花粉症に有効な月見草オイル
今日はγ−リノレン酸(月見草オイル)についてお話したいと思います。
私たちの身体の中には、様々な微量物質が存在し、それらが互いに影響しながら重要な働きをしています。例えば、身体の生理機能をつかさどる酵素、この酵素に指令を出しているホルモン、そして酵素の潤滑油の役目をするのがビタミンです。
そして今回注目するプロスタグランジンという物質も、こうした体の調節をするホルモンに良く似た物質なのです。
プロスタグランジンは、20種類以上もあり、様々な不飽和脂肪酸から作られます。
例えば、体内でアレルギー反応が起きると、末梢神経が緊張して収縮しますが、体は即座にそのまわりの細胞でプロスタグランジンを作り、神経の収縮を元に戻そうとします。
この働きこそが、アレルギー症状を抑えるものなのです。
今回の目玉、γ−リノレン酸はプロスタグランジンを作る過程で大切なものです。
通常、食物から摂取されたリノール酸は、健康な人では、体内でγ−リノレン酸に転換され、細胞内に組み込まれ、必要なときにいつでもプロスタグランジンに変身して活躍できるように待機しています。
ところが、体の異常や食生活の偏り等により、何らかの阻害因子を持つ人は、リノール酸からγ−リノレン酸を体内でうまく作ることができません。
したがってプロスタグランジンを作る力も弱いのです。
リノール酸は控えた方がいい油ではと思う方もいると思いますが、リノール酸は体内の代謝過程で2つのプロスタグランジンに変化します。
そしてγ−リノレン酸を経由して作られるプロスタグランジン1グループは、炎症抑える側なのですが、アラキドン酸を経由して作られるプロスタグランジン2グループの方は、炎症を活発にしてしまう方なのですね。
アレルギー体質の方は、このγ−リノレン酸をうまく作れない方が多いので、プロスタグランジン1グループがなかなかできないのです。
そのため、リノール酸を控えた方が良いということだったのです。
このγ−リノレン酸。
実は食事からはあまり摂りずらいものなのですが、手軽に摂取できるものがあります。
それこそが、月見草という植物から抽出した月見草オイルというものです。
月見草オイルに多く含まれるγ−リノレン酸は、体内で炎症を抑える働きをするプロスタグランジン1を作るために必要な材料です。
出てしまった症状を鎮めるだけでなく、代謝を整えることで体質改善も望める優れものなのです。
試してみたい方は、いろいろな月見草オイルがあるので、必ず良いものを選んでくださいね。
気になる方はカイロプラティカにも取り扱いがございますので、ご連絡くださいませ。
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