ、副腎の機能低下度合いはわかりません。

 

 

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

 

副腎の機能低下症の極端な病気が「アジソン病」と呼ばれています。

アジソン病の発症率は、10万人に4人というとても稀な病気ではありますが、治療しなければ生死に関わる病気で、その後も一生コルチコステロイド(グルココルチコイドとミネラルコルチコイド)の補充が必要になります。

 

 

症状には、疲労感、全身倦怠感、脱力感、筋力低下、体重減少、低血圧、食欲不振、下痢、嘔吐、無気力・うつなどの精神症状が見られます。

そして原因は、感染症と特発性があり、感染症は結核性や真菌によるものがあります。また特発性のアジソン病は、そのうち70%は自己免疫疾患で、残り30%は、癌の転移、代謝異常、過度のストレスなどさまざまな要因で起こります。

 

 

 

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

 

次に、副腎機能亢進症の極端な病気である「クッシング症候群」をご紹介しましょう。

クッシング症候群のうち50%が副腎腺腫から起こるもので、30%が甲状腺腺腫により起こる「クッシング病」と言われています。その他、他の腫瘍でも起こることがあります。

 

 

基本的には、グルココルチコイドが慢性的に増加するために、血糖値上昇による糖尿病や肥満、そしてナトリウム吸収が促進されるために高血圧などの問題が起こってきます。また筋力低下などの症状も見られ、満月様顔貌(ムーンフェイス)が特徴的です。

治療は、原因となる腫瘍に対する治療と副腎皮質ステロイド合成を阻害するお薬を飲むことになります。

 

 

 

いかがでしょう?

これが、病院で検査される副腎の病気です。

思ったより重篤な病気ですよね〜。

 

実際、私たちが一般的に経験するような「副腎疲労」は、副腎が軽度から中度、機能低下もしくは機能亢進し、コルチゾールが適切に分泌できなくなるようなものを言います。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

臨床検査は、ほとんどが年齢や性別などで分けられたデータの統計に基づき、その検査の数値が正常か異常かを判断していきます。

 

こういった診断方法では、その患者さんの兆候や症状はあまり診ずに、検査結果の数値によって判断されるため、多くの副腎疲労を抱えている患者さんが正常とみなされてしまいます。
またホルモンの分泌には個人差があり、健康な時のホルモンの基準値と比べてどれだけ低下もしくは増加しているかもとても大切なのですが、そこもなかなか診てもらえることはありません。

さらに専門の機関では、唾液の検査や、尿検査で1日のコルチゾール分泌リズムや総量を測ることができますが、この検査だけでなく、実際はその方が抱えているストレス量に対して、コルチゾールがどの程度相対的に不足しているかを見ていくことが必要になります。

 

 

 

 

私が行なっているカイロプラクティック(アプライドキネシオロジー)や内臓生体力学では、筋力検査を使って副腎の状態をチェックしていくことで、通常病院の検査において正常と診断されたケースでも、内臓のさまざまな機能低下を見つけることができます。

 

この点が、カイロプラクティックをやっている私の強みでもあると自負しております。

 

病気の前のグレーの状態を見つけて早い段階から、それに対して治療をスタートできる!
そして、そういうことを西洋医学よりも何十年も前から行ってきている歴史があります。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう!

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群とは 【その8】|副腎疲労とは何か?もう一度おさらいします

ソファーでだらんと横たわって動けない女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎はどんな臓器なの?

⭐️ 副腎が疲れてしまう原因

⭐️ 副腎疲労は病院の検査では異常が出ない!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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今日は、新年もスタートしたので、少しずつ知られてきつつある「副腎疲労」について、今一度お話したいと思います!

みなさん、なんとなくいつも元気がない、常に疲れている、些細なことが気になってイライラする、新しいことをやる気力がないなど・・・どことなく不健康な状態になったことはありませんか?

 

 

病院に行っても異常はないけれど・・・極端な症状は出ないけれど・・・なんとなく具合が悪い・・・いつもの調子ではない・・・そんな状態はまさに副腎疲労かもしれません。

 

副腎の症状について詳しくはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎はどんな臓器なの?

