副腎疲労

副腎疲労症候群とは 【その9】|副腎の病気「アジソン病」と「クッシング症候群」について

ベッドに座ってぐったりとしている男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から新年の営業がスタートしました〜。
みなさま、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします!
また今年は、コンスタントにblogの記事をあげていきますので、そちらも楽しみにしていてください。

 

 

前回のblogでは、副腎疲労は病気ではなく・・・

「副腎がストレスに対して、適切なコルチゾールの量を分泌できない状態」

というお話をしました。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

副腎疲労に悩まされる方は、病院に行っても通常の生化学検査(血液検査など)では異常が出ません。これは、病院の検査が重篤な副腎機能低下症「アジソン病」や副腎の機能亢進症「クッシング症候群」であるかどうかを検査するためのものだからです。

病院では、健康から病気までのグレーゾーンにいるような軽度から中度の副腎機能低下を発見することはできないのはもちろん、実際には唾液検査や尿中のコルチゾール量を測らなければ、副腎の機能低下度合いはわかりません。

 

 

 

⭐️ 副腎機能低下症「アジソン病」について

 

副腎の機能低下症の極端な病気が「アジソン病」と呼ばれています。

アジソン病の発症率は、10万人に4人というとても稀な病気ではありますが、治療しなければ生死に関わる病気で、その後も一生コルチコステロイド(グルココルチコイドとミネラルコルチコイド)の補充が必要になります。

 

 

症状には、疲労感、全身倦怠感、脱力感、筋力低下、体重減少、低血圧、食欲不振、下痢、嘔吐、無気力・うつなどの精神症状が見られます。

そして原因は、感染症と特発性があり、感染症は結核性や真菌によるものがあります。また特発性のアジソン病は、そのうち70%は自己免疫疾患で、残り30%は、癌の転移、代謝異常、過度のストレスなどさまざまな要因で起こります。

 

 

 

⭐️ 副腎機能亢進症「クッシング症候群」について

 

次に、副腎機能亢進症の極端な病気である「クッシング症候群」をご紹介しましょう。

クッシング症候群のうち50%が副腎腺腫から起こるもので、30%が甲状腺腺腫により起こる「クッシング病」と言われています。その他、他の腫瘍でも起こることがあります。

 

 

基本的には、グルココルチコイドが慢性的に増加するために、血糖値上昇による糖尿病や肥満、そしてナトリウム吸収が促進されるために高血圧などの問題が起こってきます。また筋力低下などの症状も見られ、満月様顔貌(ムーンフェイス)が特徴的です。

治療は、原因となる腫瘍に対する治療と副腎皮質ステロイド合成を阻害するお薬を飲むことになります。

 

 

 

いかがでしょう?

これが、病院で検査される副腎の病気です。

思ったより重篤な病気ですよね〜。

 

実際、私たちが一般的に経験するような「副腎疲労」は、副腎が軽度から中度、機能低下もしくは機能亢進し、コルチゾールが適切に分泌できなくなるようなものを言います。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は、病院の検査では見つけにくい

 

臨床検査は、ほとんどが年齢や性別などで分けられたデータの統計に基づき、その検査の数値が正常か異常かを判断していきます。

 

こういった診断方法では、その患者さんの兆候や症状はあまり診ずに、検査結果の数値によって判断されるため、多くの副腎疲労を抱えている患者さんが正常とみなされてしまいます。
またホルモンの分泌には個人差があり、健康な時のホルモンの基準値と比べてどれだけ低下もしくは増加しているかもとても大切なのですが、そこもなかなか診てもらえることはありません。

さらに専門の機関では、唾液の検査や、尿検査で1日のコルチゾール分泌リズムや総量を測ることができますが、この検査だけでなく、実際はその方が抱えているストレス量に対して、コルチゾールがどの程度相対的に不足しているかを見ていくことが必要になります。

 

 

 

 

私が行なっているカイロプラクティック(アプライドキネシオロジー)や内臓生体力学では、筋力検査を使って副腎の状態をチェックしていくことで、通常病院の検査において正常と診断されたケースでも、内臓のさまざまな機能低下を見つけることができます。

 

この点が、カイロプラクティックをやっている私の強みでもあると自負しております。

 

病気の前のグレーの状態を見つけて早い段階から、それに対して治療をスタートできる!
そして、そういうことを西洋医学よりも何十年も前から行ってきている歴史があります。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう!

ではまた次回に^^。

 

 

 

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私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
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副腎疲労症候群とは 【その8】|副腎疲労とは何か?もう一度おさらいします

ソファーでだらんと横たわって動けない女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎はどんな臓器なの?

⭐️ 副腎が疲れてしまう原因

⭐️ 副腎疲労は病院の検査では異常が出ない!?

 

 

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今日は、新年もスタートしたので、少しずつ知られてきつつある「副腎疲労」について、今一度お話したいと思います!

みなさん、なんとなくいつも元気がない、常に疲れている、些細なことが気になってイライラする、新しいことをやる気力がないなど・・・どことなく不健康な状態になったことはありませんか?

 

 

病院に行っても異常はないけれど・・・極端な症状は出ないけれど・・・なんとなく具合が悪い・・・いつもの調子ではない・・・そんな状態はまさに副腎疲労かもしれません。

 

副腎の症状について詳しくはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎はどんな臓器なの?

 

副腎というと、聞きなれないかもしれませんが、腎臓の上にちょこんと乗っているクルミ大の臓器です。
とても小さい臓器ではありますが、その機能はとてもパワフルで、身体のありとあらゆる代謝や調節に関わっています。
大切なホルモンの分泌、炎症を抑える働き、免疫力、血圧のコントロール、血糖値のコントロールなどなど、人間が生きていくためにはなくてはならない臓器なのです。

 

副腎の働きについて詳しくはこちら↓

 

 

そして、この副腎が調子悪くなった状態が「副腎疲労」。

副腎が疲れてしまった状態、ということになります。

 

副腎が疲れると、副腎が担っていたたくさんの機能が働かなくなるために、身体はさまざまな症状を抱えることになります。不定愁訴と言われるようなものには、ほとんどと言ってよいほど「副腎疲労」が関わっています。

 

 

 

⭐️ 副腎が疲れてしまう原因

 

ではなぜ、副腎が疲れて機能が果たせなくなる状態にまでなってしまうのでしょう?

 副腎をそこまで痛めつけてしまう原因はなんなのでしょう?

 

 

 

それは、まさに身体に降りかかる多種多様な「ストレス」と言って良いでしょう。

 

一概に「ストレス」と言っても、精神的なものだけでなく、さまざまなものがあります。
現代社会ではそれこそ、たくさんのストレスが私たちの身体にかかっていると言って過言ではないでしょう。

 

 

残業などが多く過度な労働
人間関係のストレス
食生活の乱れ
甘いものや炭水化物の摂り過ぎ
飲酒や喫煙
重金属や農薬、食品添加物、生活用品に含まれる化学物質などの毒。

 

 

このようなものに副腎が晒され続けると、副腎はこれらのものから身体を守り続けることで、ぐったりと疲れきってしまいます。

そうなってくると、副腎から分泌される大切なスーパーホルモン「コルチゾール」が尽きてしまい、副腎の機能が果たせなくなってしまうわけなんです。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は病院の検査で異常が出ない!?

 

副腎疲労を患っている場合、大抵病院の検査では異常が出てきません。

病院の血液検査では、副腎の機能低下症である「アジソン病」のような病的な異常値が見られないと、特に問題がないとされます。

 

アジソン病についてはこちら↓


 

 

 

副腎疲労の状態というのは、病院の検査において病的に異常な数値ではないが、コルチゾールが過剰に分泌されている、もしくは分泌が少ないような状態のことを言います。
すなわち、身体に降りかかるさまざまなストレスに対して、適正なコルチゾール量を分泌できない状態です。

 

こういう黒ではないがグレーの状態というのは、他の臓器でもあったりします。
病気ではないが、機能異常が起こっている状態ということですよね。
副腎では病気というのが、本当に極端な状態を指すので、このグレーゾーンがとても広いかもしれません。
また現代社会ではこのグレーゾーンに知らず知らずに入ってしまいます。

実はかなり多くの人が、副腎疲労を抱えているんです!

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう!

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労にかかわるいろいろなこと 【その1】|正月明けの身体のだるさは、こんなことが原因?

 色鮮やかなおせち|副腎疲労blog

 

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新年3日目になりました。
そろそろ、Uターンラッシュの真っ最中でしょうか。

そして、この時期や正月明けに身体のだるさが出てくる方も多いんです。

 

 

 

⭐️ 正月明けの身体のだるさは、こんなことが原因?

 

正月というと、お雑煮やお餅、そしておせちを食べる方が多いと思います。
お雑煮やお餅って、本当に美味しいですよね。
私もお雑煮は好きで、何杯でもいけちゃいます。笑。

祖父母が他界してからはなくなりましたが、以前は祖母がおせちを手作りしていたので、祖母の家にいくとみんなで手伝いながらおせちを作り、それを食べていました。
私は、小さい頃はあまりおせちの濃い味付けが好きではなく、それよりはお雑煮やお餅を食べていましたが、おせちの中でも、祖母が作る昆布巻きやごまめは好きでしたね〜。

 

そんな正月のご馳走。

とっても美味しいのですが、実はびっくりするほど糖質がいっぱいです!

