たんぱく質の話

たんぱく質の話 【その9】|卵は理想の食品

フライパンの上の目玉焼き|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 8種類の必須アミノ酸をバランス良く含んでいる「卵」

⭐️ ビタミン、ミネラル、良質な脂肪酸まで含む完璧な食材「卵」

⭐️ コレステロールは悪者ではなく、身体の健康に必要不可欠なもの!?

⭐️ 「卵」は健康的なコレステロールを維持するためにも大切な食材!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

タンパク質は、食品の中では非常に重要なもの。
筋肉をつけたり、日常生活やトレーニングで酷使した身体の修復にも使われます。

 

また前回は、タンパク質が不足すると疲れやすくなるということもお話しました。
前回のblogはこちら↓

 

 

良いタンパク質源として、必須アミノ酸をバランスよく含む食べ物は重要になりますよね。
理想的なプロテイン食品にあげられるのは、消化率の良い卵。そしてホエイや牛肉も高品質タンパク質に含まれます。

そこで今日は、完全なプロテイン食品と呼ばれる「卵」についてお話ししましょう。

 

 

 

⭐️ 8種類の必須アミノ酸をバランス良く含んでいる「卵」

 

卵は、たんぱく質やカルシウム、鉄分など、ビタミンCを除くほぼ全部の栄養素が含まれています。

 

また、人の体内で作ることができない8種類の必須アミノ酸をバランス良く含んでいるすばらしい食品なのです。特に、卵のたんぱく質は非常に良質で、たんぱく質の栄養価を表す基準では、最も優れた食品とされています。ちなみにたんぱく質を感じで書くと「蛋白質」であり、この「蛋」という字は、中国語で「卵」を意味しているのです。

 

 

 

卵というとコレステロールが高いと敬遠されている人が多いのではないでしょうか?

 

私も、卵を食べない患者さんに話を聞くとコレステロールが気になって摂るのを控えていると言う人がほとんどです。また卵は1日に一個しか食べてはいけないと誤解している人もいます。
なんて勿体ない話でしょう。

たしかに卵を食べるとコレステロールが高くなるといわれています。

卵のコレステロールは多く、卵黄中に約1.6%(全卵 100g中に400〜500mg)含まれています。
しかし、卵には、コレステロールを抑える不飽和脂肪酸が多量に含まれていることから、あまりコレステロールを気にすることはないのです。
それ以上に、卵に多く含まれている「レシチン」という物質は、コレステロールを除去する作用があり、「善玉コレステロール」の量を増加させ、動脈硬化の予防にも効果があります。毎日2個の卵を食べても、ほとんどの人が血液中のコレステロール値が上がらないという研究結果も出ています。

 

 

 

⭐️ ビタミン、ミネラル、良質な脂肪酸まで含む完璧な食材「卵」

 

詳しくみていきましょう。

 

 

卵には、すべての必須アミノ酸が含まれており、実はいらないところのない最高の食品です。
2個の卵には12gのタンパク質が含まれており、半分強が白身で、残りが黄身にあります。

そしてこの中にはビタミンA、D、E、B1、B2、B6、葉酸、そしてB12の一日必要量の半分が含まれています。またミネラルでは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、特に鉄も多く含まれています。
その他、トレーニングやエネルギーのために不可欠なコリンやビオチンも含まれるというから、本当に優秀な食材と言えます。またこれらの栄養分はみなさんがコレステロールと言って敬遠する黄身の中にほとんどが入っているのです^^。

 

さらに、卵は不飽和脂肪酸が飽和脂肪酸の2倍含まれており、黄身はリノール酸、α-リノレン酸も含んでいます。
これらは両方とも必須脂肪酸と呼ばれ、体内では作られないため、食事から摂取しなければならないと言われているものですね^^。ちなみに1994年にボストン大の医学部が、これらの必須脂肪酸はビタミンやミネラルと同じように重要で、食事でこれらの脂肪を摂取しなければ心臓病の可能性が高くなると報告しています。

 

そして卵には炭水化物はほとんどなく(1g以下)、卵と一緒にオリーブ油、キャノーラ油などの不飽和脂肪酸を摂れば、食事の総脂肪量はバランスが摂れてしまうくらいなのです。
また総コレステロール値に影響を持つこれらの不飽和脂肪酸を摂取すると、コレステロールのレベルは安定し、改善します。
また後の記事で書きますが、この脂肪の摂り方にも重大なヒントが隠されています。

 

 

すごいぞ卵!

 

 

 

⭐️ コレステロールは悪者ではなく、身体の健康に必要不可欠なもの!?

 

さて、卵と言うとみなさんが気にしているのはコレステロールの問題でしょう。
しかし、実は卵のコレステロールが問題になることはないのです。

 

卵の黄身はたしかに多くのコレステロールを含んでいます。
コレステロールにはいろいろな種類があり、よく話題にのぼるものがHDLとLDLですよね。HDLは、病気に対して防衛しようとするので善玉コレステロールと呼ばれ、LDLは、病気になるのキッカケになったりもするので悪玉コレステロールと呼ばれています。
そして、基本的にはHDL+LDL=総コレステロールと呼ばれています。

 

 

 

このコレステロールについて少しお話しましょうか。

 

心臓の細胞も含め、すべての細胞は毎日コレステロールを作っています。コレステロールは実は悪者ではなく、身体の健康にはなくてはならない存在なのです。
たとえば、細胞の外表面はコレステロールで作られており、細胞に化学物質が出たり入ったりできるように助けています。また副腎でストレスをコントロールしたり、炎症をコントロールしたりするのにも使われ、男性ホルモンや女性ホルモンの元にもなっているので、実は大事なものなのです。

 

たしかに血中の高い総コレステロール値や低いHDLは、心臓病のリスクになりますが、だからといって食事の中にコレステロールが増えると、血中のコレステロール値が高くなるかと言うと一概にはそう言い切れません。
身体がしっかりと代謝できれば全く問題はないのです。

私たちは毎日コレステロールを代謝しています。およそ1000mgはホルモンをつくるためにコレステロールが日々使われているのです。また実は、コレステロールは体内に蓄積されるよりも代謝され、排泄されてしまうことのほうが多いとされています。

 

 

こんな話もあります。コレステロールを摂ることが少なく、体内にコレステロールが不足している場合、かえってLDLコレステロールが上昇することがあります。こういったことはコレステロールを摂るのを控えている人によくみられるのですね。
不足していると、体は足りないものを補おうとするので、こういったことが起こるとされていますが、これが本当だったら、コレステロールと言って卵を控えているのは、なんだったのでしょう。

 

 

 

食事中のコレステロールが問題になってくるのはほんの一握りの人で(500人に1人の割合)で、そういう人は総コレステロール値が250mg/dlをはるかに超えて、HDLが低く、LDLが高めの人です。この場合はもちろん食事のコントロールが必要になります。

 

  

 

⭐️ 「卵」は健康的なコレステロールを維持するためにも大切な食材!?

 

さて卵の話に戻りましょう。

 

実は卵にはコレステロールをコントロールしてくれる物質が入っています。
卵の黄身にある重要な酵素のコレステラーゼは、コレステロールの代謝を助けてくれます。また卵の黄身に含まれるレシチンは、胆汁の働きを助けてくれるので、卵の黄身までしっかり食べることで、身体がしっかりとコレステロールをコントロールできるのですね。

注意したいのは卵の黄身を調理しすぎないということです。

 

 

 

このように卵は、健康的なコレステロールを維持するためにも大切な食べ物だったわけです。

私たちは、体重1kgあたり2〜4mgのコレステロールを吸収すると言われています。ある文献によると吸収できる量は10%に満たないそう。
この限られた吸収能力は、極端に過剰な血中コレステロールの病理的影響を最小限にしようという身体の働きかもしれません。

 

コレステロールを多く食べれば、身体はコレステロールをあまり作らなくなります。カラダはコレステロールをコントロールしているわけなのですね。
ちなみに低脂肪ダイエットをしていても、血中コレステロール値が高くなることがあるのはこういった理由からです。

 

問題となるのは、カラダがコレステロールをコントロールできなくなった時!なわけです。
こういう状態は、ある意味身体にコレステロールを代謝できる栄養が不足している時なのですね。

 

 

 

 

エッグマンと呼ばれるイギリス人は、88歳の男性で25個の卵を毎日食べており、検査すると非常に健康だったと言います。心臓病の症状はおろか、体重も胆嚢の状態も異常はなく、血中総コレステロール値は150〜200mg/dlであり( 日本では220mg/dl以上が高いコレステロール値)、しかも毎日5000mgのコレステロールを摂取していたというから驚きです。

これこそコレステロールの摂取が極端に多くても、血中の総コレステロール値に必ずしも影響がないという例でしょう。

 

 

 

良いコレステロールを摂ること。それこそが正常なコレステロールを保つために重要なことだったのです。
そしてそれに最適なのが卵を摂ることであると言っている人もいます。

今日から、卵が悪者という考えはポンとゴミ箱に捨てちゃって下さい。
ちなみにこの話を聞いて、今日から卵を食べようという人は、できるだけ安い卵は買わずに、ホルモン剤・抗生剤を使用していない有機卵をとってくださいね!

