代謝の話

自分の今のエアロビック機能を測ってみよう!

ランニングの前にストレッチをする女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、ここ3回ほど、エアロビック運動(脂肪を燃焼する運動)についてお話してきました。

副腎がしっかりと働いていくには、細胞のミトコンドリアでスムーズにエネルギーが作られることが重要。
そして、エネルギーの作られ方には糖質由来と脂質由来があり、この混合燃料をいかに必要な時に使えるかどうかがまた大切な要素になります。

糖質と脂質からのエネルギー産生がどちらもうまく行っていないような方も中にはいますが、現代の糖質過剰な食生活を考えると大抵の方が糖質由来のエネルギーの使い方に慣れてしまっていて、なかなか脂肪を使うシステムが動いていない人が多いのです。
元々、脂質を使うエネルギーシステムは、糖質が切れた時に活性化しますが、糖質過剰な生活をしていると糖質が次から次へと入ってくるので、糖質が切れることが少なかったり、またその食生活により血糖値が上がることが多くインスリンというホルモンを大量に分泌するので、このインスリンによって脂肪の蓄積が促進され、脂肪の燃焼が抑制されることも脂質のエネルギー代謝を低下させてしまうことにつながります。

 

 

 

 

糖質を使うエネルギーシステムと脂質を使うエネルギーシステムが効率よく使えると、1日を通して疲れずに動けますし、細胞のミトコンドリアの働きが良いので、筋肉はもちろん内臓の働きも順調になります。

 

 

 

このことが副腎の働きにもとても重要なのです。

 

 

 

そして、このエネルギー代謝のシステムを順調に働かせることに深く関わっているのが、「3大栄養素の摂取バランス(適正な炭水化物摂取量)」と「普段どんな運動しているか(筋肉を使っていることが多いか)」なのです!!!

 

脂肪を燃焼してエネルギーを使うシステムをしっかりと機能させるには、1つには、糖質の過剰摂取を改め、良質な脂質とタンパク質を充分に摂取することが大切です。
そして、もう一つには、糖質をエネルギーとして動く筋肉だけではなく、脂質をエネルギーとして動く筋肉をよく使うことがとても重要になります。

 

 

 

 

脂質をエネルギーとして動く筋肉は、エアロビック筋(遅筋)と呼ばれていて、どちらかというと持久系の大きな筋肉を言います。そして、糖質をエネルギーとして動く筋肉は、アネロビック筋(速筋)と呼ばれていて、いわゆる二の腕の筋のような瞬発力に優れた筋肉です。

実は、このアネロビック筋を鍛えるような筋力トレーニングや短距離走などの全力疾走を繰り返していると、怪我や故障が多くなります。
またさらにはこの運動の強度が高過ぎると、身体へは強いストレスになり、活性酸素も大量に発生して、「副腎疲労」にもなりやすいのです。

筋力トレーニングをがっつりやって、その後に丼ぶり飯をかっこむというのはまさに「副腎疲労」そして怪我や故障が多いアスリートの典型です。

 

 

 

 

逆に、脂肪を燃焼するエアロビック筋を使ったトレーニングをしっかり積んでいくと、糖質が切れたとしても、脂質からエネルギーが順当に補給されていくので、筋肉の働きが途中でストップし、故障・怪我をしたりすることもなくなります。

もちろん、あまり疲労を感じることもなく、集中力が切れることもなくなります。

 

 

 

糖質過剰な食生活と、アネロビック筋ばかり使うような運動は、血糖値の上下を引き起こすことはもちろん、身体への極度なストレスとなり、副腎疲労を促進させます。
ぜひ、食生活を改善し(自分に合った適正なバランスで食事をし)、脂肪を使うエネルギーシステムを活性化してあげてください。

この2つが出来れば驚くほど身体の調子が良くなりますから。

 

 

 

⭐️ エアロビックベースがしっかりと構築されているかどうかをチェックする

 

前回お話したハートレートモニターを使ったエアロビックトレーニングを続けていくと、どのぐらい成果が表れているのかが気になってくる方もいると思います。

そこで、どのぐらい脂肪を効率よく燃焼するシステムが働いているか、チェックする方法をお話しましょう!