 

おせちの味付け自体が濃い味付けで、お砂糖やみりんもいっぱいなんですよね。
またお餅は、お米の形の中でも1番血糖値をあげやすい形態です。

 

 

 

また家によってはお寿司を食べたり、

おばあちゃんおじいちゃん家では、お煎餅やみかんを食べたり。

また初詣に行けば、出店で甘いお菓子も食べるでしょう。

また大人の人たちはお酒もいっぱい飲むかもしれません。

 

 

 

糖質を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇し、その後、急激に低下するので、血糖値の調節を行なっている副腎に負担をかけやすいことはもちろん、反応性の低血糖により、身体はだるくなったり、疲労感を感じます。
また、当院にいらっしゃる患者さんでも、正月明けでよく聞くのは、「正月食べ過ぎて、胃腸の調子が・・・」というお話。

 

これ、本当に正月のあるあるですよね〜。

 

副腎疲労と低血糖症にかかわるお話はこちら↓

 

 

もちろん、食べ過ぎもあると思いますが、糖質の過剰摂取によって消化不良とさらには腸のカンジダに代表されるようなカビ菌が増えるという二重パンチがあります。

 

 

みなさん、正月は1年に一度、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてお孫さんや親戚に会えたりする楽しいひとときです。
もちろん、みんなで美味しいものを食べるというのも幸せなものですよね。

でもその後、身体のだるさや胃腸の調子悪さが出ている方は、糖質過剰だったのかな?と少し意識して、その後の1週間ぐらい糖質を控えめにたんぱく質をしっかり摂っていくと、疲れた胃腸や副腎を回復させることができます。

 

 

 

私も、小さい頃によくおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くと身体がだるくなって、いつしか絨毯の上にゴロンと寝っ転がって、起きれないことがよくありました。
子どもながらに「なんでおじいちゃんおばあちゃん家に行くと、身体がどうしようもなくだるくなるんだろう?」と思っていたんです。

大人になって、こういう職業につくようになって、ようやく気づきましたね。

「あ、糖質過剰だったんだ!」と。

 

 

 

みなさん、正月明けは、食事コントロールして、元気に1年をスタートさせましょう^^。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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副腎疲労のための食事と生活 【その2】|新年から始める副腎に優しい食べ方ルール

木の箱に入った新鮮な野菜を持っている人|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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いやー!2018年。

始まっちゃいましたね〜。
みなさん、お正月いかがお過ごしでしょうか?

 

 

私たち家族は、1日から軽井沢に来ています。

こちらは天気はとっても良いですが、朝から霜が降りて、キンキンに冷えています。

 

プリンスのアウトレットはものすごい人混みですが、私たちは足裏のマッサージを受けたり、公園で子どもを遊ばせたりとのんびり過ごしています。

 

 

 

さて・・・

昨日は、健康の基本としてやはり「よく食べ、よく寝て、よく笑う」が大事というお話をしましたが、この食べるということ、なんでも!というわけにはいかないのは現代の食環境なんです。

ひと昔前までは、いろんなものを万遍なく食べていれば、健康だったのですが、今はそうはいきません。
食べると身体に悪いものもたくさん溢れていますから。

 

 

今日は、副腎に優しい食べ方ルールということで、新年からスタート出来る簡単な食事の仕方をお話ししましょう!
今年は是非これを参考にして、副腎を労わりながら、健やかに過ごしてください〜!

 

副腎疲労のために今日から出来る「朝の塩水」の話はこちら↓

 

 

⭐️ 副腎に優しい食べ方ルール

 

⭐️ 1日3食をしっかりと食べる。必要であれば間食(甘くない)も。

 

一般的に「1日3食の食事」が勧められているのは、みなさんもご存知かと思います。
ただ、最近は現代人は食べ過ぎ、1日1食が良い、また粗食がベストなど様々なことが言われてきています。たしかにそれも一理あります。

しかし、副腎が疲れている人や副腎が元々弱い人はコルチゾールの分泌が十分でないので、血糖値が下がりやすく、血糖値を上げてくれる定期的な食事はとても重要。
とくに朝はコルチゾールをたくさん分泌しなくてはならないので、そのサポートのためにも朝食は不可欠です。
私も小さい頃、朝食を抜いて学校に行ったら、貧血で倒れてしまい、それからというもの朝食だけはどんな時も欠かしませんでした。

そして、食事と食事の間隔が空いたり、小腹が空いた時は、健康的な間食がオススメです。
鳥のささみ、ナッツ類、野菜スティック、ゆで卵などが良いでしょう。

 

 

 

⭐️ 毎食、かならずたんぱく質を食べる。

 

副腎が弱っていると血糖値が上がったり、下がったりして、身体の状態が安定しません。
とくに炭水化物だけの食事は、血糖値の不安定な状況を作り出し、副腎に負担をかけます。
3度の食事でしっかりとたんぱく質を食べると、お腹が空きずらくなり、血糖値も長持ちします。是非毎食時に必ずたんぱく質を意識してください。
そしてこのことは、当院にご来院された方に必ず伝えていることでもあります。
また私自身も「おにぎり」だけとか、「麺類」だけとかはなるべくせずに、必ず野菜とたんぱく質を摂るように意識しています。お肉、お魚、大豆製品、卵。なんでも良いです。

例えば・・・
焼き魚や鶏肉の炭火焼などの主菜に、野菜サラダや野菜の煮物、または豆腐などの副菜、そして味噌汁などを加えたような定食のようなものがベストです。

 

女性はたんぱく質不足の方が多く、それだけでも疲労やむくみ、月経の問題が起こるので、たんぱく質を意識するだけでも元気になる方がいますよ〜。

 

 

 

⭐️ 同じ食材に偏らない、季節に合わせたいろいろな色の食材を食べる。

 

副腎が疲労していると、胃腸が弱っている人が多いです。
こういった消化能力が落ちている時に、毎日同じ種類の食材ばかり食べると食物アレルギーや食物不耐症のリスクが増えます。
私自身も以前、毎日のように鮭や豚肉を食べていたら、これらの食材に過敏になってしまったことがあります。

またこれはよく言われることですが、季節に合わせた食材の方が、栄養価が高いので、その季節のお野菜を摂ることが非常にオススメ。
そして、カラフルな色のお野菜を取り入れることで、それらの野菜はリコピンやカロテン、アントシアニンなどのファイトケミカルという植物特有の有効成分を含んでいるので、身体に取り入れてあげると副腎のサポートになります。
選り好みせずに、いろいろな食材を食べ、季節のものを選び、いろいろな色の食材を取り入れる。

 

こういったことを考えると、健康の基本は「よく食べる」というのは、当たっているのかなと思います。

 

実は、健康に気を使って選り好みして食べている人より、いろんなものを好き嫌いせずに食べている方の方が健康だったりします。笑。
もちろん、加工食品や外食ばかりでは駄目ですが・・・。
アレルギーや不耐症がある方は、また食事が変わってきますが、基本的には食べれるものの中でいろいろな食材をローテーションで食べていくというスタイルは変わりません。

 

 

 

⭐️ 加工食品を摂らずに、調味料にも気を使う。

 

4つ目のこれを意識するだけでも、かなり健康になれると思います。

スーパーでお惣菜や加工食品のラベルを見てみてください。これらの食材には日にちが経っても、見た目が美味しそうで、劣化しにくく、味も良いように、それこそたくさんの添加物や化学調味料が含まれています。
私は、ラベルを見て少しでも自然でないものが入っていると、恐ろしくて、どんなにお腹が空いていても食べません。笑。

 

そして家での食事でも、外で買ってきたようなドレッシングやソース、ケチャップなどには、果糖ブドウ糖液糖や添加物、保存料が含まれています。それよりは、天然の海水から作られたお塩、そしてノーマルな醤油などが良いでしょう。
ドレッシングも、質の良いオリーブオイルやシソ油、エゴマ油などにお酢を入れて(2:1)、それに塩・胡椒を適量混ぜれば、簡単に美味しいドレッシングが出来上がります。お好みで擦りゴマやハーブ類を入れても最高です。
外で加工食品を買う・食べることをやめて、家で使う調味料を一新すれば、それだけでも身体に人工的な悪いものが入ってこないので、胃腸も炎症を起こしずらく、とても健康的になれます。

 

 

 

⭐️ 質の良い油を摂る。オメガ3の油を意識する。

 

 私たちの身体の細胞膜を作っているのは、油です。
この油のバランスが良いかまた質の良いもので作られているかで、あなたの健康度合が変わってきます。
現代人は調理用の油を控えて、オメガ3系の油「シソ油、エゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツオイル」を積極的に摂り、EPAやDHAの豊富なお魚を週に3回ぐらいは食べるようにすると良いでしょう。

私は、普段の調理に比較的有害物質の少ない有機米油を使い、料理の好みに合わせて、なるべく質の良いオリーブオイル(低温圧搾、遮光瓶に入ったもの)やごま油などを少量使っています。

 

 

 

⭐️ 身体の代謝を悪くしてしまう「毒」に気をつける。

 

私たちの身体や副腎のために気をつけていきたいのが、農薬や遺伝子組み換え食品など。さらには、水銀を多く含んだ大型魚、そして、人間が作り出した人工的な油であるトランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、ファーストフード、コーヒーフレッシュなど)、もちろんアルコール類。

