食物アレルギー・不耐症 16|「食物アレルギーと副腎疲労の関係性」

水の入ったコップとさまざまな色のサプリメント|副腎疲労blog

 

 みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回の小麦グルテン過敏症や不耐症についての記事は、このblogのヘビーユーザーにも反響が大きかったようです。

グルテン過敏症が、低血糖症や逆流性食道炎につながっていることはあまり知られていないのですが、おもしろい事実だったのではないでしょうか。
私が、その昔、低血糖症や逆流性食道炎の患者さんをみていて身体をチェックしていくと、ほとんどの患者さんでお腹の同じ部分が硬くなっており、内分泌系のバランスが全体的に崩れ、副腎や胸腺といった免疫にかかわる機能が低下していることを発見しました。
その後様々なことに考えをめぐらしていて、お腹の硬くなるのは消化不良によっておきること、その場合肝臓にも負担がかかり、胃の位置がやや上方に押し上げられるようになることなどがわかってきました。
そして、カイロプラクティックの検査で小麦や乳などのアレルゲンもしくは砂糖など糖類をチェックすると決まって陽性反応が出たのです。

 

 

けっきょく、小麦でも炭水化物でも身体が上手く消化できない状態、不耐症になってしまうと消化不良が起き肝機能の低下、横隔膜に関わる筋肉の筋力低下が起きることで逆流性食道炎も引き起こしやすくなります。

こういったことは、普通のお医者さんではあまり考えつかない部分かもしれません。
またごく限られた栄養療法のプロフェッショナルの方は知っているかもしれませんが、詳細まで考えられる人がどのくらいいるかどうか。
医療従事者もあまり知らないことなので、こういったことに詳しくなると本当に対処の仕方が全く違ってきます。

対処が薬ではなくなるのですよね^^。

 

 

 

 

今日は、食物アレルギーを知る上で重要な副腎との関係をお話します。
このHP・blogのテーマでもある「副腎疲労」。
この副腎疲労に、食物アレルギーと過敏症は大きく関わっているのです。

 

ま、だからここで話題にして詳しく書いているのですが。笑。

 

 

 

⭐️ アレルギー症状を抑えるように働く我らが「副腎」!!

 

アレルギーには、ヒスタミンや他の炎症性物質の放出が起こります。副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンは、これらの炎症性物質を抑制してくれる強力な抗炎症性物質だというわけ。
ということは・・・循環しているコルチゾール濃度が、体内の炎症反応レベルの制御においてとても大事な鍵となってきます。

 

 

 

 

副腎は、アレルギーによって引き起こされるヒスタミンや炎症性物質の放出を抑制し、アレルギー反応や症状を抑えてくれるという大切な役割を持ちます。
このことから言うと、食物アレルギーや環境的アレルギーなどを持つアレルギー体質の方は、特に副腎機能が弱いと言えます。

 

とくにアレルギー症状を起こすヒスタミンの放出が多いほど、炎症反応の制御に必要とされるコルチゾールが多くなり、さらに多くのコルチゾールを生産するために、副腎はもっと忙しく働かなくてはならなくなります。そして副腎が忙しく働かなければならないほど、副腎は疲労を強め、生産するコルチゾール量が減り、ヒスタミンによる組織の炎症を許してしまうというわけなんです。
こうなっていくと、さらなる悪循環が繰り返され、アレルギー反応がより大きくなるだけでなく、副腎疲労も徐々に深刻さを増していきます。

 

 

 

私たちがこの悪循環を断ち切るためには、アレルギーや過敏症のある食べ物を食生活から排除していくことなのです。これこそが、忙しく働いて疲れきってしまった副腎の負担を減らすためにもっとも有効で簡単な方法とも言えるのですね。

 

 

 

 

私が臨床に出ていても、副腎疲労がある人には、食物アレルギー、そして食物アレルギーがある人は副腎疲労があるというのは、ほとんどのケースで当てはまります。
だからこそ、食物アレルギーや過敏症の症状と副腎疲労の症状で重なり合う部分もあるのです。
みなさんの慢性疲労の背景にはもしかしたら、気づいていない食物アレルギー、過敏症が潜んでいるかもしれません。

 

 

最後に、食物アレルギー/過敏症の改善のポイントを3つあげておきましょう^^。

 

1.原因食材を避ける(ローテーション)

腸の炎症を長期に引き起こさないためには必須。

 

2.消化機能を良くする(胃酸、消化酵素)

胃酸の分泌の改善、消化酵素の補助など最重要。

 

3.小腸の粘膜を回復する(アミノ酸など)

腸の粘膜を回復し、アレルギー物質の侵入を防ぐ。
これにはL-グルタミンというアミノ酸が関わっていますが、このテーマの最後の方でもう一度触れていきますね。

ではでは。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回もお楽しみに^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science 
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile 
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/ 
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方 
副腎疲労の症状に当てはまる方 
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・ 

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま 
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.