ホルモン

メチレーション【その1】|メチレーションは全ての病気や不調に関わっている!?

ニット帽をかぶった可愛い双子の赤ちゃん|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ メチレーションは、いろいろな病気の原因に関わっている!?

⭐️ 細胞で1秒間に10億回起きているメチレーションという反応

⭐️ メチレーションの欠陥と病気の関係

⭐️ メチレーションが関わる大切な身体の働きとは?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は・・・

 

メチレーション

 

についてのお話をします!

 

 

  

以前のblogで、「副腎」は全ての病気や症状に関わっているとお話しましたが、それは「副腎」が病気にならないように私たちを守ってくれている臓器だからです。
そして、あらゆる病気は炎症からスタートしますが、その炎症を抑えるステロイドホルモンを作っているところが「副腎」でもあるからです。

今日お話する「メチレーション」は、「副腎」が全ての病気や症状に関わる臓器とするならば、全ての病気や症状に関わる生化学反応と言えるでしょう。

 

以前のBlogはこちら↓

 

 

 

副腎疲労について勉強していくと・・・

そして私の治療やカウンセリングの合間にも・・・

 

みなさんの耳にも、この「メチレーション」という聞きなれないフレーズが飛び込んでくることと思います。

 

 

 

ここ数年で急に出てきた感のある「メチレーション」ですが、実は「栄養療法」を実践する上では一番基礎の部分であると言っても良いでしょう。

メチレーションという概念をしっかり理解できていないと、栄養療法やサプリメンテーションをしていく上で非常に不利になってしまうことがあります。というより、メチレーションを知らないと間違ったサプリメンテーションをしてしまう可能性も往々にしてあります。

 

かつては、メチレーションという概念があまり浸透していなかったので、とくに何も考えず栄養療法を行っていたわけですが、この概念が浸透してきてからは、知っている人の間では「メチレーションに基づいたものでなければ、正確な栄養療法は到底できるものではない」というような共通認識になってきています。

浸透してきたと言っても、日本ではまだまだ知らない先生、ちょっとした知識しかない先生、間違った理解をしている先生がほとんどですが・・・。

 

 

 

 ⭐️ メチレーションは、いろいろな病気の原因に関わっている!?

  

さて、では・・・

「一体このメチレーションというのはなんぞや?」

 

ということなんですが・・・
初めて聞く方は、まったく想像もつかないと思います。
私も初めて聞いた時はそうでした。

 

 

副腎疲労をはじめとして、現代病は「多因子性疾患」と言われますが・・・

「多因子性疾患」とは、原因が1つではなく、いくつかの要素が絡んで症状が起こっていたり、原因が重なって疾患に発展しているということです。
そして、このたくさんある原因の全ての背景に関わっているのが、この「メチレーション」であると言っても過言ではありません。

 

メチレーションは全ての病気や不調に関わっている!?02

メチレーションは簡単に言うと・・・

CH3「メチル基」が

いろんな物同士で受け渡されていくこと

 

です。

この「CH3」というのが本当に大切なんですねー。

 

 

 

 ⭐️ 細胞で1秒間に10億回起きているメチレーションという反応

 

CH3という化学基(メチル基)がいろんな物同士の間で受け渡されていく反応、これがいわゆるメチル化、メチレーションという反応なんですが、実はこの化学反応は、身体の中の細胞ひとつひとつにつき、1秒間に10億回以上起きていると言われています。

 

1秒間に10億回というは、すごい回数ですよね・・・。

 

 

そして、この反応に伴って、身体の中ではDNAやRNAの合成が進んだり、ペプチドの合成、神経伝達物質の代謝が行われたりするので、このメチル基の供与、「メチレーション」というものは、体内では欠くことのできない非常に重要な反応になっているわけなんです。

と言ってもなかなか理解しづらいかもしれませんが、
メチレーションが正常に行われなければ、正しいDNAが作られないのでDNAレベルで問題が起こってくるわけです。

 

 

例えば、親と子どもの遺伝子は似てますが、親が問題ないのに子どもに自閉症が起こってしまうのは、メチレーションに何かしらの欠陥があり、発現して欲しくないDNAをサイレンシング(スイッチオフ)出来ていない結果です。

また、メチル基をある物質につけることでその物質を無毒化できるので、肝臓における解毒の過程にも必ず関わっていますし、脳の中で作られるホルモン(神経伝達物質)の代謝においてもメチル基が必要になるので、もしメチル基がなければ精神不安定になることすらあります。

それ以外にも、さまざまな物質がメチル基をくっつけることで体内で安定した状態になるので、乳がんや子宮がん、または骨粗鬆症のリスクが上がるような活性化された女性ホルモンに、メチル基をつけることで女性ホルモンを安定させリスクをなくすことが出来ます。

 

 

 

このように、いろんなことに関わっているメチレーション。
まさに、適切なメチレーションが行われていなければ、様々な疾患のリスクが上がってしまうということになるわけです。

 

 

 

⭐️ メチレーションの欠陥と病気の関係

 

メチレーションに欠陥があると・・・

 

RNA、DNAの修復と構築
免疫機能
消化の問題
DNAサイレンシング
(発現して欲しくないDNAをスイッチオフにすること)
神経伝達物質のバランス
金属の解毒
炎症コントロール
細胞膜の流動性
(レセプターが細胞膜上を動いて神経伝達物質をキャッチしているが、細胞膜の流動性がないとうまく行かない。メチル化はこの流動性に深く関わっている)
エネルギーの生成
タンパク質の活動性
ミエリン化
(神経のネットワークの構築)
ガンの防止
・・・

 

こういったものがうまく行かなくなってしまいます。

 

そして、

下記に挙げた疾患は全て、メチレーションが適切に行われなかったことにより起こったメジャーな疾患や症状です。

 

糖尿病
心臓血管系疾患
甲状腺機能不全
神経学的炎症
慢性ウィルス感染
神経伝達物質バランス異常
アテローム性動脈硬化症
加齢
神経管欠陥
アルツハイマー病
自閉症
・・・

 

 

 

これだけでも、数多くの疾患にメチレーションが関わっていることがわかると思いますが、実際には、身体で起こる様々な問題についてより深く考えていけば、ほとんど全ての問題において、必ず最終的にメチレーションの欠陥のことに話を進めていかなくてはなりません。

それほど、メチレーションの欠陥が引き起こす問題は多岐にわたると同時に、こういった病気を語るときにメチレーション回路は、必ず避けて通ることはできないものなのです。

 

 

 

⭐️ メチレーションが関わる大切な身体の働きとは?

 

メチレーションが関わっている主な働きについてお話しましょう。

 

 

◉ 望まれない遺伝子の発現を抑制する(DNAサイレンシング)

 

DNAの鎖にメチル基(CH3)がくっ付くことで、その遺伝子が発現抑制されていきます。
またはメチル基が外れて、遺伝子が発現することもあります。
とくに望まれない遺伝子の発現が抑制されるということがとても大事なことです。

 

 

◉ 神経伝達物質の代謝

 

アミノ酸が代謝されて神経伝達物質(ホルモン)が生成されていきますが、その過程の中で必ずメチル基(CH3)が必要になってきます。
メチル基がなければ、この代謝がうまくいかないので、精神神経学的な症状が起きやすいということになります。

 

 

◉ 正しいDNA、RNA、ペプチドの合成

 

正しいDNAやRNAが作られなければ、様々な疾患の原因になっていきますが、こういったDNAレベルでの問題にも関わってきます。

 

 

◉ 正しいミクログリアの働き

 

ミクログリアというのは、余計な脳神経を刈り込みすることで適切な神経ネットワークを作ることに重要な役割をしている細胞。
このミクログリアが正常に働くためには、メチレーション回路がしっかりと機能している必要があります。

 

 

 

今日はここまでにしましょう!

次回も「メチレーション」のお話さらに進めていきますね。

 

 

 

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たんぱく質の話 【その1】|体の血となり、肉となる!

半分皮を剥いたゆで卵|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 身体のたんぱく質は、常に新しいものに入れ替わっている!!

⭐️ たんぱく質は身体の材料!たんぱく質不足で元気がない人も!?

⭐️ 脳の神経伝達物質も「たんぱく質」を材料に作られる!?

⭐️ 免疫で異物と戦う抗体も「たんぱく質」から作られる!?

 

 

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前回のblogでは、3大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質の中で、食べるべき食材と避けるべき食材についてお話してきました。
とても興味深い話だったと思います。

 

前回のblogはこちら↓

 

今日からは、三大栄養素について一つ一つ深いところまで掘り下げていきたいと思います。
副腎疲労を治していくには、食事の改善が必須。そんな食事の中でもこの三大栄養素の話は知っておいて損はないです。
みなさんも是非一緒に勉強していきましょう^^。
まずは、カラダに一番大事とも言えるプロテイン(たんぱく質)についてです。

 

プロテインとは、たんぱく質のことであり、炭水化物、脂肪とともに三大栄養素の1つです。
新陳代謝を繰り返す身体の維持には欠かすことができません。

 

 

人間の身体の主成分は、筋肉・骨・歯・内臓器官・爪・髪・皮膚に至るまで全てたんぱく質でできています。
また同時にたんぱく質は、血液・ホルモン・酵素などの材料でもあり、さらに身体を動かすエネルギーにもなっています。
体の全ての細胞の基本的な材料と言ってもよいでしょう。

 

 

 

⭐️ 身体のたんぱく質は、常に新しいものに入れ替わっている!!

