みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
ストレスというと世界的に有名なのが、ハンガリー系カナダ人の生理学者、ハンスセリエという人です。
このセリエ博士が「ストレス学説」を唱えたことで、ストレスという言葉が出来ました。
私もカイロプラクティックの学生時代に、授業でセリエ博士の本を読んだことを覚えています。
セリエ博士は、ストレスがかかっている状態に合わせて段階分けをしていて、その段階に応じて身体が反応し、体調不良が現れると話しています。
⭐️ 副腎のストレスに対する3段階
前回のblogでお話した、副腎にかかるストレスには、精神的なストレス以外にも、構造的(肉体的)なストレス、食事や栄養のアンバランス、身体に入ってくる重金属や化学物質などの毒物による科学的なストレス、そして温度や湿度、気圧の変化による環境的なストレスなどがありました。
こういったストレスが多過ぎると、副腎が頑張って働く時間が多くなり、副腎を酷く疲弊させてしまいます。最初はそれでも副腎がいつも以上に働くことで、身体の状態を保っていますが、そういうことに気付かずに、副腎の過剰な労働が続いてしまうといつかそれが破綻するときが訪れます。
前回のblogはこちら↓
この状態になると、ある日突然、原因不明の体調不良に襲われ、ベッドから起き上がることもできないという事態になってしまうこともあります。
さて、実はそこまで到達するには段階があり、そこに至るまでの副腎の状態は、それこそ、正常に近い段階から全く機能が果たせない「ほぼゼロ」の段階までさまざまです。
また、副腎はそれぞれの段階で、違った反応を示すことがわかっています。
それでは、ストレスに対する3段階を見ていきましょう!
⭐️警告反応期:
副腎がストレスに反応している段階です。
この段階ではほとんどの人が、まだストレスを自覚していません。
しかし、過剰なストレスと闘うために、副腎からのホルモン分泌は増加します。
精神的には疲れていなくても、副腎には負担がかかり始めている時期です。
疲れやすくなったり、寝つきが悪くなったりと、いつもと少し違う感じが身体に起こってきます。
この時点でストレスがなくなったり、コントロールできたりすれば、副腎疲労(アドレナルファティーグ)にならずに済みます。
⭐️抵抗期:
ストレスになんとか負けないように副腎が抵抗をしている段階です。
ストレスを感じていても、気力でがんばろうとしている時期でもあり、感情の起伏が激しくなったり、落ち込みやすかったり、不眠や疲労感、血圧や血糖値の不安定が出てきます。
副腎がストレスの量に見合うだけのホルモンを産生できないので、肥大をして増産体制に入り、コルチゾールが大量に分泌されるようになります。
まだこの段階で副腎疲労に適切な対処がされれば、最悪の事態は避けられます。
⭐️疲労困憊期:
ここまでくると副腎は文字通り、疲労困憊の段階です。
ストレスにまったく対応できなくなり、臓器は萎縮し、コルチゾールの分泌量は低下もしくは非常に不安定になります。この状態が長く続くと身体のエネルギーが低下し、身体も衰弱、うつ症状などの精神不安定な状態になります。また副腎が機能しないことで、心身にさまざまな症状があらわれてきます。
こうしたストレスの3段階で、症状が出てくるまでには、数週間から数ヶ月、さらには数年かかるケースもあります。
しかし、警告反応期では、多くの人はストレス過剰であることに気付いてはいません。
本当はこの段階ですでにストレスの許容量は超えているのにかかわらず・・・
そして、この段階からまだ無理をしてしまうと、自然と「抵抗期」へ移行し、副腎疲労の状態に突入していきます。さらに進行すると「疲労困憊期」に入り、今度こそ身体が動かない状態に陥り、精神的にも不安定な状態になります。
こうやって段階を追うごとに、自分でもはっきりわかるような症状が出てきます。
極度の疲労感や膝、腰、足などに繰り返し起こる障害、免疫機能の低下が起こり、さらには精神的な落ち込み、物事を悲観的、否定的にとらえるようになってきます。
もちろん、この状態になってもしっかりとした副腎疲労のケアをしていけば回復できますが、それなりに時間もかかってしまうので、なるべくこの段階に至るまでにストップをかけたいものですね。
先に述べたストレスによる症状に心当たりがある方や、前回のblogでもお話したさまざまなストレスに当てはまるものが多い方は、ストレスは怖いものだということを是非認識していただいて、ストレスの量を減らしたり、コントロールしていただければと思います^^。
今日はここまでにしておきましょう。
ではまた次回に^^。
Thank you for reading to the end.
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Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
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