これらのものは肝臓に負担をかけるだけでなく、人間の代謝を阻害し、身体に炎症を起こします。炎症が起こると副腎が頑張ってコルチゾールを出さなければならないので、副腎にも負担がかかるというわけです。

 

 

 

⭐️ できる範囲で、甘いもの、カフェイン、グルテン、カゼインを控える。

 

これらは、腸に炎症を起こし、腸内環境、腸内フローラを悪化させます。
腸の炎症が慢性的になると、カビ菌の温床になったり、アレルギーを引きおこす元にもなりますので、ご注意を。

 

この食品を控えるだけでも、身体はかなり変わりますが、なかなか全てを控えるのは現代人には至難の技かもしれません。
女性からは、「えー楽しみにがなくなっちゃう!」という声が聴こえてきそう。
もちろん、食事制限が返ってストレスになってもよくないので、緊急の場合(副腎疲労の症状が酷いケース)でなければ、出来る範囲で適度に楽しんで制限してみてください。

 

 

 

⭐️ 夜9時以降はなるべく食べない。

 

夜9時以降は、胃腸はもちろん、副腎や膵臓などもお休みの時間です。
この時間にたっぷりと食事を摂ってしまうと、夜中も胃腸が働き続け、胃腸が弱い副腎疲労の方には負担になります。またそれがきっかけで逆流性食道炎の症状が引き起こされることもあります。
また、夜食べてしまうとそこから身体が元気になったりして、なかなか睡眠モードに入れません。

もちろん、仕事柄食事が遅くなる方はいらっしゃると思いますが、そういった場合は、夕方に一旦間食や軽い食事を摂り、夜はビタミンやミネラル豊富な野菜や海藻類、そして消化に良さそうなたんぱく質を少量摂ると良いでしょう。

 

 

 

 

いやー、なんだかんだ書いていたら8つにもなっちゃいました。

 

最後にみなさんにお伝えしたいことが1つ・・・

 

私たちの身体は、毎日食べたものからできています。
身体に良いという食べ物はいろんなところで紹介されていますが、それが全てではありません。

巷で良いと言われているような真新しいもの、住んでいる土地ではあまり採れないようなものを、食べたからと言って必ずしも健康になるということではありません。

 

人によって合う食材、合わない食材があります。
私は、やはり小さい頃からその土地で採れる慣れ親しんだ食材が1番その方に合っていると思います。
あまり馴染みのない海外のオイルを摂ってみたり、南国のスーパーフルーツを摂っても、それが良い方向に働く人と、逆に体調を崩してしまう人といます。

自分に馴染みのある食材で自然なものを、毎日選り好みせずにいろいろ食べていくのが1番良いのではないでしょうか?

 

 

 

ここで話した食べ方ルールは、すぐに全てを実践できなくても、少しずつでも良いので自分の生活に無理なく取り入れてもらえると、必ずやあなたの身体に反映してくると思います。

私が保証します。笑。

毎日イキイキと過ごすため、副腎が元気に働くために、食生活の改善は欠かせません。
是非、今年は思い切って取り入れましょう〜。
やる気のある人は今年の目標にしちゃうのはいかがでしょう?

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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小菅一憲

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Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ  

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

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クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。  

 


 

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カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方 
副腎疲労の症状に当てはまる方 
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労のための食事と生活 【その1】|副腎疲労にちなんだ今年の目標たててみました〜

 お雑煮|副腎疲労blog

 

みなさん、

明けまして、おめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

去年は、いままで以上に副腎疲労の方を診るようになって、もちろんそれぞれの方が、大きなストレスや悩みを抱えていらっしゃるんですが、やはり副腎疲労にならないように、そして副腎疲労から回復するためには、日々の生活の積み重ねがとても大切であるということを再認識しました。

 

 

些細な日々の積み重ね。

実は、ここが出来ていないっていう方がとても多いんです。

 

よく食べ、よく寝て、よく笑う。

やはりこれ、生活の基本です。

 

 

 

人の身体の健康を決めるのは、遺伝的な要素が50%、残り50%は環境的な要素と言われます。
変えられない遺伝的要素があるのは事実。しかし、残り半分は良くも悪くも、変えていけるんです。

毎日の生活習慣ももちろん大事ですが、

どういう生活を送っていくか、これが何より大切なわけです。

 

 

みなさん、よく食べ、よく寝て、よく笑っていますか?

自然体で生活し、信念を持ってイキイキ生きていく。

そんなことが大事なんだろうなと強く思う、1年でした。

 

 

 

⭐️ 今年の目標・・・

 

⭐️ 計画を持って毎日有意義に過ごす。

⭐️ スマホを見る時間を3分の1にする。

⭐️ 自分が好きなことを大好きな仲間と思いっきりやる。

 

 

 

そんな去年を過ごして、自分なりに今年の目標を。

普段あまり明確には目標はたてないんですが、今年はしっかりたててみようと。

 

 

 

1つ目:計画を持って毎日有意義に過ごす!

 

当たり前のことなんですが、なかなか出来ないんですよね。
誰でも、毎日予定通りに物事が進むと、気持ち穏やかに過ごせる気がします。
予定外のことがあると気持ちが乱れます。

もちろん、なかなか毎日予定通りにうまくいくことなんてないのですが、これがある程度出来るとストレスも溜めにくく副腎疲労になりずらいと思うんです。
身の回りをしっかりと整理して、スムーズに仕事が出来る環境作りをする。
やることをその日その日で終わらせて、スッキリする。

今年は努力してみたいと思います。

 

 

 

2つ目:スマホを見る時間を3分の1にする!

 

インターネットを使った情報社会は本当に世の中を変えたと思います。
そして、それを手軽にどこでも可能にしたスマートホン。
しかし、このスマホが副腎疲労を加速していると思います。
スマホの画面を見ていると交感神経が優位になり、身体が緊張状態になります。
今はどこにいても、時間が出来ればスマホをいじります。

こんな状態では、なかなかリラックスすることが出来ません。

 

私も例外ではありません。
先日久し振りにスマホを家に忘れて出てきてしまい、1日スマホなしで過ごしましたが、若干不便を感じるものの、頭や身体のスッキリ感はスマホを見て過ごしている1日とは全く違うものでした。
昔は、みなさんも電車の中や寝る前は、読書や物思いにふけってゆっくりとした時間の使い方をしていませんでしたか?

 

スマホは、副腎疲労を加速させます。
今年、スマホ時間を激減させることを大きな目標にしたいと思います。

 

 

 

3つ目:自分の好きなことを大好きな仲間と思いっきりやる!

 

私は、趣味の時間はかなり取っている方だと思います。
でも毎回思うのは、自分の好きなことをやっている時間というのは、何も考えないで無我夢中になれるということです。

普段いろいろと悩んだり、些細なことをずっと考えたりしていても、自分の好きなことをやっていると頭がからっぽになれます。この頭をからっぽになる時間がとても大切です。
人によっては、寝る前に瞑想をするだけでも、ストレスから解放されると言います。
こういう時間を持つというのも、副腎疲労になりずらくなる1つの工夫です。

そして、今年は、こういう時間を大好きな仲間とやりたいですね。
結婚して家庭を持つとなかなか仲間や友人に会う時間が少なくもなってきますが、積極的に仲間との時間を作っていきたいと思います。

 

 

 

みなさんは今年、どんな目標をたてましたか?

是非とも、副腎疲労になりにくい目標を1つ入れてみてください。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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小菅一憲

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副腎疲労症候群とは 【その7】|ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み

いろいろなストレスで頭を抱える男性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

副腎はもうみなさんもご存知の通り・・・

 

 

ストレスの腺

 

 

と言われていて、私たちが受けるありとあらゆるストレスに対して、身体を守る仕事をしています^^。

 

 

 

 

そのストレスから身を守る時にとても大切な「コルチゾール」というスーパーホルモンや「アドレナリン」という闘争のホルモンなど・・・50種類以上ものホルモンを分泌している臓器と言われています。
今までこのホルモンの話をしてきましたが、身体の中ではどういう仕組みでこれらのホルモンが分泌されるのでしょう?

コルチゾールの話↓

アドレナリンなどカテコラミンの話↓

 

 

 

⭐️ 副腎からのホルモン分泌はすべて脳からの命令によって行われる!?