 

身体のたんぱく質は、常に古いものが新しいものに入れ替わっています。
筋肉のたんぱく質は、その60%は16日間で半分が入れ替わり、残りの40%も100日でその半分が入れ替わります。ですから、たんぱく質は毎日、不足しないように摂取する必要があります。

 

人体の各組織のたんぱく質の代謝回転
人体   53%が22日、残り47%が130日
脳    46%が16日、残り54%が150日
肝臓   97%が12日、残り3%が140日
腎臓   92%が11日、残り8%が180日

 

 

こうやってみていくと、早くて10日前後、遅くても4か月〜5か月ぐらいでは身体のあらゆる組織のたんぱく質が入れ替わっていることがわかりますね〜!

 

 

 

⭐️ たんぱく質は身体の材料!たんぱく質不足で元気がない人も!?

 

「たんぱく質」が身体でどのように使われているのかまとめてみましょう1

 

 

たんぱく質は・・・

 

 

皮膚・毛髪・爪を作る
骨・歯・筋肉を作る
内蔵(肝臓・胃腸など)を作る
血管を作る
血液を作る
酵素を作る
ホルモンを作る
抗体を作る

 

 

まさに体の材料!

 

 

成人の体重の55~65%は水分ですが、残り35~45%のうち75%はたんぱく質と言われています。
たんぱく質は、私たちの身体で水に次いで2番目に重要な物質ということですね^^。
そしてみなさんあまり気づいていないのですが、たんぱく質不足が原因で、元気がない人は非常に多い!のです。

 

 

 

たんぱく質は、アミノ酸がペプチド結合したもの。
全てのたんぱく質は100%アミノ酸で構成されており、たんぱく質を食べると体内でアミノ酸に分解され、身体の重要な構成要素になります。

 

 

さらに体内において、ほぼ全ての生物化学反応に関与しています。

 

 

 

⭐️ 脳内の神経伝達物質も「たんぱく質」を材料に作られる!?

 

たとえば、ノルエピネフリン、セロトニン、γ-アミノ酪酸、アセチルコリン、アスパルテート、グルタミン酸塩のような神経伝達物質は100%アミノ酸で作られます。食事によって身体に取り入れられたタンパク質は、消化酵素でアミノ酸に分解され、血液の流れにのって身体の各器官に届けられますが、脳に届いたアミノ酸は、L-グルタミン、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンなどの形で脳内に入り、さらにいくつかの化学反応を繰り返して、様々な神経伝達物質が合成されていくわけです。もちろん脳から発せられる神経物質である神経ペプチドも100%アミノ酸ですね^^。

 

 

 

神経伝達物質の中で、記憶や認知を司っているのはアセチルコリン系、ドーパミン系、グルタミン酸系などですが、この原料になっているのも全てタンパク質なわけです。

そして身体の中の様々な化学反応、代謝に書かせない「酵素」。神経伝達物質を合成させていく過程にも酵素は登場し、酵素がなければ代謝は進みませんが、この酵素もまたタンパク質を原料として作られています。

 

ここまでタンパク質が重要な役割を果たしているというのは驚きですよね^^。

 

 

 

またその他、身体で重要な働きをするホルモンも100%アミノ酸で構成されています。
ちなみに男性ホルモンや女性ホルモンはアミノ酸と脂質、または脂質だけで構成されています。

 

さらに言うと、筋組織の95%、心臓組織の95%もアミノ酸で構成されており、私たちの遺伝子で重要なRNAやDNAはアミノ酸が無ければ働かないのですよ〜。
そしてビタミン・ミネラルはみなさんもサプリメントで摂ったりして、なんとなく大事だという認識はあるでしょう。
しかし、このビタミン・ミネラルがちゃんと働くにもアミノ酸が必要で、体内におけるアミノ酸のバランスが不均衡であると、ビタミン・ミネラルの消化吸収また代謝がうまく行われなくなってしまうのです。

 

 

 

⭐️ 免疫で異物と戦う抗体も「たんぱく質」から作られる!?

 

血漿中にもアミノ酸から作られたたんぱく質があり、免疫に重要な役割を果たしています。
血漿の約90%は水分で、残りの大部分がたんぱく質です。血漿たんぱくの主な構成成分はアルブミン、α1–グロブリン、α2–グロブリン、β–グロブリン、γ–グロブリンです。私たちの身体には、体内に一度入ってきた細菌や毒素などの異物を確認して攻撃する免疫力が備わっていますが、この作用を行う抗体が免疫グロブリンというたんぱく質で出来ているのです。
この免疫グロブリンの主な成分は、γ–グロブリンで、γ–グロブリンが不足すると免疫グロブリンが出来にくくなり、異物に対する抵抗力が落ちます。その結果、感染症になりやすくなるというわけです。なお、γ–グロブリン値が低下する病気にはγ–グロブリン血症というのがあり、臨床的には免疫不全を示します。また骨髄移植患者などの免疫不全患者には感染症を予防するためにγ–グロブリンが投与されることもあります。

 

 

 

アミノ酸。なんて大事ななんでしょう!

 

 

 

「たんぱく質」そしてたんぱく質を構成する「アミノ酸」が、いかに身体にとって重要な栄養素であるか、そしてそれがみなさんの健康と病気にどのくらい深く関わっているのか、少し想像できたでしょうか?

 

英語表現でタンパク質は「プロテイン」ですが、ギリシャ語で「第一位のもの」を意味する「プロティオス」が語源だと言われています。それほど、タンパク質は生命にとってもっとも大切な栄養素なのでしょう。
たんぱく質不足・アミノ酸不足があると、組織の蛋白合成の低下が起きるため、当然組織の機能低下が起こります。
また自律神経やホルモン分泌にも影響が起き、ホメオスターシス(生体恒常性)の乱れから、老化や疾病を起こす土台を作っていくとも言えます。

 

 

みなさん、たんぱく質の重要性、しっかり覚えておいてください^^。
たんぱく質が体の血となり、肉となる!です。

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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副腎疲労症候群の症状 【その16】|副腎疲労でPMS(生理前症候群)が悪化する!?

ソファーでお腹を抱えて横たわる女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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今日は、沖縄3日目。
早いものでもう明日は帰る日です。
今回は、貯まっていたマイルの消化で来ているので、そんなに長くなくても良いのですが、本当は外国人のようにもっと長期で休暇を取りたいものです。笑。

 

海外旅行に行き、まわりのバケーションに来ている外国人のご夫婦や家族に聞くと、決まって2週間とか3週間とか。中には1ヶ月なんていう人も。
私たちが1週間なんていうと、短すぎてびっくりされます。

日本人も、もっと長いバケーションが当たり前になると良いですね。

でも、やっぱり仕事人間の日本人は、そんなに仕事しない期間が長いとダメな人が多いかなー。
今回の年末年始も患者さんの中でも休みが10日ぐらいになる方がいましたが、「そんなに休みたくない」「そんなに休むと仕事始まった後が怖い」なんて声が聞こえました。

 

 

 

日本人の性ですかね。

働くのが好きな日本人。ここにも副腎疲労になりやすい要素が・・・。笑。

 

 

 

昨日は、雨から曇りで天気があまりよくなかったので、「美ら海水族館」に行ってきました。
ここに来るのは、ほぼ10年ぶり。
途中、瀬底島などを脇目に見ながら、懐かしい気持ちで車を運転していました。
美ら海水族館は、ジンベエザメが観れる水族館で、このジンベエザメとマンタのいる水槽が本当に圧巻です。

うちの2歳の子どもも「おー」「おおきぃ」と言っていました。笑。

私も昔から水族館は大好きなんですが、大人になるとやはりそんなに行かなくなります。
こうやって子どもが出来るとまたそういうところに行けるようになる。
それも楽しみの1つですね。

 

普通の水族館より高いチケットだと思いますが、やはり他にはない水族館です^^。

 

 

 

 

さて、今日はここ最近の流れで、副腎疲労と性ホルモンに関係する話。
最後に「PMS」いわゆる「生理前症候群」とのお話をしていきます。

昨日のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ PMS(生理前症候群)に悩む女性と副腎疲労

 

PMS(生理前症候群)とは、生理前のホルモンの変化によって、頭痛、乳房の張り、下腹部の痛み、むくみ、イライラ、怒り、不安感、うつ症状などが起きるものです。

 

副腎疲労によって、コルチゾールスチール(コルチゾールの生産が優先されて、他のホルモンの生産が抑制されること)が起こり、女性ホルモンが抑制されるとPMS症状が酷くなります。

 

これは・・・

 

 

 

正常に女性ホルモンが作れないことが1つ。

もう一つはエストロゲンとプロゲステロンのアンバランスが要因です。

 

 

 

エストロゲンとプロゲステロンのバランスについて、少しご説明しましょう。

 

ホルモン生成図|副腎疲労blog

 

この図は、1番上のコレステロールから、どのように副腎皮質ホルモンや性ホルモンを作っていくかという代謝の仕組みを示したものです。

これを見ると1番上のコレステロールから「プレグネノロン」という全てのホルモンに変換できるプロホルモンを作ります。
そして、その直後に女性ホルモンの一つ「プロゲステロン」が出来ます。

 

 

 

このプロゲステロンを見てもらえるとわかると思うのですが、左側四角の左下、アルドステロン(塩分とカリウムを調節しているホルモン)や右下のコルチゾール、そして右側四角のテストステロン(男性ホルモン)やエストロン、エストラジオール(女性ホルモン)など、全てのホルモンに変換される材料となっているのがわかります。

 

プロゲステロンは、女性ホルモンの1つですが、このように様々なホルモンの原料にもなれるんです。
そんなことから、ストレスがかかってコルチゾールの需要が高まるともちろん他の性ホルモンの生成も抑制されるのですが、何より材料のプロゲステロンが使われて少なくなります。
その結果、もちろんエストロゲンも減ることはあるのですが、相対的にはプロゲステロンが低い状況が起こりやすいと言えます。