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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たんぱく質の話 【その8】|たんぱく質不足になると疲れやすくなるって本当!?

ソファーでグッタリと寝る女性|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ たんぱく質不足になると疲れやすくなるって本当!?

⭐️ タンパク質と胃酸の重要性

 

 

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今日は、日曜日。

久しぶりに仲間とサーフィンの日でした。
もちろん、いつも家族では行っているのですが、仲間で行くのは久々です。

このお仲間。サーフショップつながりで知り合ったり、海で知り合ったり、友人の友人だったりで、集まった8人ぐらいのメンバー。
もちろん、仕事も年齢もサーフィンレベルもそれぞれで、性格もバラバラなのですが、意外とみんなのフィーリングが良くて、一緒にいてとっても心地良いメンバーです。

 

この日は極寒だったし、波も小さかったのですが、こんな仲間といるとそんなコンディションも楽しくなってしまう。
小さい波にみんなで乗って笑ったり、バカにしあったり。
そして、そのあとも今日の波こうだったよね、今度はこんなとこにサーフィン旅行とか行きたいよねとか、海の話で永遠と盛り上がる。

幸せですね。こういう仲間って。笑。

 

 

でもこの仲間、面白いことにここ1〜2年で出来た仲間です。
ってことは40になってから出来た友達。こういうこともあるんですね〜。

 

 

 

副腎疲労にならないためにも、回復するにも、こういう楽しみを共有できる友人ってとても大切な気がします。
なぜって、そういう仲間といると何よりもストレス発散になるから。

 

 

 

今日も

身体動かして、

とにかく笑って、

好きなサーフィンの話をして

 

 

 

とってもリフレッシュ出来ました。 

 

 

 

⭐️ たんぱく質不足になると疲れやすくなるって本当!?

 

さて、今日もタンパク質の話を少し。

 

 

私たちの身体は、筋肉はもちろん、内臓、皮膚、髪の毛、爪、血液も、タンパク質で作られています。
そして、このblogでもタンパク質が、私たちの身体を動かす大事なエネルギー源にもなるという話をしてきました。

 

そのことを書いたblogはこちら↓

 

 

タンパク質は、食べ物として身体に入ってくるとアミノ酸という小さい分子にまで分解され、体内に吸収されます。その後身体は、タンパク酸を使ってタンパク質を合成したり、ホルモンや酵素を作ったり、アミノ酸自体で代謝活動をしたり、ありとあらゆるところで使われています。

このタンパク質が身体の中で不足するとどんなことが起こるでしょう?

 

 

 

 

それこそ、大きな問題が起きそうですよね。

 

 

 

「むくみ」

タンパク質の一つ「アルブミン」は血中の老廃物や余計な水分を外に排出する役割があります。
このアルブミンが不足すると、むくみの原因になります。

 

「疲れやすい」

身体を動かして筋肉がダメージを受けると、それを修復する材料はタンパク質です。
タンパク質不足だと、修復・回復が厳しくなります。
また、タンパク質不足になると、筋肉が衰え、筋肉量が減ることで代謝が落ち、結果的に疲れやすくなってしまいます。

 

「爪や髪の毛が傷む」

爪や髪の毛は、タンパク質の「ケラチン」が主成分です。
ケラチンは、18種類のアミノ酸から合成されると言います。もちろん不足すれば、髪の毛の場合、細い、弱い、伸びるのが遅い、ツヤがなくなるなど、爪の場合、薄い、割れやすいなどが起こります。
それこそ、外からのケアをするよりも、タンパク質をしっかり摂って内面から変えていくのが1番良いと言えます。

 

「肌が荒れやすい」

皮膚ももちろんタンパク質で出来ています。
不足すれば、新陳代謝が滞り、新しい皮膚が出来ないので、乾燥したり、くすみが出来たり、ぷるっとした健康的な肌にはなりません。ニキビやシミも出来やすくなります。
コラーゲンもタンパク質。
しっかりタンパク質を摂っている人の方が、肌ツヤが良いのはこういうわけなのです。

逆に例えば、炭水化物に偏った生活や偏食などをしていると肌がボロボロに。
また玄米菜食も良い点はあるのですが、タンパク質不足になるのは否めません。突き詰めてやっている人は、痩せ細っていったり、肌がかさかさで黒ずんでくる方がいるのも事実です。

ちなみにコラーゲンを外から摂っても、一旦アミノ酸に分解されるので、必ず皮膚のコラーゲンになるかというとそうではありません。
アミノ酸は、身体のあちらこちあらで使われているので、アミノ酸が豊富で、自分たちの内臓や代謝や解毒など大切な部分で使われて、なおかつ余ったら、皮膚にまわされると考えてください。
こう考えていくと、十分にタンパク質(アミノ酸)を摂取して、身体のアミノ酸量を増やしておくということがとても大切なことがわかるはずです。

 

「貧血」

血液のヘモグロビンもタンパク質で出来ています。
不足すれば・・・いわずもがなでしょう。
タンパク質不足の人に貧血症状は多いです。

動物性タンパク質を摂ることが少ない人に、よく貧血が見られるのは、動物性の食材の中には、良質なタンパク質、そして吸収率の高いヘム鉄、血液の大切な成分ビタミンB12が含まれているからです。

 

「免疫力低下」

ウィルスと戦ってくれる免疫細胞や抗体もタンパク質から作られています。
これらの細胞は、戦って死んでしまうことも多いので、入れ替わりが激しい細胞でもあります。
もしタンパク質が不足していたら、なかなか新しい免疫細胞が出来ないので、免疫力が低下しやすくなります。

 

 

 

⭐️ タンパク質と胃酸の重要性

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

タンパク質(アミノ酸)不足だけでも、身体にさまざまな不調が起こることがわかったと思います。

タンパク質から私たちの身体が出来ていると言っても過言ではないので、1番大事な栄養素と言えますね^^。

 

 

中にはタンパク質が多い食事をすると、胃腸がつらいとかお腹にガスが溜まる、便の調子が良くないと言った方もいます。たしかにタンパク質は消化に時間がかかるので、タンパク質が多い食事は、胃にも腸にも負担がかかります。
そういった方は、挽肉(肉の塊を購入して、それをミキサーにかける)などにすることで、吸収しやすい形状にしておくのも一つの工夫です。
この場合は、すでに加工された挽肉ではなく、必ず自宅で挽肉にしてください。

 

 

 

 

最後にタンパク質を1番分解してくれるのは、どこだと思いますか?

 

 

 

それは何を隠そう「胃」です。
そして胃の消化液の「胃酸」です。

 

また別のセッションでもお話しますが、この胃酸が低下していてもタンパク質(アミノ酸)の吸収率が落ちてしまいます。要はしっかりタンパク質を食事で食べていても、実際身体に吸収されているアミノ酸の量が少ないということが起こるのです。

タンパク質をしっかり食べていても、体調が変わらないという方は、まさに胃酸が関わっていることも思いんです。
とくに貧血を持っている方は、食べ物以上に胃酸が関わっていることが多い!!
胃酸の分泌が少ないだけで、アミノ酸はもちろん、鉄、そしてB12は極端に吸収が落ちてしまうからです。

 

 

さて、今日はここまでにしましょう。

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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たんぱく質の話 【その7】|副腎疲労のほとんどの人がたんぱく質(アミノ酸)不足!?

新鮮なお肉やお魚、豆類|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ たんぱく質の理想的な摂取量とは!?

⭐️ アミノ酸スコアの高い食事にを目指そう!!

⭐️ 日々の生活での上手なたんぱく質の取り入れ方

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

よく、栄養療法のクリニックに行くと「タンパク質不足」を指摘され、たんぱく質の摂取を勧められることが多いと思います。
これは、ほとんどの人がタンパク質不足であるからです。

また私が、臨床においてアミノ酸検査(アミノ酸はタンパク質を分解したもの)で体内のアミノ酸量をチェックすると、ほとんどの副腎疲労の人がアミノ酸(タンパク質)が不足している状態にあります。

 

 

これは、副腎疲労の人ではとくに胃腸の弱い人が多く、胃酸の分泌低下によりタンパク質の分解及びアミノ酸の吸収率が落ちていることが一点、もう一つは食生活の中で摂取するタンパク質の量が極端に少ないということがあります。

ほとんどの人が両方当てはまっているんですけどね。

 

 

 

⭐️ たんぱく質の理想的な摂取量とは!?

