適正な炭水化物量を知ろう!2週間テスト

 

適正な炭水化物量を知ろう!

炭水化物不耐症そのものは病気ではありません。しかし、症状が放置されたままでいると、病気のきっかけをつくることになります。
炭水化物不耐症ではなくても、キャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。そうならないための適正量を調べるのが2週間テストなのです。

今日はその2週間テストについてお話しましょう。

 

 

2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。
このテストで、炭水化物不耐症かどうか、また、どれくらい炭水化物を取るのが適性かを知ることができます。
食事で食べる炭水化物の約半分は、脂肪として蓄積されます。また、多く炭水化物を取ると過剰にインスリンが産生されます。そのことによって脂肪の燃焼を落とす結果となってしまいます。
2週間テストで、炭水化物の適量を知り、過剰摂取とさよならしましょう^^。

 

 

2週間テストの進め方(実践マフェトン理論 引用)

まず2週間テストでは、糖質(炭水化物)を一切控えます。

2週間テストで食べていいもの

卵、チーズ類、肉類(加工済みの肉には砂糖が入っている可能性があるので避ける、ひき肉も除く)、魚、魚介類、海藻類、野菜類(イモ類、かぼちゃ、コーンは除く)、豆腐、ナッツ類、野菜ジュース、オイル(白濁、透明なボトルに入っている油は避ける)、酢、マヨネーズ、マスタード、海塩(岩塩は避ける)

 

2週間テストで食べてはいけないもの

食べていいもの以外はすべて食べてはいけない。
具体的には米類(餅も含む)、パン類、麺類、シリアル、豆類、果物、果物ジュース、ミルク、ヨーグルト、イモ類、コーン、菓子類、甘いもの(砂糖が入っているものすべて)、酒類など。

 

 

1 前回紹介した炭水化物不耐症の症状リストから、思い当たる症状や兆候を探しましょう(テストの後それらの症状が変わっているかどうかを確認します)。

2 体重が気になるなら、体重を測っても良いです。ただし毎日は計らないように。それがストレスになってしまうので。できるだけ最初と最後に測りましょう。

3 テストは2週間だけ。永遠に続けるものではないことを覚えておきましょう。

4 決められた食品だけを食べましょう。それ以外は絶対に摂らないように。

5 コレステロールや脂肪やカロリーは気にしないように(食事のバランスを考えるのは次の段階)。

6 これはあくまでテストであって、ダイエット法ではないことを理解しておきましょう。

7 テストの途中で炭水化物を少しでも摂ってしまったら、最初からやり直します。

8 朝食は必ず摂ります。

9 空腹にならないよう、食べて良いものは好きなだけ(とくに野菜は十分に)たっぷり食べましょう。

10 間食を含め、2〜4時間おきに食事をとり、空腹になることを避けます。

11 水を十分に飲みます。

12 塩分を摂りましょう。

13 調味料として砂糖が使われていないかを確認しましょう。

14 食事以外は、通常どおりの生活をしてもよいのですが、レースや筋力系のトレーニングは避けます。

 

 

テストはあまり難しいことではありません。
しかし、ほとんどの人が今まで食べていた食べ方とは随分違ったものになるでしょう。
それは多くの人が炭水化物に偏った食事をしていて、低脂肪、低タンパク質の食事をしているケースが多いからなのです。

甘いものや炭水化物を多くとっている人なら、テストの始まった数日の間は、甘い物がやたらと食べたくなるはずです。何人かの人と一緒にこのテストをすると、2週間が比較的楽に過ごせます。それは甘い物や炭水化物を渇望するような状態になった時、それを話せる相手がいると、気持ちが落ち着くからです。
ちょうどタバコを止めるときと似ていますね。

さて2週間テストがしっかりクリアできたら、2週間テストの後にもう一度以前に訴えていた問題のリストを再評価してみましょう。
2週間テストを終えて、何も改善が見られないなら、炭水化物不耐症ではありません。
逆に気分がよくなっていたり、体重が減っている場合は、炭水化物不耐症の状態にあるといえ、炭水化物をあまりに多く摂り過ぎていたということです。

