DHEA

副腎疲労症候群の症状 【その15】|更年期障害と副腎疲労の密接な関係

ベッドに横たわって笑顔で見合っている中年期の夫婦|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

本日沖縄2日目。

今日の沖縄は雨模様。
午後から晴れてくるようですが、風も強い日です。
そんな今日はのんびりスタートです。

 

 

 

さて、ここ2日ぐらい副腎と性ホルモンのお話をしていますが、一度復習のために整理しておくと・・・

ここ2日のblogはこちら↓


 

通常、男性ホルモン「テストステロン」は精巣から、女性ホルモン「エストロゲン」は卵巣から分泌されます。

そして、このサポートとして、副腎からもテストステロンとエストロゲンを、アンドロゲンという男性ホルモンの一種「DHEA」から作り、分泌しています。
とくに、男性・女性でも更年期を迎えて、精巣・卵巣からの分泌がなくなってくると、副腎がその役割を一手に引き受けます。副腎が頑張ってテストステロンやエストロゲンを分泌することで、更年期以降も男らしさと女らしさを作ってくれます。

また、普段から自分の性と逆の性ホルモン(男性だったら女性ホルモン、女性だったら男性ホルモン)は副腎で作っています。
例えば、女性でも男性ホルモン「テストステロン」が大事なのですが、精巣がない女性では、副腎から分泌されているということですね。

 

 

 

 

これだけ、副腎が性ホルモンのサポートをしているということは、一度副腎が疲れてしまうと性ホルモンに関わる問題が起こってくるというのは容易に想像できます。

 

 

 

⭐️ 副腎が疲労していると更年期障害もひどくなる!?

 

副腎疲労によって、とくに女性特有の問題は起こりやすくなります。

 

女性ホルモンに関しては、遺伝的な問題で代謝障害が出てくるケースもありますが、多くは、ストレスや食生活の乱れ、無理なダイエット、不規則な生活、環境ホルモンの影響により、卵巣や副腎の機能が低下してしまうことに原因があります。

 

 

 

 

以前もお話しましたが、過度なストレスによってコルチゾール需要が高まると、身体はコルチゾールの生産を優先するので、同じコレステロールを材料としている性ホルモンの分泌を控えて、コルチゾールを作ろうとします。

これは、身体の危機を守る正常な反応です。

 

 

 

更年期障害は、日本ではエストロゲンが急激に低下することで問題(症状)が起きてくると言われています。
本当は、もう一つの女性ホルモンである「プロゲステロン」も深く関わっているのですが、この話はまた別の機会に譲ることにして・・・。

もし更年期で卵巣機能が低下してエストロゲンが減少する頃に副腎疲労を抱えていると、副腎からの性ホルモン分泌が減少しているため、エストロゲンの低下は急激になります。このことにより更年期の症状は強く出ることになります。逆に副腎が元気な状態だと、副腎からのエストロゲン分泌は継続されるので、エストロゲンの減少はそこまで急激な曲線を描かなくてよくなり、症状も軽く済みます。

これが、副腎疲労と更年期障害が深く関わっている理由でもあります。

 

 

 

また逆の観点から見ていくと、更年期以降はいままで卵巣で行なっていたエストロゲン分泌を副腎が一手に引き受けるため、副腎がその時点で他のストレス処理に追われていていっぱいいっぱいな状態だと、そこに大きな仕事が一つ増えることで、ドーンと酷い副腎疲労に陥ってしまうことがあります。
このように、副腎に負担がかかっている状態(副腎疲労)で更年期を迎えると、更年期障害も酷くなりますし、副腎疲労の状態も悪化します。

実は、更年期障害の症状と副腎疲労の症状ってすごくよく似ているんですよね。

これは更年期の頃に副腎疲労が重なると、女性ホルモンの急激な低下による症状と副腎疲労の症状が重なってしまうからだと私は考えています。

臨床をやっていると更年期障害でお悩みの患者さんは、やはり副腎疲労を持っている方がほとんどです。

 

 

 

 

考えてみると、更年期の頃(40代後半〜50代)っていうのは、ストレスも多い時期なんです。
もしかしたら、大病を患ってしまう時期かもしれませんし、またこの頃ちょうどご両親が介護を必要とする時期と重なるかもしれません。

女性は50代になってくると膝や股関節の痛みに悩まされる人も多いです。
これは、若い頃と比べて運動不足の人が多く、その割には食べる量は変わらない、もしくは果物やお菓子類などを食べる量が増えることで、それによる体重増加とその体重を支える筋肉の衰えが原因です。

 

更年期の時期は、仕事でもプライベートでも変化が起きやすい時期です。
また男性同様、女性もこの時期身体の痛みや病気にかかる人も多いのです。

 

 

 

こういったことから、まさにこの時期の副腎はあっぷあっぷです。
更年期障害起こりやすくなると思いませんか?