 

副腎というと、聞きなれないかもしれませんが、腎臓の上にちょこんと乗っているクルミ大の臓器です。
とても小さい臓器ではありますが、その機能はとてもパワフルで、身体のありとあらゆる代謝や調節に関わっています。
大切なホルモンの分泌、炎症を抑える働き、免疫力、血圧のコントロール、血糖値のコントロールなどなど、人間が生きていくためにはなくてはならない臓器なのです。

 

副腎の働きについて詳しくはこちら↓

 

 

そして、この副腎が調子悪くなった状態が「副腎疲労」。

副腎が疲れてしまった状態、ということになります。

 

副腎が疲れると、副腎が担っていたたくさんの機能が働かなくなるために、身体はさまざまな症状を抱えることになります。不定愁訴と言われるようなものには、ほとんどと言ってよいほど「副腎疲労」が関わっています。

 

 

 

⭐️ 副腎が疲れてしまう原因

 

ではなぜ、副腎が疲れて機能が果たせなくなる状態にまでなってしまうのでしょう?

 副腎をそこまで痛めつけてしまう原因はなんなのでしょう?

 

 

 

それは、まさに身体に降りかかる多種多様な「ストレス」と言って良いでしょう。

 

一概に「ストレス」と言っても、精神的なものだけでなく、さまざまなものがあります。
現代社会ではそれこそ、たくさんのストレスが私たちの身体にかかっていると言って過言ではないでしょう。

 

 

残業などが多く過度な労働
人間関係のストレス
食生活の乱れ
甘いものや炭水化物の摂り過ぎ
飲酒や喫煙
重金属や農薬、食品添加物、生活用品に含まれる化学物質などの毒。

 

 

このようなものに副腎が晒され続けると、副腎はこれらのものから身体を守り続けることで、ぐったりと疲れきってしまいます。

そうなってくると、副腎から分泌される大切なスーパーホルモン「コルチゾール」が尽きてしまい、副腎の機能が果たせなくなってしまうわけなんです。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は病院の検査で異常が出ない!?

 

副腎疲労を患っている場合、大抵病院の検査では異常が出てきません。

病院の血液検査では、副腎の機能低下症である「アジソン病」のような病的な異常値が見られないと、特に問題がないとされます。

 

アジソン病についてはこちら↓


 

 

 

副腎疲労の状態というのは、病院の検査において病的に異常な数値ではないが、コルチゾールが過剰に分泌されている、もしくは分泌が少ないような状態のことを言います。
すなわち、身体に降りかかるさまざまなストレスに対して、適正なコルチゾール量を分泌できない状態です。

 

こういう黒ではないがグレーの状態というのは、他の臓器でもあったりします。
病気ではないが、機能異常が起こっている状態ということですよね。
副腎では病気というのが、本当に極端な状態を指すので、このグレーゾーンがとても広いかもしれません。
また現代社会ではこのグレーゾーンに知らず知らずに入ってしまいます。

実はかなり多くの人が、副腎疲労を抱えているんです!

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう!

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群とは 【その7】|ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み

いろいろなストレスで頭を抱える男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

副腎はもうみなさんもご存知の通り・・・

 

 

ストレスの腺

 

 

と言われていて、私たちが受けるありとあらゆるストレスに対して、身体を守る仕事をしています^^。

 

 

 

 

そのストレスから身を守る時にとても大切な「コルチゾール」というスーパーホルモンや「アドレナリン」という闘争のホルモンなど・・・50種類以上ものホルモンを分泌している臓器と言われています。
今までこのホルモンの話をしてきましたが、身体の中ではどういう仕組みでこれらのホルモンが分泌されるのでしょう?

コルチゾールの話↓

アドレナリンなどカテコラミンの話↓

 

 

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

 

実は、ホルモンの分泌は、すべて脳からの指令によって行われているんですね〜。

 

脳には、ホルモンの総司令部である「 視床下部 」と実際司令を出している司令官でもある「 下垂体 」があります。
視床下部は、身体のセンサー的な役割もしていて、今現在身体がどういう状況に置かれているか、またホルモンはどれだけ分泌されているかなども感知しています。そしてその総司令部の「視床下部」からの連絡が下りてくると「下垂体」が各臓器へ実際の司令を送るわけなんです。

 

 

そんなことから脳の視床下部が障害されると、副腎のコルチゾールリズムに問題を起こすということもあります。

 