 

今まで話して「たんぱく質の話」のまとめにもなりますが、復習も兼ねてお話しましょう。

 

タンパク質は、いわゆる私たちの身体(細胞)を作る原料です。筋肉も全てタンパク質が主要な材料なのです。
さらに、ホルモン生成のための酵素を作るにもタンパク質が必要。
もっと言えば、血中のグルコースが少なくなってくると多くのアミノ酸がグルコースに変換され、エネルギー源としても使われていきます。

筋肉や内臓、胃腸の粘膜が傷ついたり、炎症を起こしたりしても、タンパク質が修復に使われるので、本当に私たちの身体にはなくてはならないNO.1の栄養素だと言えます。

 

 

 

 

タンパク質は、お肉やお魚、卵、大豆製品に多く含まれています。
では、1日の必要量とは一体どのぐらいなのでしょう?

 

 

 

これもは、前回のblogでもお話しましたが、大体体重1kgにつき、1.0gが目安です。

 

前回のblogはこちら↓

 

また多くの専門家がタンパク質摂取基準の改正を求めていて、タンパク質が少ないとパフォーマンスが落ち、怪我もしやすいと話して、定期的に持久系の運動を行う人に対しては、1日に摂るべきタンパク質量は、体重1kgに対して1.2〜1.4g(女性)と1.7g〜1.8g(男性)にすることを推奨しています。

 

体重1kgにつき、タンパク質1g というのは、毎食手の平に乗るぐらいのタンパク質を必ず摂らなくてはなりません。

手の平に乗る「タンパク質」量を毎食です。
なかなか摂れている人は少ないのではないでしょうか?

 

 

 

朝は、パンだけで済ませてしまうもしく、もしくは食べない人。

お昼はおにぎりやコンビニ、お弁当、しっかり食べるのは夜だけ。

たんぱく質を食べるのを忘れてしまうことがある

麺類だけの食事

 

 

こういった方はかなり不足気味になりますよ〜。

 

 

 

⭐️ アミノ酸スコアの高い食事を目指そう!!

 

たんぱく質を分解したものが「アミノ酸」で、私たちはたんぱく質を摂ると胃腸で消化分解し、アミノ酸の形で吸収します。
その吸収したアミノ酸から身体の細胞・組織を合成したり、酵素を作ったり、重要な代謝物質や抗酸化物質、そしてホルモンまでも作っています。

アミノ酸には、さまざまな種類があります。

その中でも人間が自分で合成できないアミノ酸9種類を必ず食事から取り入れなければならないものとして「必須アミノ酸」と呼んでいます。またそれ以外の「非必須アミノ酸」もあります。こちらは食事から必ずしも取らなくても良い(体内で合成が可能)ということで「非」とついていますが、実は不足している方も多く、しっかりとした摂取をお勧めします。

 

 

 

 

「必須アミノ酸」は食事で摂取する推奨量が決められています。

また食材の中でも「必須アミノ酸」がどのぐらいバランス良く満たされているかによって、スコアが決められています。「アミノ酸スコア」が100に近いほど、必須アミノ酸をバランス良く含んだ優秀食材と言えます。

 

 

 

 

以前のblogでもお話した「桶の理論」。

 

以前のblogはこちら↓

 

桶を作っている一つ一つの板を、アミノ酸それぞれと見立てて、アミノ酸がバランス良くある場合には、桶の水もめいいっぱい入れられますが、アミノ酸が一つでも少ないとそこで水は溢れてしまうので、1番低い板の高さまでしか水(たんぱく質)を入れることができません。

アミノ酸に関してもこの例とまったく同じで、どれか一つでも不足するとそれだけのたんぱく質しか合成できなくなってしまうのです。

 

 

 

このように考えていくと、アミノ酸スコアがより良い食品を摂取することで、バランス良くアミノ酸を吸収し、体内で効率力たんぱく質を合成することがベストになるわけです。

また、アミノ酸スコアが低い食材でも、複数の食材と一緒に食べ合わせることで、アミノ酸スコアは向上します。

 

 

 

牛肉  100

豚肉  100

鶏肉  100

卵  100

鮭  100

カツオ  100

アジ  100

大豆  100

玄米  68

白米  65

食パン  44

胡麻  50

アーモンド  50

 

 

 

⭐️ 日々の生活での上手なたんぱく質の取り入れ方

 

やはり、肉や魚、卵などがアミノ酸スコア100の高品質なたんぱく質で、お米や胡麻などはアミノ酸スコアは落ちてしまいます。

しかし、先程もお話したように、食材を組み合わせると高たんぱく質の食事になるので、疲れない程度に考えてみてください。
毎食に必ず高たんぱく質の食材を食べなければならないということではありません。
1日や1週間の食事の中で、うまく高たんぱく質の食事と低いたんぱく質の食事を組み合わせて、取り入れていくのが良いでしょうね^^。

 

 

また胃腸が弱い人は一挙にお肉が増えたりすると辛い人もいると思います。

そういう方は、魚や卵はもちろん、植物性たんぱく質もバランス良く取り入れながら、やってみてください〜。

 

 

 

 

例えば

 

朝食は・・・

パンやコンフレークのみだとアミノ酸スコアは50ぐらい。
これだと足りません。
ここで便利なのはやはり卵料理。

卵はアミノ酸スコア100であることはもちろん、ビタミン・ミネラルも豊富に含む優等生です。
ぜひ取り入れてみてください。

また昔ながらの和食もとても良いです。
アジの干物に味噌汁、納豆ご飯。
アミノ酸スコア100納得の朝食です。

 

 

昼食は・・・

コンビニでおにぎりだけだったり、お店で蕎麦やラーメン、パスタなどの麺類のみでは、アミノ酸スコアは心許ないです。
チキンの入ったサラダを食べてみたり、ラーメンだったら、チャーシューを食べる、パスタならそこにツナやジャコなどの小魚をプラスするのも工夫の一つです。
おにぎりのご飯には鮭を混ぜるだけでも、アミノ酸スコアは100になります。

 

 

夕食は・・・

家に帰ってからの夕食は、どんな方でも比較的アミノ酸スコアの高い食事をしています。
お肉やお魚をメインに持ってくるような食事が多いでしょう。

おかずの動物性たんぱく質だけでなく、植物性たんぱく質の大豆製品も追加してあげるとより質が良くなります。
冷奴や豆腐の入った味噌汁、ご飯に納豆は最高です。

夕食後は、活動するわけではなく、睡眠をとることで身体を修復していく時間です。
すぐエネルギー源になるような炭水化物は少なめで、身体の材料になるアミノ酸を充分に摂ってあげることが何より健康のため、そして身体の回復にとって大事なことです^^。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

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食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・ 

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

たんぱく質の話 【その6】|アスリートのためのプロテインパワー

ボディービルダーがダンベルで腕の筋肉を鍛えているところ|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ スポーツ選手に「タンパク質」が必要な理由

⭐️ スポーツ選手に必要な「タンパク質量」とは!?

⭐️ 日本人に合った「タンパク質」の組み合わせ方

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回は「たんぱく質」の中でもお肉は栄養豊富というお話をしました。

 

前回のblogはこちら↓

 

持久力を高めたい!筋肉をつけたい!怪我が多いという人は、お肉はもちろんですが、とくに全体的にもタンパク質を意識して摂取する必要があります。
今日はそんなスポーツ選手にとってのタンパク質の重要性を話していきますね^^。

 

  

 

⭐️ スポーツ選手に「タンパク質」が必要な理由

  

タンパク質は持久力を高めるという重要な役割を果たしています。
常に新陳代謝しているカラダには、多くのタンパク質が必要と言えるでしょう。ただタンパク質は、消費されるエネルギーとして運動に必要なうちの15%までしか使われないと言われています。

それでもタンパク質が重要なのは、タンパク質が筋肉といった細胞組織の主な要素であり、抗炎症ホルモンの生成に関わる酵素のためにも不可欠なものだからです。
また人間の主要なエネルギーでもある血液中のグルコース、またはグリコーゲンのレベルが低下すると、多くのアミノ酸(タンパク質を分解したもの)がグルコースに変換されます。その他、タンパク質は筋肉や他の組織の成長、修復にも使われています。

 

 

 

運動をすると筋繊維が破壊されます。
それを再生し、これまで以上に成長しようとするとき、人間の筋肉は発達するものです。そのときに必要なのが「たんぱく質」。筋肉を構成するたんぱく質は、運動するときに最も必要なもののひとつです。激しい運動をする場合は、体重1kgにつき1.5〜1.8gが必要とされています。また筋肉をつけようとする場合は、体重1kgにつき2.2gのたんぱく質が理想とされています。

 

こう考えていくとアスリートにとって、タンパク質が非常に重要なことがわかりますね^^。

 

  

 

⭐️ スポーツ選手に必要な「タンパク質量」とは!?

 

さてでは、スポーツ選手のためのタンパク質摂取量とはどのくらいなのでしょう?