このアンバランスが、PMS(生理前症候群)にも大きく関わっています。

 

 

 

またPMSに関しての、女性ホルモンのアンバランスは一言では説明出来ず、様々なタイプに分けられます。
このことについてはまた別の機会に詳しくお話します。

 

 

 

 

どちらにしても、ストレスによりコルチゾールの需要が高まることが、女性ホルモン生成の抑制はもちろん、アンバランス(プロゲステロン過少)にも関与することがわかっていただけたのではないでしょうか。

 

PMS(月経前症候群)を患っている女性で、チョコレートを無性に食べたくなる方がいますが、あれは生理前の食欲や血糖値の上下によって甘いチョコレートを欲するということももちろんありますが、チョコレートの中にたくさん含まれるマグネシウムを身体が欲しているということがあります。

マグネシウムは、B6とともに女性ホルモンの代謝に必須の栄養素で、さらにプロゲステロン産生にも関わります。

しかし、もちろんチョコレートを食べればその糖分によって血糖値のアンバランスが起こり、
副腎に更に負担をかけることになります。

 

 

 

PMSは、けっこう深いテーマなので、またお話していくと思います。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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副腎疲労症候群の症状 【その15】|更年期障害と副腎疲労の密接な関係

ベッドに横たわって笑顔で見合っている中年期の夫婦|副腎疲労blog

 

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本日沖縄2日目。

今日の沖縄は雨模様。
午後から晴れてくるようですが、風も強い日です。
そんな今日はのんびりスタートです。

 

 

 

さて、ここ2日ぐらい副腎と性ホルモンのお話をしていますが、一度復習のために整理しておくと・・・

ここ2日のblogはこちら↓


 

通常、男性ホルモン「テストステロン」は精巣から、女性ホルモン「エストロゲン」は卵巣から分泌されます。

そして、このサポートとして、副腎からもテストステロンとエストロゲンを、アンドロゲンという男性ホルモンの一種「DHEA」から作り、分泌しています。
とくに、男性・女性でも更年期を迎えて、精巣・卵巣からの分泌がなくなってくると、副腎がその役割を一手に引き受けます。副腎が頑張ってテストステロンやエストロゲンを分泌することで、更年期以降も男らしさと女らしさを作ってくれます。

また、普段から自分の性と逆の性ホルモン(男性だったら女性ホルモン、女性だったら男性ホルモン)は副腎で作っています。
例えば、女性でも男性ホルモン「テストステロン」が大事なのですが、精巣がない女性では、副腎から分泌されているということですね。

 

 

 

 

これだけ、副腎が性ホルモンのサポートをしているということは、一度副腎が疲れてしまうと性ホルモンに関わる問題が起こってくるというのは容易に想像できます。

 

 

 

⭐️ 副腎が疲労していると更年期障害もひどくなる!?

 

副腎疲労によって、とくに女性特有の問題は起こりやすくなります。

 

女性ホルモンに関しては、遺伝的な問題で代謝障害が出てくるケースもありますが、多くは、ストレスや食生活の乱れ、無理なダイエット、不規則な生活、環境ホルモンの影響により、卵巣や副腎の機能が低下してしまうことに原因があります。

 

 

 

 

以前もお話しましたが、過度なストレスによってコルチゾール需要が高まると、身体はコルチゾールの生産を優先するので、同じコレステロールを材料としている性ホルモンの分泌を控えて、コルチゾールを作ろうとします。

これは、身体の危機を守る正常な反応です。

 

 

 

更年期障害は、日本ではエストロゲンが急激に低下することで問題(症状)が起きてくると言われています。
本当は、もう一つの女性ホルモンである「プロゲステロン」も深く関わっているのですが、この話はまた別の機会に譲ることにして・・・。

もし更年期で卵巣機能が低下してエストロゲンが減少する頃に副腎疲労を抱えていると、副腎からの性ホルモン分泌が減少しているため、エストロゲンの低下は急激になります。このことにより更年期の症状は強く出ることになります。逆に副腎が元気な状態だと、副腎からのエストロゲン分泌は継続されるので、エストロゲンの減少はそこまで急激な曲線を描かなくてよくなり、症状も軽く済みます。

これが、副腎疲労と更年期障害が深く関わっている理由でもあります。

 

 

 

また逆の観点から見ていくと、更年期以降はいままで卵巣で行なっていたエストロゲン分泌を副腎が一手に引き受けるため、副腎がその時点で他のストレス処理に追われていていっぱいいっぱいな状態だと、そこに大きな仕事が一つ増えることで、ドーンと酷い副腎疲労に陥ってしまうことがあります。
このように、副腎に負担がかかっている状態(副腎疲労)で更年期を迎えると、更年期障害も酷くなりますし、副腎疲労の状態も悪化します。

実は、更年期障害の症状と副腎疲労の症状ってすごくよく似ているんですよね。

これは更年期の頃に副腎疲労が重なると、女性ホルモンの急激な低下による症状と副腎疲労の症状が重なってしまうからだと私は考えています。

臨床をやっていると更年期障害でお悩みの患者さんは、やはり副腎疲労を持っている方がほとんどです。

 

 

 

 

考えてみると、更年期の頃(40代後半〜50代)っていうのは、ストレスも多い時期なんです。
もしかしたら、大病を患ってしまう時期かもしれませんし、またこの頃ちょうどご両親が介護を必要とする時期と重なるかもしれません。

女性は50代になってくると膝や股関節の痛みに悩まされる人も多いです。
これは、若い頃と比べて運動不足の人が多く、その割には食べる量は変わらない、もしくは果物やお菓子類などを食べる量が増えることで、それによる体重増加とその体重を支える筋肉の衰えが原因です。

 

更年期の時期は、仕事でもプライベートでも変化が起きやすい時期です。
また男性同様、女性もこの時期身体の痛みや病気にかかる人も多いのです。

 

 

 

こういったことから、まさにこの時期の副腎はあっぷあっぷです。
更年期障害起こりやすくなると思いませんか?

この時期、忙しい毎日を過ごしていたり、大きなストレスがかかっている方はとくに要注意です。

 

また最近は30代で更年期と同じような症状が出るような「若年性更年期」という問題もあります。
やはりここにも不規則な生活や大きなストレスが関わっているのは、言わずもがなでしょう^^。

 

 

次回はもう一つの女性特有の問題である

「PMS(生理前症候群)」にも触れておきましょう。

お楽しみに〜。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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副腎疲労症候群とは 【その15】|若返りホルモンと呼ばれるDHEAとは!?

お腹を両手で触っている女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から、沖縄に来ています。

久しぶりの本島です。

宿は、北谷町。海の目の前のコンドミニアムタイプの部屋を取って、ゆっくり過ごしています。
ここは、来たことがある方はわかると思いますが、米軍基地が近くにあるので、軍人さんやアメリカ人がとても多いです。海辺ではアメリカ人の方が良く会うぐらい。

沖縄の中でもちょっと海外に来たような感覚を覚えます。

でもやはり、海の前はのんびりしていて、良いですね。
潮の音が聞こえてきて、気持ちも安らぎます。
北谷町は、初めて泊まりましたが、とても気に入りました。
街はそこまで新しい感じではないですが、ちょっとしたカフェや食べるところも多く、目の前はダイビングスポットです。

 

 

 

まだ2歳の子どもも、家族旅行に終始ニコニコ。
やはり、ずっと一緒に入れるというのが、嬉しいんでしょうね〜。かわいいもんです。
今日は波もなかったので、海の前でのんびり貝を拾ったり、海をゆっくり眺めたり。そんな初日。

 

そして、初日から作る気はなかったのですが、自炊。
いつもは予定をけっこう詰めてしまうことが多いのですが、今回はまったく何も決めずの旅行。
そして、行く場所もとくに決めていない旅行。
こんな旅行、副腎のリフレッシュには最高かもです。

 

 

 

さてさて、今日は昨日話題に上がった副腎から分泌される「DHEA」というホルモンについて、
少し触れておきましょう!

昨日のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎から分泌される性ホルモンの母「DHEA」

 

DHEAは、副腎皮質の内側にある網状帯で分泌され、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンを作る材料になるホルモンです。

そのため、DHEAは「ホルモンの母」とも呼ばれるスーパーホルモンです。

 

 

 

そのほかにも実は、免疫力を高めて炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けたり、動脈硬化の予防、脂質異常症の予防、性欲を高めるなど・・・さまざまな働きを持っています。
こういった働きが生活習慣病の予防にも多大な貢献をしているということで、「若返りのホルモン」とも呼ばれているんです。

ある研究では、このホルモンが多い男性の方が長生きという結果も出ています。

 

 

すごいですね〜。

 

 

そして、副腎ではコルチゾールとともにストレスに対処してくれるホルモンでもあります。
またコルチゾール同様、一度副腎疲労に陥ってしまうと、DHEAの分泌も低下してきます。

 

 

 

 

DHEAは、アンドロゲンという男性ホルモンの一種です。

 

もちろん、男性ホルモンは、精巣で、女性ホルモンは、卵巣で作られます。
しかし、これらの性ホルモンは、副腎でも少量作られているんです。
これはDHEAが、テストステロンやエストロゲンに変化していくことができるからです。
男性ホルモンのDHEAですが、女性ホルモンにも変化可能なんです。

これこそが、私たちが更年期を迎えて、性ホルモンの分泌が少なくなってきた、もしくはなくなってきた時に、副腎が大切な働きを担っていると言われる所以です。
精巣や卵巣で性ホルモンが作られなくなったとしても、副腎は第2の生産地としてがんばるわけなんです。

 

 

 

また、これがかなり重要なんですが、男性・女性ともに、自分の性ではない性ホルモン(男性だったら女性ホルモンのエストロゲン、女性だったら男性ホルモンのテストステロン)は全て副腎で作っています。
こういった自分の性ではないホルモンも私たちの身体では重要な役割をもっていて、そのホルモンが少なくなるだけでも、身体に問題を起こします。
たとえば、女性でテストステロンが少なくなると、ブレインフォグ(頭に霞がかかったような状態)ややる気のなさ、倦怠感にも関係してきます。

そして、ホルモンの検査を行い、その数値を見ていて、自分の性ではないホルモンが少なくなっていた場合、
これは完全に副腎疲労を疑います。
そのパターンがとても多いということです。

 

 

 

 

男性にとっては、女性ホルモン唯一の生産地。

女性にとっては、男性ホルモン唯一の生産地。

 

 

 

副腎は、私たちの精巣や卵巣が衰えてきたときでも、男らしさや女らしさをサポートしてくれます。

まさに更年期障害と副腎疲労が関係するという部分でもありますね^^。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群の症状 【その14】|最近、性欲が少なくなってはいませんか?それ副腎疲労が原因かも!