 

実は、ホルモンの分泌は、すべて脳からの指令によって行われているんですね〜。

 

脳には、ホルモンの総司令部である「 視床下部 」と実際司令を出している司令官でもある「 下垂体 」があります。
視床下部は、身体のセンサー的な役割もしていて、今現在身体がどういう状況に置かれているか、またホルモンはどれだけ分泌されているかなども感知しています。そしてその総司令部の「視床下部」からの連絡が下りてくると「下垂体」が各臓器へ実際の司令を送るわけなんです。

 

 

そんなことから脳の視床下部が障害されると、副腎のコルチゾールリズムに問題を起こすということもあります。

 

 

 

さて、ではこのストレスの腺である「副腎」。

ストレスがかかると、実際はどのような流れでホルモンを分泌しているのでしょう。

 

 

 

⭐️ ストレスを感じて、副腎からホルモンが分泌されるまでの面白い仕組み

 

まず、何かしらのストレスがかかると・・・

例えば・・・

 

 

 

職場の上司から「今週までにこの仕事仕上げておいてくれ」と言われた。

とても大変もしくは嫌な仕事を、忙しい時に急に頼まれてしまった・・・

 

旧知の友人から「結婚式でスピーチを頼まれてくれないか」と言われた。

人前でしゃべるのは大の苦手なのに、大切な友人だから断われない・・・

 

大切な試験・面接が明日に迫って、そのことで頭がいっぱい。

何ヶ月もこの試験のために準備をしてきた、この試験にパスできないと・・・

 

  

 

 

こんな時、普通の人なら

「ストレス」かかりますよね〜。

 

 

  

何となくイメージできましたか?
人によってはストレスとは感じていなくても、何かしらのプレッシャーはかかってくるはずです。

 こんな時、そういったストレス、プレッシャーが脳の大脳皮質というところで感知されると、2つの系が活性化されます。

 

 

ストレスによるHPA-Axisの仕組み|副腎疲労blog

 

1つは皆さんもよくご存知の交感神経系です。

交感神経が活性化されると、神経末端からは「ノルアドレナリン」が分泌され、副腎髄質からは「アドレナリン」が分泌されます。

 

 

 

そしてもう一つはストレスの感知を受けた「視床下部」が下垂体を通してホルモンの分泌を促すルートです。

こちらは、HPA-axis(Hypothalamus – Pituitary – Adrenal axis) と言われています。ご説明すると先ほどのストレスを感知した視床下部(Hypothalamus)からコルチコトロピン放出ホルモン「CRH」(Corticotropin Releasing Hormone)を分泌し、それが下垂体(Pituitary)に。

そして、下垂体からは、副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」(Adrenocorticotropic Hormone)され、それが副腎皮質に作用して、最終的に副腎皮質から「Cortisol」(コルチゾール)が分泌されます。

 

 

ストレスを感じて副腎がホルモンを作る仕組み|副腎疲労blog

 

大脳皮質

ストレス感知

視床下部  hypothalamus

CRH:コルチコトロピン放出ホルモン分泌

下垂体  pituitary

ACTH:副腎皮質刺激ホルモン分泌

副腎皮質  adrenal

コルチゾール分泌

 

 

 

 

このような各器官の頭文字を取った「HPA-axis」によって、ストレスを感知してから、脳からの司令によって副腎はコルチゾールを分泌しているわけなんです!

 

 

 

⭐️ アドレナリンとノルアドレナリンの違いってどんなもの?

 

さて、こちらのHPA-axisの他に、交感神経系も活性化されると先にお話ししましたが、これは視床下部が自律神経の中枢だからでもあるのですが、視床下部がストレスを感知すると、その司令は交感神経からも副腎に伝わります。そうすると副腎髄質からアドレナリンが分泌されることになります。

一方、ノルアドレナリンは脳内と交感神経の末端から分泌され、脳に強い影響を与えていると言われています。

 

 

 

アドレナリンとノルアドレナリンは、同じく興奮性の神経伝達物質で身体の危機に対して、臨戦態勢を整えてくれる作用を持っています。

 

 

 

混同しやすいと思うのですが、どう違うのか気になりますよね・・・。

 

 

それは、これらのホルモンの生成過程を見ていくとわかりやすいと思います。
以前のblogでアドレナリンとノルアドレナリン、これにドーパミンを加えてカテコールアミンもしくはカテコラミンと呼ぶことはお話ししました。
これらの「カテコラミン」は全てチロシンと言うアミノ酸を原料として作られます。

 

 

 

 

交感神経終末において、チロシンが取り込まれ、神経細胞内で「チロシン」から「DOPA(3,4-ジヒドロオキシフェニルアラニン)」が作れます。
その後、さらにドーパミンが生成され、次にノルアドレナリンの順で生合成されていきます。
そして最終的に交感神経終末から放出され、私たちの神経系に作用していきます。

 

さて、ではアドレナリンはどうかというと、このように交感神経内でドーパミンを経て合成されたノルアドレナリンが、副腎髄質に到達して「フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)」という酵素によって初めてアドレナリンに合成されます。

フェニルエタノール-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)は、ノルアドレナリンのアミノ基にメチル基を付加して、アドレナリンを生合成していきます。この時メチル基のドナーとしてS-アデノシルメチオニン(SAM)が必須の補因子となります。SAMについてはとっても大切なので別途お話ししますね。
この酵素は副腎髄質に多いため、副腎髄質でアドレナリンが合成されているとされていますが、心臓や脳幹にも存在すると言われています。

 

 

 

副腎髄質では、アドレナリンが約80%、残りの大部分がノルアドレナリン、そしてわずかにドーパミンが分泌されます。
要は、アドレナリンに合成しなかったノルアドレナリンもここで分泌されるということなんですね。

 

 

 

 

いやぁ・・・難しい話が続きましたが、こうやってアドレナリンが作れられるとアドレナリンは体内を巡って各臓器に興奮系のシグナルを送ります。
逆にノルアドレナリンは主に交感神経内で作られますが、主に脳内に作用し、私たちの思考や意識を活性化します。

副腎髄質は、交感神経の大きな塊と考えても良いかもしれません。
それもそう、副腎髄質の起源は、交感神経節後神経に相当する神経組織で、解剖学的にも交感神経節と同等の組織であり、多量の交感神経節前線維が侵入する臓器でもあるのです!

 

 

 

 

ちなみにこのノルアドレナリンからアドレナリンへの変換は、糖質コルチコイド(コルチゾール)によっても促進されます。
ということはストレスがかかると交感神経系とHPA-axisのダブルの経路でアドレナリンの合成・分泌が進められるんですよね〜。

 

 

アミノ酸からカテコラミンが作られる経路図|副腎疲労blog

 

面白いですよね〜。

 

 

  

 

アドレナリンとノルアドレナリンが合成される過程、そして違いはこのようになっているのです。

 

ちなみに上図で Epinephrine(エピネフリン)や Norepinephrine(ノルエピネフリン)と書いてありますが、これはアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)のことです。
一般的には、アドレナリンやノルアドレナリンと呼ぶことが多いですが、医学的には副腎髄質ホルモンとしてエピネフリンやノルエピネフリンと呼ぶんですよね〜。

 

 

 

⭐️ カテコールアミンを分解してくれる酵素と腸の驚きのつながり

 

さて、そしてもう一つ大事なのが、このカテコールアミンが不必要になった時に不活性化される仕組みです。
そりゃあ、いつまでも興奮しっぱなしじゃ疲れちゃいますよね。

それこそ、怒りっぽくなったり、イライラしたり、うつ病になっちゃいます。 

これらのカテコールアミンである、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンは、「モノアミン酸化酵素(MAO)」や「カテコールーOーメチルトランスフェラーゼ(COMT)」によって代謝され、不活性となり、最終代謝産物は尿で排出されます。

 

 

よく有機酸検査(尿検査)によってこの代謝物を見ることがあるんですが、これはカテコールアミンの生成バランスを見ているんです。

 

メチレーションにおけるBH4サイクルの図|副腎疲労blog

 

ちょっと前の記事でもお話ししましたが、これらの酵素はお腹(腸)の状態が悪いと働かないので、実はとても腸内環境と関わっているんです。

腸内環境が悪いとこれらの興奮生ホルモンであるカテコールアミンはうまく代謝されず、残ってしまう。
ということは、お腹が悪いと情緒不安定やイライラ、怒りっぽい、うつ病、不安感などにつながることがなんとなくわかってきますね〜。

 

 

 

 

大分話が大きくなってきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

最後に・・・

 

特に副腎から分泌されるスーパーホルモンである「コルチゾール」は、視床下部→下垂体→副腎皮質が連携する(司令だけでなく、フィードバックももらいながら)ことで、その適切な分泌量を見極められながら、細かくコントロールされているのです。

心身的なトラブルは視床下部に影響し、それによってコルチゾールの分泌は大きく影響を受けます。

 

 

これこそが、HPA-axisの仕組みなのですが、脳の視床下部にダメージがあると細かい分泌調整のシステムに機能低下が起こり、ホルモンバランスを崩しやすくなります。
視床下部がダメージを受ける原因には、脳の障害や外傷、DVやセクシャル被害、度を超えたストレスなどがあると言われますが、こういった視床下部のダメージは、慢性疲労症候群、線維筋痛症、そして原因不明の病気に深く関連しています。

 

 

 

いやー毎度のことながら、やっぱりストレスって怖いですね。

なんか前回もこの言葉で終わった気がする。笑。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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副腎疲労症候群とは 【その7】|アドレナリンとセロトニン、そして腸の関係

腹痛でお腹を押さえる女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ アドレナリンが過剰に分泌されると副腎を疲れさせてしまう!?

⭐️ 腸が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなる!?

⭐️ アドレナリン、セロトニン、そして腸の蠕動運動。ホルモンと腸の密接な相互作用とは?

⭐️ Gut Brain Connection(腸脳相関):ストレスと腸の関係について

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、ここ数回、副腎髄質というところから分泌される、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンに代表されるような「カテコールアミン(カテコラミン)」について、関連する症状にも触れながらお話してきました^^。

ここ数回のblogはこちら↓




 

 

 

⭐️ アドレナリンが過剰に分泌されると副腎を疲れさせてしまう!?