 

 

さて、ではこのストレスの腺である「副腎」。

ストレスがかかると、実際はどのような流れでホルモンを分泌しているのでしょう。

 

 

 

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

 

まず、何かしらのストレスがかかると・・・

例えば・・・

 

 

 

職場の上司から「今週までにこの仕事仕上げておいてくれ」と言われた。

とても大変もしくは嫌な仕事を、忙しい時に急に頼まれてしまった・・・

 

旧知の友人から「結婚式でスピーチを頼まれてくれないか」と言われた。

人前でしゃべるのは大の苦手なのに、大切な友人だから断われない・・・

 

大切な試験・面接が明日に迫って、そのことで頭がいっぱい。

何ヶ月もこの試験のために準備をしてきた、この試験にパスできないと・・・

 

  

 

 

こんな時、普通の人なら

「ストレス」かかりますよね〜。

 

 

  

何となくイメージできましたか?
人によってはストレスとは感じていなくても、何かしらのプレッシャーはかかってくるはずです。

 こんな時、そういったストレス、プレッシャーが脳の大脳皮質というところで感知されると、2つの系が活性化されます。

 

 

ストレスによるHPA-Axisの仕組み|副腎疲労blog

 

1つは皆さんもよくご存知の交感神経系です。

交感神経が活性化されると、神経末端からは「ノルアドレナリン」が分泌され、副腎髄質からは「アドレナリン」が分泌されます。

 

 

 

そしてもう一つはストレスの感知を受けた「視床下部」が下垂体を通してホルモンの分泌を促すルートです。

こちらは、HPA-axis(Hypothalamus – Pituitary – Adrenal axis) と言われています。ご説明すると先ほどのストレスを感知した視床下部(Hypothalamus)からコルチコトロピン放出ホルモン「CRH」(Corticotropin Releasing Hormone)を分泌し、それが下垂体(Pituitary)に。

そして、下垂体からは、副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」(Adrenocorticotropic Hormone)され、それが副腎皮質に作用して、最終的に副腎皮質から「Cortisol」(コルチゾール)が分泌されます。

 

 

ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み|副腎疲労blog

 

大脳皮質

ストレス感知

視床下部  hypothalamus

CRH:コルチコトロピン放出ホルモン分泌

下垂体  pituitary

ACTH:副腎皮質刺激ホルモン分泌

副腎皮質  adrenal

コルチゾール分泌

 

 

 

 

このような各器官の頭文字を取った「HPA-axis」によって、ストレスを感知してから、脳からの司令によって副腎はコルチゾールを分泌しているわけなんです!

 

 

 

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

 

さて、こちらのHPA-axisの他に、交感神経系も活性化されると先にお話ししましたが、これは視床下部が自律神経の中枢だからでもあるのですが、視床下部がストレスを感知すると、その司令は交感神経からも副腎に伝わります。そうすると副腎髄質からアドレナリンが分泌されることになります。

一方、ノルアドレナリンは脳内と交感神経の末端から分泌され、脳に強い影響を与えていると言われています。

 

 

 

アドレナリンとノルアドレナリンは、同じく興奮性の神経伝達物質で身体の危機に対して、臨戦態勢を整えてくれる作用を持っています。

 

 

 

混同しやすいと思うのですが、どう違うのか気になりますよね・・・。

 

 

それは、これらのホルモンの生成過程を見ていくとわかりやすいと思います。
以前のblogでアドレナリンとノルアドレナリン、これにドーパミンを加えてカテコールアミンもしくはカテコラミンと呼ぶことはお話ししました。
これらの「カテコラミン」は全てチロシンと言うアミノ酸を原料として作られます。

 

 

 

 

交感神経終末において、チロシンが取り込まれ、神経細胞内で「チロシン」から「DOPA(3,4-ジヒドロオキシフェニルアラニン)」が作れます。
その後、さらにドーパミンが生成され、次にノルアドレナリンの順で生合成されていきます。
そして最終的に交感神経終末から放出され、私たちの神経系に作用していきます。

 

さて、ではアドレナリンはどうかというと、このように交感神経内でドーパミンを経て合成されたノルアドレナリンが、副腎髄質に到達して「フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)」という酵素によって初めてアドレナリンに合成されます。

フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)は、ノルアドレナリンのアミノ基にメチル基を付加して、アドレナリンを生合成していきます。この時メチル基のドナーとしてS-アデノシルメチオニン(SAM)が必須の補因子となります。SAMについてはとっても大切なので別途お話ししますね。
この酵素は副腎髄質に多いため、副腎髄質でアドレナリンが合成されているとされていますが、心臓や脳幹にも存在すると言われています。

 

 

 

副腎髄質では、アドレナリンが約80%、残りの大部分がノルアドレナリン、そしてわずかにドーパミンが分泌されます。
要は、アドレナリンに合成しなかったノルアドレナリンもここで分泌されるということなんですね。

 

 

 

 

いやぁ・・・難しい話が続きましたが、こうやってアドレナリンが作れられるとアドレナリンは体内を巡って各臓器に興奮系のシグナルを送ります。
逆にノルアドレナリンは主に交感神経内で作られますが、主に脳内に作用し、私たちの思考や意識を活性化します。

副腎髄質は、交感神経の大きな塊と考えても良いかもしれません。
それもそう、副腎髄質の起源は、交感神経節後神経に相当する神経組織で、解剖学的にも交感神経節と同等の組織であり、多量の交感神経節前線維が侵入する臓器でもあるのです!

 

 

 

 

ちなみにこのノルアドレナリンからアドレナリンへの変換は、糖質コルチコイド(コルチゾール)によっても促進されます。
ということはストレスがかかると交感神経系とHPA-axisのダブルの経路でアドレナリンの合成・分泌が進められるんですよね〜。

 

 

アミノ酸からカテコラミンが作られる経路図|副腎疲労blog

 

面白いですよね〜。

 

 

  

 

アドレナリンとノルアドレナリンが合成される過程、そして違いはこのようになっているのです。

 

ちなみに上図で Epinephrine(エピネフリン)や Norepinephrine(ノルエピネフリン)と書いてありますが、これはアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)のことです。
一般的には、アドレナリンやノルアドレナリンと呼ぶことが多いですが、医学的には副腎髄質ホルモンとしてエピネフリンやノルエピネフリンと呼ぶんですよね〜。

 

 

 

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

さて、そしてもう一つ大事なのが、このカテコールアミンが不必要になった時に不活性化される仕組みです。
そりゃあ、いつまでも興奮しっぱなしじゃ疲れちゃいますよね。

それこそ、怒りっぽくなったり、イライラしたり、うつ病になっちゃいます。 

これらのカテコールアミンである、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンは、「モノアミン酸化酵素(MAO)」や「カテコールーOーメチルトランスフェラーゼ(COMT)」によって代謝され、不活性となり、最終代謝産物は尿で排出されます。

 

 

よく有機酸検査(尿検査)によってこの代謝物を見ることがあるんですが、これはカテコールアミンの生成バランスを見ているんです。

 

メチレーションにおけるBH4サイクルの図|副腎疲労blog

 

ちょっと前の記事でもお話ししましたが、これらの酵素はお腹(腸)の状態が悪いと働かないので、実はとても腸内環境と関わっているんです。

腸内環境が悪いとこれらの興奮生ホルモンであるカテコールアミンはうまく代謝されず、残ってしまう。
ということは、お腹が悪いと情緒不安定やイライラ、怒りっぽい、うつ病、不安感などにつながることがなんとなくわかってきますね〜。

 

 

 

 

大分話が大きくなってきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

最後に・・・

 

特に副腎から分泌されるスーパーホルモンである「コルチゾール」は、視床下部→下垂体→副腎皮質が連携する(司令だけでなく、フィードバックももらいながら)ことで、その適切な分泌量を見極められながら、細かくコントロールされているのです。

心身的なトラブルは視床下部に影響し、それによってコルチゾールの分泌は大きく影響を受けます。

 

 

これこそが、HPA-axisの仕組みなのですが、脳の視床下部にダメージがあると細かい分泌調整のシステムに機能低下が起こり、ホルモンバランスを崩しやすくなります。
視床下部がダメージを受ける原因には、脳の障害や外傷、DVやセクシャル被害、度を超えたストレスなどがあると言われますが、こういった視床下部のダメージは、慢性疲労症候群、線維筋痛症、そして原因不明の病気に深く関連しています。