ベッドで不機嫌な様子のカップル|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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今日は、すごい題名からスタートしましたが・・・笑。

性欲です!

これ、問診で聞くこともあるんですが、なかなかみなさん照れて言いずらいところですよね。
中には「そうそう!」なんて正直な方もいらっしゃいますが(言っていただけると助かります)、実は副腎疲労になると、性欲が低下しやすいのです。

 

 

 

若い頃に比べると、結婚もして、子どもも出来てセックスをする機会も少なくなってきた・・・

毎日忙しくて、性的な欲求がなくなってきた・・・

夫婦で長い間、セックスレス状態が続いている・・・

 

 

 

などなど、世間一般的にもこういう傾向はあります。
また日本人はとくに性生活が少ない人種と言われているので、そういう傾向も強いでしょう。
もしくは、副腎疲労の人が多いから(性生活が少ない)というのもあるのかもしれません。

 

 

私は、Mama Meets Baby という妊娠をサポートする治療も行なっているので、性生活はとても大切に思っています。

Mama Meets Babyについてはこちらから↓

 

これ。けっこう多いんですが、「妊娠を目指しているのに、夫婦のセックスが少ない」というご夫婦。

中にはもう排卵の時だけ1回とか。
そういう方いらっしゃいます。
これだと身体の健康状態や栄養状態がうんぬんより、可能性がやはり低くなってしまいます。
精子と卵子が会う機会が多いほど、親密度は増していきます。
逆に、1ヶ月に1回しか入ってこない精子は、親密度が低いので、排除されやすいです。

 

日本が、不妊大国と呼ばれてしまう原因のひとつがここにあります。

 

 

 

そんなことで、人種のことは置いておいても、不妊へのサポートでも必ず「副腎」ケアは欠かせません。

実は「副腎」をケアすると妊娠してしまう人も多いほど。

これは副腎が分泌するホルモンが関わっています。

 

 

 

 

なぜ、副腎疲労になると性欲が低下してしまうのか、今日はそんなことを見ていきましょう。

 

 

 

⭐️ 性欲低下、セックスレス、不妊も副腎疲労が原因に!?

 

副腎疲労(アドレナルファティーグ)と性欲には深い関係があります。

 

 

 

それは、性欲に副腎が分泌する性ホルモンが非常に深く関わっているからです。

強いストレスを受けると、副腎はそれに対応するために大量のコルチゾールを分泌しますが、その時、その他の副腎から分泌するホルモン(DHEAや性ホルモン)が不足してしまうのです。

コルチゾールは、元々コレステロールから作られます。
そして、実は、男性ホルモンや女性ホルモンもコレステロールから作られます。
若返りのホルモン、ホルモンの母と呼ばれるような「DHEA」もコレステロールが原料になっています。

 

コレステロールって大事なんですよ〜(これ少なくなっても問題なんです)。

 

 

 

ストレスが強いと、身体のコルチゾール需要が高まります。

この時、身体は生きていくために(生命を守るために)コルチゾールが何より大切な状況になるので、同じコレステロールから作られる他のホルモン(男性ホルモン、女性ホルモン、DHEAなど)の産生を低下させ、コルチゾールを作ることを最優先にします!

 

このことを「コルチゾールスチール」と言います。

 

副腎疲労の方は、コルチゾールスチールが起きていることが本当に多いです。

 

 

 

 

こうなると、性ホルモン関係は軒並み低下してしまうので、
ストレスがかかっていて一杯一杯の時にセックスのことなど考えられませんと。
こうなるのです。

 

 

 

 

性欲に大事なのはとくに「男性ホルモン」です。
最近性欲が少なくなってきているという方は、男性ホルモンが少なくなってきているかもしれません。

男性の場合、「テストステロン(男性ホルモン)」は精巣から分泌されますが、副腎からも分泌されていて、副腎がテストステロンの2次的な供給源であるので、副腎疲労によって副腎からのテストステロンが低下すると性欲への影響が出てくるのが一つ。それと副腎から分泌され、性欲を刺激する「DHEA」というホルモンも十分に分泌されなくなるので、これも性欲低下に一躍かっています。

加齢によって精巣の機能が低下していれば、なおさらでしょう。

 

そして、女性の場合は、身体の中で「テストステロン(男性ホルモン)」を作っているのが、唯一副腎になるので、副腎が疲労すれば直にその影響が性欲に出てきます。

 

 

 

 

テストステロンが低下すると、ほかにもいろいろと身体に影響が出てきます。

男性では、ヒゲが薄いとか、手足の毛の薄さ、物事への意欲の低下などがわかりやすいところかもしれません。
性欲低下はもちろん、男性らしさが少なくなり、元気なくなるんです。
男らしい男性より、女子力が高い男性が増えているのはこういったところもあるかもしれません。笑。
副腎疲労が蔓延している社会ならではかも・・・。

そして、女性でもテストステロンが低下すると元気なくなりますが、ブレインフォグ(頭に霞がかかったような状態)が起こってくることもあります。逆にホルモン補充で、テストステロンを補充するとギンギンに元気になり、性欲も湧いてきます(決してご自身の判断ではなさらないように・・・)。

 

 

 

 

副腎疲労と性欲の低下。

こういった関係性があったのです。
世の中の男性。そして女性の方々。
また性生活が少なくなってきているご夫婦。

年齢だから性欲が衰えてきているのかな・・・と諦めないでください。

 

その背景にはもしかしたら「副腎疲労(アドレナルファティーグ)」が潜んでいるかもしれません。
副腎を元気にして、性生活を楽しみ、夫婦仲良くハッピーなのが1番ですね^^。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

  

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労症候群とは 【その7】|ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み

いろいろなストレスで頭を抱える男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

 

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副腎はもうみなさんもご存知の通り・・・

 

 

ストレスの腺

 

 

と言われていて、私たちが受けるありとあらゆるストレスに対して、身体を守る仕事をしています^^。

 

 

 

 

そのストレスから身を守る時にとても大切な「コルチゾール」というスーパーホルモンや「アドレナリン」という闘争のホルモンなど・・・50種類以上ものホルモンを分泌している臓器と言われています。
今までこのホルモンの話をしてきましたが、身体の中ではどういう仕組みでこれらのホルモンが分泌されるのでしょう?

コルチゾールの話↓

アドレナリンなどカテコラミンの話↓

 

 

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

 

実は、ホルモンの分泌は、すべて脳からの指令によって行われているんですね〜。

 

脳には、ホルモンの総司令部である「 視床下部 」と実際司令を出している司令官でもある「 下垂体 」があります。
視床下部は、身体のセンサー的な役割もしていて、今現在身体がどういう状況に置かれているか、またホルモンはどれだけ分泌されているかなども感知しています。そしてその総司令部の「視床下部」からの連絡が下りてくると「下垂体」が各臓器へ実際の司令を送るわけなんです。

 

 

そんなことから脳の視床下部が障害されると、副腎のコルチゾールリズムに問題を起こすということもあります。

 

 

 

さて、ではこのストレスの腺である「副腎」。

ストレスがかかると、実際はどのような流れでホルモンを分泌しているのでしょう。

 

 

 

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

 

まず、何かしらのストレスがかかると・・・

例えば・・・

 

 

 

職場の上司から「今週までにこの仕事仕上げておいてくれ」と言われた。

とても大変もしくは嫌な仕事を、忙しい時に急に頼まれてしまった・・・

 

旧知の友人から「結婚式でスピーチを頼まれてくれないか」と言われた。

人前でしゃべるのは大の苦手なのに、大切な友人だから断われない・・・

 

大切な試験・面接が明日に迫って、そのことで頭がいっぱい。

何ヶ月もこの試験のために準備をしてきた、この試験にパスできないと・・・

 

  

 

 

こんな時、普通の人なら

「ストレス」かかりますよね〜。

 

 

  

何となくイメージできましたか?
人によってはストレスとは感じていなくても、何かしらのプレッシャーはかかってくるはずです。

 こんな時、そういったストレス、プレッシャーが脳の大脳皮質というところで感知されると、2つの系が活性化されます。

 

 

ストレスによるHPA-Axisの仕組み|副腎疲労blog

 

1つは皆さんもよくご存知の交感神経系です。

交感神経が活性化されると、神経末端からは「ノルアドレナリン」が分泌され、副腎髄質からは「アドレナリン」が分泌されます。

 

 

 

そしてもう一つはストレスの感知を受けた「視床下部」が下垂体を通してホルモンの分泌を促すルートです。

こちらは、HPA-axis(Hypothalamus – Pituitary – Adrenal axis) と言われています。ご説明すると先ほどのストレスを感知した視床下部(Hypothalamus)からコルチコトロピン放出ホルモン「CRH」(Corticotropin Releasing Hormone)を分泌し、それが下垂体(Pituitary)に。

そして、下垂体からは、副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」(Adrenocorticotropic Hormone)され、それが副腎皮質に作用して、最終的に副腎皮質から「Cortisol」(コルチゾール)が分泌されます。

 

 

ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み|副腎疲労blog

 

大脳皮質

ストレス感知

視床下部  hypothalamus

CRH:コルチコトロピン放出ホルモン分泌

下垂体  pituitary

ACTH:副腎皮質刺激ホルモン分泌

副腎皮質  adrenal

コルチゾール分泌

 

 

 

 

このような各器官の頭文字を取った「HPA-axis」によって、ストレスを感知してから、脳からの司令によって副腎はコルチゾールを分泌しているわけなんです!