 

これらのホルモンは、自律神経でも交感神経を活発にして、私たちが活動しやすいようにしてくれていたり、生理作用をコントロールしてくれています。
また闘争のホルモンと言われるように瞬時の危機に対して対応したりするときにも活躍します。
私たちが日中、働いたり、歩いたり、走ったりはもちろん、頭でいろいろと考えているときにも必要不可欠なホルモン・神経伝達物質と言えますね。

 

しかし、適量分泌されていることがとても大切で、分泌過剰になると我らが副腎を疲れさせてしまいます。

 

 

副腎は、その名「Adrenal Gland」の通り、アドレナリンを分泌する臓器でもあり、アドレナリンを過剰に分泌しながら、身体を無理に働かせるもしくは酷使している状態は、副腎に負担をかけますし、長くは続きません。

また、実は副腎が疲れている状態「副腎疲労」であるのに、アドレナリンを分泌するとある程度は活発に動けてしまうので、アドレナリンを過剰に分泌することで副腎疲労の状態を隠してしまい、自分が疲れている(副腎疲労の状態である)ことに気づけていない方も少なくないんですよ〜。ほんと。

 

 

 

そして、これら興奮性ホルモンの逆の作用を持つホルモン「セロトニン」がバランス良く分泌されていることが何より大切なことでもあります。

セロトニンは、気分をリラックスさせ、副交感神経を優位にさせることで、身体を休息させてくれます。
そして、セロトニンを材料にして作られる「メラトニン」というホルモンは、睡眠を誘い、質の良い睡眠をとることで副腎を休ませてくれます。

 

 

 

 ⭐️ 腸が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなる!?

  

それで!

 

今日は、この「アドレナリン/セロトニン」と実は密接なつながりがある「お腹」との相互作用についてお話していきたいのです!
ここ、とっても大事なところなので、しっかりと頭の中に入れておいてくださいね^^。

 

 

 

副腎疲労の方は、お腹に何かしらの問題を持っていることがとても多くて・・・ほとんどの人(それはもう90%以上の人)に便秘や下痢、軟便そして腹部膨満感の症状があります。
気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、お腹を治してあげることが副腎疲労を回復させていくのに一番のポイントと言っても過言ではないかもしれません。

私も、治療でとくに重要視をしているのが「腸」であります!

  

 

 

もう・・・

 

「腸」が良くなれば、副腎疲労の大半の人が良くなるんじゃねぇの?

 

 

  

と言っても良いぐらいね。
(もちろん、それだけではない人もいらっしゃいますが・・・。腸のアプローチだけで良くなる人もたくさんいらっしゃいます)

 

 

 

⭐️ アドレナリン、セロトニン、そして腸の蠕動運動。ホルモンと腸の密接な相互作用とは? 

 

さて、今日の話は、「アドレナリンやセロトニン」と「腸」との関わり・・・。

 

 

実は、副腎疲労の方に多い「便秘」 や「下痢」、そして「腹部膨満感」「腸内環境(腸内フローラ)の悪化」の背景にいわゆる「アドレナリンラッシュ 」と呼ばれるアドレナリンの過剰分泌があることがとっても多いんです。
「アドレナリン」は、腸の動きに深く関わっていて、正常に分泌されていることがとても大事になります。アドレナリンというと血流や血圧を上昇させたり、緊張や興奮するときに分泌されるイメージがあると思いますが、腸管の筋肉、いわゆる平滑筋を緩めるために腸にも分泌されるホルモンなんです。

 

 

 

実は・・・

 

 

アドレナリンが分泌されると腸管の筋肉が緩むことで、腸の蠕動運動が低下していきます。

 

 

蠕動運動が低下すると食べ物や便の移動がゆっくりになり、それに伴って細菌の異常繁殖が起こってきます。
こういった流れからアドレナリンは、腸内のバクテリアの繁殖を促す作用を持つと言われ、大腸菌やウェルシュ菌、サルモネラ菌などの繁殖が旺盛になることで、小腸内でのガスの発生にもつながります。
これが、腹部膨満感の原因にもなり、このように小腸でバクテリアが異常繁殖することを「SIBO」と呼んでいます。

SIBOについては大事なテーマでもあるのでまた別の日にでもお話していきますが、アドレナリンの過剰分泌によって腸内の菌バランスが崩れてくると、体調にも大きく影響が出てきます。

 

 

その一つが、バクテリアが増殖のために鉄分を好んで摂取するということでしょうか。

宿主の鉄分をどんどん略奪していくことで、その方が「鉄分不足」「貧血」に陥ることと容易にリンクしていきます。またこういった状態が長期に続くと深刻な状況にもなりかねません。

 

 

 

  

逆に「セロトニン」はどうかというと・・・

 

 

セロトニンの90%は腸で分泌されると言われ、腸の蠕動運動を促してくれます。 

 

 

蠕動運動は、胃酸や消化酵素をしっかり分泌して、食べ物を混ぜ合わせたり、先へ先へ送りながら、消化を進めていくために重要なもので、セロトニンはそのためにとても重要な働きをしているというわけです。
小腸内では、蠕動運動がしっかり行われることで、食べ物が一箇所に留まることなくどんどん先へ進み、腸管の掃除の役割も果たしています。またそういったことが正常に行われることが細菌の繁殖を予防しているとも言えます。

それもそう、正常な働きをしている小腸内には細菌はほとんどいないのです。
大腸に比べるとかなり少ない菌の数です

 

 

 

もちろん、セロトニンも過剰に分泌されると、腸管の筋肉を異常に収縮し、腹痛を作るとも言われています。
セロトニンが少なすぎたり、逆に過剰過ぎたりすることで、よく言われる「過敏性大腸炎(IBS)」の原因にもなることがあります。
便秘型のIBS「C-IBS」の方は、蠕動運動が遅く、セロトニンを作る能力が著しく低かったり、逆に何かしらの原因からセロトニンが過剰に分泌されてしまい、下痢型のIBS「B-IBS」につながっていることもあります。

過敏性大腸炎についてもまた後日しっかりお話できたらと思います・・・。

 

 

さてこのようにこれらのホルモンは・・・

 

 

 

アドレナリン → 腸管の蠕動運動を低下させる。

セロトニン  → 腸管の蠕動運動を促す。

 

 

 

この相反する働きによって、腸の働きに影響を与えていることがお分かりいただけたでしょうか。

 

さらに言うと、このホルモンのバランスによっては、

 

 

腸内環境(腸内フローラ)を著しく変化させてしまう!

 

 

とも言えます。

 

 

 

 ⭐️ Gut Brain Connection(腸脳相関):ストレスと腸の関係について

 

今日はもう一つ触れたいのですが・・・

 

逆の観点から見ていくと・・・
何かしらの原因で、腸内環境が悪化し、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が少なくなり、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌はもちろん、カンジダ菌に代表されるようなイースト(新菌類)が増殖しているような場合。

 

腸内では必ずと言って良いほど、炎症が起きています。 

 

 

 

そして、この状況下においては・・・

 

1つ目に!

ドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンなど「カテコラミン」と呼ばれるホルモンの代謝に必要なCOMT(カテコールメチルトランスフェラーゼ)という酵素の働きが悪くなります。

 

2つ目に!

トリプトファンからセロトニンを作るパスウェイになかなか行かなくなる、そして・・・トリプトファンから神経毒性のあるキノリン酸を作るパスウェイに行ってしまう。

 

3つ目に!

トリプトファンからセロトニン、チロシンからドーパミンを作る時に必要なBH4(テトラヒドロビオプテリン)が少なくなることで、BH4回路がうまくまわらず、これらの神経伝達物質を適切に合成することができなくなってしまう。

 

こういうことが起こります。

 

 

 

副腎疲労の方は、このパターンがひっじょうに多い!

 

体内の代謝状況を検査する「有機酸検査」の結果を見ると、腸内環境が悪化している方はほとんど、この脳内神経伝達物質の代謝がうまくいってないんです!
中にはアドレナリンやノルアドレナリンはもちろん、セロトニンも作れなくなっていて、必要な時にこう言った神経伝達物質が作れないことで、頑張りがきかなかったり、集中力が続かなかったり、精神不安定になりやすかったり、良い睡眠が取れなかったり、そういうことになりやすい。

そして、セロトニンだけ減っているケースの方もとても多く、鬱や精神不安ともとても関連していますね。

 

 

 

 

Gut Brain Connection

腸脳相関

 

 

 

とは、よく言われますが、ほんとまさに!ですよね^^。

 

腸と脳は密接につながっていて、相互に影響し合っている。

 

 

 

今回の話で、腸と脳が「副腎」を介しながら、身体の奥底でこんな風に関連し合っているということが深く理解出来たのではないかと思います。

 

 

ストレス・・・

 

 

ストレスってこう考えていくと、神経伝達物質を通して精神状態に影響を与え、神経伝達物質が過剰に分泌されることで、腸内環境をも悪化させる。
そして、そのことが全身的な症状につながる。

 

そんなことがわかっていただけたのではないかと思います。
いやーやっぱりストレスって怖いですね。
気をつけましょう。笑。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
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また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労症候群の症状 【その6】|低血糖症の治し方と予防とやっておくと良いこと

ニンジンを口にくわえている男の子|副腎疲労blog

 

Summary:

⭐️ 副腎疲労の人はよく低血糖症状に悩まされる!?