 

 

 

 

よく使われるのが「MAFテスト」と呼ばれるものです。

MAFテストとは、「Maximum Aerobic Function Test」の略。
最大のエアロビック心拍数内で出すことができる最大スピードを測定し、どのぐらいエアロビック筋が鍛えられているかをチェックするものです。

 

 

 

 

MAFテストなんて、ちょっと難しそうな名前がついていますが、測定方法はいたって簡単。

最大エアロビック心拍数を保って、一定距離間で運動を行い、そのタイムを測定していきます。
もちろん、180公式で求めた最大心拍数とハートレートモニターを使って・・・。

 

 

 

測定時の注意点をお話しておきましょう。

 

 

⭐️ 同じ場所で行う。

⭐️ 同じ時間帯で行う。朝と夜とでは身体の状態が違うので、できるだけ同じ時間帯でテストする。

⭐️ 体調を整える。体調が悪いときにはしない。また睡眠不足の時に行うと正確なテストが出来ない。

⭐️ トレーニングの前にやるか、後にやるか、統一しておく。

⭐️ 必ず測定前に15分ほどのウォーミングアップをする。心拍数を高めることで正確なデータを取ることができる。

⭐️ 定期的にテストを行う。できれば3週間ごとにテストを行い、グラフにするのが望ましい。

 

 

MAFテストをグラフにしたもの|副腎疲労blog

 

 

ぜひ、MAFテストやってみてください^^。

 

大抵、トレーニング当初は非常に大きな進歩が見られることが多いですが、そのうち上達はゆっくりとなり、途中伸び悩むときも出てくると思います。
基本的には伸び悩みも正常であることが多いです。この時期は適応と回復が必要となる期間だったりもします。

 

ただ、かなり長引くような異常な伸び悩みの場合は、何かしらの問題が起こっていることもあります。
ストレスやオーバートレーニング、そして、不適切な食事や栄養のアンバランス、脱水症状が関わっていることもあります。そのほか、病気や怪我、疲労が関係していることもあり、自分の身体の状態をしっかりと把握しておく必要があります。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

また次回に^^。

 

 

 

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小菅一憲

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脂肪を燃焼するエアロビックシステムを強化しよう!

夕暮れ時にランニングしている後ろ姿|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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運動には、エアロビック・ゾーンとアネロビック・ゾーンとがあります。

そして、その境界線となるのが、昨日お話した「最大エアロビック心拍数」です。
この最大心拍数を境にそれ以上の心拍数の運動はアネロビック運動、それ以下の運動はエアロビック運動となります。

 

 

 

よく言われるのがトレーニングをしながらも隣にいる友人やパートナーと楽しく会話をしながら出来るぐらいの強度の運動というものです。
私も副腎疲労の方が「運動を始めたいのですが・・・」と言われたら、まず、楽しく会話できる程度の軽い強度のウォーキングやランニングを勧めます。そして、息が上がって消耗するようなトレーニングはしてはいけないというお話をします。

これ、まさにエアロビック・ゾーンの運動をお勧めしているわけですが、実はこれだと確実にエアロビックかどうかの信憑性は低くなります。

 

 

そして、この境界線を知る方法として、一般的に用いられてきたのは「220公式」と言われる方法です。
これは「220ー年齢」を最大心拍数として、これに65%〜85%を掛けた数値が最大エアロビック心拍数としているものです。

しかし、65%〜85%という幅のある数値がトレーニングをしていく上で非常に曖昧なこと、そして「220ー年齢」を最大心拍数としているのですが、実際の最大心拍数との誤差があるということで、カイロプラクターのマフェトンは新しく「180公式」を作ったのです。
※最大心拍数:運動によって極限にまで上昇した心拍数のことで、年齢とともに下がっていく

 

 

 

この180公式は、マフェトン博士が数多くの臨床実験を行った結果得られた公式で、体調も考慮し、前回のblogでもお話した4つの段階を作っています。

もう一度ここでお話すると・・・

 

 

⭐️ 2年以上、順調にトレーニングを行なっており、競技の成績も伸びている:180−年齢+5

⭐️ 過去2年、風邪をひいたのは1、2度で、大きな問題もなくトレーニングできている:180−年齢

⭐️ 競技の成績が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障や怪我を繰り返している:180−年齢−5

⭐️ 病気にかかっていたり、病み上がり、手術したばかり、退院したばかりである;180−年齢−10以上

 

 

この公式で計算すると、例えば私42歳の場合、180から42を引いた「138」という数値が最大エアロビック心拍数となります。
また、体脂肪を一番燃焼するのが、この最大エアロビック心拍数から10を引いた中の範囲なので、下限値128〜上限値138という数値の間で運動を行うと一番脂肪を使うトレーニングが出来る(エアロビック筋を鍛える)ということになります。

 

 

 

 

脂肪を燃焼するエアロビックシステムが一度強化されると、糖質からのエネルギーが切れても効率よく脂肪からのエネルギーが供給されるので、疲れ知らずで集中力も続くようになります。

 

ぜひ、みなさんもこのゾーンを感じてみてください。

 

 

 

⭐️ ハートレートモニターを使おう!