 

 

 

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

 

さて、こちらのHPA-axisの他に、交感神経系も活性化されると先にお話ししましたが、これは視床下部が自律神経の中枢だからでもあるのですが、視床下部がストレスを感知すると、その司令は交感神経からも副腎に伝わります。そうすると副腎髄質からアドレナリンが分泌されることになります。

一方、ノルアドレナリンは脳内と交感神経の末端から分泌され、脳に強い影響を与えていると言われています。

 

 

 

アドレナリンとノルアドレナリンは、同じく興奮性の神経伝達物質で身体の危機に対して、臨戦態勢を整えてくれる作用を持っています。

 

 

 

混同しやすいと思うのですが、どう違うのか気になりますよね・・・。

 

 

それは、これらのホルモンの生成過程を見ていくとわかりやすいと思います。
以前のblogでアドレナリンとノルアドレナリン、これにドーパミンを加えてカテコールアミンもしくはカテコラミンと呼ぶことはお話ししました。
これらの「カテコラミン」は全てチロシンと言うアミノ酸を原料として作られます。

 

 

 

 

交感神経終末において、チロシンが取り込まれ、神経細胞内で「チロシン」から「DOPA(3,4-ジヒドロオキシフェニルアラニン)」が作れます。
その後、さらにドーパミンが生成され、次にノルアドレナリンの順で生合成されていきます。
そして最終的に交感神経終末から放出され、私たちの神経系に作用していきます。

 

さて、ではアドレナリンはどうかというと、このように交感神経内でドーパミンを経て合成されたノルアドレナリンが、副腎髄質に到達して「フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)」という酵素によって初めてアドレナリンに合成されます。

フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)は、ノルアドレナリンのアミノ基にメチル基を付加して、アドレナリンを生合成していきます。この時メチル基のドナーとしてS-アデノシルメチオニン(SAM)が必須の補因子となります。SAMについてはとっても大切なので別途お話ししますね。
この酵素は副腎髄質に多いため、副腎髄質でアドレナリンが合成されているとされていますが、心臓や脳幹にも存在すると言われています。

 

 

 

副腎髄質では、アドレナリンが約80%、残りの大部分がノルアドレナリン、そしてわずかにドーパミンが分泌されます。
要は、アドレナリンに合成しなかったノルアドレナリンもここで分泌されるということなんですね。

 

 

 

 

いやぁ・・・難しい話が続きましたが、こうやってアドレナリンが作れられるとアドレナリンは体内を巡って各臓器に興奮系のシグナルを送ります。
逆にノルアドレナリンは主に交感神経内で作られますが、主に脳内に作用し、私たちの思考や意識を活性化します。

副腎髄質は、交感神経の大きな塊と考えても良いかもしれません。
それもそう、副腎髄質の起源は、交感神経節後神経に相当する神経組織で、解剖学的にも交感神経節と同等の組織であり、多量の交感神経節前線維が侵入する臓器でもあるのです!

 

 

 

 

ちなみにこのノルアドレナリンからアドレナリンへの変換は、糖質コルチコイド(コルチゾール)によっても促進されます。
ということはストレスがかかると交感神経系とHPA-axisのダブルの経路でアドレナリンの合成・分泌が進められるんですよね〜。

 

 

アミノ酸からカテコラミンが作られる経路図|副腎疲労blog

 

面白いですよね〜。

 

 

  

 

アドレナリンとノルアドレナリンが合成される過程、そして違いはこのようになっているのです。

 

ちなみに上図で Epinephrine(エピネフリン)や Norepinephrine(ノルエピネフリン)と書いてありますが、これはアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)のことです。
一般的には、アドレナリンやノルアドレナリンと呼ぶことが多いですが、医学的には副腎髄質ホルモンとしてエピネフリンやノルエピネフリンと呼ぶんですよね〜。

 

 

 

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

さて、そしてもう一つ大事なのが、このカテコールアミンが不必要になった時に不活性化される仕組みです。
そりゃあ、いつまでも興奮しっぱなしじゃ疲れちゃいますよね。

それこそ、怒りっぽくなったり、イライラしたり、うつ病になっちゃいます。 

これらのカテコールアミンである、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンは、「モノアミン酸化酵素(MAO)」や「カテコールーOーメチルトランスフェラーゼ(COMT)」によって代謝され、不活性となり、最終代謝産物は尿で排出されます。

 

 

よく有機酸検査(尿検査)によってこの代謝物を見ることがあるんですが、これはカテコールアミンの生成バランスを見ているんです。

 

メチレーションにおけるBH4サイクルの図|副腎疲労blog

 

ちょっと前の記事でもお話ししましたが、これらの酵素はお腹(腸)の状態が悪いと働かないので、実はとても腸内環境と関わっているんです。

腸内環境が悪いとこれらの興奮生ホルモンであるカテコールアミンはうまく代謝されず、残ってしまう。
ということは、お腹が悪いと情緒不安定やイライラ、怒りっぽい、うつ病、不安感などにつながることがなんとなくわかってきますね〜。

 

 

 

 

大分話が大きくなってきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

最後に・・・

 

特に副腎から分泌されるスーパーホルモンである「コルチゾール」は、視床下部→下垂体→副腎皮質が連携する(司令だけでなく、フィードバックももらいながら)ことで、その適切な分泌量を見極められながら、細かくコントロールされているのです。

心身的なトラブルは視床下部に影響し、それによってコルチゾールの分泌は大きく影響を受けます。

 

 

これこそが、HPA-axisの仕組みなのですが、脳の視床下部にダメージがあると細かい分泌調整のシステムに機能低下が起こり、ホルモンバランスを崩しやすくなります。
視床下部がダメージを受ける原因には、脳の障害や外傷、DVやセクシャル被害、度を超えたストレスなどがあると言われますが、こういった視床下部のダメージは、慢性疲労症候群、線維筋痛症、そして原因不明の病気に深く関連しています。

 

 

 

いやー毎度のことながら、やっぱりストレスって怖いですね。

なんか前回もこの言葉で終わった気がする。笑。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労症候群とは 【その7】|アドレナリンとセロトニン、そして腸の関係

腹痛でお腹を押さえる女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ アドレナリンが過剰に分泌されると副腎を疲れさせてしまう!?

⭐️ 腸が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなる!?

⭐️ アドレナリン、セロトニン、そして腸の蠕動運動。ホルモンと腸の密接な相互作用とは?

⭐️ Gut Brain Connection(腸脳相関):ストレスと腸の関係について

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、ここ数回、副腎髄質というところから分泌される、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンに代表されるような「カテコールアミン(カテコラミン)」について、関連する症状にも触れながらお話してきました^^。

ここ数回のblogはこちら↓




 

 

 

⭐️ アドレナリンが過剰に分泌されると副腎を疲れさせてしまう!?

 

これらのホルモンは、自律神経でも交感神経を活発にして、私たちが活動しやすいようにしてくれていたり、生理作用をコントロールしてくれています。
また闘争のホルモンと言われるように瞬時の危機に対して対応したりするときにも活躍します。
私たちが日中、働いたり、歩いたり、走ったりはもちろん、頭でいろいろと考えているときにも必要不可欠なホルモン・神経伝達物質と言えますね。

 

しかし、適量分泌されていることがとても大切で、分泌過剰になると我らが副腎を疲れさせてしまいます。

 

 

副腎は、その名「Adrenal Gland」の通り、アドレナリンを分泌する臓器でもあり、アドレナリンを過剰に分泌しながら、身体を無理に働かせるもしくは酷使している状態は、副腎に負担をかけますし、長くは続きません。

また、実は副腎が疲れている状態「副腎疲労」であるのに、アドレナリンを分泌するとある程度は活発に動けてしまうので、アドレナリンを過剰に分泌することで副腎疲労の状態を隠してしまい、自分が疲れている(副腎疲労の状態である)ことに気づけていない方も少なくないんですよ〜。ほんと。

 

 

 

そして、これら興奮性ホルモンの逆の作用を持つホルモン「セロトニン」がバランス良く分泌されていることが何より大切なことでもあります。

セロトニンは、気分をリラックスさせ、副交感神経を優位にさせることで、身体を休息させてくれます。
そして、セロトニンを材料にして作られる「メラトニン」というホルモンは、睡眠を誘い、質の良い睡眠をとることで副腎を休ませてくれます。

 

 

 

 ⭐️ 腸が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなる!?

  

それで!