 

 

カイロプラクターのマフェトンは、食事全体のうち炭水化物の限度が40%程度、これにバランスのとれた脂肪約30%を加え、そして残りの30%程度が必要なタンパク質量になると提言しています。
これら3大栄養素のバランスは様々な意見がありますが、日本人はどちらかというと炭水化物の量が多いバランスになっています。もちろんいままではこのバランスが最適と考えられていたわけですが、精製された炭水化物や糖質が増えた現代ではそこのバランスも少し変えていかなければならないのではないかと私は考えています。

 

もしこのマフェトンの言うようなバランスが最適なら、あなたがいままで考えていた一日のタンパク質摂取量は大分少ないのではないでしょうか?

 

 

 

 

さて今回のテーマはアスリートなので、アスリートが一体どれくらいのタンパク質を摂取すれば良いのか、考えていきましょう。

 

WHOによって、成人が1日に必要とするタンパク質の量が制定されています。
それは、体重1kgにつき、0.75g。そしていくつかの国では、この量を修正しています。
アメリカでは0.8gに、カナダは、0.86、ドイツとオーストラリアは1.0gと少しずつ増やしています。

詳細な食事分析が必要になってきますが、多くの専門家がタンパク質の奨励基準の改正を求めているのが現状です。
というのも特にアスリートにとっては、タンパク質摂取が少ないとパフォーマンスに有害な影響を与えることになるからです。 

 

 

 

1996年のnutrition review紙に、レモンは次のように記述しています。

 

 

「研究の増加に伴い、定期的に肉体的活動が活発な人にとって、食用タンパク質の量が増加していることが明らかになっている」

 

 

同時にこれらのデータには、定期的に持久系運動を行う人がトレーニング強度のため、1日に摂るべきタンパク質量が体重1kgにつき1.2g~1.4g(女性)と1.7g~1.8g(男性)であるべきだということが示されています。
レモンは、持久系アスリートはボディビルダーより多くタンパク質摂取が求められるとも話しています。
それは持久系アスリートのエアロビック筋繊維のためにアミノ酸とミトコンドリアの利用が増大するからなのですね^^。

 

 

なるほど。
こうなると持久系のアスリートはかなりしっかりタンパク質を摂る必要がありますね。

 

例をあげてみましょう。

 

 

体重70kgの人が体重1kgに対して1.0gのタンパク質を摂取するとしたら・・・70gのタンパク質が必要になります。

これは、卵2個(12g)、ローストビーフ1人分(30g)、チーズ3oz(14g)、エビのカクテル(21g)になります。

 

 

では体重1kgに対して、タンパク質1.6gだとどうでしょう?・・・112gのタンパク質が必要になります。

これは、卵3個(18g)、ベーコンのスライス3枚(6)、ローストビーフ1人分(30g)、カッテージチーズ1/2カップ(17g)、エビのカクテル(21g)、サーモン1人分(25g)になります。

 

 

 

けっこうな量だと思いませんか?

 

  

 

⭐️ 日本人に合った「タンパク質」の組み合わせ方

 

これはもちろんかなり欧米食を意識した摂り方ですが、 私たちは日本人。

ここで重要となってくるのは、タンパク質が豊富でない食品もうまく組み合わせて摂取するということです。低タンパク質食品もバランス良く組み合わせて摂ることで、高品質のタンパク質食品と同じような栄養を摂ることができます。たとえば、大豆半カップには30g以上のタンパク質が含まれています。インゲン豆半カップには7g、約30gのミックスナッツには4g~5g含まれます。そしてほとんどの野菜には、2g~3g含まれています。

 

その他、シリアルと豆類を組み合わせると高タンパクの食事になります。これらの食品は完全なタンパク質ではないものの、一日に必要なタンパク質を満たす助けになります^^。

もちろんこのような組み合わせの食事ばかりだと、高炭水化物の食事になってしまうので、注意が必要ですが・・・。
毎日、お肉をそこまで食べるのはつらいという人には重要なpointになります。

 

 

 

今日のことは、一般の人にもすごく参考になると思います。

工夫をしてうまくタンパク質の1日分を摂取していきましょう。
一度、一日の量を計ってみるのも良いと思いますよ~^^。

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

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たんぱく質の話 【その5】|お肉は実は栄養バランスが良い食べ物!?

牛肉のグリルステーキのプレート|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 肉食の最大のメリットをしっかり享受しよう!!

⭐️ 現代人にとってお肉を摂ることは血糖値安定にもつながる!?

⭐️ お肉のマイナスイメージについて

⭐️ やはり食事はバランスがとても重要なんです!!

 

 

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お肉は栄養満点!

 

 

今日はタンパク質の中でもお肉が栄養豊富だ!というそんなお話。

前回も書きましたが、肉に含まれるタンパク質は動物の種類に関係なく、必須アミノ酸をすべて含有しています。またビタミンも豊富。ビタミンのA、B1、B2、B6、B12を多く含んでいます。そして若い女性に不足しやすい鉄や亜鉛が多く含まれているということもポイントでしょう。

お肉は、実は栄養バランスが良い食べ物なのです。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ 肉食の最大のメリットをしっかり享受しよう!!

 

肉は好きだけど、健康のために控えているという人はいませんか?

 

 

 

現代ではメタボ対策や肥満改善などから、カロリー対策で、お肉を控える傾向があるかもしれません。

みなさんが気になるのは脂分でしょうか。
たしかに脂身は飽和脂肪酸(悪玉コレステロールを上げる)が多いのですが、必須脂肪酸である不飽和脂肪酸も多く含む(55~70%)ので、脂肪の少ない肉を選べば、低カロリーで多くの栄養素を含んでおり、栄養素とエネルギーのバランスが良いと言えます^^。

大豆などの植物性タンパク質だけでは、身体が必要としているタンパク質量には全然足りません。もちろん植物性のタンパク質も大切なタンパク源ですが、残念なことに、肉類に比べて圧倒的に吸収効率がよくないのです。

タンパク質は、人間が生きていくためには、毎日必ず一定量を消費します。
食いだめができない栄養素なので、もし、タンパク質が身体に入ってこなくなれば、身体は自らの筋肉をタンパク源として使い始めます。
現代の食生活で一日の必要量を満たすしていくには、肉類を積極的に食べ、さらにサプリメントでプロテインを補給して、ようやくまかなえるというのが本当のところです。

 

 

 

タンパク質と各種微量栄養素(ビタミンB群やビタミンA・E等の脂溶性ビタミンなど)を同時に摂れるのが、肉食の最大のメリット。
もちろん野菜もきちんと食べるべきなのですが、野菜からの栄養素はなかなか吸収しづらいものもあるので、それだけでは栄養が不十分になってくる場合が出てきます。菜食主義の方がビタミンB12が極端に不足してしまうのが良い例ですね。
また先程も言ったように、お豆腐や納豆などの大豆製品も良いのですが、それだけでは不十分。大豆製品に加えて、しっかりお肉・お魚・卵もバランス良く食べることが過不足なく栄養を摂ることにつながります。

 

私も一時期野菜が多い食生活をしていましたが、それだけではなかなか元気が出なかった覚えがあります。
カラダのスッキリ感はあるのですが、なにか身体の状態が安定しないのですね。
タンパク質を意識して、お肉・お魚、卵、大豆製品をしっかり摂るようになったら、本当に身体が変わってきました。

 

 

 

⭐️ 現代人にとってお肉を摂ることは血糖値安定にもつながる!?

 

また、血糖値を安定させる面でもお肉は良いです。

現代になって増えてきた生活習慣病、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などの原因となる肥満やメタボリックシンドロームは、血糖値のコントロールがうまくできないところに根本の原因があります。

 

 

もちろんカロリー過剰や運動不足も原因になりますが、実は精製された炭水化物や甘いものの摂り過ぎが一番の原因と言っても良いのです。
精製された炭水化物や甘いものを多く摂りすぎる食事をしていると、インスリンをたくさん分泌させることになります。
インスリンが過剰に分泌されると、糖分を脂肪としてため込むので、肥満になりやすくなります。またこういった生活を続けていくと、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなる)が出てきて、それがさらにインスリンを過剰に分泌させることになり、血糖調節異常による様々な問題を引き起こすわけです。

 

 

 

その最たるものは、糖尿病です。そして最終的には動脈硬化、心筋梗塞等につながっていくわけです。
話しているだけで怖くなってきます・・・。

 

 

 

そう。これらの根本的な原因となっている血糖に関わる食べ物は、炭水化物などの糖質なわけです。
タンパク質ももちろん血糖を少しあげるのですが、炭水化物と違って、急激な血糖上昇を伴わずなおかつ安定させてくれる作用もあります。
現代人は炭水化物に偏った生活をしている方がほとんどなので、炭水化物を控えてタンパク質をしっかり摂る食事に変えていくだけで、どれほど血糖値が安定し、生活習慣病の予防になるでしょう。

 

 

 

⭐️ お肉のマイナスイメージについて

 

さて。ここでお肉のマイナスイメージについてもお話しておきましょう。

 

 

 