⭐️ 低血糖症の人に勧められる頻回食、そしてオススメの間食

⭐️ 副腎疲労の人の食事は、一般的に良いとされる食事とは全然違う!!

⭐️ 低血糖時の脂肪燃焼と大切なL-カルニチンの話

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

  

 ⭐️ 副腎疲労の人はよく低血糖症状に悩まされる!?

 

副腎疲労の人は、低血糖症状を起こすことも多いと思います。
これは、血糖値を調整しているのが「副腎」、下がりすぎないようにしてくれているのが「副腎」だからでもあります。

 

最近お話ししている「低血糖症」、いわゆる甘いものや炭水化物を摂りすぎることで血糖値が不安定な状態になり、血糖値が高く上がった反動によってその後低くなってしまう症状。

最近の「低血糖症」の話はこちら↓


副腎が疲労することによって、低血糖を防げず、より症状が強くなります。
また、血糖値の調整がうまくできないことで、低血糖にもなりやすくなります。

 

 

 

⭐️ 低血糖症の人に勧められる頻回食、そしてオススメの間食

 

この「低血糖症」を防ぐということでまずやっていただきたいことは・・・

 

 

 

いわゆる頻回食 です^^。

 

 

1回の量が多くなくても良いです。
少しでもこまめに食べてあげること。これが低血糖の時間帯を少なく、もしくはなくしてくれます。

もちろん、食べるとしても甘いものは当然のことながらNG。
炭水化物を食べても良いのですが、血糖値を安定させてくれる野菜やタンパク質、いわゆる「おかず」を意識します。

 

 

もちろん、3食の食事を食べて、その合間に「間食」を摂るというのも良いです。

 

間食は、何がお勧めですか?とよく聞かれるのですが・・・

 

 

私がお勧めするのは・・・

 

 

 

○ 小魚

○ 鶏肉(焼き鳥や鳥のささみなど)

○ ゆで卵

○ 枝豆や炒豆(食べ過ぎには注意)

○ スルメイカ(無添加のもの)

 

 

こんなものです。
お酒のおつまみのようなものですね。

 

 

そして、レパートリーが少なくてたまにだったら・・・

 

 

○ 野菜スティック

○ リンゴやナシ(比較的甘さ控えめのもの)

 

 

NGなものとしては・・・

 

○ バナナ(ブドウ糖多いです)

○ 干しイモ(さつまいもはでんぷん質です)

 ◉ これらの食材は決して悪くはないですが、低血糖がひどい人の間食にはあまり合いません。

 

 

 

それとよくお勧めされるのが、ナッツ類や種なんです・・・。
確かに、私もよく、アーモンドやくるみ、そしてひまわりの種、かぼちゃの種をお勧めしていることも多かったんです。

 

 

しかも、これらはとても栄養価が高く、アメリカの栄養療法でもお勧めされるものばかり。

 

 

ところが・・・

 

実際、臨床でお勧めしていると、日本人ではナッツ類や種が合わない人の確率がかなり高い!
もともと、馴染みのない食材ですし、お腹が弱い人は特にダメですね〜。
またお腹にカンジダ菌に代表されるイーストが繁殖している場合は、ナッツも餌になります。

そんなこともあり、最近はあまりお勧めすることが少なくなりました(合う人はもちろん大丈夫です)。

 

 

 

 ⭐️ 副腎疲労の人の食事は、一般的に良いとされる食事とは全然違う!!

 

いやぁ、しかしこういった低血糖の食事である「頻回食」もそうですが、

 

副腎疲労の方の食事。
一般的に薦められる食事とは全く違います。笑。

 

  

 

 

塩もしっかり摂ってもらいますし・・・
コレステロールもホルモンの材料なので、良質な油はしっかり摂ってもらいます。

 

 

そして、1日1食や2食が良いという方や、長寿遺伝子がなんたらかんたらと話す方もいますが(それ自体は否定しません)、いかんせん食間を空けすぎるのは、副腎が弱い人には合いません(副腎が回復してくればある程度は大丈夫です)。

なのでちょこちょこ食べる。

 

 

ね。一般的に良いとされる食事とは全然違いますよねー。

 

 

 

⭐️ 低血糖時の脂肪燃焼と大切なL-カルニチンの話

 

さて、私がクリニックで低血糖症の方によく勧めるサプリメントがあります。

 

 

それは・・・ 

 

 

○ アミノ酸

○ EPA・DHA

○ L-カルニチン

 

 

です。

 

 

 

簡単にご説明しましょう!

 

脳をはじめとして、私たちの内臓や筋肉、そして細胞はブドウ糖を原料にしてエネルギーを作り出し、動いています。

 

 

そういったことから、身体としては、血糖値は常に安定していてほしいわけです。

 

 

しかし、食事から補給したブドウ糖が底をつくことはよくあります。
反応性低血糖ならば、なおさらです。

そこで人間は「タンパク質(アミノ酸)」そして「脂肪」を原料にして肝臓で(副腎も働いています)ブドウ糖 を合成する(糖新生)ことができるようにしています。
またブドウ糖が底を尽きると、脂肪から作られる「ケトン体」という物質もエネルギー源として使うことができます。

 

  

 

ですから・・・

 

 

タンパク質(アミノ酸)や脂質をしっかりと摂っていくと血糖値が安定してきます。
逆に炭水化物(糖質)は摂りすぎると、血糖値を上下し、不安定な状態を作ります。
タンパク質や脂質は、血糖値の上昇も緩やかで、低血糖時の味方ですから血糖値を下がりずらくしてくれるわけなんですね〜。

 

 

  

そんなことから・・・

サプリメントでは、「アミノ酸」そして、良質の脂質である「EPA・DHA」。
これとても重要です。

 

 

EPA・DHAいわゆるFish Oil(魚の油)は、低血糖も防いでくれますし、そこからβ酸化という代謝の流れでエネルギーも作れます。
私は、Fish Oilをちょこちょこ頻回に摂ることをお勧めしています。
朝・昼・晩以外にその間にも。

Fish Oilを摂ることで、甘いものへの欲求もおさまりやすいです。
さらに言うと、腸内のカンジダ菌などが作るバイオフィルムという膜を流すのにも有効なんです。
もちろん消化の悪い方は、ちゃんとFish Oilが吸収できているかも大切になるので、場合によっては消化酵素を補う必要もあります。

 

またβ酸化という流れでエネルギーとして使えているかも大事なので、その場合、脂質からエネルギーを作る際に必須の「L-カルニチン」を一緒に摂ってあげるとよりベターです。
L-カルニチンもアミノ酸の一つなので、その方の体内アミノ酸量がどのぐらいかも非常に重要なポイントになってくるでしょう。

 

 

 

 

「L-カルニチン」ついて少しお話しておきましょう。

 

 

L-カルニチンというとインターネットで調べると大抵「脂肪を燃焼したい方に」「痩せたい方に」なんて書いてあることが多いと思います。これは、脂肪を燃焼する際に、「脂肪酸」を燃焼するための工場でもある細胞内のミトコンドリアに運んでくれる運搬役を「L-カルニチン」が担っているからなのです。

 

 

L-カルニチンは、アミノ酸のリジンやメチオニンから体内で合成することもできますが、ここがうまくできない人もいます。

 

 

◉ リジンやメチオニンという材料になるアミノ酸が根本的に不足している

 (食事内容、胃腸の消化能力特にタンパク質の消化に関わる胃酸の分泌不足)

 

◉ 肝臓や腎臓でリジンにメチオニンがメチル基を提供することでL−カルニチンが合成されていきますが、メチル化という仕組みが元々うまくいかないことでS-アデノシルメチオニン(SAMe)が不足している方

 (メチレーションという仕組みについてはまた別の機会で詳しくお話しします)

 

◉ リジンとメチオニンからL-カルニチンが合成される際の酵素でもあるビタミンB6、ナイアシン、ビタミンCや鉄が不足している方

 

 

 

 

L-カルニチンが不足していると脂肪からエネルギー供給がなかなかできなくなるので、低血糖時への対処がうまくいかないことにもなります。
もちろん、食事の内容は大きく関わりますが、血糖値を下がりすぎないようにしてくれている副腎や甲状腺の調子が悪い人はもちろん、低血糖症になりやすい理由を持っている人もいるということです。

 

 

 

 

低血糖症。

お困りの方は是非ご相談ください。

私はこういった症状を得意としていますので、その方の奥にある原因まで読み解きながら、治療・アドバイスさせていただきます。

 

 また次回お楽しみに。

 

 

 

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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副腎疲労症候群の症状 【その5】|低血糖症とアドレナリンファイター 後編

イライラして髪の毛を引っ張る女の子|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 甘いものや炭水化物の摂り過ぎによって起こる「低血糖症」

⭐️ 血糖値の急激な上下は「副腎」に負担をかける!?