この時期、忙しい毎日を過ごしていたり、大きなストレスがかかっている方はとくに要注意です。

 

また最近は30代で更年期と同じような症状が出るような「若年性更年期」という問題もあります。
やはりここにも不規則な生活や大きなストレスが関わっているのは、言わずもがなでしょう^^。

 

 

次回はもう一つの女性特有の問題である

「PMS(生理前症候群)」にも触れておきましょう。

お楽しみに〜。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

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副腎疲労症候群とは 【その15】|若返りホルモンと呼ばれるDHEAとは!?

お腹を両手で触っている女性|副腎疲労blog

 

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副腎疲労専門カイロプラクティック

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今日から、沖縄に来ています。

久しぶりの本島です。

宿は、北谷町。海の目の前のコンドミニアムタイプの部屋を取って、ゆっくり過ごしています。
ここは、来たことがある方はわかると思いますが、米軍基地が近くにあるので、軍人さんやアメリカ人がとても多いです。海辺ではアメリカ人の方が良く会うぐらい。

沖縄の中でもちょっと海外に来たような感覚を覚えます。

でもやはり、海の前はのんびりしていて、良いですね。
潮の音が聞こえてきて、気持ちも安らぎます。
北谷町は、初めて泊まりましたが、とても気に入りました。
街はそこまで新しい感じではないですが、ちょっとしたカフェや食べるところも多く、目の前はダイビングスポットです。

 

 

 

まだ2歳の子どもも、家族旅行に終始ニコニコ。
やはり、ずっと一緒に入れるというのが、嬉しいんでしょうね〜。かわいいもんです。
今日は波もなかったので、海の前でのんびり貝を拾ったり、海をゆっくり眺めたり。そんな初日。

 

そして、初日から作る気はなかったのですが、自炊。
いつもは予定をけっこう詰めてしまうことが多いのですが、今回はまったく何も決めずの旅行。
そして、行く場所もとくに決めていない旅行。
こんな旅行、副腎のリフレッシュには最高かもです。

 

 

 

さてさて、今日は昨日話題に上がった副腎から分泌される「DHEA」というホルモンについて、
少し触れておきましょう!

昨日のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎から分泌される性ホルモンの母「DHEA」

 

DHEAは、副腎皮質の内側にある網状帯で分泌され、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンを作る材料になるホルモンです。

そのため、DHEAは「ホルモンの母」とも呼ばれるスーパーホルモンです。

 

 

 

そのほかにも実は、免疫力を高めて炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けたり、動脈硬化の予防、脂質異常症の予防、性欲を高めるなど・・・さまざまな働きを持っています。
こういった働きが生活習慣病の予防にも多大な貢献をしているということで、「若返りのホルモン」とも呼ばれているんです。

ある研究では、このホルモンが多い男性の方が長生きという結果も出ています。

 

 

すごいですね〜。

 

 

そして、副腎ではコルチゾールとともにストレスに対処してくれるホルモンでもあります。
またコルチゾール同様、一度副腎疲労に陥ってしまうと、DHEAの分泌も低下してきます。

 

 

 

 

DHEAは、アンドロゲンという男性ホルモンの一種です。

 

もちろん、男性ホルモンは、精巣で、女性ホルモンは、卵巣で作られます。
しかし、これらの性ホルモンは、副腎でも少量作られているんです。
これはDHEAが、テストステロンやエストロゲンに変化していくことができるからです。
男性ホルモンのDHEAですが、女性ホルモンにも変化可能なんです。

これこそが、私たちが更年期を迎えて、性ホルモンの分泌が少なくなってきた、もしくはなくなってきた時に、副腎が大切な働きを担っていると言われる所以です。
精巣や卵巣で性ホルモンが作られなくなったとしても、副腎は第2の生産地としてがんばるわけなんです。

 

 

 

また、これがかなり重要なんですが、男性・女性ともに、自分の性ではない性ホルモン(男性だったら女性ホルモンのエストロゲン、女性だったら男性ホルモンのテストステロン)は全て副腎で作っています。
こういった自分の性ではないホルモンも私たちの身体では重要な役割をもっていて、そのホルモンが少なくなるだけでも、身体に問題を起こします。
たとえば、女性でテストステロンが少なくなると、ブレインフォグ(頭に霞がかかったような状態)ややる気のなさ、倦怠感にも関係してきます。

そして、ホルモンの検査を行い、その数値を見ていて、自分の性ではないホルモンが少なくなっていた場合、
これは完全に副腎疲労を疑います。
そのパターンがとても多いということです。

 

 

 

 

男性にとっては、女性ホルモン唯一の生産地。

女性にとっては、男性ホルモン唯一の生産地。

 

 

 

副腎は、私たちの精巣や卵巣が衰えてきたときでも、男らしさや女らしさをサポートしてくれます。

まさに更年期障害と副腎疲労が関係するという部分でもありますね^^。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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