お肉、タンパク質の摂取量については多くの反対意見があります。
タンパク質の摂取量は前のblogで体重1kgに対して毎日1gという話をしましたが、たしかに体重1kgに対し、毎日2g以上も摂った場合のタンパク質摂取が有益であるという証拠はほとんどありません。
むしろマイナス影響の可能性すら出てきます。

 

それは過剰なタンパク質の摂取により、エネルギーに使用されないものは脂肪に変換されるからと言えるでしょう。
また、高いタンパク質摂取に関連し、栄養素の必要性も増加します。
タンパク質の新陳代謝に関係しているビタミンB6、B12、葉酸は、タンパク質摂取量が増加すると、さらに必要となります。また腎臓からより多くの窒素を排泄するために水分摂取量も増えますよね。
過剰なタンパク質の摂取は、肝臓と腎臓の機能に代謝的なストレスも与えることになります。

 

 

 

これだけ聞くとたしかに過剰な摂取は良くないように思えます。

 

 

しかし、ここにある研究があります。
健康な動物に長期間タンパク質摂取量を多く与えた研究では、何の逆効果も示されなかったのです。

最近は、これらの起こりうる問題について、腎臓機能が低下した患者さんに対して研究がおこなわれていますが、高いタンパク質摂取とカルシウム低下に関する心配は、純正なタンパク質とアテローム硬化症に関する患者さんにとってのみ起こりうるものであり、ほとんどの人に当てはまるものではないと言われています。

もちろん、タンパク質の摂取量が増えると代謝物であるアンモニアが多くなりますので、副腎疲労の場合、極端な高タンパク質食は良くないケースもありますが、必要なタンパク質量をしっかりと摂ることはとても大事なことです。

 

 

 

⭐️ やはり食事はバランスがとても重要なんです!!

 

私が言いたいのは、やはりバランスなのですね。

 

今の現代人の食生活を見てみると、精製された炭水化物の摂取が多く、タンパク質が不足している方が非常に多いです。
たしかに過剰なタンパク質の摂取はアンモニアの上昇による問題や腎臓などに負担をかけます。もちろん動物性脂肪も摂り過ぎは良くありません。しかしそれ以上に現代人はタンパク質やビタミンB群、鉄分、亜鉛などの栄養素が不足して身体の不調が起こっていると言えます。
それらの不足した栄養素は、お肉に効率良く含まれているわけですから食べないことはないでしょう。

 

 

 

お肉というと、カロリーや脂肪が高いからと悪いイメージが根強いのですが、それはもう昔の常識です。
お肉の品質(抗生剤やホルモン剤の影響)や脂肪分は考えなければいけないですが、是非毎日の食事に取り入れてみて下さい。

 

 

血糖値の安定、そしてパワフルに動けるカラダ。
それは何をおいてもタンパク質の力が必要です。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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たんぱく質の話 【その4】|アミノ酸はバランスが大切!

まな板に乗せられた生のお肉と玉ねぎ|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違い

⭐️ 必須アミノ酸と非必須アミノ酸

⭐️ 「アミノ酸スコア」とは!?

⭐️ 食べ物の組み合わせで「アミノ酸スコア」を高めよう!

 

 

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今日はタンパク質を構成する「アミノ酸」についてお話しますね。

 

前回のblogはこちら↓

 

タンパク質は「アミノ酸」がたくさん鎖状に繋がって出来ています。ということは、タンパク質を細かく分解し続けるとアミノ酸になるというわけ。
このアミノ酸の結合の状態や連なっているアミノ酸の種類、個数によってタンパク質の種類が分かれていきます。

 

 

 

⭐️ 動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違い

 

タンパク質は大きく「単純タンパク質」と「複合タンパク質」の2つに分けられます。

単純タンパク質はアミノ酸だけで構成されているもの。複合タンパク質は、アミノ酸以外に糖や核酸、リン酸、色素などが結合したものを指します。
卵白に含まれるアビジン(糖たんぱく質)や血液に含まれるヘモグロビン(色素タンパク質)などは、複合タンパク質の代表例です。
もう1つ、タンパク質は別の視点からも大きく2つに分けることができます。大豆や米、ソバなどに含まれる「植物性タンパク質」と、肉や魚、乳製品に含まれる「動物性タンパク質」です。

 

 

 

私たちの体では絶えず新陳代謝が行われ、体内の古くなったタンパク質が新しいタンパク質に入れ替わっています。

 

それには、食べたお肉やお魚、大豆をアミノ酸という形にまで分解して吸収する過程が必要になります。
タンパク質は、胃や腸の消化酵素で分解され、アミノ酸という形になると体内に吸収されます。そうなって初めて私たち人の体の原材料にすることができるのです。

ちなみに鶏肉を食べても、大豆を食べても分解された1個1個のアミノ酸は、一緒なので、特に植物性だから動物性だからという区別はありません。ということは・・・植物性タンパク質の方が健康に良いというのは全くのナンセンスなのです。しかもアミノ酸のバランスの良さで言えば、俄然、動物性タンパク質に軍配が上がります。

 

 

 

自然界には多種多様なアミノ酸が存在しますが、人の体を構成するのはわずか20種類のアミノ酸です。
20種類のアミノ酸の組み合わせ次第で無限のタンパク質を生み出すことができます。
タンパク質を分解して吸収すると、分解された1個1個のアミノ酸を使ってまた別の体を作ることが可能なわけです。

 

 

おもしろいですよね^^。

 

 

 

⭐️ 必須アミノ酸と非必須アミノ酸

 

さて、アミノ酸は、私たちの体の部品を形成するだけではなく、例えば「見る」「嗅ぐ」「味わう」といった「動作」にも関わっています。

 

代謝を担い、機能を調整する酵素やホルモン、セロトニンやメラトニンなどの神経伝達物質、血液成分、DNA、免疫物質などもタンパク質の一種でできているのです。つまりタンパク質は体を構成するもの以外にも、ホルモンのように情報伝達するものや、ヘモグロビンのように輸送していくもの、酵素のように媒介するもの、抗体のように物質と結合するものなど、その働きは実に多岐にわたります。

そしてそれがなくては、人体は成り立たず、まさに私たちの生命活動は、「タンパク質(アミノ酸)があってこそ!」なのです。

 

 

 

 

私たちを作っている20種類のアミノ酸は、大きく2つに分けられます。

 

 

1つは私たちが自らの体の中で合成できるアミノ酸のことで、これは「非必須アミノ酸」と呼ばれます。それに対して、食べ物から取り入れなくてはならない9つのアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と呼びます。

この必須アミノ酸は、私たちが自力で合成することができない、もしくは少し合成できても合成量には足りないもので、必ず食べ物から摂取しなければならないアミノ酸です。

 

この必須アミノ酸は成人で9種類、赤ちゃんで10種類あります。これらのアミノ酸が私たちにもたらす影響は計り知れません。9種類のアミノ酸の働きを理解すると、私たちの精神状態や体がいかにアミノ酸に依存しているのかがわかります。
9つの必須アミノ酸の働きはそれぞれ異なります。どれか1つの必須アミノ酸が不足しても、そのアミノ酸を人体で合成することは不可能であるため、すぐさま人体に良くない影響を及ぼします。またアミノ酸はただ量を多く摂ればいいというものでもありません。種類ごとに必要量が決まっており、9種類をバランスよく摂取することが非常に重要です。例えば9種類の必須アミノ酸のうち、ロイシンは必要量の120%摂れていても、リジンが50%しか摂取できていなければ、摂取した必須アミノ酸全体が50%しか活用されないことになります。

 

 

 

アミノ酸を全て並べてみましょう!

 

 

〈必須アミノ酸〉

 

スレオニン(Thr)
フェニルアラニン(Phe)
メチオニン(Met)
トリプトファン(Trp)
ヒスチジン(His)
リジン(Lys)
バリン(Val)
ロイシン(Leu)
イソロイシン(Ile)

 

 

〈非必須アミノ酸〉

 

アルギニン(Arg)
グリシン(Gly)
アラニン(Ala)
セリン(Ser)
システイン(Sys)
チロシン(Tyr)
プロリン(Pro)
アスパラギン酸(Asp)
グルタミン酸(Glu)
アスパラギン(Asn)
グルタミン(Gln)

 

 

 

かなりいっぱいあります^^。

 

 

 

⭐️ 「アミノ酸スコア」とは!?

 

さて、これらのアミノ酸は食品によって含まれている量が違います。
ではどのタンパク質が必須アミノ酸を全て含んだ優秀な食品なのでしょう?

