みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
さて、ここ3回ほど、エアロビック運動(脂肪を燃焼する運動)についてお話してきました。
副腎がしっかりと働いていくには、細胞のミトコンドリアでスムーズにエネルギーが作られることが重要。
そして、エネルギーの作られ方には糖質由来と脂質由来があり、この混合燃料をいかに必要な時に使えるかどうかがまた大切な要素になります。
糖質と脂質からのエネルギー産生がどちらもうまく行っていないような方も中にはいますが、現代の糖質過剰な食生活を考えると大抵の方が糖質由来のエネルギーの使い方に慣れてしまっていて、なかなか脂肪を使うシステムが動いていない人が多いのです。
元々、脂質を使うエネルギーシステムは、糖質が切れた時に活性化しますが、糖質過剰な生活をしていると糖質が次から次へと入ってくるので、糖質が切れることが少なかったり、またその食生活により血糖値が上がることが多くインスリンというホルモンを大量に分泌するので、このインスリンによって脂肪の蓄積が促進され、脂肪の燃焼が抑制されることも脂質のエネルギー代謝を低下させてしまうことにつながります。
糖質を使うエネルギーシステムと脂質を使うエネルギーシステムが効率よく使えると、1日を通して疲れずに動けますし、細胞のミトコンドリアの働きが良いので、筋肉はもちろん内臓の働きも順調になります。
このことが副腎の働きにもとても重要なのです。
そして、このエネルギー代謝のシステムを順調に働かせることに深く関わっているのが、「3大栄養素の摂取バランス(適正な炭水化物摂取量)」と「普段どんな運動しているか(筋肉を使っていることが多いか)」なのです!!!
脂肪を燃焼してエネルギーを使うシステムをしっかりと機能させるには、1つには、糖質の過剰摂取を改め、良質な脂質とタンパク質を充分に摂取することが大切です。
そして、もう一つには、糖質をエネルギーとして動く筋肉だけではなく、脂質をエネルギーとして動く筋肉をよく使うことがとても重要になります。
脂質をエネルギーとして動く筋肉は、エアロビック筋(遅筋)と呼ばれていて、どちらかというと持久系の大きな筋肉を言います。そして、糖質をエネルギーとして動く筋肉は、アネロビック筋(速筋)と呼ばれていて、いわゆる二の腕の筋のような瞬発力に優れた筋肉です。
実は、このアネロビック筋を鍛えるような筋力トレーニングや短距離走などの全力疾走を繰り返していると、怪我や故障が多くなります。
またさらにはこの運動の強度が高過ぎると、身体へは強いストレスになり、活性酸素も大量に発生して、「副腎疲労」にもなりやすいのです。
筋力トレーニングをがっつりやって、その後に丼ぶり飯をかっこむというのはまさに「副腎疲労」そして怪我や故障が多いアスリートの典型です。
逆に、脂肪を燃焼するエアロビック筋を使ったトレーニングをしっかり積んでいくと、糖質が切れたとしても、脂質からエネルギーが順当に補給されていくので、筋肉の働きが途中でストップし、故障・怪我をしたりすることもなくなります。
もちろん、あまり疲労を感じることもなく、集中力が切れることもなくなります。
糖質過剰な食生活と、アネロビック筋ばかり使うような運動は、血糖値の上下を引き起こすことはもちろん、身体への極度なストレスとなり、副腎疲労を促進させます。
ぜひ、食生活を改善し(自分に合った適正なバランスで食事をし)、脂肪を使うエネルギーシステムを活性化してあげてください。
この2つが出来れば驚くほど身体の調子が良くなりますから。
⭐️ エアロビックベースがしっかりと構築されているかどうかをチェックする
前回お話したハートレートモニターを使ったエアロビックトレーニングを続けていくと、どのぐらい成果が表れているのかが気になってくる方もいると思います。
そこで、どのぐらい脂肪を効率よく燃焼するシステムが働いているか、チェックする方法をお話しましょう!
よく使われるのが「MAFテスト」と呼ばれるものです。
MAFテストとは、「Maximum Aerobic Function Test」の略。
最大のエアロビック心拍数内で出すことができる最大スピードを測定し、どのぐらいエアロビック筋が鍛えられているかをチェックするものです。
MAFテストなんて、ちょっと難しそうな名前がついていますが、測定方法はいたって簡単。
最大エアロビック心拍数を保って、一定距離間で運動を行い、そのタイムを測定していきます。
もちろん、180公式で求めた最大心拍数とハートレートモニターを使って・・・。
測定時の注意点をお話しておきましょう。
⭐️ 同じ場所で行う。
⭐️ 同じ時間帯で行う。朝と夜とでは身体の状態が違うので、できるだけ同じ時間帯でテストする。
⭐️ 体調を整える。体調が悪いときにはしない。また睡眠不足の時に行うと正確なテストが出来ない。
⭐️ トレーニングの前にやるか、後にやるか、統一しておく。
⭐️ 必ず測定前に15分ほどのウォーミングアップをする。心拍数を高めることで正確なデータを取ることができる。
⭐️ 定期的にテストを行う。できれば3週間ごとにテストを行い、グラフにするのが望ましい。
ぜひ、MAFテストやってみてください^^。
大抵、トレーニング当初は非常に大きな進歩が見られることが多いですが、そのうち上達はゆっくりとなり、途中伸び悩むときも出てくると思います。
基本的には伸び悩みも正常であることが多いです。この時期は適応と回復が必要となる期間だったりもします。
ただ、かなり長引くような異常な伸び悩みの場合は、何かしらの問題が起こっていることもあります。
ストレスやオーバートレーニング、そして、不適切な食事や栄養のアンバランス、脱水症状が関わっていることもあります。そのほか、病気や怪我、疲労が関係していることもあり、自分の身体の状態をしっかりと把握しておく必要があります。
今日はここまでにしましょう。
また次回に^^。
Thank you for reading to the end.
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
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食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
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What is Chiropractic?
カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。
カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。
Thank you for reading to the end.