⭐️ イライラや感情の起伏が激しい人は、血糖値の問題を持っていることが多い

⭐️ ご飯を食べずにアドレナリンの力を借りて仕事を頑張る「アドレナリンファイター」達

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

  

 

ここ何回か、副腎髄質から分泌される アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン などの「カテコールアミン」に関連するお話をしています。
この何回かのblogはこちら↓


 

 

今日は、前回に引き続き「低血糖症」と
このカテコールアミンについてのお話をしていきます^^。

 

 

 

⭐️ 甘いものや炭水化物の摂り過ぎによって起こる「低血糖症」

 

前回は、現代社会で話題になっている「低血糖」とは、食事が食べられずに飢餓状態で起こる「低血糖」ではなく、食事が豊富さらに言うと糖質を添加されている食べ物や精製された炭水化物の摂取量が増え、血糖値が不安定になったことによって起こる「低血糖」であるとお話しました。

前回のblogはこちら↓

そして、これこそがたくさんの人の不調の原因になっている「低血糖症」というものでもあります。

 

 

 

  

甘いものや糖質、精製された炭水化物を食べると血糖値が急激に上がります。

 

これはその炭水化物(糖質)が単純な糖類であればあるほど、その傾向は顕著になります。
要は、消化分解がすぐ出来て、あっという間に吸収されるようなものほど、血糖値がガーンと上がるわけ。
いわゆるお砂糖は、ブドウ糖が2つくっついた2分子。一回ぶった切ればすぐに吸収されるため血糖値をそりゃあドカーンと上げます。

 

逆にご飯はブドウ糖がたくさん連なった「でんぷん」。消化分解にもある程度時間がかかるため、お砂糖に比べれば血糖値上昇はゆっくりです。とは言っても白いご飯の血糖値上昇はそれなりに早いですけれど。
玄米になるともちろん外に胚芽の部分があるので、食物繊維によって消化のスピードがゆっくりになり、血糖値の上昇も白いお米に比べて緩やかです。

 

 

こういったことはインターネットで「GI値」という指標を調べてもらうととてもよくわかります。
ブドウ糖を100として、血糖値の上昇率が食材別に表になっています。

 

 

 

⭐️ 血糖値の急激な上下は「副腎」に負担をかける!?

 

さて前回のblogでは、現代ではあらゆる食材(加工食品や調味料・ソース・ドレッシングなど)に糖類が添加されていること、そして精製された炭水化物を手軽にコンビニやファーストフード、立ち食いなどで食べる機会も多いこと、さらにはブドウ糖が入っている清涼飲料水がとても増えたことなどによって、私たちは血糖値をすぐにドカーンと上げるような食生活が染み付いてきたというお話をしました。 

 

  

 

血糖値が上がると、通常は膵臓から「インスリン」というホルモンが出て、ブドウ糖を身体のあちこちに運んでいくことで血糖値が下がってきます。

 

これ。

もし血糖値が急激に上がるとどうなるでしょう?

 

 

 

 

血糖値が急激に上がると(血糖値が高い状態が続くのはリスクが高いので)身体はびっくりして大量のインスリンを動員します。
そしてその結果、大量のインスリンがどんどんブドウ糖を運び、今度は急激に血糖値が下がるといったような現象が起こります。

通常は2、3時間かかって正常な血糖値に下がってくるのですが、早いケースで1時間ぐらいではがくんと血糖値が下がってくるのです。
そうするとまたすぐにお腹が空いたり、甘いものが食べたくなってくるわけです。

 

糖質が過剰な食生活を送っていたら、どうでしょうか。
この血糖値の急激な上下が頻繁に起こることになります。

これは身体にとって非常に負担になります。

 

 

 

血糖値を下げるホルモンは「インスリン」でした。

逆に身体には血糖値を上げるホルモン(下がり過ぎないように維持する)もあります。

 

これには・・・

 

 

 

副腎から分泌されるコルチゾールやアドレナリン

甲状腺ホルモン

膵臓からのグルカゴン

など

 

 

があります。

 

 

 

 

血糖値の上下が頻繁に起こるともちろん膵臓にも負担がかかりますが(ひどくなると糖尿病です)、実はこの血糖値を下がりすぎないように調整してくれている臓器にも負担がかかるわけです。

 

特に、我らが副腎に一番の負担がかかるんです!

 

そして副腎が対応できなくなるぐらいに疲れてくると、血糖値の正常値(70〜100mg/dl)を維持することができず、それ以下に低下してしまうということが起こります。
これこそが現代で多い「低血糖症」そして甘いものや糖質過剰の食事によって血糖値が急激に上がったことによって起こる「反応性低血糖」などと言われているものです。

 

 

そしてこれらの低血糖症の背景には必ずと言って良いほど「副腎疲労」もあります。

 

 

 

 ⭐️ イライラや感情の起伏が激しい人は、血糖値の問題を持っていることが多い

 

ちなみにこの低血糖症の症状には・・・

 

 

イライラする
キレやすい
ちょっとしたことにカッとなってしまう
落ち着きがない
自分を抑えられない
暴れる
攻撃的になる
不機嫌
憂鬱
気分が優れない
極端に落ち込む
何をしても楽しくない
死んでしまいたくなる
気が狂いそうになる感じ
かんしゃくをおこす
性衝動の欠如
お腹が空いてしょうがない
いつも食べ物のことばかり考えている
食間の飢えがある
甘いものが欲しくなる
食べ始めるととめどなく食べてしまう
不安になる
忘れやすい
焦燥感
神経過敏
音と光に過敏
かゆみと蟻走感
何も理由なく突然胸が痛くなったり、息苦しくなる
突然悲しくなり、泣いてしまう。
意識がなくなる
完璧主義である。
あることに異常にこだわる
細かいことが気になる
絶えず何かが気がかり

 

 

ざーっとこれらの症状があります。

 

 

 

 

低血糖症の人に共通する症状は「疲れやすい」「慢性的な疲労感」です。

 

これはもちろん身体を動かすエネルギー源である血液中のブドウ糖が低血糖時には不足するからです。

そして、脳もブドウ糖が供給されなくなってくると働きが悪くなり、集中力低下や記憶力低下、頭の回転が悪かったり、ぼーっとしたり、そんな状態になってくるわけです。高齢者の認知症にも低血糖、強いて言えば血糖調節障害が大きく関わってくるのは、脳に継続的にブドウ糖が供給されなくなることにあります。

また急激に低血糖などが起こると昏睡状態に陥ったり、失神して倒れたり、酷いケースでは死の危険すらあります。

 

 

 

これだけ、血糖値が下がるのはリスクがあるので、もちろん人間の脳は焦ります。そして危機管理として、血液中の糖分が少ないのであれば、血流を回してでも補給しようとします。
その時に動員されるのが「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」などのカテコールアミンというわけなんです。

 

そして、低血糖時の精神症状こそ、これらアドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンによるものに他なりません! 

 

 

 

イライラしたり、怒りっぽくなったり・・・

逆に悲しくなったり、不安感を感じたり、パニックになったり・・・

これらの症状はまさに過剰に分泌されるカテコールアミンが関わっていると言えるでしょう。

 

私は、精神症状やうつ病の方の80%以上に、血糖値が不安定だったり、低血糖の問題が関わっていると思っています。

 

 

 

みなさんの中にも、お知り合いや職場の同僚、上司の方などで感情の起伏が大きい人、思い付きませんか?

 

 

いつもイライラしたり、怒りっぽかったりする方・・・

普段は温厚な人なのに、急にびっくりするぐらい怒り出す方・・・

さっきまでご機嫌だったのに、突如機嫌が悪くなる方・・・

何か食べると急にハイテンションになったり・・・

 

 

こういう方を見ると大抵私は、あれ?血糖値が不安定なのかな?と思ったりします。

 

 

誰でもお腹がすくと機嫌が悪くなりますよね。
それのひどいパターンと言っても良いでしょうか。

 

 

 

 ⭐️ ご飯を食べずにアドレナリンの力を借りて仕事を頑張る「アドレナリンファイター」達

  

お昼ご飯を12時に食べて、仕事をしていると大抵の方は16時・17時ぐらいには血糖値が下がってきます。
それでもその時間はまだまだ仕事の一番忙しい時間帯ときたら、何も食べずに頑張り続けなくてはいけません。

もちろん身体の中でもブドウ糖を作るシステムは働きますが、そのシステムにも大きく関わってくる副腎は午後の15時〜18時ぐらいで急激に働きが落ちてきます。
ストレスがかかっていればなおさら副腎の働きは悪くなります。

 

 

そうなるともう頼るのはアドレナリンのみとなるわけです。
こうやって身体が限界でも、食事を食べなくても、頑張っている人を私は「アドレナリンファイター」と呼んでいます。

 

 

 

こんな方いませんか?

 

現代のサラリーマン・OLの方々・・・

お仕事内容や職場環境について聞く限りでは、こういう方がとても多い印象を受けます。

 

 

 

またそうなると、身体はもうひと頑張りしなければならないので、カフェインを摂って副腎を刺激し、副腎を過剰に働かせることで無理やり頑張ったり、

はたまた甘いもの を摂って、血糖値を一時的にでも上げて頑張ろうとします。

 

もちろんその後、悪循環のループに陥るのですが・・・。

 

 

 

低血糖の症状やアドレナリンファイターの話を聞いて、「私だ!」「俺だ!」と思った方は注意してくださいね〜。

いつまでもその状態は続きませんから。
いつか破綻して、真の副腎疲労の状態に陥り、倒れてしまいます。

 

 

 

この症状に悩まれている方、当てはまる方、とても多いと思いますので・・・

次回、その対策法についても書いていきたいと思います。

 

お楽しみに〜。

 

 

  

Thank you for reading to the end.