 

 

各アミノ酸がその食品にどれくらい含まれているかを数値化したものを「アミノ酸スコア」といい、得点の高いものほどアミノ酸をバランスよく含んでいるということになります。
それらは「良質のタンパク質」とも呼ばれています。

 

アミノ酸はおもしろい性質を持っていて、桶に例えた「桶モデル(リービッヒの最小律)」が有名ですが、これはアミノ酸のバランスを桶を構成する板の長短と、桶の中に入れられる水の量にたとえて説明したもの。9枚の板(9つの必須アミノ酸)で作られた桶のうち、1枚でも短いものがあると、水は一番短いところまでしか入れられず、水位はあげられません。溜められる水の量はその板の高さまでになってしまうのです。それ以上水を入れても、溢れて無駄になってしまいます。
この一番短い板、すなわち、一番足りないアミノ酸のことを「第一制限アミノ酸」と呼びます。
要は、食べ物の中に含まれている9つの必須アミノ酸のうち最もスコアの低いアミノ酸(第一制限アミノ酸)にその働きが制限されてしまうということなのですね。

 

このことからアミノ酸がバランスよく含まれた(アミノ酸スコアが高い)食品を食べることは非常に大切なことです。

例えば9つのうち、必須アミノ酸のリジンが55点だと他のアミノ酸がリジンに制限されてしまうため、アミノ酸スコアは55点ということになります。そういう場合はアミノ酸スコア100点の食品と食べ合わせたりすることが必要になります。
またアミノ酸がたくさん含まれている食品でも第一制限アミノ酸の値が小さいと、全体のアミノ酸バランスが悪くなり、身体の中で利用できる量は限られてしまうということです。
一方、不足しているアミノ酸のうち、1種類だけを補うと、他のアミノ酸の要求量が増えて、かえってバランスが悪くなってしまうことがあります。この現象を「アミノ酸インバランス」といいます。
タンパク質がうまく代謝できないとアレルギーの素になったりします。また代謝出来ないものは酸化して炎症反応につながるとも言えます。その点でも必須アミノ酸をバランス良く摂るということは重要なのです。

 

 

 

 

アミノ酸スコアの例をあげると・・・

 

 

精白米     65(リジン) 
食パン     44(リジン)
そば粉     92(イソロイシン)
インゲン豆    68
エンドウ豆    67
とうもろこし   42
大豆      100
鶏肉      100
豚肉      100
牛肉      100
サーモン      100
マグロ     100
アジ      100
アサリ      81(バリン)
タコ      71(バリン)
イカ        71(イソロイシン)
卵           100
牛乳      100
ヨーグルト   95
胡麻                  50
アーモンド         50

 

 

()内は第一制限アミノ酸

 

・・・こんな感じになっています。

  

 

 

⭐️ 食べ物の組み合わせで「アミノ酸スコア」を高めよう!

 

もし豆だけで実際に必要なアミノ酸量を摂るには、一日のお米の半分量くらいの大豆、黒豆、あずきなどが必要になります。しかし、それくらい摂ると豆の食物繊維でお腹はガスでパンパンになってしまうでしょう。そうなるとやはりアミノ酸スコア100のお肉類も含めてバランス良くというのが一番利にかなっているわけです。

 

 

アミノ酸スコアを食品の組み合わせで見てみましょう。

 


例えば、ご飯はアミノ酸スコアが64で、たんぱく質量は、6.8gです。ご飯に納豆を加えると、アミノ酸バランスは100、たんぱく質量も15.1gと上がります。そして、ご飯に焼き魚、お浸し、豆腐の味噌汁にすると、アミノ酸スコアは100で、たんぱく質量は30.8gとなります。
また、ご飯のたんぱく質には、2つのアミノ酸、リジンとスレオニンが不足していますが、卵はこれを補ってくれます。アミノ酸は不足分が補われると、その栄養価がぐんと高まります。ですからご飯に卵料理という献立にすれば、補足効果で、よりいっそう栄養価が高まるのです。
あたたかい味噌汁の中に卵を落とす、あるいは生卵をご飯にかけるという単純な食べ方も、実は大変理にかなっているわけですね。

 

 

 

ヘルペスというと病気があります。
通常免疫力が落ちている時に出るというイメージがありますが、栄養学の分野ではアミノ酸のリジンが不足して起こるとも言われています。お魚やお肉を食べずに大豆やお米だけの生活をしていると、アミノ酸量が不足してバランスを崩し、ヘルペスになりやすくなってしまうとも言えます。
また、アミノ酸スコアの低い「とうもろこし」を主食にしていたヨーロッパの人達は、ぺラグラという重篤な栄養障害に苦しみました。そして、白米を主食にし、副菜が乏しかった時代の日本にも脚気という栄養障害が国民病だった歴史があります。

 

 

 

アミノ酸スコアの低いものは、高いものと組み合わせ、何かに偏らず、必要なものをしっかりと食事がから摂ることを心掛けましょう!
ちなみに卵はアミノ酸スコア満点の万能食品。是非毎日の食事に取り入れて行くと良いですよ^^。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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たんぱく質の話 【その3】|たんぱく質からカラダを作る流れ

ローストチキン用の立派な鶏肉と野菜達|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ たんぱく質の消化の流れ

⭐️ アミノ酸を貯めておく「アミノ酸プール」

⭐️ DNAのレシピに従って自分の体が作られる!!

⭐️ DNAの遺伝情報をコピーする「メッセンジャーRNA」

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、人がタンパク質を食べて、そこからカラダを作るにはどういった流れがあるのか見ていきましょう!
大事な話なので、しっかり読んでくださいね。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

私たちの体では、常に新陳代謝が行われていて、古いタンパク質が新しいタンパク質に生まれ変わっています。
さてではどのようにタンパク質からカラダを作っているのでしょう?

 

 

 

⭐️ たんぱく質の消化の流れ

  

まず、私たちが食事でタンパク質(肉、魚、卵、大豆など)を食べると、胃の中でペプシンという消化酵素に分解されます。
タンパク質の多くは20種類のアミノ酸が百〜数千個繋がっている状態なので、ペプシンは、ハサミのようにアミノ酸のつなぎ目を切断して、バラバラにしていきます。
大体胃で分解されると、今度は十二指腸や小腸に向かい、そこでもトリプシンやキモトリプシンなどの消化酵素によってさらに分解されます。

 

そうして、分解されたタンパク質は、2〜3つの小さな繋がりがあるくらいの「ペプチド」という形になります。こうなって初めて、タンパク質が私たちの体に取り込まれることになります。

その後は、血液によって各細胞に運搬されていくのですね。

 

 

 

⭐️ アミノ酸を貯めておく「アミノ酸プール」

  

このようにタンパク質はアミノ酸に分解された形で、血漿や筋肉、各臓器に分布されると、体がアミノ酸を必要としたときのために、すぐ供給できるようアミノ酸をストックしておきます。これを「アミノ酸プール」と呼びます。
体内のアミノ酸が低下すると速やかに供給され、逆に過剰なアミノ酸が供給された場合には速やかに分解されるシステムになっているのですね。

 

 

 

⭐️ DNAのレシピに従って自分の体が作られる!!

 

さて、ではこのアミノ酸がどうやって私たちの体のタンパク質になるか、次はその仕組みをお話しますね。

 

 

アミノ酸は「トランスファーRNA」という運搬役によって各細胞に運ばれます。そして細胞の中の「リボゾーム(rRNA)」という工場でアミノ酸から体のタンパク質を作ることになります。
この工場では、ヘモグロビンや臓器など各タンパク質を作る為に、その人独自のDNAに基づいてアミノ酸を順序通り繋げていく作業が行われるわけです。

 

 

 

人間のカラダってすごいと思いませんか?

 

 

 

このDNA情報はいわゆる自分の体を作る「レシピ」でもあるわけですね^^。
同じお肉を食べても、人は人になって、ライオンはライオンに、同じ野菜を食べても人は人、そしてキリンはキリンです。
その秘密がこの「DNA」なのです。

1958年、フランシス・クリック博士が「タンパク質の形はDNAによって決まる」と唱えました。私たちの体を作る十万個のタンパク質は、20種類のアミノ酸が「どの順序でつながるか」によって決まります。
そのレシピがDNAに書かれており、それがまさに「遺伝子」なわけですね。

 

そしてその中には、骨を作るためのレシピ、ホルモンを作るためのレシピ、血液を作るためのレシピがあり、遺伝子とは私たちが親から受け継ぐ「人の体を作るためのマニュアル」なのです。ライオンにはライオンの、シマウマにはシマウマのそれぞれ異なるレシピがあり、それに習って20種類のアミノ酸が異なるタンパク質を作っていきます。

 

だから食事で同じ食べ物を食べても結果として違う生物になるのです。
筋肉、爪、髪、内臓、血管、血液、肌、骨など、人の体の大部分は食事から摂取したタンパク質からこのようにレシピに基づいて作られるわけです。

 

 

 

⭐️ DNAの遺伝情報をコピーする「メッセンジャーRNA」

 

ちなみに細胞の核の中にあるDNAに保管されている遺伝子情報は厳重におさめられているので、そう簡単に持ち出せません。
リボゾームというアミノ酸を合成していく工場は核の外側にあるので、核の中の遺伝情報をなんとか工場に持ってこなければならないわけです。

 

そこで「メッセンジャーRNA」というものが登場します。

 

メッセンジャーRNAは、DNAにあるレシピ本の必要なページだけをコピーしてリボゾームまで運んでくれる役割をしていて、そのコピーした遺伝情報に基づいて、リボゾーム工場でアミノ酸が順序通りに並んでいくわけです。
難しい名前も出てきましたが、小さい細胞の中でアミノ酸を運ぶ役割を持った「トランスファーRNA」、アミノ酸からカラダのタンパク質を作る「リボゾーム」、そしてDNAの遺伝情報をコピーしてくる「メッセンジャーRNA」が活躍し、アミノ酸からカラダの各部分を作り出しているのですね。

 

 

 

なんともミクロな話ですが、こういった話はわかるとけっこうおもしろいものです^^。

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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たんぱく質の話 【その2】|肉、魚、卵、大豆しっかり摂るべし

美味しそうなステーキ用の牛肉|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 実は摂っているようで摂れていない!?「たんぱく質の1日必要量」

⭐️ 必要量の「たんぱく質」をどのようにして摂ったら良いの?