 

今日は、この「アドレナリン/セロトニン」と実は密接なつながりがある「お腹」との相互作用についてお話していきたいのです!
ここ、とっても大事なところなので、しっかりと頭の中に入れておいてくださいね^^。

 

 

 

副腎疲労の方は、お腹に何かしらの問題を持っていることがとても多くて・・・ほとんどの人(それはもう90%以上の人)に便秘や下痢、軟便そして腹部膨満感の症状があります。
気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、お腹を治してあげることが副腎疲労を回復させていくのに一番のポイントと言っても過言ではないかもしれません。

私も、治療でとくに重要視をしているのが「腸」であります!

  

 

 

もう・・・

 

「腸」が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなるんじゃねぇの?

 

 

  

と言っても良いぐらいね。
(もちろん、それだけではない人もいらっしゃいますが・・・。腸のアプローチだけで良くなる人もたくさんいらっしゃいます)

 

 

 

⭐️ アドレナリン、セロトニン、そして腸の蠕動運動。ホルモンと腸の密接な相互作用とは? 

 

さて、今日の話は、「アドレナリンやセロトニン」と「腸」との関わり・・・。

 

 

実は、副腎疲労の方に多い「便秘」 や「下痢」、そして「腹部膨満感」「腸内環境(腸内フローラ)の悪化」の背景にいわゆる「アドレナリンラッシュ 」と呼ばれるアドレナリンの過剰分泌があることがとっても多いんです。
「アドレナリン」は、腸の動きに深く関わっていて、正常に分泌されていることがとても大事になります。アドレナリンというと血流や血圧を上昇させたり、緊張や興奮するときに分泌されるイメージがあると思いますが、腸管の筋肉、いわゆる平滑筋を緩めるために腸にも分泌されるホルモンなんです。

 

 

 

実は・・・

 

 

アドレナリンが分泌されると腸管の筋肉が緩むことで、腸の蠕動運動が低下していきます。

 

 

蠕動運動が低下すると食べ物や便の移動がゆっくりになり、それに伴って細菌の異常繁殖が起こってきます。
こういった流れからアドレナリンは、腸内のバクテリアの繁殖を促す作用を持つと言われ、大腸菌やウェルシュ菌、サルモネラ菌などの繁殖が旺盛になることで、小腸内でのガスの発生にもつながります。
これが、腹部膨満感の原因にもなり、このように小腸でバクテリアが異常繁殖することを「SIBO」と呼んでいます。

SIBOについては大事なテーマでもあるのでまた別の日にでもお話していきますが、アドレナリンの過剰分泌によって腸内の菌バランスが崩れてくると、体調にも大きく影響が出てきます。

 

 

その一つが、バクテリアが増殖のために鉄分を好んで摂取するということでしょうか。

宿主の鉄分をどんどん略奪していくことで、その方が「鉄分不足」「貧血」に陥ることと容易にリンクしていきます。またこういった状態が長期に続くと深刻な状況にもなりかねません。

 

 

 

  

逆に「セロトニン」はどうかというと・・・

 

 

セロトニンの90%は腸で分泌されると言われ、腸の蠕動運動を促してくれます。 

 

 

蠕動運動は、胃酸や消化酵素をしっかり分泌して、食べ物を混ぜ合わせたり、先へ先へ送りながら、消化を進めていくために重要なもので、セロトニンはそのためにとても重要な働きをしているというわけです。
小腸内では、蠕動運動がしっかり行われることで、食べ物が一箇所に留まることなくどんどん先へ進み、腸管の掃除の役割も果たしています。またそういったことが正常に行われることが細菌の繁殖を予防しているとも言えます。

それもそう、正常な働きをしている小腸内には細菌はほとんどいないのです。
大腸に比べるとかなり少ない菌の数です

 

 

 

もちろん、セロトニンも過剰に分泌されると、腸管の筋肉を異常に収縮し、腹痛を作るとも言われています。
セロトニンが少なすぎたり、逆に過剰過ぎたりすることで、よく言われる「過敏性大腸炎(IBS)」の原因にもなることがあります。
便秘型のIBS「C-IBS」の方は、蠕動運動が遅く、セロトニンを作る能力が著しく低かったり、逆に何かしらの原因からセロトニンが過剰に分泌されてしまい、下痢型のIBS「B-IBS」につながっていることもあります。

過敏性大腸炎についてもまた後日しっかりお話できたらと思います・・・。

 

 

さてこのようにこれらのホルモンは・・・

 

 

 

アドレナリン → 腸管の蠕動運動を低下させる。

セロトニン  → 腸管の蠕動運動を促す。

 

 

 

この相反する働きによって、腸の働きに影響を与えていることがお分かりいただけたでしょうか。

 

さらに言うと、このホルモンのバランスによっては、

 

 

腸内環境(腸内フローラ)を著しく変化させてしまう!

 

 

とも言えます。

 

 

 

 ⭐️ Gut Brain Connection(腸脳相関):ストレスと腸の関係について

 

今日はもう一つ触れたいのですが・・・

 

逆の観点から見ていくと・・・
何かしらの原因で、腸内環境が悪化し、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が少なくなり、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌はもちろん、カンジダ菌に代表されるようなイースト(新菌類)が増殖しているような場合。

 

腸内では必ずと言って良いほど、炎症が起きています。 

 

 

 

そして、この状況下においては・・・

 

1つ目に!

ドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンなど「カテコラミン」と呼ばれるホルモンの代謝に必要なCOMT(カテコールメチルトランスフェラーゼ)という酵素の働きが悪くなります。

 

2つ目に!

トリプトファンからセロトニンを作るパスウェイになかなか行かなくなる、そして・・・トリプトファンから神経毒性のあるキノリン酸を作るパスウェイに行ってしまう。

 

3つ目に!

トリプトファンからセロトニン、チロシンからドーパミンを作る時に必要なBH4(テトラヒドロビオプテリン)が少なくなることで、BH4回路がうまくまわらず、これらの神経伝達物質を適切に合成することができなくなってしまう。

 

こういうことが起こります。

 

 

 

副腎疲労の方は、このパターンがひっじょうに多い!

 

体内の代謝状況を検査する「有機酸検査」の結果を見ると、腸内環境が悪化している方はほとんど、この脳内神経伝達物質の代謝がうまくいってないんです!
中にはアドレナリンやノルアドレナリンはもちろん、セロトニンも作れなくなっていて、必要な時にこう言った神経伝達物質が作れないことで、頑張りがきかなかったり、集中力が続かなかったり、精神不安定になりやすかったり、良い睡眠が取れなかったり、そういうことになりやすい。

そして、セロトニンだけ減っているケースの方もとても多く、鬱や精神不安ともとても関連していますね。

 

 

 

 

Gut Brain Connection

腸脳相関

 

 

 

とは、よく言われますが、ほんとまさに!ですよね^^。

 

腸と脳は密接につながっていて、相互に影響し合っている。

 

 

 

今回の話で、腸と脳が「副腎」を介しながら、身体の奥底でこんな風に関連し合っているということが深く理解出来たのではないかと思います。

 

 

ストレス・・・

 

 

ストレスってこう考えていくと、神経伝達物質を通して精神状態に影響を与え、神経伝達物質が過剰に分泌されることで、腸内環境をも悪化させる。
そして、そのことが全身的な症状につながる。

 

そんなことがわかっていただけたのではないかと思います。
いやーやっぱりストレスって怖いですね。
気をつけましょう。笑。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労症候群の症状 【その3】|アドレナリン・ノルアドレナリン過剰とうつ病と副腎疲労

 落ち込んで憂鬱そうな男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 社会現象にもなっている「うつ病」

⭐️ 「うつ病」になる原因や要素は、副腎疲労のそれとそっくり!?

⭐️ 身体のどこかしらに炎症があるとセロトニンが作られなくなる!?

⭐️ お腹のトラブルが「うつ病」につながる理由

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

前回は、副腎髄質から分泌される興奮性のホルモン、特に「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」についてお話しました。

前回のblogはこちら↓

 

これらのホルモンは、カテコール基を持っているので「カテコールアミン(カテコラミン)」とも呼ばれていましたね。
このカテコールアミンは、とても奥が深いので、これから数回身近なお身体の症状と合わせてお話していきたいと思います。

 

今日は、カテコールアミンと「うつ病」との関連性です。

 

 

 

 ⭐️ 社会現象にもなっている「うつ病」

 

みなさん、ご存知でしょうか?

 

 

現在「うつ病」に悩まされる方は、実はすごく増えていて、社会現象にもなっているぐらいなんです。

 

特に日本では、これまでの4大疾病である「がん」「脳卒中」「心臓病」「糖尿病」に、新たに「精神疾患」が加わり、5大疾病になりました。
うつ病や不安障害は、90年代終盤から急上昇しており、98年からは自殺者の急増とも比例しています。

こういった状況から、大手の会社でも、うつ病に対する対応策を打ち出しているところも出てきていますね。当院にいらっしゃる患者さんのお話からも、会社内でも「うつ病」の人は増えてきているそうです。

 

  

 

⭐️ 「うつ病」になる原因や要素は、副腎疲労のそれとそっくり!?

