副腎疲労を回復させる生活のポイント

AFS7

 

いままでお話してきた副腎疲労。
まず今日、みなさんにお話しておきたいのは、これは薬では治らないものだということです。では治らないのか?というとそうではありません。みなさん自分自身の力で副腎の健康状態を取り戻すことができるのです。
副腎疲労に効くような魔法の薬は存在しませんが、回復を大きく促してくれる重要な生活習慣の改善と栄養素(サプリメント)があるのです。

 

副腎疲労から回復するには、たくさんの要素を組み合わせることが必要です。
そして一番大事なのは、何よりも生活習慣を変えることです。

1日のリズム、仕事や育児、人間関係のつきあい方、物事の考え方、食事のことなど、生活習慣をひとつずつ改善することが、何よりの解決になります。
そしてあなた自身の心と身体にあったものに変えていきましょう。不規則な生活や悪い食習慣、偏った栄養バランス、過度な労働、化学物質、人間関係のストレスなど、自分にかかっている様々なストレスを減らし、栄養のあるものを食べ、よく休むことが肝心です。
もちろん、生活習慣を変えることはとても努力がいることかもしれません。
ただ、少しずつでも、今できることを1つ1つ変えていくだけでも、身体は変わってきます。
副腎が回復し始めると、また考え方が変わったり、ストレスを大きく感じなくなったり、気力が湧いてきます。
そうしたら、さらに出来ることが増やせるはずです。
副腎疲労を回復するには、あなた自身が自分を変えて、新しい生活習慣を強い意志で実行することが必要なのです。

私が考えた副腎を回復するポイントを少しあげてみましょう!

 

 

副腎を回復していくための生活のポイント

1【ストレスコントロール】

1.ストレスを感じているものをリストアップする
2.ストレスの数を少なく出来るようにコントロールする
3.自分のエネルギーを奪っているものを避ける

 

2【考え方を変える】

1.100%を求めない(自分を責める習慣になる)
2.80%出来たら上出来という考え
3.自分を褒める習慣をつける

 

3【気分転換をする】

1.毎日のルーティーンを変化させる(道順や生活パターン)
2.行ったことない場所や旅行に行く
3.見たことない講演や芸術などを鑑賞する
4.無理のない範囲で新しい趣味を

 

4【リラクゼーションの習慣をつける】

1.ヨガ、ピラティス
2.深呼吸、3-3-6呼吸法(脈拍低下する)
3.うがいやハミング(副交感神経を刺激)
4.爪マッサージ
5.足湯
6.ゆっくり食べる(味わう)
7.瞑想
8.リラックス出来る音楽を聞く

 

5【睡眠をしっかりとる】

1.午後10時半までにはベットに入り、11時前に寝る
2.必要であれば、休日は午前9時まで寝る
3.十分な睡眠をとる(脳の中の老廃物を代謝する)

 

6【軽めの運動をする】

1.やっていて楽しい運動をする
2.無理のない範囲で、軽めの運動をする
(会話が出来るぐらいのウォーキング)
(軽く汗ばむ程度の運動)

 

7【副腎に刺激のあるものを避ける】

副腎に刺激のあるものは・・・
☆全てのストレス
☆強い光、大きな音
☆コンピューター、タブレットの連続使用
☆長いドライブ
☆ビデオゲーム
☆過密スケジュール
☆カフェイン摂取
☆時差のある場所への旅行

 

8【正しい食事をする】

1.甘いものを摂らない
2.4〜5時間おきに少量の食べ物を食べる(血糖値安定させる)
3.オーガニックの果物・野菜(緑黄色野菜)
4.炭水化物(特に精製された)を摂りすぎない
5.添加物・着色料・化学調味料を避ける
6.バランス良く食べる
7.よく噛んで食べる
8.水分をしっかり摂取する
9.お酒やカフェインを控える
10.アレルギ−・不耐症のものを避ける

 

 

その他には・・・

【塩水】

朝、起きぬけにコップ一杯の塩水(海塩小さじ1/3)を飲んで副腎をサポートしましょう!海塩には、ナトリウムの他にマグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛などの必須ミネラルが含まれており、ナトリウム/カリウムバランスをとっている副腎の大きな助けになります。

【栄養素】

副腎で一番使われる栄養の1つであるビタミンC
エネルギーを産生したり、ホルモンを作る時に必須なビタミンB群やマグネシウム

これらは特に重要です。

 

 

カイロプラクティックの効果

カイロプラクティックで検査をしていくと、副腎疲労がある場合・・・

<ロゴフ徴候>
下部肋骨結合部とこの部位の脊柱起立筋(背骨に沿った筋肉)の圧痛。
これは副腎機能障害の反射によるものだと考えられています。

<靱帯ストレッチ反応>
副腎ストレスが存在する場合、ホルモンの影響により、全身の関節を支えている靱帯や筋肉が弱化することがあります。

<副腎に関連する筋肉>
副腎機能不全が存在する場合、主に足に関わる筋肉(縫工筋、薄筋、ヒラメ筋、腓腹筋、後脛骨筋)の機能障害が検出されます。

<仙腸関節(骨盤)機能障害>
副腎に関わる筋肉の機能障害により、骨盤に傾きと機能障害が起こります。

こういったものが見られます。

 

そしてカイロプラクティックによる副腎疲労の治療は、とても効果的です。
具体的には、副腎を含めた内分泌系のバランス治療、副腎に関わる骨盤の捻れに関する治療、ホルモンの中枢でもある頭蓋骨の治療などなど、副腎の回復を早めてくれるものです

特に慢性的に疲労状態にある方には、カイロプラクティック治療が回復のとても良いキッカケになると思います^^。

 

副腎疲労を治す薬はありません。
副腎を回復させる何よりのポイントは、今日お話した生活の改善です!
そしてカイロプラクティックの治療や栄養素を摂ることは、回復を促すとても良いサポートになります。

副腎疲労症候群はまだ一般的に広く知られているものではないので、お医者さんに行っても原因がわからず、一人悩んでいる方も多いと思います。みなさんのご家族、友人、そして大切な人で副腎疲労の症状で悩んでいる方がいたら、是非助けてあげてくださいね。
ここでお話してきたことが、少しでもみなさんのお役にたったら、とても嬉しいです^^。

 

 

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