みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
早いもので、今日で2月も終わり。
明日から3月です。
この時期になってくるとだんだんと・・・
鼻がムズムズする!
目がかゆい!
急にくしゃみが出る!
などの症状が出てくる方がいます。
そう!
憎っくき「花粉症」です。
花粉症については、毎回この時期になると書いているので、人によっては耳にタコかもしれませんが、今日は花粉の飛散のピークを迎える前の対策について書きたいと思います^^。
花粉症は日本だと主に、3月〜5月に飛ぶ「スギ」や「ヒノキ」による花粉症がとくに問題となっています。
もちろん、夏〜秋にかけてのイネやキク科の花粉にアレルギーを持っている方もいますが、日本では断然、このスギとヒノキの花粉症に悩まされている人が多いです。
今年の飛散量は日本列島の多くの場所で、前年を上回ると予想されていて、スギ花粉のピークは3月、ヒノキ花粉のピークは4月と言われています。
⭐️ 花粉症の対策をしておこう!
まず花粉症の簡単な説明から^^。
花粉症はアレルギーの一種です。
アレルギーとは免疫の異常反応で、そこまで反応しなくても良いもの(異物や細菌・ウィルス)に過剰に炎症反応を起こすことで起こります。
言ってみれば、免疫の誤作動と言えますでしょうか。
この免疫システムが上手く働かないものには、アレルギーの他にも自己免疫疾患というものがあります。
自己免疫疾患というのは、自分の細胞や骨格筋、臓器、血液を免疫が異物と判断して攻撃してしまうものです。
どちらにしても、免疫のシステムが正常に働かないと起こるんです。
これ。
実はどちらも炎症が起きてもそれを抑える側の仕組み、もしくは異物や細菌・ウィルスに対しての許容範囲が少ないことによって起きます。
近年、アレルギーや自己免疫疾患が増えてきた原因には、環境汚染、住宅の変化(共同住宅、風通しが悪い)、重金属、化学物質、遺伝子組み換え食品などなど様々なことが言われています。
確かにどれも正しいでしょう。
しかし、大きな背景の一つとして考えられるのが、現代人の衛生環境です。
衛生環境が良くなってくるとアレルギーや自己免疫疾患は良くなりそうですよね。
でも実際は逆です。
衛生環境が良くなり、感染症が減るようになった時期と、このアレルギーや自己免疫疾患が増えてきた時期とが重なるのです。
実は、幼少時期に触れる菌の種類が少なければ少ないほど、正常な免疫システムが作られないということに関連しています。
逆に接する菌が多ければ多いほど、腸内細菌も多種多様になり、免疫の許容範囲が広くなります。
要は、ちょっとした菌や異物にはびっくりしなくなるのです。
小さい頃に菌にたくさん触れていると、菌や異物に対していちいち大きく反応していたら、免疫も疲れてしまいます。人間にそこまで害のないものに対しては免疫寛容が働くこと、また炎症が起きてもそれを抑える免疫システムがしっかりと働くようになると、菌に対しての許容力がついてくるわけです。
これが現代っ子になると、全くないんです。
何せ、お母さんがとにかく「ばい菌」を気にして、除菌や殺菌に躍起になっていますからね〜。笑。
そんな綺麗な環境で育てると、そりゃあ年齢上がってきて、新たに出会う菌や異物が例えありふれているものだとしても、過剰反応してしまうってわけです。
さて、例のごとく前置きが長くなってしまいましたが(笑)、花粉は鼻や口、目から入ってくると粘膜に触れて花粉の成分が溶けて内側に入ってきます。
そうすると、IgEの抗体がその花粉を捕まえます。
IgEの抗体が花粉と接するとIgEについている肥満細胞から「ヒスタミン」という物質が分泌され、このヒスタミンが鼻水やくしゃみ、蕁麻疹などを引き起こして、異物を外に出そうとします。
その方のIgEの量にもよりますが、この炎症反応が大きくなればなるほど、花粉の症状が酷くなります。
花粉症の症状を予防するには、何よりも私たちの免疫の状態を良くしておくこと、そして炎症を抑えるシステムをうまく働かせること、さらにはステロイドホルモン(炎症を抑える)を分泌する副腎を健康な状態にしておくことに尽きます。
日々の注意点や予防としては・・・
やはり花粉を防御することが挙げられるでしょう。
⭐️ マスクをする
⭐️ 洗濯物や外から帰ってきた時の洋服に注意する
⭐️ うがいや鼻うがいなどで侵入してきた花粉を洗い出す
そして、食事も結構大事です。
要はずっと話してきた「副腎」を元気にする食事がここでも有効なわけです。
⭐️ 甘いもの、血糖値を急激にあげるもの、炭水化物の過剰摂取をしない(副腎は血糖値コントロールをしているので、疲れてしまいます)
⭐️ 自分が合わない食材を摂らない、小麦製品や乳製品などなど(自分が合わない食材によって体内で炎症が起きることによって副腎がその火事の火消しに追われ、花粉の症状を抑える力が弱くなります)
⭐️ 粘膜を修復する「たんぱく質」や「ビタミンA(βカロテン)」、細胞分裂を促す「亜鉛」、IgEを減らす「ビタミンC」などを多く含む食材を摂る!
⭐️ オメガ6の油を控え目に、オメガ3を積極的に、お魚もよく食べる(前回のblogでまさにお話しましたね)!
最後にサプリメントや有効成分。
⭐️ 乳酸菌(腸は免疫の中心的な役割をしています。乳酸菌を摂ることでアレルギーが良くなるケースがたくさん報告されています)
⭐️ ビタミンD(炎症を抑える免疫システムを働かせてくれます。強力な抗炎症作用)
⭐️ 亜鉛
⭐️ ビタミンC
⭐️ EPA・DHA
⭐️ 月見草オイル(γリノレン酸:オメガ6系の油でも炎症を抑えるPG1を作りやすくなります)
⭐️ ケルセチン(免疫力アップ、アレルギー改善)
いかがですか?
副腎疲労の人は、アレルギーを持っている人が多いのですが、花粉症の方もとっても多いですね〜。
そりゃぁ、副腎が体内の火事(炎症)を一手に引き受けて火を消す作業をしていますから。
花粉によって身体のあちこちで火事が起きていたら、それを抑える副腎がしっかり働かないと症状ひどくなりますよね。
なので、もちろん、ストレスがかかっていたり、毎日仕事で疲れがピークだったり、そんな時も花粉症はひどくなります。
また花粉以外のアレルゲンによって体内で火事(炎症)が起きていたら、もちろんダブルパンチですから、そんな時も症状はひどくなります。
うちの患者さんでも、「花粉症の時期だけ大豆にアレルギー症状が出る」そんな方がいらっしゃいましたが、これはまさに副腎がダブルで火消しに追われて、許容量オーバーしてしまっている状態ですよね。
今年はひどい症状に悩まされないように、明日3月からケアしていきましょう。
今年けっこう飛ぶらしいですからね〜。
やだなぁ。
かくいう私も高校生から花粉症持ちです。
今では大分軽くなりましたが・・・。笑。
さて、今日はここまでにしましょう。
また次回をお楽しみに^^。
Thank you for reading to the end.
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
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Thank you for reading to the end.