かぜ薬の適正使用
冬に入り、風邪でこじらしている方も多いと思います。
今日は、かぜ薬を服用する際に注意する事をQ&A式でいくつかお話して行きます。
Q1:夏のかぜと冬のかぜはどう違うのですか?
A1:夏のかぜはアデノウイルスやエンテロウイルスなどが原因で、湿気を好むためプールなど水を介して感染するので、小児がかかりやすいです。プール熱やヘルパンギーナ、手足口病などが代表的な夏かぜです。
また冬のかぜはインフルエンザウイルスのほか、一般的なかぜ症状を起こすライノウイルス(約100種類)やコロナウイルスで発熱や咳、鼻水などの症状が中心になります。
よって、時期によりウイルスが異なるので症状も違ってきます。
Q2:眠くならないかぜ薬はありますか?
A2:抗ヒスタミン薬が入ってない「改源」や「パブロン50」、「ストナデイタイム」が眠気を起こしにくいです。
また漢方薬も抗ヒスタミン薬は入ってないので、眠気が出る心配がないでしょう。「葛根湯(かぜのひき始め)」や「麻黄湯(発熱・寒気や節々の痛みがあるかぜ)」、「麦門冬湯(痰のからむ咳)」などがあります。
Q3:かぜ薬と鼻炎用内服薬を一緒に飲んでもよいですか?
A3:併用により、両方の薬に含まれる同種薬や同効薬を重複してしまう可能性があるので、両方同時に服用しない方が良いでしょう。
かぜの症状と鼻炎の症状がある場合は、鼻水・鼻づまりによく効くかぜ薬を使い、それでも症状が改善しない場合は、一時的に鼻炎用点鼻薬を使用する事をお勧めします。
皆様もかぜを引いたら、ほとんどの人がかぜ薬を使用すると思うので服用する際は注意して下さいね^^
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