⭐️ お肉をしっかり食べている村が一番長寿だった!?

⭐️ 食べ物の汚染と毒だらけの時代を生き抜くために

 

 

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今日はたんぱく質第2弾。

ほとんどの日本人はたんぱく質が足りてないので、もっと摂りましょうというお話。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

たんぱく質が不足すると・・・慢性疲労や貧血、冷え性、むくみ、肌トラブル、心のトラブル、新陳代謝の低下、老化、肥満、そのほか様々な代謝異常や疾病を作ると言われています。

 

たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が組み合わされて出来ていますが、このうち9種類は体内で作ることができないため、必須アミノ酸と呼ばれます。人間の身体でつくれないので、必ず食品からとらなければなりません。
必須アミノ酸が1つでも欠けると体タンパクを構成することができなくなります。食べ物としてとったたんぱく質は、胃で消化されて、小腸でアミノ酸に分解され、血液中を流れていったん肝臓に行きます。その後これらのアミノ酸は、DNAの情報に基づいて、自分の身体の一部となる体タンパクに再合成されるわけですが、合成材料が全部そろってないと自分の身体をつくれなくなるということなのです。これは大問題ですね。

 

 

 

各種食品に含まれるアミノ酸配合量のうち、最も少ない比率で含まれるアミノ酸の割合を「アミノ酸スコア」といいます。
もし1種類のアミノ酸でも必要量の6割しか満たされていないとアミノ酸スコアは60%となってしまいます。

 

 

 

⭐️ 実は摂っているようで摂れていない!?「たんぱく質の1日必要量」

 

さてでは、たんぱく質の1日の必要量はどのくらいなのでしょう?

 

 

たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、身体の重要な構成要素になりますが、これらは常に新陳代謝を繰り返しています。たんぱく質は貯金できないため、毎日、毎回の食事で適切に必要量が補給されなければなりません。
身体や脳は常にたんぱく質を必要としているので、材料が切れてしまえば、いろいろなところに影響が出てきてしまいます。
身体を形づくっているのはもちろんたんぱく質。そして脳の神経伝達物質もたんぱく質が材料になっています。
たしかに古い細胞が分解されて再利用されたりもしますが、それだけでは足りないので、毎日、体重1kg当たり最低約1g必要とされています。もちろんこれは普通の人の場合で、成長期の子供や妊婦・授乳婦、スポーツ選手などは2~3gが必要だといわれているのですね。

 

 

 

実は、摂っているようで摂れていないのがこの量。

なぜかというと、それは、お肉を100g食べたからと言ってタンパク質100gとはならないからなのです。五訂日本食品成分表によると、豚肉の「大型種肉、かた、赤肉、生」では可食部100g中タンパク質含有量は20.9gです。ほかのお肉や魚も大体同じような感じで、100g中にタンパク質は約20g前後なのですね。しかも、これは生の場合。火を通すと、メイラード反応等の影響でアミノ酸が破壊されるために、実質的に利用できるタン白質としては半分に減ってしまうと言われているのです。

 

これは大変ですね。

 

 

 

⭐️ 必要量の「たんぱく質」をどのようにして摂ったら良いの?

 

では、1日の目安がどのくらいなのか紹介しましょう

 

目安は1日に、魚、卵、豆、豆製品をそれぞれ手のひら1つ分くらい。
肉だったら約100g、魚も1匹約100g、卵1〜2個、豆類は豆腐1/2+納豆100gです。

 

これを全部摂ってようやく足りるくらいです。
けっこうな量ですよね。

 

 

 

 

もちろんこんなにたくさん食べられない!と思う人もいると思います。
そんな方は主食を少し控えるか、主食を最後に食べてみましょう。
これはアンチエイジングの食べ方とも共通しますが、おかずをメインにした食べ方をしてみるのです。

 

私は、大抵の日本人は糖質である炭水化物を摂りすぎている傾向にあるので、おかずをメインに考えた方がちょうどいいくらいだと思うのです。カロリーが気になる女性も炭水化物(糖質)を控える方が、脂肪として貯め込まない身体になりますよ^^。

また冷や奴を食べるときに、動物性タンパク質の鰹節をかけて食べるとか、納豆に卵をかけて食べるなどの工夫も良いと思います^^。

もちろんサプリメントで補給する方法もあります。たくさん量が取れない女性にとっては、おおいに助けになってくれるでしょう。
サプリメントには低分子化されたペプチドやアミノ酸というような吸収の良いものもあるので、是非使ってみてください。

 

 

ちなみに、高齢者や胃腸の弱い人は、消化酵素が不足していることがあるため、たんぱく質が十分消化吸収できないこともあります。そしてこの胃腸内で分解しきれなかったたんぱく質の残りが大腸で、悪玉菌のえさとなり発酵することで、膨満感の原因になっていることもあります。
思い当たる人は、消化しやすいように調理して、少量ずつ摂ったり、よく噛むようにしましょうね^^。
牛肉や豚肉をミキサーにかけてひき肉にしてハンバーグや野菜の肉詰めにしたり、魚や鶏肉を団子にして煮物やお鍋に入れたりすることも食べやすくするとても良い工夫だと思います。
(※一般の人はこういったものばかりだと噛む時間が少なくなるので、消化が悪くなったり歯の健康にも良くないので固かったり、形のあるものもしっかり食べるようにした方が良いです)

 

 

 

⭐️ お肉をしっかり食べている村が一番長寿だった!?

 

動物性のたんぱく質はあまり摂らない方が良いというイメージの方もいるでしょう。
もちろん摂り過ぎは、脂肪の面などで問題になる場合もありますが、なんとお肉を摂っている人が長生きする!っていうお話もあります。

日本の長寿の村を調べた調査で、お肉をしっかり食べていた村が一番長寿だったという話があるのです。
たしかに脳に必要な神経伝達物質はアミノ酸です。またコレステロールも重要な要素。歳をとったらお肉をしっかり食べた方が本当は長寿なのかもしれません。
現に90才~100才くらいまで生きている人には、お肉好きな人が多いと言われています。長寿で有名な沖縄も豚肉をしっかり食べていますよね。

 

余談ですが、短命の村はお米が主食だったのに比べ、長寿の村は雑穀とイモ類がメインの主食になっていたという話を聞いたことがあります。そして長寿の村の中でも一番長寿だったのは、雑穀、イモ類、野菜、お魚、お肉をバランスよく食べていたと聞きます^^。

また、人間の食の中心はこの200万年ほどの間はお肉でした。人間は長い歴史のほとんどで「狩猟と採集」で食をまかなっており、現代社会のように炭水化物を摂ることは非常に少なかったのです。

 

実際お肉は、人間が生きていくために大事な食べ物だと思います。

 

 

 

⭐️ 食べ物の汚染と毒だらけの時代を生き抜くために

 

たしかに、現代では食材そのものが汚染されている可能性もある時代です。

飼育されている牛や鶏は、乳や卵をたくさん生産するためにホルモン剤などを注射していたり、むやみに抗生物質を使っていること場合も多く、乳や卵にはそれらの物質の影響が大きく出ることもあります。また飼育環境に置けるストレスや、食べている飼料によってもお肉の質はまったく変わります。
そして海を泳ぐ魚にも、有害金属である水銀が検出されています。とくに大型回遊魚のマグロなどは魚の中でも水銀含有量の多い仲間です。大気中の水銀が微生物や魚介類の体内で有害なメチル水銀に変わり、食物連鎖によって、マグロのような大型回遊魚に凝集されてしまうのです。

 

 

 

こういった中で、安全な食品を摂るということは本当に難しいことです。不安になる人もいるでしょう。
しかし、そうは言ってもたんぱく質はしっかり摂るべき栄養素なのです。嘆いてばかりいても始まりません。

 

