グルテンフリー 02|小麦のグルテンって身体に悪いの?

茶色の食パンの上にGLUTEN禁止のマーク|副腎疲労 blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、昨日の続きで「グルテン」のお話を詳しくしていきますね^^。

 

「グルテン」とは、ラテン語のglue(接着)を語源としていて、小麦やライ麦、大麦などに含まれるタンパク質成分のことを言っています。もっと詳しく言うと、グリアジンとグルテニンの2つが絡み合って出来ているタンパク質を「グルテン」と呼んでいますね。

このグルテンはよく「つなぎ」に使われることで知られています。
例えば、蕎麦のつなぎで使われてコシを作ったり、ネバネバしているので、パンの膨らんだ状態をキープするのにも大切な役割をしています。また増粘剤として使われていることも多く、代表的なところでは、整髪ジェルや歯磨き粉などにも使われていたり、薬やサプリメントの錠剤タイプに使われることもあります。

 

 

 

グルテンフリーというのは、このグルテンを避ける食事のことですが、なぜ避けると思いますか?

 

 

 

この背景には、世の中とくにアメリカやヨーロッパの方で、セリアック病やグルテンアレルギー(過敏症)やグルテン不耐症が増えてきたという現実があります。
このセリアック病やグルテンアレルギー(過敏症)、グルテン不耐症とは、このグルテンの中に含まれるグリアジンという主要成分に過敏に反応して身体に症状が現れるものですが、最近は日本人にもとくに増えてきている疾患なのです。

 

こういう人たちは、多かれ少なかれ、小麦の含まれる製品を食べると慢性的な疲れや不調が起こります。
中には死の危険すら感じるような酷い症状を持つ人もいます。

ノバク・ジョコビッチも、試合の途中に倒れてしまうことがありましたね。
それがまさにこのグルテンに対する過敏な反応なのです。

 

 

 

⭐️ 日本でもグルテンに問題を起こす人が増えている!?

 

昔、日本人ではセリアック病は発見されていませんでしたが、今ではセリアックのように死に至るまでの重篤なものでなくてもセリアックに似たようなグルテン過敏症・不耐症の人がとても増えています。
その原因は、日本で20年くらい前からラーメン屋やパスタのお店が増えたり、小麦を使ったお菓子が増えたことで小麦の摂取が増加したことや、食生活の変化によって身体の栄養状態が悪くなり、アレルギーなどが増えてきたことにあるのでしょう。
昔の日本人にとって小麦はそんなに多く摂るものではなかったので、グルテンへの感受性はさほど高くなかったのですが、最近では大分状況は変わってきました。このグルテンによる問題がとても増えているのです。
また小麦がどんな食材(農作物)よりも品種改良をしてきたという人間の行ってきた作為的なものも大きく関わっており、それによる私達の身体への影響は計り知れなくなっています。

それこそ、小麦がなくなったら、世界の半分以上の人が健康状態が上がるのではないかというぐらいです。

もちろん、そこに気づく人はなかなかいませんが・・・。

 

 

 

 

そして、そこで考え出されたのが、この「グルテン」を避ける食事法です。

 

 

そう!

「グルテンフリー・ダイエット」です。

 

もちろん、ダイエットといっても痩せるためではありません。
そういう食事法ということですね。

 

 

 

特に以前から、このグルテンの問題が身近であったアメリカなどは、食料品店やスーパーマーケットの通路を歩いていると、いろんなところにグルテンフリーの文字が書かれており、グルテンフリーの食材コーナーも必ずと言っていいほどあります。
またグルテンを含まないグルテンフリーのパスタやシリアル、パンやクラッカー、お菓子作りの粉など、しまいにはチョコレート・ブラウニー、ビールまで、必要なものは何でも揃います。ここ10年でもこういったグルテンフリー市場は大きくなり続けているようです。

 

またヨーロッパやオーストラリア、もちろんLAやNYなどの健康意識が高い人が集まるエリアでは多くのレストランがグルテンフリーメニューを用意していることが多いです。

 

 

私が先日、海外旅行した時にも、GF(グルテンフリー)と書いてあるメニューがあったのには嬉しくなりました。
さらにグルテンアレルギーが多いと言われているフィンランドなどではマクドナルドでもグルテンフリーのパンが選べるようですね。
驚きです^^。

 

 

 

 

このようにグルテンフリーダイエットが注目を浴びているのは、もちろんグルテンによって健康を害される人がいたという背景はもちろん、ハリウッドの女優や多くの有名セレブ達がグルテンフリーダイエットを実践しているということも大きく影響しています。
健康志向な彼女らが、ヘルシーな食習慣としてグルテンフリーの認識に一役買ったのですね。しかし、一方でグルテンフリー食品は、ジャンクフードと同じぐらい飽和脂肪酸や砂糖、塩分が入っているものも多いので、それを危惧している学者もいます。
私もただただ、流行だからというのはちょっと違う気がします。市場が大きくなり過ぎて、粗悪な食品が増えてくるのは困りますね。日本はまだ大丈夫かな。

 

 

 

 

ともあれ、セリアック病とグルテン過敏症、不耐症は、世界中で上昇傾向にあります。
特にアメリカでは1980年以降、セリアック病の患者数が倍増していると言います。
そういった中で、グルテンフリーの食品を手軽に購入出来るのは、グルテンの問題を持っている方にとっては本当に助かります。

日本でも少しずつこういったものが増えてきて、選択肢が広がるのは嬉しいです^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

続きは次回に^^。

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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