 

心拍数と聞いて、運動中、測らなきゃならないんだーと思った方いると思います。
そうなんです。

面倒くさいと思ってもこれだけは、やってください。笑。

 

 

 

 

心拍数に無関心な方が多いと思いますが、感覚だけに頼っているといつのまにかストレスの強いアネロビックトレーニングになっていることも多いんです。
アネロビックシステムばかりを鍛えてしまうと脂肪が燃焼せずに蓄積し、糖質ばかりが燃えるという循環を作り出します。

これは何度も話しているように、糖質を一挙に使い果たし、糖質が底をつくと低血糖状態になり、副腎に負担がかかることはもちろん、新たな糖質を求めたり、精神的にも不安定になったり、エネルギー効率の悪い身体を作りあげてしまいます。

 

 

 

これは長い目で見ると、副腎の回復やパフォーマンスアップどころか、健康面において病気や故障を繰り返し引き起こすような原因になる場合が多いのです。

これに陥っている患者さんを何人か知っていますが、そういう方は何度お話しても、やはり身体を鍛えたいので筋力トレーニングを強化してしまったり、つい運動すると限界近くまでやってしまったり、どうしてもやれるところまでやってしまう方です。
そして、大抵そういったトレーニングをした後に、副腎疲労がひどくなって体調を崩しています。

前にもお話したように、私自身も身体を鍛えたくて、腕立て伏せや腹筋やらをやると必ず身体の調子が悪くなります。一時的には力がついたようで良い状態になるのですが、その後、関節が痛くなったり、風邪を引いたりして中断することが多い気がします。
とくに年齢が上がってからはそれが多くなりました。
運動強度によってはすぐにアネロビック・ゾーンに入ってしまうのでしょうね〜。

 

 

 

 

そんなこんなで、面倒でもこの「ハートレートモニター」を使った運動を心がけてください。笑。

腕や指で測るものは正確でない可能性があるので、胸にバンドをつけてそれを腕時計とワイヤレスで連動するものがお勧めです。

私は以前「POLAR」のを使っていましたね。

 

 

これだと、コード付きで指や耳たぶの脈を感じるものより、コードが運動の邪魔になったり、からまったりせず、身体の動きを妨げることがないので、より正確な心拍数を測ることが出来ます。

 

 

 

 

ぜひハートレートモニターを使って、ウォーキングやランニングを行ってみてください。

そう。もちろんエアロビック・ゾーンで行うことを忘れずに^^。

 

 

 

今日はここまで。

 

 

また次回に^^。

 

 

 

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エアロビックトレーニングは心拍数を基準にしよう!

ランニングしている男性の横姿|副腎疲労blog

 

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みなさん、3連休のお休みはいかがでしたか?

 

 

今日は風が冷たかったですが、3日間通して天気には恵まれて良かったですね〜!
私も3連休ではなかったのですが、通常の休みを満喫できました^^。

2日間とも海に入っていましたよ〜。
こんな寒い中で?とびっくりされる方もいると思いますが、気持ち良かったです。
そして、アフターサーフは、アウトレットによってお買い物に。
うちの奥さんも海に買い物に、リフレッシュ出来たようです。

 

 

 

さてさて・・・
昨日のblogでは、副腎を回復する、そして疲れを感じずにエネルギッシュに過ごすには、食事(3大栄養素)のバランスとエアロビック筋を使った運動がとても大事だという話をしました。

 

そして、アネロビック筋を鍛えるより前に、まずエアロビック筋を鍛えることが、私たちの血糖値の安定そして、エネルギー代謝のバランスにも大切なことです。

 

 

 

では、どうやってエアロビック筋を鍛えていけば良いのでしょう?

 

 

 

⭐️ 心拍数を基準に運動をする!

 

エアロビック筋は、体内に大量にある脂肪をエネルギーにして働くので、この筋肉を効率的に使えると、糖質を温存することができ、血糖値の安定そして疲れ知らずで身体を動かすことも可能なのです!