もちろん身体になるべく有害物質を取り込まないようにすること、抗生剤、ホルモン剤を用いていないお肉や卵を選んだり、大型魚を食べないようにすると言ったことも大切になりますが、人間は有害物質を身体に取り込んでも、それを排出させる仕組みもあります。
それにはアミノ酸はもちろん、ビタミン・ミネラルや食物繊維が活躍するのですが、それもやはり栄養です。
けっきょく解毒するにもたんぱく質は必要で、アミノ酸をはじめとした身体の栄養状態をキープするということがとても大切なのです。

 

 

 

マクロビオティックや菜食主義の人は、お肉を極端に食べない食事をしますが、なかなか玄米や大豆だけだと必要量に届きません。そうするとたんぱく質不足にくわえ、血液に大切な鉄分やビタミンB群が不足して知らず知らずのうちに体調を崩している人もいます。
また菜食主義者は、不足するビタミンB12を注射で補給したりする場合もあります。これは、ビタミンB12は動物性たんぱく質に含まれるビタミンで、その多くが肉、魚に含まれているということからなのです。海苔などの海藻にも含まれていますが、体内では圧倒的に動物性たんぱく質由来のビタミンB12が活躍します。このため、ベジタリアンがビタミンB12の欠乏症になり易いのです。

 

 

 

みなさんは、いままでは健康にはお肉類を減らした方が良いという常識だったかもしれませんが、ここでイメージを変えてしまいましょう。
アミノ酸効率の良い動物性たんぱく質もバランス良く摂ってこそ、健康的で長生きできると言えます。

 

是非たんぱく質の重要性、もう一度見直してみてくださいね^^。

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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たんぱく質の話 【その1】|体の血となり、肉となる!

半分皮を剥いたゆで卵|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 身体のたんぱく質は、常に新しいものに入れ替わっている!!

⭐️ たんぱく質は身体の材料!たんぱく質不足で元気がない人も!?

⭐️ 脳の神経伝達物質も「たんぱく質」を材料に作られる!?

⭐️ 免疫で異物と戦う抗体も「たんぱく質」から作られる!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回のblogでは、3大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質の中で、食べるべき食材と避けるべき食材についてお話してきました。
とても興味深い話だったと思います。

 

前回のblogはこちら↓

 

今日からは、三大栄養素について一つ一つ深いところまで掘り下げていきたいと思います。
副腎疲労を治していくには、食事の改善が必須。そんな食事の中でもこの三大栄養素の話は知っておいて損はないです。
みなさんも是非一緒に勉強していきましょう^^。
まずは、カラダに一番大事とも言えるプロテイン(たんぱく質)についてです。

 

プロテインとは、たんぱく質のことであり、炭水化物、脂肪とともに三大栄養素の1つです。
新陳代謝を繰り返す身体の維持には欠かすことができません。

 

 

人間の身体の主成分は、筋肉・骨・歯・内臓器官・爪・髪・皮膚に至るまで全てたんぱく質でできています。
また同時にたんぱく質は、血液・ホルモン・酵素などの材料でもあり、さらに身体を動かすエネルギーにもなっています。
体の全ての細胞の基本的な材料と言ってもよいでしょう。

 

 

 

⭐️ 身体のたんぱく質は、常に新しいものに入れ替わっている!!

 

身体のたんぱく質は、常に古いものが新しいものに入れ替わっています。
筋肉のたんぱく質は、その60%は16日間で半分が入れ替わり、残りの40%も100日でその半分が入れ替わります。ですから、たんぱく質は毎日、不足しないように摂取する必要があります。

 

人体の各組織のたんぱく質の代謝回転
人体   53%が22日、残り47%が130日
脳    46%が16日、残り54%が150日
肝臓   97%が12日、残り3%が140日
腎臓   92%が11日、残り8%が180日

 

 

こうやってみていくと、早くて10日前後、遅くても4か月〜5か月ぐらいでは身体のあらゆる組織のたんぱく質が入れ替わっていることがわかりますね〜!

 

 

 

⭐️ たんぱく質は身体の材料!たんぱく質不足で元気がない人も!?

 

「たんぱく質」が身体でどのように使われているのかまとめてみましょう1

 

 

たんぱく質は・・・

 

 

皮膚・毛髪・爪を作る
骨・歯・筋肉を作る
内蔵(肝臓・胃腸など)を作る
血管を作る
血液を作る
酵素を作る
ホルモンを作る
抗体を作る

 

 

まさに体の材料!

 

 

成人の体重の55~65%は水分ですが、残り35~45%のうち75%はたんぱく質と言われています。
たんぱく質は、私たちの身体で水に次いで2番目に重要な物質ということですね^^。
そしてみなさんあまり気づいていないのですが、たんぱく質不足が原因で、元気がない人は非常に多い!のです。

 

 

 

たんぱく質は、アミノ酸がペプチド結合したもの。
全てのたんぱく質は100%アミノ酸で構成されており、たんぱく質を食べると体内でアミノ酸に分解され、身体の重要な構成要素になります。

 

 

さらに体内において、ほぼ全ての生物化学反応に関与しています。

 

 

 

⭐️ 脳内の神経伝達物質も「たんぱく質」を材料に作られる!?

 

たとえば、ノルエピネフリン、セロトニン、γ-アミノ酪酸、アセチルコリン、アスパルテート、グルタミン酸塩のような神経伝達物質は100%アミノ酸で作られます。食事によって身体に取り入れられたタンパク質は、消化酵素でアミノ酸に分解され、血液の流れにのって身体の各器官に届けられますが、脳に届いたアミノ酸は、L-グルタミン、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンなどの形で脳内に入り、さらにいくつかの化学反応を繰り返して、様々な神経伝達物質が合成されていくわけです。もちろん脳から発せられる神経物質である神経ペプチドも100%アミノ酸ですね^^。

 

 

 

神経伝達物質の中で、記憶や認知を司っているのはアセチルコリン系、ドーパミン系、グルタミン酸系などですが、この原料になっているのも全てタンパク質なわけです。

そして身体の中の様々な化学反応、代謝に書かせない「酵素」。神経伝達物質を合成させていく過程にも酵素は登場し、酵素がなければ代謝は進みませんが、この酵素もまたタンパク質を原料として作られています。

 

ここまでタンパク質が重要な役割を果たしているというのは驚きですよね^^。

 

 

 

またその他、身体で重要な働きをするホルモンも100%アミノ酸で構成されています。
ちなみに男性ホルモンや女性ホルモンはアミノ酸と脂質、または脂質だけで構成されています。

 

さらに言うと、筋組織の95%、心臓組織の95%もアミノ酸で構成されており、私たちの遺伝子で重要なRNAやDNAはアミノ酸が無ければ働かないのですよ〜。
そしてビタミン・ミネラルはみなさんもサプリメントで摂ったりして、なんとなく大事だという認識はあるでしょう。
しかし、このビタミン・ミネラルがちゃんと働くにもアミノ酸が必要で、体内におけるアミノ酸のバランスが不均衡であると、ビタミン・ミネラルの消化吸収また代謝がうまく行われなくなってしまうのです。

 

 

 

⭐️ 免疫で異物と戦う抗体も「たんぱく質」から作られる!?

 

血漿中にもアミノ酸から作られたたんぱく質があり、免疫に重要な役割を果たしています。
血漿の約90%は水分で、残りの大部分がたんぱく質です。血漿たんぱくの主な構成成分はアルブミン、α1–グロブリン、α2–グロブリン、β–グロブリン、γ–グロブリンです。私たちの身体には、体内に一度入ってきた細菌や毒素などの異物を確認して攻撃する免疫力が備わっていますが、この作用を行う抗体が免疫グロブリンというたんぱく質で出来ているのです。
この免疫グロブリンの主な成分は、γ–グロブリンで、γ–グロブリンが不足すると免疫グロブリンが出来にくくなり、異物に対する抵抗力が落ちます。その結果、感染症になりやすくなるというわけです。なお、γ–グロブリン値が低下する病気にはγ–グロブリン血症というのがあり、臨床的には免疫不全を示します。また骨髄移植患者などの免疫不全患者には感染症を予防するためにγ–グロブリンが投与されることもあります。

 

 

 

アミノ酸。なんて大事ななんでしょう!

 

 

 

「たんぱく質」そしてたんぱく質を構成する「アミノ酸」が、いかに身体にとって重要な栄養素であるか、そしてそれがみなさんの健康と病気にどのくらい深く関わっているのか、少し想像できたでしょうか?

 

英語表現でタンパク質は「プロテイン」ですが、ギリシャ語で「第一位のもの」を意味する「プロティオス」が語源だと言われています。それほど、タンパク質は生命にとってもっとも大切な栄養素なのでしょう。
たんぱく質不足・アミノ酸不足があると、組織の蛋白合成の低下が起きるため、当然組織の機能低下が起こります。
また自律神経やホルモン分泌にも影響が起き、ホメオスターシス(生体恒常性)の乱れから、老化や疾病を起こす土台を作っていくとも言えます。

 

 

みなさん、たんぱく質の重要性、しっかり覚えておいてください^^。
たんぱく質が体の血となり、肉となる!です。

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
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食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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