 

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副腎疲労症候群の症状 【その4】|低血糖症とアドレナリンファイター 前編

書類の山にうなだれる女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎疲労の人も悩まされることの多い「低血糖症」

⭐️ 一般的な「低血糖」と血糖値のアンバランスからくる現代病「低血糖症」との違いとは!?

⭐️ 血糖値の基本的なお話

⭐️ 現代人は、簡単に血糖値が上がるような食生活に陥っている!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

この2回程、副腎髄質から分泌される アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン などの カテコールアミン に関連するお話をしています。

この2回のblogはこちら↓



 

今日は、ここ数年原因不明の体調不良についてインターネットで検索していると、引っかかることが多いであろう「低血糖症」とこの カテコールアミン についてのお話をしていきますね^^。

 

 

 

 ⭐️ 副腎疲労の人も悩まされることの多い「低血糖症」

 

副腎疲労の人でも、悩まされることの多いこの「低血糖症」。

低血糖症とは、一体どんなものなのでしょう?

 

 

 

低血糖というと、みなさんがまず思い浮かべるのは、食事を摂っていないことで血糖値が下がり過ぎてしまい、フラフラしたり、手が震えたりするような症状だと思います。

そして、こういう時に周りの人がまず言うのは「アメ舐めた方が良いよ」だとか「何か甘いものを食べて」という言葉じゃないかと思います。
これは、血糖が下がっているなら、単純にすぐに血糖を上げてくれるものを食べれば良いということでしょう。

 

 

私も小さい頃に、食事が空いてしまう時や外に出かける時などに、ちょっとした栄養補給の意味合いで親から飴をもらっていたような覚えがあります。

特に悪気もなく・・・。

 

 

 

⭐️ 一般的な「低血糖」と血糖値のアンバランスからくる現代病「低血糖症」との違いとは!? 

  

しかし、実際に最近問題になっているのは、こういった本当に食事を食べられない時間が長くて、低血糖が起きてしまう状況ではなく(もちろんそれもありますが)、食べる食事の内容が変わってきたことによるもの、すなわち血糖値の不安定な状態が引き起こす「低血糖」なんです。

 

これを「低血糖症」だとか「反応性低血糖」と呼んでいるんですね〜。

 

確かに食糧が今ほど溢れかえっている時代ではなかった頃は、食べるものが少なくて食間が空くことにより「低血糖」は起こり得たでしょう。そういった場合は、手っ取り早く血糖値を上げてくれるような「飴」などが好まれたのは合点がいきます。

しかし、現代病とも言える「低血糖症」は、逆に食べ物が豊富であるがゆえに、そして人を誘惑するような好きな味に加工してあるものが多くなったがゆえに、引き起こされるようになったと言っても過言ではないかもしれません。

 

 

 

この現代病でもある「低血糖症」においては、「飴」を舐めることは一時的には症状を抑えるものの、その後さらに状況が悪化する方向に陥ります。

 

 

このことをこれからご説明していきますね^^。

 

 

 

⭐️ 血糖値の基本的なお話

 

まず、血糖値は何かというところから、お話して言った方が良いでしょう。

 

 

「血糖」とは、言葉の通り、血液中の糖分のことです。

もっと具体的に言うと血液中のブドウ糖の量になりますね。そして、この血液中のブドウ糖の量は、通常70〜100mg/dlに維持されています。大人の血液量は5ℓなので、およそ5gのブドウ糖が溶けているということになります。

 

 

なぜ、このブドウ糖の量が一定の値に維持されているかというと、脳や筋肉が働く、さらに言うならば私たちの身体の細胞1つ1つが働くのに常にブドウ糖を必要としているからです。もちろんブドウ糖がなくなれば、脂質やタンパク質からもエネルギーを作ることは出来ますが、まず一番使いやすいエネルギー源としてブドウ糖は必須のものなんです。

そして、もちろんこのブドウ糖を補給するのは、私たちの毎日食べる食事に他なりません。

 

私たちは普通3食の食事をしていることが多いと思いますが、こうやって、食事からブドウ糖を切らさないように補給しているわけです。

 

 

 

 

基本的には食事をすると、食べ物が胃腸で消化されて、最小単位まで分解されます。

 

ご飯(炭水化物)だとブドウ糖まで、お肉(タンパク質)だとアミノ酸まで、そして脂だと脂肪酸まで分解されて、腸の粘膜から吸収されます。そして吸収されたもの、例えばブドウ糖であればそのまま血流を乗って肝臓や全身に運ばれていきます。

ですので、食事をすると食後に血糖値は上がるわけです。

 

 

 

もし1回の食事から75gのブドウ糖を摂取したとすると、血糖値に換算すれば1、500mg/dlもの量になります。しかし、大体食後の血糖値というと140mg/dlぐらいです。
これはなぜかというと、食後は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが頑張って、この一挙に増えたブドウ糖を身体中の細胞に運んでいくからなのです。肝臓に運んで、グリコーゲンとして貯蓄しておいたり、非常用として脂肪に変えたり、そしてすぐ使うブドウ糖はもちろん脳や全身の筋肉に運んで使われていきます。

そうやって血液中の糖分をどんどん処理していくのですね。

 

 

 

 

人間は1時間あたり8〜10gのブドウ糖を消費して、生命を維持していると言われます。
じっと安静している時でさえ、全身の細胞には絶えずブドウ糖が必要です。絶えずエネルギー源があることで人間の60兆個ある細胞が生きていけるのです。
食事をして血糖値が上がっても、このように貯蓄したり、使われていくと食後140mg/dlあった血糖値も2、3時間後にはほぼ空腹時と同じ血糖値に戻ってきます。

 

そして血液中のブドウ糖がなくなってくれば、肝臓が貯めてあるグリコーゲンを分解して、ブドウ糖を作ったり、糖新生という方法で、ブドウ糖以外の材料からブドウ糖を合成して血糖値を維持します。
また、ブドウ糖が枯渇すると脂肪からのケトン体という物質もエネルギー源として使うことが出来ます。

しかしもちろん、それにも限度はあるので、血糖値が下がってくればお腹が空いてきて人間は食事をするわけです。
次の食事をすれば、また血糖値があがって、ブドウ糖をいろいろな細胞や臓器に補給してすぐに使わない分は貯蓄していきます。

 

 

 

これが通常の血糖値の上がったり、下がったりのリズムです。

 

 

 

⭐️ 現代人は、簡単に血糖値が上がるような食生活に陥っている!?

 

しかし、今と昔では大分食生活が変わってきたと思いませんか?

 

 

昔は、朝というと味噌汁があって、アジの干物や納豆、それからご飯でした。

それって私だけでしょうか?
こういうご家庭も多かったのではないかと思います。なんとなく旅館に行くとこういった食事にさらに副菜がついている感じですよね。笑。

 

 

ところが今では、朝はトーストだけ(しかも甘いジャムやハチミツをつけて)とか、菓子パンだけとか、コンビニでおにぎりとかそんな方も多いのではないでしょうか。またコンフレークやシリアルのようなもの(砂糖をどっさりかけて)の方もいるでしょうか。

最近は果物だけという方もいます。血糖値を上げやすいバナナのみとかね。
けっこういらっしゃるんです。

 

お昼や夜もそうですよね。
簡単に買って食べれる分、自分の好きな味のものを買って、サクッと食べることも多いでしょう。

 

そして、そういった加工食品(お弁当やお惣菜、コンビニやスーパで買うもの)には必ずと言ってよいほど、食品添加物はもちろん、砂糖や小麦、人工甘味料などの血糖値をすぐに上げやすいものが含まれています。
それは、私たちが好むのが大抵甘みがあるものだからです。

 

私たちは甘みにとてつもなく誘惑されます。
なぜって脳が手っ取り早く、栄養をくれるものを欲するから。そしてそれは、ストレスがかかっていればなおさらです。
また、今では飲み物もお茶だけではなく、様々な飲み物が増えました。ジュースはもちろん、スポーツドリンク、清涼飲料水にはブドウ糖が添加されていて、あっという間に血糖値を上げてしまいます。
もちろん、お菓子やケーキ、アイスクリーム、そして菓子パンの種類の多様さはさることながら、本当に驚くほど全ての食品に糖類が添加されています。

 

これは、そうすれば(私たちが誘惑に負けるので)売れるからでもあります。

 

 

 

 

こういった食品が溢れる中で、私たちは(誘惑に負け続けて)いつのまにやら自然とそういったものを欲し、血糖値が簡単に上がるような食生活にのめり込んで行ったのです。またコンビニやファーストフードなどですぐ買えるものでお腹を満たすものは、炭水化物が多く、炭水化物一品の食事もとても増えました。もちろん、立ち食い蕎麦や牛丼も完全にその類ですよね。

そのことがさらに血糖値をすぐに上げる生活に拍車をかけています。

 

 

 

 

さて、ではなぜこの血糖値をすぐに上げてしまう食生活が良くないのでしょう?
一見血糖値を上げてくれるんだからいいんじゃないの?と思ってしまうのですが、これが落とし穴でもあります。

 

実は血糖値をすぐに上げてしまうとその後急激に血糖値を下げてしまうことにつながるのです!!

 

 

 

今日は長くなってしまったので、ここまでに^^。

次回、低血糖症とカテコールアミンについての本題に入っていきますね。

 

お楽しみに〜。

  

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ  

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。  

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