 

 

そしてもし2週間テストで、それまで気になっていた症状が改善されたら、次の段階です。
次は、自分がどれくらいの炭水化物の物量に耐えられるかを知ることが大切になります。
そのため、2週間テストの後、食事に少しの分量の炭水化物を加えていきます。
たとえば昼食に1枚のパンを加えたり、夕食に半分のじゃがいもを添えたりしてみましょう。決して急に増やさないようにしてください。
ポイントは少しずつです。

しかし、白砂糖を含んだ食品や精製された小麦粉を含んだ食品、白米は避けます。
パンやパスタは全粒粉のもの、白米は玄米を食べるようにしましょう!

 

 

さて、少し加えても大丈夫なら、一食だけ炭水化物を食べてみましょう。
まだ毎食毎に加えてはいけません。
これはインスリンの量が以前の食事に依存しているところがあるからです。
そしてそれが大丈夫であれば、次は一食抜かして炭水化物を加えるというように少しずつ増やしていきます。

炭水化物を増やすごとに、テスト後に消えた症状に注意し、特に食べてすぐ起こってくる症状に気をつけてみます。
たとえば、腹部膨満感や、食後すぐ眠くなったり、落ち込んだりするような症状がないかどうか。もしも症状が戻ってきたとそれば、それは炭水化物の摂り過ぎになります。

その手前くらいの炭水化物量が一番適しているということです。
みなさんに覚えておいてもらいたいのが、炭水化物摂取量のリミットは非常にわずかな差になるということ。
しかも炭水化物に敏感な人は、少し甘いデザートを食べただけで急な眠気に襲われたりするので、注意しましょうね。

 

 

私も、この2週間テストをやったことがありますが、最初は食べるものが本当にないことに気付きました。
それだけ炭水化物に偏った食生活をしていたということですよね。

パスタやそば、おにぎり、定食、丼もの・・・。

そこで、みなさんにも少しアドバイスを。
野菜は、スティック状にして小さい容器に入れて持ち歩きましょう。そうするとお腹が空いた時にすぐつまめます。またチーズやナッツ、煮干しなどの間食用食品は、好きなものを持っておくといいですね。

野菜とお肉を入れたようなポトフみたいなスープも作り置きができますし、野菜もたくさん入れることができるのでオススメですよ。
食事の時は、サラダを一皿に大盛りで乗せて、その上にチキンなんてレシピもどうでしょう?

また卵はいくらでも食べて下さい。
お肉やお魚も食べたいだけ食べて良いのです。

 

私もそうだったのですが、食べるものがなくて空腹感をなかなか埋められなかったのを覚えています。
しかし、2週間テストの間はお腹を空かせないようにしなくてはなりません。
お肉やお魚、卵などをしっかりと食べていきましょうね。
脂肪やタンパク質の摂り過ぎを心配する人もいますが、これは2週間だけのテストですので、長い目でみれば、ひどいアンバランスな食事になることはありません。

それと水分はしっかり補給してくださいね。
また食事の間を空けたり、食事を抜いたりはしないように。勘違いする人もいるのですが、決してダイエットのためのテストではありません。

 

私がやった時は、はじめの3日間くらいは炭水化物がきれて、すごいエネルギー不足を感じて、食べたい要求も強かったのですが、4日目くらいから急激に体調が良くなりました。
これをやって良かったと思えるのは、やはり自分にとって適性な炭水化物の量がわかったということ。
その適性な量の摂り方をしていると、以前より朝がスッキリと起きられ、日中も眠くなることがなく、すごく集中力が続くのです。
これを知ったら、昔には戻れません。笑^^。

みなさんも是非試してみてくださいね。
もしわからないことがあれば、聞いてください。

 

 

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