 

ここまでの社会現象にもなっている「うつ病」。
一体どんなことが原因になっているのでしょう。

 

 

うつ病は、遺伝的要因、環境要因そして身体的要因から起こると言われています。
「遺伝的要因」については、また後の方でお話します。

 

 

まず「環境要因」としては・・・幼少期の辛い記憶・トラウマ、家族や親しい人の死、人間関係のストレス、家庭内の問題、就職や転職、転勤に伴う環境の変化、失業、財産の喪失、相続問題、貧困、結婚・妊娠・育児・引越などに伴う変化などが挙げられます。

そして、「身体的要因」では・・・肉体の酷使、睡眠不足、慢性的な疲労、感染症、癌、手術後、甲状腺の機能異常、月経や更年期などに関連するホルモンバランス、薬の副作用などがあげられます。

 

 

 

 

これ。

気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、「副腎疲労」になる原因とほとんど一緒。

 

 

それもそうですよね。
うつ病の方は、ほとんど「副腎疲労」に陥っている(副腎疲労によりホルモンバランスが崩れている)と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

そして「うつ病」になりやすいタイプとしては、真面目で責任感が強い方。
そして完璧主義の方。
さらには人付き合いも良く、気も使えて、周囲の評価も高い方があげられます。

 

これも副腎疲労になりやすい人にそっくり。

 

こういうタイプの方は、なかなか人には疲れを見せずに、ストレスを溜め込んでしまっていたり、自分の許容範囲を超えて頑張り過ぎてしまうので、心身ともにバランスを崩しやすいと言えます。
特に副腎疲労になりやすい人と同様、義務感が強く、真面目で正直、几帳面、凝り性、そして完璧主義などの特徴があり、社交的でとても良い人な反面、何かあると激しやすい方もいらっしゃいます。
また他人の評価や人間関係もすごく重視していらっしゃる方が多いんです。

 

 

 

うつ病、そして副腎疲労になりやすい方は、じつは人間的にも本当に良い方が多くて、何かと頑張り過ぎてしまう人が多い。

 

 

 

 

気づきましたか?
この頑張り過ぎてしまうこと。

これは、副腎から「コルチゾール」を出して、いつも以上に頑張ってしまっているんです。
そして、副腎が疲れてコルチゾールが不足してくると今度は「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」をたくさん出して、自分の疲れをおしてでも、さらに頑張り続けてしまっているんです。

 

しかも、自分では最初なかなか気付いていないので、いくところまで行ってしまう人も多いんです。

 

アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されている時は、決まってこれら興奮性のホルモンのブレーキ役である「セロトニン」が不足している傾向にあります。

 

 

 

「セロトニン」は、アミノ酸のトリプトファンを材料にして作られ、心身をリラックスさせるホルモンでもあります。またこのセロトニンを材料として、睡眠ホルモンである「メラトニン」も作られるために、不足すれば、うつ病の方の不眠症とも関連してくるわけです。

アドレナリンが過剰に出ているとずっと神経が高ぶった状態で、交感神経優位になります。イライラしたり、怒りっぽくなることも多くなり、ひどい時には動悸がしてくることもあります。そしてノルアドレナリンが過剰だと、それこそ悲観的になってしまったり、急に落ち込んでしまったり、不安感を感じたりと精神的にも不安定になります。

 

 

これらのホルモンは、脳の神経細胞の中で細胞から細胞へ情報を伝えていますが、過剰に分泌されているとずっと興奮性の情報ばかりが行き交うようになり、興奮や不安などの状態が続くことになります。その結果、継続的な過活動に陥ってしまうので、精神的にも肉体的にも不安定な状態になり、最終的にはひどく疲弊してしまいます。
そういった状態にならないように気分や意欲を抑制して安定させてくれるのがブレーキ役の「セロトニン」でもあるわけです。

 

うつ病は、ブレーキ役のホルモンが極端に少なくなるために発症しやすくなります。
うつ病のお薬が、セロトニンの量を増やすものが多いのは、こういった理由からなのです。

 

 

 

 ⭐️ 身体のどこかしらに炎症があるとセロトニンが作られなくなる!? 

 

前回少し触れましたが、身体の中に何かしら炎症があるもしくは感染症にかかっていることもよくありません。

 

 

体内のどこかしらで炎症がある(火事が起こっている)と、アミノ酸のトリプトファンからリラックス系のホルモン「セロトニン」を生成する経路には行かず、代わりに「キノリン酸」という物質が作られてしまう経路(キヌレイン経路)に進みます。
このキノリン酸は神経毒性があると言われていて、アルツハイマー型認知症や、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、パーキンソン病などの脳の神経変性に関わっている可能性を示唆されています。

通常、キノリン酸は有毒のため、すぐに特有の酵素(キノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ)で無毒化されるのですが、人によって無毒化する力が弱い場合、脳内において異常な興奮状態が起こることにつながります。

 

 

 

この無毒化する力が弱いというのが、例えば酵素活性が弱い方や、遺伝子的にこの酵素をうまく合成できない人が含まれます。これが遺伝的要素という側面でもあるわけです。

 

 

  

このように体内に炎症(火事)が起こっていると、トリプトファンからセロトニンが作られづらくなり、キノリン酸へ向かう経路であるキヌレイン経路が活性化されるわけですが、これによりセロトニンによるブレーキが効かなくなるので、さらにアドレナリンやノルアドレナリンが止まらないということになります。

 

身体のどこかしらで炎症が起こっていると副腎疲労はもちろん、うつ病にもなりやすいということです。

 

 

こういった炎症は、私が臨床でやっている中ではやはり腸で起こっていることが多いです。

 

食物アレルギーや砂糖や精製された炭水化物の摂り過ぎは腸に炎症を起こすので、こういった食習慣を持っている人に「うつ病」が多いのもうなづけます。
そして、腸だけでなく、胃炎や胃潰瘍であっても症状の中に動悸がありますが、これは出血するといった要素以外にも、こういった背景によりアドレナリン・ノルアドレナリン過剰といった状況が起こり得るからだと私は思っています。

もちろん、他の炎症性疾患でも同様です。

 

 

 

⭐️ お腹のトラブルが「うつ病」につながる理由 

 

そして、もう一つ。

 

さらに難しいお話になりますが・・・

 

 

ドーパミンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンを分解してくれる酵素があり、これをCOMT(カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ)と言います。
このCOMTが遺伝子の変異によって働きがあまり良くない方もいらっしゃって、そういった遺伝子的変異「SNPs」があると、カテコールアミンの分解がゆっくりになり、結果カテコールアミンが過剰になる傾向になります。またCOMTはこれらのカテコールアミンを分解するときにメチル基を使うので、メチレーションという代謝がうまくまわっていないような方は、ここの分解がうまくいかなくなる傾向にあります。
(メチレーションは、副腎疲労を回復していくにもとても重要な分野の話なので、また別の機会でじっくりお話します)

 

そうなると、カテコールアミン過剰による、不安感、うつ病、そして不眠症なども起こってきます。
これも前述の遺伝的要素の一つになります。

  

 

 

COMTは女性ホルモンの代謝にも深く関わるのですが、この話もまた別の機会に譲るとして、実はここに腸の状態も関わってくるんです。

 

腸の状態が良くない方・・・

 

 

いわゆる甘いものや精製された炭水化物の摂り過ぎ、食物アレルギー、お酒や外食続きで食生活が乱れている人など、お腹の状態があまり良くない方、また乳酸菌が減っていて、カンジダなどのイースト類が繁殖しているようなトラブルをお腹に抱えているような方は、COMTの働きが抑制されてしまいます。
このことが結果的に、カテコールアミンの分解を抑えてしまい、カテコールアミン過剰による不安感、うつ病、不眠症を招いてしまいます。

 

 

腸脳相関とも言われるように、お腹のトラブルが精神状態につながるのはこういったこともあるんです。

 

深いですよねー。

 

 

  

 

ちょっと難しくなり過ぎたかもしれませんが、本当に奥が深く面白い話です。
トリプトファンからの代謝経路や、遺伝的なお話はまだまだ先がありますので、少しずつ話していきますね。

 

 

 

最後に・・・

 

私が臨床をしている感覚ですが、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に出やすい人がいますね〜。
そういう体質というよりは、性格や遺伝的要素も大きく関わっているのかもしれません。

 

身体を診るといつもカテコールアミンが過剰な方、いらっしゃるんです。

 

先ほどのうつ病になりやすい方とも通じますが、毎日休みなく動いている人にとても多いような気がしています。大抵、いろんなことに気を遣えて、何かイベントがあると何から何まで頑張ってやってしまう、さらに日常でもあまり家でのんびりということはなく、何かしら予定が入っていていつも外出している・・・

そんな方は要注意ですよ。

 

 

要注意です!なんて言っておきながら、お恥ずかしいのですが、私も実はこのタイプです・・・笑。
1日家でのんびりということが、本当にありません。
常になんかしら予定を詰めております。

いけないいけないと思いつつ・・・。

副腎疲労になるわけです。

 

 

 

さて、話は戻りますが、こういった方。

頭の回転も早いのでいろんなことに気がつく分、自分の体力以上のことをこなしてしまう。しかもこなせてしまうんです。どうやってこなしているかというと、アドレナリン頼りです。
自分では気付いていないのですが、アドレナリンを出すことがとても多く、アドレナリン分泌が癖のようになっていて、毎日何かしら常に考えたり、動いていて、ゆっくりしていないんですねー。

 

 

 

 

自分にも本当に言いたいと思いますが・・・
該当する方は是非とも!

 

1週間に1日でも、1日に数分でもリラックスする時間を必ず作りましょう!

 

 

 

それだけでも、副腎疲労、さらにはうつ病の予防になると思います。

 

 

長くなりましたが、アクセル役でもあるアドレナリン・ノルアドレナリンなどの「カテコールアミン」が過剰になり、ブレーキ役の「セロトニン」が少なくなると「うつ病」になりやすく、これこそが、副腎疲労と「うつ病」の深い関わりです。
またうつ症状がある人は、副腎から分泌されるDHEAというホルモンの分泌も低いこともわかっています。

 

 

では、また次回もお楽しみに〜。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

Thank you for reading to the end.  