 

 

 

いやー毎度のことながら、やっぱりストレスって怖いですね。

なんか前回もこの言葉で終わった気がする。笑。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

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副腎疲労症候群とは 【その5】|コルチゾールの日内リズムと睡眠ホルモンとの関係「1日はこうやって回っている」

時計の針を動かそうとするサラリーマン|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ サーカディアンリズムに合わせて分泌される「コルチゾール」

⭐️ コルチゾールの日内変動が乱れると起こる不調の数々

⭐️ 太陽のホルモン「コルチゾール」と月のホルモン「メラトニン」

⭐️ メラトニンをしっかり分泌することが副腎の健康につながる!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。 

 

 

前回は、副腎が分泌する私たちが生きていくためには欠かすことの出来ないホルモン。

 

「コルチゾール Cortisol」のお話をしてきました。 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

このコルチゾールの分泌のされ方ですが、実は、1日を通して一定の量が分泌されるわけではなく、脳にある体内時計によって1日の分泌パターンが調整されています。これをコルチゾールの「日内変動 Circadian Rhythm」と言います。

 コルチゾールは、このような1日のリズムに合わせて分泌され、血液の中に放出されるとあっという間に身体のあちこちに循環されていきます。またストレスの状態によって増えたりしながら、身体を調節しています。

 

 

副腎が疲れていて、機能低下をしていると、この分泌リズムが狂ってしまったり、出なければならない時間帯に必要なコルチゾールが出ないことによって、いろいろな症状につながってくるんですね〜。

 

 

 

 ⭐️ サーカディアンリズムに合わせて分泌される「コルチゾール」

 

コルチゾールの 「日内変動 Circadian Rhythm」 とは・・・

 

 

コルチゾールは、ストレスに対応したり、多くのエネルギーを必要とする日中の活動に備えるために、通常は午前6時頃から分泌がスタートし、朝の8時頃にピークを迎えます。

 

その後、次第に分泌量が減っていきます。午前11時頃から午後3時頃にかけては急速に生産量が減っていき、それ以降、午前0時前後にかけてはさらに生産量が低くなっていきます。

そして、日中働いた副腎をやすませるための夜中には、ピーク時の10分の1以下にまで低下するのです。

 

 

 

 

もちろん、このコルチゾール分泌の曲線はなめらかな曲線ではなく、状況に合わせて急上昇が何度も起こったりします。
ストレスがかかれば、分泌が高まりますし、何かを食べれば、コルチゾール濃度の小さな上昇が起こります。それこそ、スパイク状の急上昇もありますし、小刻みな小さな上昇もあるんです。

 

 

 

⭐️ コルチゾールの日内変動が乱れると起こる不調の数々

 

副腎疲労の状態になると、このコルチゾールのリズムがみなさんそれぞれ違うんですねー。

 

たとえば、1日を通してコルチゾールが低い方もいらっしゃいますし、コルチゾールの生産が非常に不規則の方もいます。またお仕事によっては、気が張ったり、緊張する時間帯でコルチゾールが高まっていて、その他の時間帯ではかなり少ない方もいます。もちろん、夜間のお仕事をしている方なんかは、コルチゾールのリズムが全く崩れている方もいるんです。

 

私が見た中で比較的多いのが、朝のコルチゾールがかなり低いレベルで日中ずっと低い分泌をキープし、夜ご飯以降に分泌が高くなってくるパターンです。

こういったパターンだと、決まって朝は起きられない、ベットから出たくない、元気が出ない、日中もずっとダルさと疲労感があるのですが、夜ご飯を食べてから急に元気が出てきてハイテンションになるので、そこからいろいろ作業をして夜なかなか眠れない・・・というような悪循環に陥っていること方をよく見かけます。

  

 

 

 

コルチゾールは、私たちが日中元気に活動するために不可欠なホルモンですから・・・

 

このように日内変動のリズムに反して、コルチゾールが過剰に分泌されたり、逆に分泌されなかったりすると、体調の状態が大きく変動し、不調につながるんです。

 

 

 

この日内変動のリズムを保つのに大切なのは・・・

 