副腎の健康には、胃腸や肝臓、脳の働きも大切ですが、これらの臓器全てがしっかり働くためにも、1つ1つの細胞のミトコンドリアの中でエネルギーがうまく産生されることが大切です。
ミトコンドリアでは、ブドウ糖からのエネルギー産生と、脂肪酸からのエネルギー産生を行っていますが、これらが必要な時に必要な量しっかり作られると、細胞の働きも良いですし、筋肉の働きも良い、強いて言えば脳も内臓の働きも良いわけです。
胃腸も筋肉で蠕動運動をしているので、ミトコンドリアでのエネルギー産生効率が良いと胃腸の働きも良いのです。

 

 

 

何を食べるかも大切ですが、2つ目にはこのように脂肪を燃焼する(脂肪からエネルギーを作る)システムを構築するのも大切なのです。
※糖質からのエネルギー産生も大事ですが、脂肪からの代謝がうまく行っていない方がおおいです。

 

 

 

さて、この脂肪を燃焼するシステムを構築するには、本当の意味でのエアロビックトレーニングが必要です。
そして、その運動が自分にとってエアロビック運動になっているかどうかを判断するには、心拍数を基準にしていきます。

簡単に言うと心拍数が上がり過ぎない運動(強度が低い)が、エアロビック運動で、心拍数が高い運動(強度の高い)になるとアネロビック運動になります。

 

正確には、運動生理学の研究室で、呼吸商を測定し、体内で燃える糖質と脂質の割合を確認し、さまざまな強度の運動を行いながら、その時の心拍数と呼吸商を測定することで、エアロビック運動をしている時の最大心拍数を測っていきます。
しかし、これを全ての人ができるわけではありませんよね〜。
※呼吸商:消費された酸素と身体から排出された二酸化炭素の割合を測ったもの

 

 

 

 

そこで、今日は、カイロプラクターのマフェトン博士が推奨する「180公式」をみなさんにご紹介しましょう!

 

この方法では、基準となる心拍数を簡単に決めることができ、呼吸商から割り出す心拍数ともほぼ同数値となるので、とてもお勧めなんです。

 

 

 

⭐️ 最大エアロビック心拍数の決め方「180公式」

 

基本的には、180から自分の年齢を引いた数が、その方の最大エアロビック心拍数になります。
そして、その心拍数の数値を超えないところで運動を継続するのです。
これこそが、「エアロビックトレーニング」になります。

 

そして、年齢だけでなく、その方の身体の状態にも数値は左右されます。
下記を参照してください。

 

 

⭐️ 2年以上、順調にトレーニングを行なっており、競技の成績も伸びている:180−年齢+5

⭐️ 過去2年、風邪をひいたのは1、2度で、大きな問題もなくトレーニングできている:180−年齢

⭐️ 競技の成績が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障や怪我を繰り返している:180−年齢−5

⭐️ 病気にかかっていたり、病み上がり、手術したばかり、退院したばかりである;180−年齢−10以上

 

 

全く運動していないような運動不足の人も、1番下の180−年齢−10以上からスタートしましょう。

 

 

 

今日はちょっと長くなったので、続きは次回に。

 

ではでは^^。

 

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

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糖質をエネルギーとする筋肉と脂肪をエネルギーとする筋肉

エアロバイクを漕いでいる格好いい女性|副腎疲労blog

 

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私たちの身体には、エアロビック筋とアネロビック筋という2種類の筋肉があります。

 

エアロビック筋は、遅筋とも呼ばれ、赤味を帯びた筋肉です。
収縮の速度は遅いのですが、持久力に優れた筋肉で、この筋肉を動かす時に使われるエネルギー源は、体内にある「脂肪」と言われています。
背中の筋肉など大きめの筋肉に多く、姿勢を維持したり、ゆっくりとした運動や歩行時に使われます。

 

アネロビック筋は、速筋とも呼ばれ、白味の筋肉です。
エアロビック筋に比べて収縮が早く、一挙に力強いパワーが出せます。瞬時に力を出すことが出来るので、いわゆる瞬発力に優れた筋肉と言えるでしょう。
そして、こちらの筋肉はエネルギー源として、主に「糖質」を使用しています。
二の腕の筋肉などの小さくても分厚い筋肉に多く、全力疾走をしたり、重いものを持ち上げる時などに使われます。

 

 

 

 

もちろん、どちらも大切な筋肉ですが、副腎を回復していく上で大切になってくるのが、エアロビック筋です。

 

 

 

⭐️ エアロビック筋を鍛えることが副腎疲労の予防や回復につながる!?

