睡眠を取る理由
こんにちは。
最近、質の良い睡眠がとれていない人が多いと感じています。
そんなわけで今月のテーマは「睡眠」で行きましょう!
この機会に是非みなさんも大切な睡眠のこと、見直してみてくださいね^^。
現代では、日の出と共に起きて、暗くなったら仕事をやめ、早々と寝ていた時代と違って、深夜まで活動を続けることが多くなりました。
そして街の光は明るく、夜でも昼と同じように過ごすことも可能な時代です。
しかし、それに伴い現代人の睡眠に関わる悩みは増えているともいえます。
その代表的なものは「不眠症」。
眠れない、熟睡できないなど。また眠れるけれど、なかなか起きれないという人もいるでしょう。
このような不調は、少しであればそのままにしがちですが、甘くみてはいけません。
知らず知らずに、心、身体、大脳にまで確実に悪い影響を及ぼしているのです。
人間は人生の1/3は寝ていると言います。
ではなんのために睡眠をとるのでしょう。
睡眠をとる理由とは・・・
疲労回復
傷の修復(特に大脳の休息)
皮膚の新陳代謝
筋肉、骨格の成長
記憶の整理
などがあります。
健康的に生きていくには、睡眠は本当に大事なものです。
どんなに食に気をつけたり、運動を定期的に行っていても、睡眠をとらなければ人間は倒れてしまいます。
睡眠には、とくに大脳を休ませるという重要な役割があります。
日中、脳を使うとたくさんのホルモンや神経伝達物質が使われます。これら物質は使われると間もなく死んでしまうのですが、そうなると脳にも疲労物質がたまるのです。その後それらが睡眠物質に変わり、眠くなります。それだけ大脳では神経伝達物質が使われ、疲労もたまるということなのです。
このように、大脳を休めるために必要不可欠な「睡眠」。
前述したように、近年では不眠の人が増えていますが、ほぼ200万人の人が睡眠薬を飲んでいるというので、現代病とも言えるのかもしれません。
不眠について
さて、不眠のことについて少し触れておきましょう。
〈入眠障害〉
寝ようと思って布団に入っても寝つきが悪く、なかなか眠れない。
〈熟眠障害〉
睡眠時間をたっぷりとったつもりでも、ぐっすり眠った感じがしない。
〈中途覚醒〉
夜中に何度も目が覚めてしまい、そのあと再び寝つくのが難しい。
〈早朝覚醒〉
朝早く目が覚めてしまい、まだ眠りたいのに眠れなくなってしまう。
どうでしょう?あてはまる人もいるのではないでしょうか。
この状態が週に3回1ヶ月続いたら「不眠」と診断されます。
最近の研究で、アメリカのCDC(大きな病気の検査センター)が調べた調査では、アメリカ12の州で調査した結果、35%の人が7時間寝ないということがわかりました。
また国家レベルでの研究では、23%の人は集中力が低下し、18%の人は物覚えが悪く、11%の人が思うように運転できなくなっているというのです。
必要な睡眠時間は個人差がありますが、多くの人で6時間未満の睡眠が続くと、正しい判断を瞬時に行う力が最大限に発揮できず、ミスが増える傾向にあります。
睡眠は、量も質も削らないほうが生活の質があがるのですね^^。
しかし、逆に寝れば寝る程いいのかというと実はそうでもありません。
ある統計では平均7時間半以上寝ている人は死亡率が上がるそうです。
ちょうど良い睡眠時間とは6時間半〜7時間半。
もちろん睡眠のとり方や適度な時間は、人によって違いますが、自分にとってちょうど良い睡眠時間をとってあげることが大切です。
ちなみに成長段階にある子供は、さらに十分な睡眠が不可欠です。
米国では、起床時間を7時として、小学生は21時までに寝かせるのが当たり前なのですね。
「うつ病になったり、自殺する子は就寝時間が遅い」「睡眠時間と成績は比例する」というデータもあります。中高生も8~9時間程度寝るのが理想ですが、個人差があるので、適正な睡眠量を見つけましょう。
睡眠量の目安として朝食後もまだ眠たがったり、日中居眠りが多いようなら睡眠が足りてない証拠です。
現代はパソコンの生活が多いことで、睡眠時間が極端に少なくなっている方がたくさんいます。
睡眠が少なくなることで、大脳のしっかりとした休息が取れなくなるので、大問題です。
体が快調で満足感の高い毎日を送るために、適度で質の良い睡眠は不可欠。まさに健康の土台ともいえるものでしょう。
不眠の状態が当てはまる人はもちろん、睡眠時間がいつも6時間未満、また自分にとって適度な睡眠が取れてない人など・・・。
一度生活のリズムを見直してみましょう。
「睡眠」は大事なものなんです^^。
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