1つ目に「ストレスをかけ過ぎないこと」、2つ目に「規則的な食事や間食」、3つ目に「睡眠」です。
これ、そのまま副腎のケア、副腎疲労の回復につながっちゃうんですが、少し説明していきましょう^^。

 

 

 

まず、ストレスマネジメント。

コルチゾールは、大きなストレスを浴び続けていると枯渇していくので、なるべくコルチゾールの無駄な浪費を防いであげるために、ストレスのコントロールは必須になります。

 

そして、規則的な食事と間食。

食事をすると、コルチゾールの分泌が高まります。

規則的な食事と合間に適切な間食(甘いものはダメですよ)をしてあげることで、より長い時間帯コルチゾール濃度を保つことができます。また副腎疲労の度合いにもよりますが、適度な運動もコルチゾール濃度を高めるのにかなり効果的です(極端な副腎疲労の方には、運動が逆効果になることもあります)。

 

最後に、睡眠。

これ本当に大事。
これが副腎疲労の1番の特効薬かもしれません。

 

 

 

⭐️ 太陽のホルモン「コルチゾール」と月のホルモン「メラトニン」

 

コルチゾールと睡眠のホルモンである 「メラトニン」 の関係をお話しておきましょう。

 

日中私たちが活動していくのに大事な「コルチゾール」と、夜に睡眠を取って身体を休めるために必要な「メラトニン」。
コルチゾールとメラトニンは、相関関係にあります。よくコルチゾールは「太陽のホルモン」、メラトニンは「月のホルモン」とも呼ばれるんです!

 

 コルチゾールとメラトニンの日内リズム|副腎疲労blog

 

 

実は、日中のコルチゾールを正常に分泌するのに、夜に「月のホルモン」メラトニンをしっかり分泌してあげることがとても重要なのです。メラトニンをしっかり生産して夜睡眠を取ることが、身体を休めることはもちろん、夜のコルチゾール分泌を低くし、副腎をゆっくり休めてあげることにつながります。

 

最近は、この大切なメラトニンがうまく分泌されずに、1日働いた副腎が全く休めていない人が多くいます。

 

 

 

 ⭐️ メラトニンをしっかり分泌することが副腎の健康につながる!?

 

メラトニンというホルモンは、光で分解されます。

 

夕方、特に夜9時以降は、自然な環境下では光もなく真っ暗な状態が普通です。

しかし、現代人が生活する環境は自然の状況とはかけ離れています。夜になっても、街は煌々とネオンの光で眩しいですし、ビルや家の中も蛍光灯でバッチリ明るいですよね。さらに悪いことに最近は夜に携帯やタブレットを見ている人が本当に多い。
テレビやPC、そしてタブレットやスマホなどを見ていると、これらの強い光でメラトニンは分解されてしまうんですよー。

技術開発によって、テレビやPC、スマホの画面は本当に綺麗になりました。
でも実はこれ、強力な明るさの光が目に入ってきてるってこと。
メラトニンホルモンがどんどん分解されてしまいます。LEDもしかりです。

 

夜寝る前に、布団に入ってから携帯でネットサーフィンはもってのほかです。笑。
やってしまうのはとてもわかるんですが、我慢して自分の身体を労わってあげましょう。

 

 

 

 

朝の6時〜8時にしっかりとコルチゾールを分泌して、元気に1日がスタートし、日中も質の良い食事を摂りながら、コルチゾールの分泌をキープしてエネルギッシュに過ごす。夕方以降は次第にスローダウンして、日が落ちるのと同時にコルチゾールはほとんど出なくなります。そうすると暗くなったことに合わせて、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌され、私たちは睡眠に誘われます。そうやって、夜中はメラトニンの分泌が高まり、良い睡眠を取って身体を休めます。そして、また朝を迎え、私たちの脳が日の光を感じるとメラトニンレベルは急激に低下し、今度は副腎が活発に働き出して、コルチゾールを分泌し、1日が元気にスタートするのです。

 

 

 

太陽のホルモン「コルチゾール」と月のホルモン「メラトニン」をリズムよく、分泌させてあげること。

それが自律神経の良いバランスやメリハリのある昼と夜の切り替わりにつながることはもちろん、副腎の健康にとても大切なことです。

 

 

 

次回は、そんな副腎の健康に大切な「睡眠」のお話をしていきたいと思います!

つづく。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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