日本人の死亡率
今日は少し真面目なお話です。
みなさんもなんとなくご存知かと思いますが、現在の日本における死因の第1位は、
「悪性新生物(がん)」です。
そして、特に部位別に見ると、肺がんが一番多く、次いで胃がん、大腸がん、肝がんの順と
なっています。
最近知ってビックリしたのが、女性は少し前までは大腸がんが1位だったのが
今では男女共に肺がんの死亡率が1位になっていたということ。
肺がんというと、タバコを吸っている男性に多いというイメージだったのですが、
いまはそれだけではないのですねぇ。
女性がなりやすい肺がんの種類
肺がんの種類にはいくつかあり、腺がん・小細胞がん・大細胞がん・扁平上皮がんがあります。
特に「腺がん」は、細い気管支と肺胞にできるもので女性に多いと言われてます。
これがけっこう怖い。
ちなみにタバコが原因と言われる「扁平上皮がん」は、肺門部近くにできて
進行が遅く、組織の表面で進行が起こるため早期発見であれば、比較的問題が少ないと言われてます。
なぜ男性に比べてタバコを吸わない女性に肺がんが多いのでしょう?
それも、タバコを吸わない女性にも、肺がんになる確率が高いという報告があるくらいなのです。
ピンとくるのは、タバコの受動喫煙だと思いますが、その原因は私達が思ってもいないところ
にありました。
それは、実は女性ホルモンなのです!
一生の間で、女性ホルモンに長くさらされてる期間が長いと、肺がんになりやすくなるというのです。
その理由を簡単に言うと、女性の中には肺の細胞に女性ホルモンが付着する「受容体」を持っている
人がいて、肺細胞の遺伝子が傷ついたとき、女性ホルモンの働きにより、がん細胞に変化する、とい
う仕組があるからだそうです。
この仕組みから、初経年齢が15歳より前に初まり閉経年齢が51歳以上で遅いと、
女性ホルモンと接触期間が長くなるため肺がんの発生率が高まるということになります。
ということは、更年期障害などで女性ホルモンの薬を服用している人も要注意ということですよね。
それもそう、肺がんになりやすいという報告も出ているそうです。
私は、こういう場合、できれば女性ホルモンの薬を使用せず、大豆などに含まれているイソフラボン
を使うと良いと思います。
イソフラボンは、女性ホルモンと似た作用があり、なおかつ女性ホルモンより小さい分子のため、
受容体に先にイソフラボンがくっつき、女性ホルモンの影響を受けづらくなるのです^^。
今日は少し怖いがんのお話でしたが、肺がんは進行が早いので、なかなか治りにくい
と言われています。
みなさんにもできるだけ肺がんのリスクを減らしていくように予防して頂きたいと思います^^。
ポイントは、受動喫煙をなるべく避けること、そしてできるだけ閉経後には、
お薬に頼るのでなくイソフラボンを摂ることです!
是非参考にしてみてくださいね。
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