 

副腎疲労症候群とは 【その6】|精神状態に深く関わる副腎髄質ホルモン

 怒って今にも飛びかかってきそうな男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎髄質から分泌される大切な3つのホルモン

⭐️ 戦うホルモン「アドレナリン」が過剰に分泌されている人

⭐️ 極度のストレスを感じると分泌される「ノルアドレナリン」

⭐️ 原因不明な身体の痛みの背景に「アドレナリン」過剰あり!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

⭐️ 副腎髄質から分泌される大切な3つのホルモン

 

いままで、副腎皮質から分泌されるホルモンのお話をしてきました。
生命を維持している「コルチゾール」、そしてナトリウムとカリウムのバランスを取っている「アルドステロン」。

以前のBlogはこちら↓


 

 

この2つの大切なホルモンの働きを中心に話を進めてきたわけですが・・・

副腎は他にもいくつかのホルモンを分泌しているんです。
今日はその中でも副腎髄質(副腎皮質がまんじゅうの皮であれば、こちらはあんこの部分)から分泌されるホルモンについてお話していきましょう。

 

こっちも同じように重要です!!!

 

 

 

アドレナリン

ノルアドレナリン

ドーパミン

 

 

これらは精神状態に非常に深く関わる「副腎髄質ホルモン」です。

 

  

 

 

基本的にこれらのホルモンは興奮性のホルモンであり、交感神経を活発にすると思っていただければ良いと思います。
緊張している時や瞬時の危機にとっさに対処する時などに多く分泌されます。
実は、これらのホルモンのバランスや分泌量は「副腎」の働きにもとっても関わっているんです!

 

副腎髄質は、自律神経の交感神経の一部でもあり、交感神経と連携しながら生理作用を調節しています。
副腎髄質では、アミノ酸のフェニルアラニンやチロシンからドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンを生成します。これらのホルモンは、脳内でも神経伝達物質として働き、交感神経の作用を強める働きがあります。

こういったホルモンがしっかり分泌されることで、血流や血圧をあげて身体をすばやく動かしたり、頭の回転を良くしたり、いつも以上に力が発揮できるようにしたり、やる気を起こしたりということが可能になります^^。

 

 

 

しかし・・・過剰に分泌されるとそれはそれで、問題が起きてしまうのです。

しかも、これらのホルモンが過剰に分泌されているケースも少なくはないんですよ〜。
(もちろん、少なくて問題が起きているケースもあります)

 

 

 

 ⭐️ 戦うホルモン「アドレナリン」が過剰に分泌されている人

 

「アドレナリン」というと、みなさんも聞いたことがあると思います。

 

何かと戦う時、もしくはスポーツをする時などによく出るイメージかもしれません。
確かにアドレナリンというと「戦うホルモン」とも言われていて、興奮した時に分泌されて、血圧や血流をあげていきます。

興奮して、カーッとなった時にも出てきそうなイメージですよね。笑。

 

 

副腎は英語では「adrenal gland」と言います。

いわゆるアドレナリンの臓器なわけです。

 

 

 

⭐️ 極度のストレスを感じると分泌される「ノルアドレナリン」

 

そしてもう一つのホルモンは、名前がアドレナリンと似ていますが、「ノルアドレナリン」というホルモンです。

こちらも同じように緊張した時や興奮した時に分泌されますが、どちらかというと身体が急激なストレスを感じた時に分泌され、ノルアドレナリンが多く分泌されると不安感やうつの症状が出やすくなると言われています。

 

 

 

 

これら、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌されるのは、ストレスに対する初期段階のリアクションです。

身体が危機的状況に置かれた時や急なストレス下に置かれた時、不安、恐怖、怒りにさらされた時などに大量に放出されます。
筋肉の血管や気管支などを広げ、心拍数と血圧を上昇していき、筋肉などに関しても瞬時に動けるように準備してくれます。
そして、アドレナリンには血糖値をあげる働きもあり、そうすることで戦うエネルギーの準備をしてくれているとも言えるでしょう。

 

 

これらのホルモンが分泌されて、交感神経を優位にすることで、ストレスに対するアクセルの役割を果たしているわけでもあるんですねー。

 

よく、火事場のクソ力なんて言う言葉がありますが、こういった緊急の状態で普段以上の力が発揮出来るのは、まさにこれらのホルモンの活躍が関わっています^^。

 

 

 

 

「闘争のホルモン」と言われるのは、生命の危機にさらされた時に自分は「闘争」するのか、それとも「逃走」するのかを決断して、身体が極度のストレス下におかれた時にすぐ対応できるようにしているからだと言われています。

 

 

 

 

そして、もう一つの興奮性のホルモン「ドーパミン」。

 

こちらは、快感を覚えるホルモンとしても知られていますが、実はアドレナリンやノルアドレナリンの前駆物質でもあります。
働きとしては、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わると言われています。

 

 

 

そして、ドーパミンは、アドレナリン、ノルアドレナリンと共にカテコール基を持つので、

 

私たち医療従事者の中では「カテコールアミン」と呼ぶことも多いですね。

 

ドーパミンはまだまだ、謎の部分もありますが、中枢神経に関わる神経伝達物質になるので、過剰に増えると統合失調症の幻覚や妄想の症状の原因になったり、逆に減少してしまうとパーキンソン病の原因になったりと言われていて、うつ病との関わりもあります。

 

 

 

 

これら、副腎髄質から分泌されるホルモン達。

 

良いバランスでコントロールされていれば良いのですが、ストレスが極端にかかっていたり、身体が疲労状態なのに働かなければならない状態などでは、過剰に分泌されていることがあります。
そうなると問題も出てくるんですね〜。

 

副腎疲労の方で、これらのホルモンが過剰に出ている人けっこういますよー。
しかもアドレナリンが出ていると調子良く動けていたりもするので、自分では気づいていない方も多い。
でもその状態がずっと続くと、急に風邪で寝込んだり、動けなくなったり、重度の副腎疲労に陥ってしまうんです。

 

 

 

 

例えば・・・

 

 

仕事で責任のある立場になり、いつも気が張っている。

家族もしくは職場の人間関係で常にストレスにさらされている。

継続的なストレスで身体が疲労状態にあるが、それでも毎日忙しく働いている。

甘いものや炭水化物過剰摂取、カフェインを多飲をしている。

 

などなど・・・

 

 

 

こんな方は、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されていることが多いです。

 

また、忘れてはいけないのが、胃炎でも、大腸炎でも、膀胱炎でも、身体に何かしらの炎症が起こっている人もしくは感染症にかかっている人は、アドレナリンのブレーキ役でもあるセロトニンが作れなくなるので、アドレナリン過剰な状態になります。

これ、とっても大切なので、また別の機会でもじっくり話していきますが、こういう人多いです。

 

 

 

これらの興奮性のホルモンである「カテコールアミン」が過剰に分泌されていると・・・

 

夜の寝つきが悪くなったり、

妙に朝早く目が覚めてしまったり、

常に気が焦っていてなにか落ち着かない、

動悸がする 

 

こんなことが起こってきます。

 

 

 

 

そして、必ずと言って良いほど、腸の調子が悪くなりますね。

アドレナリンが多くなると腸粘膜が荒れやすくなるのはもちろん、蠕動運動が低下するので、腸の内容物が停滞しやすく、そこで細菌が異常繁殖することで腸内ガスが溜まることにつながります。

過敏性大腸炎にも大いに関わります。

 

 

 

⭐️ 原因不明な身体の痛みの背景に「アドレナリン」過剰あり!?

 

またこれはカイロプラクティックをやっているからこそわかるのですが、アドレナリンが過剰に出ている時は、関節を支える靭帯がゆるんで不安定になる傾向があるので、原因のわからない関節痛や身体の痛みに悩まされたりすることもあるんです。

 

急な腰痛、肩の痛み、膝、手首などどんな箇所でも起こり得ます。

こういう方、大抵どこの病院や接骨院、マッサージ院、整体院に行っても良くなっていないこと多いです。なぜって、どこ行っても、筋肉をゆるめたり、関節の動きを良くすることはしますが、関節を安定させる治療はしないからです。

 

しないというか、この状態を知らないもしくは判断できない先生がほとんどなんです。

 

 

副腎皮質から分泌されている「コルチゾール」はどちらかというと関節の安定に働くので、特に「コルチゾール」の分泌が低下していて「アドレナリン」が過剰に出ている状態と言えるでしょうか。

これ、明らかに副腎疲労の状態ですね。

 

 

 

 

また何回か先にお話しますが、副腎疲労には段階があります。

 

初めはストレスに反応して、たくさんのコルチゾールを分泌しながら副腎が頑張ります。

しかし、それがしばらく続くと副腎がやや疲れてきて、コルチゾールの分泌が不安定になってきます。それでも身体は動かなければならない時には「アドレナリン」を出して頑張ります。まさに土壇場のクソ力、停電になった時の補助電力みたいなものです。

アドレナリンが出ると、身体は一時的に元気になるので、本人は疲れていることにあまり気付かずに動けるようになります。しかし、そのうちコルチゾールも出なくなってくると完全なるアドレナリンファイターになります。しかもコルチゾールが出ないので、炎症や病気にもなりやすくなり、一旦風邪でもひくと寝込んでしまうんですね。

もちろん、さらにいくとアドレナリンすら出せなくなる完全、重度な副腎疲労がやってくるんですが・・・。

 

 

 

 

そして、こういったアドレナリンやノルアドレナリンがたくさん出ている時には、ブレーキ役のセロトニンが少ないことも多く、このことが、まさに現代でも問題視されている「うつ病」と関連してきます。

 

長くなりましたが、けっこう奥が深いんです、ここ。

面白いですよ〜。

 

次回は、アドレナリン・ノルアドレナリンと「うつ病」との関係についてお話していくことにしましょう。

お楽しみに〜。

 

 

  

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ  

私は・・・ 
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