 

エアロビック筋は、体内の脂肪をエネルギー源として使うので、この使い方が身についてくると身体が疲れることなく、動かせるようになります。
脂肪は、体内に無限とはまで言わないですが、豊富にあるので、糖質のようにあまり底尽きることはなく、長時間にわたって運動を継続することができるようになります。

さらに、エアロビック筋を使えるように鍛えていけば、体内に貯蔵量が限られている「糖質」を節約出来ます。
その結果、運動で使う糖質を節約できることで、それが脳にまわせるようになり、脳は元気にフル活動できます。
これが、集中力や記憶力アップにもつながります。

もちろん血糖値の安定にもつながります。

 

 

 

前のblogでもお話しましたが、血糖値が安定すると副腎は負担がかかりずらいのです。

血糖値が安定すれば、常に空腹を感じたり、甘いものを欲しくなることもなく、それによる精神不安定な状態もなくなります。

もし、アネロビック筋ばかり使うような運動をしていると、糖質を過剰に消費し、血糖値も不安定になることで、甘いものや過食をしてしまったり、副腎にも負担がかかることになります。
また、糖質を使って身体を動かすことに慣れて、なかなか脂肪を燃焼した活動が出来なくなってくるのです。
こうなってくると、糖質が底を尽きるとすぐに低血糖が起こり、エネルギー不足に陥ります。もちろん、副腎にも負担がかかりますし、疲労感や倦怠感、集中力の低下などが起こってくるのです。

 

 

エアロビック運動とアネロビック運動をしている様子を描いたかわいい絵|副腎疲労blog

 

 

実は、前回までお話してきた食事のバランスと身体の筋肉の使い方は、密接につながっています。

 

 

たとえば、炭水化物(糖質)過剰な生活をしていれば、入ってくる糖質の量が多いので、糖質を使ったエネルギーの作り方に身体が染まっていき、なかなか脂肪を燃焼してエネルギーを作るルートが活性化出来ない状態に陥ります。もし、この時に持久系の運動をせずに、筋力トレーニングのようなアネロビック運動ばかり行っていたら、どうでしょう。

それこそ、糖質をたくさん食べて、それをアネロビック筋で大量に使うという流れが出来ます。
その流れの中で、脂肪は一切使われないので、糖質が底をつけば、また糖質が欲しくなるという悪循環に陥るわけです。

またエアロビック筋に比べてアネロビック筋は、とても故障しやすい筋肉なので、とくにそういう食生活と運動をしていると、エネルギー(糖質)が切れた時に筋肉の動きが止まり、怪我もしやすくなります。
アネロビック筋を使う運動は強度が高く、活性酸素による筋肉へのダメージが大きく、回復にも時間がかかるのです。
そして、そういった筋力トレーニングは過剰になってくると、副腎の負担(ストレス)にすらなります。
また血糖値の上下が激しいことで、脳や神経系へのダメージも大きくなります。

 

血糖値の上下が大きいということは、インスリンの分泌量も多いということです。
インスリンは、脂肪として貯蓄するのを促進したり、脂肪の燃焼を抑制する働きがあるので、より脂肪からエネルギーを作ることが難しくなり、痩せづらくもなるということです。

 

 

 

 

逆に、糖質は適量、たんぱく質と脂質もしっかり摂るような食事をして、持久系のエアロビック筋を使う運動をやっていたとしたら、糖質が切れても、しっかりと脂肪からエネルギーを作るルートが活性化しているので、途中でエネルギー切れに陥ることがありません。

疲労感や、集中力、記憶力の低下、精神不安定なども起こらず、1日を通して集中力が続き、エネルギッシュに動くことが出来ます。

効率的に脂肪を燃焼するので、適正な体重に近づいていきます。

 

 

これらのことが、私たちの身体、さらにいうと脳や筋肉、内臓を構成している60兆個の細胞の働きに関わり、いやゆるミトコンドリアの機能の良し悪しにつながります。

これ、ひっじょうに副腎機能につながりますので、また詳しくは別の機会で話していきます。

 

 

 

 

1番良いのは、食事のバランスをしっかり取った上で、エアロビック筋をゆっくり鍛えてあげるということです。
もちろん、アネロビック筋を鍛えるのも無駄ではありません。

ただ、まずはエアロビック筋を鍛えて、しっかりとしたエアロビックシステムを築き上げた上(脂肪を使う身体のシステム)で、アネロビック筋を鍛え始めましょう。

 

男性に多いのですが、筋肉をつけたいがためにエアロビック運動を怠って、アネロビック筋ばかりを鍛えるようなことをしていると、怪我や病気を引き起こすことになりますので、注意しましょう。

 

 

 

私も、どうも夜に腕立てや腹筋などをやり始めると風邪を引きやすくなる傾向にあります。
これは、まさにこういったことと関連しているのでしょう。

 

次回は、エアロビック筋を鍛える方法についてお話していきますね。

 

 

ではでは^^。

 

 

 

また次回をお楽しみに^^。

 

 

 

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国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・ 
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。 
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。 
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。 
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile 
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/ 
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方 
副腎疲労の症状に当てはまる方 
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・ 

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。 
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。 
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま 
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。 
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。 
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.