ノンレム睡眠とレム睡眠

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ノンレム睡眠とレム睡眠

今日はノンレム睡眠とレム睡眠のお話をしていきましょう^^。

睡眠の最大の目的は、体と脳に休息を与えてメンテナンスをすることです。
睡眠中に脳の疲れをとったり、前の日の記憶を整理して定着させたり、内臓や筋肉の調子を整えたりしているのですね。
ヒトは、そのメンテナンスをスムーズに行うために「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類の睡眠を一晩に繰り返しています。

 

 

さて、まず健康的な睡眠と不眠の状態を比べてみましょう。

健康的な睡眠では寝始めの1〜2時間でノンレム睡眠という深い眠りが訪れます。これこそが大脳の休息であり、一番大切な部分なのです。ここでは脳や神経は休んでいる状態です。
その後浅い眠りと深い眠りを繰り返しながら、朝を迎えるわけですが、浅い眠りの部分をレム睡眠といい、ここでは主に身体を休めていると言われています。夢を見るのはまさにこの時です。筋肉は緩んでいるため、夢の通りに体が動くことはありません。そして脳はこのときにも記憶の整理や定着などの活動をしています。

基本的には睡眠の前半で、深いノンレム睡眠が多く、後半になると浅いレム睡眠が増えてきます。ノンレム睡眠とレム睡眠の1セットは大体90~120分くらい。

けっこう一言に睡眠と言っても奥が深いものなんですね^^。

 

 

では不眠の人はどうでしょう。
不眠の人の場合、睡眠初期のノンレム睡眠がありません。細かく浅い眠りと深い眠りを繰り返す周期で寝ている人が多いようです。
大脳を休める大切なノンレム睡眠がないのは、問題と言えるでしょう。

 

余談ですが、電車でコックリコックリ居眠りしてしまうのは、カラダはある程度起きている状態で、大脳を休めているノンレム睡眠、車を運転していて途中のパーキングでとる15分程度の仮眠もノンレム睡眠が多いと言われます。身体は少しでも大脳を休めたいわけです。
逆に脳は起きていてもカラダ寝ている状態(レム睡眠)で、代表的なものは、かなしばり状態があげられます。

 

ちなみに全ての人が夢を見ていますが、レム睡眠時に見ているこの夢。レム睡眠の最中に目が覚めると夢を覚えているのですが、レム睡眠から深い眠りに移行した時に目が覚めると夢を覚えていないといったことが起きるのです。
面白いですよね。

 

 

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