Summary:
⭐️ 偏ることなく、たくさんの食べ物、栄養をバランス良く摂るということ
⭐️ 自然食や玄米菜食も問題が起こることがある!?
⭐️ 正しい食事をとれた時、食べ物は「究極の薬」になる!
みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
みなさん、炭水化物(糖質)についてのお話いかがでしたか?
タンパク質、脂質、炭水化物と3大栄養素についてかなり深くお話してきました。
あとビタミン・ミネラルがありますが、それはまた別の機会にお話するとして、まずはこの3大栄養素のことを頭に入れて、毎日の食事に活かしてみて下さい。
最後に「まとめ」として少し話しておきたいことがあります。
ここでお話した内容は、糖質を控える話や不足している油の話、そしてタンパク質の一日摂取量など、いままでの自分の食生活ではあまり考えたことがなかったことが大半だと思います。
これを読んで食生活を見直そうと思った方。いままでの慣れた食事から変えていくときに、最初は戸惑うかもしれません。また何をどのくらい食べていいのかと神経質になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、もう少しシンプルに楽しく考えてください。
要は、バランスよく何でも食べられるようになることこそが、目指すところで、健康な証拠なのです。
自分のカラダの調子が悪い、もしくは病気のときは、代謝力が落ちているので食べられないものがあったり、アレルギーが出たりします。カラダで食べたものをうまく代謝できないと、酸化したり毒素がたまったりすることで病気につながります。
勘違いする人がいるのですが、カラダの調子が悪いときや病気の時に適していた食事と健康に戻った時の食事では違います。病気のときにそういう食事が合っていたからと、ずっと同じ食事をしていると、また調子を崩すことがでてきます。
また健康な時に良い食べ物でも、病気のときはアクが強すぎてダメな場合もありますよね。
たとえば、カラダの調子が悪いときは、緑が強すぎる野菜よりは白い白菜などが合う場合があります。また、穀類も場合によっては代謝が落ちているときは玄米よりも白米、おかゆが合う時もあると思います。
私が言いたいのは、病気や不健康な状態から健康な状態まで、その時々によって食べられるものや適したものも違うということ、そしてその人のエネルギーの使い方や、代謝のタイプによっても栄養の摂り方が変わるということなのです。
そう考えていくと難しいのですが、要は病気のときは自分がしっかりと消化吸収し、代謝できるものを摂っていく。そして健康になったら、いろんな物をバランスよく食べることが重要なのだと覚えておいてください。
⭐️ 偏ることなく、たくさんの食べ物、栄養をバランス良く摂るということ
ここまで話してきた栄養の話で、常々バランスが大事であると言った話をしてきました。
全ての栄養素、そして食べ物に悪いものはありません。たしかに人が加工した食品や人工的に作り出した油や添加物などは摂らない方が良いもの。しかし、それ以外の食べ物は何でも偏らずバランスよく食べることが重要です。
今回の3大栄養素のところでも話してきた、リノール酸の摂り過ぎや糖質の摂り過ぎで起こる問題。そしてタンパク質やオメガ3の油が不足することで起こるカラダの不調。
全てはバランスを崩した結果ですよね。
それは世界の地域事での食事を見ていくとよくわかります。
イヌイットは極端に脂肪食をしていて、オメガ3の油を摂取していた食事でした。そして私たちはまったく逆で、糖質が多く、リノール酸の多い現代食。そこに起こった血管性の疾患。
またアフリカの方の人が、精製されていない穀類を摂っているのに比べ、西洋人は精製された小麦ばかりを摂っていました。そこで起こるのは腸における疾患。
乳製品を大量に摂る西洋人に多い乳ガンは、乳製品を全く摂らない中国人には起こらない病気です。
ちょっと話は逸れますが、ビタミンEでもトコトリエノールを含んだヤシの油を摂っているタイやマレーシアの女性に乳ガンの発生が少ないのも面白い事実です。
日本でも、うどんと丼が大好きな徳島県では、糖尿病がいつも日本でトップクラス。
そして塩分摂取の多い東北地方の人に高血圧や胃ガンが多いのもわかっています。胃ガンは日本では多いですよね。それは塩分のこと以外に、お茶をよく飲む習慣が関わっているということを言う人もいます。
ブドウ糖を摂り過ぎのアジア人。逆に果糖を摂り過ぎているアメリカ人。そういったことからもそれぞれにカラダの不調は必ず出てきています。
最近アメリカでは大豆がカラダに良いということですごいブームになっています。
これもアメリカ人が卵、乳製品、お肉をずっと摂ってきた人種だから、大豆を摂るようになるとバランスが摂れるということです。逆に日本人は昔から大豆が日常的に食べられています。毎日の食卓には、何かしらに大豆を使ったものが出てきますよね。
それなのに、健康に良いからと言って毎日豆乳を飲み、大豆製品をせかせか摂っていると、逆に摂り過ぎになって体調を崩してしまう場合も出てくるわけです。
そして、これは私もよくよく聞くことですが、みなさんが大好きな健康食品。これの摂り過ぎで体調を崩している人も多いです。
良かれと思って毎日摂る健康食品。しかし、バランスを考えた摂り方をしないとある一つの栄養素に偏ってしまう場合があります。またそういうものは天然のものから成分を抽出したものが多く、濃度の濃いものなので、摂りすぎるとアレルギーを起こすケースも少なくありません。
こう考えていくと本当に食っておもしろいことだと思いませんか?
全てのことが食に繋がっているとはいいませんが・・・
たくさんの食べ物、栄養をバランスよく摂ることがどれだけ重要か。
身にしみてわかると思います。
いままで偏った食事をしてしまった人は、大抵摂り過ぎた食品を控えて、他を増やしていくような食事にすると良くなってきます。
典型的な日本人に多いのは、糖質過多、低脂肪(リノール酸は過多)、低タンパク質です。だから糖質を控え、タンパク質を積極的に摂り、脂肪のバランスも考えると健康に近づくわけですね。
また精製したものや加工品も摂り過ぎなので、未精製で、天然の食べ物を摂っていくと調子が良くなるということなのです。
⭐️ 自然食や玄米菜食も問題が起こることがある!?
健康のために自然食(玄米菜食など)をやっている人に多いのですが、玄米の摂り過ぎで代謝障害が起きてしまう人がいます。
もちろん玄米はオススメ食品ですが、やはりアクが強く高分子のものなのである程度消化能力が必要です。甘い物を一切摂らずに玄米ばかり摂っていると腸内細菌が少なくなってしまうことがあります。またフィチン酸の問題もありますよね。フィチン酸がカルシウム、鉄、亜鉛などの大切なミネラルもくっ付けて排出してしまうので、うまく食べていかないとミネラル不足になってしまいます。ガンなどの病気の人にとっては、毒素を出すのにすごく適していて、有害物質や重金属を排泄するデトックス作用がある玄米、しかしいつもそればっかりだと問題を起こすということも覚えておきましょう。
そしてこれと同じことが食物繊維にも言えますね。ゴボウやヒジキ、豆などの繊維質をいつも摂っていると同じようにミネラル不足の栄養失調になります。
野菜の摂り過ぎによっても問題が起こる場合があります。野菜はカリウムを多く含んでいます。カリウムは塩分を排出してくれる作用があるので高血圧の人に良いと言われますが、普通に健康な人が、塩分を控えて野菜ばかり摂っていると、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れてかえって副腎に負担をかけることもあるでしょう。また塩を極端に控えることはミネラル不足も招きます。大抵の日本人は野菜不足なので、こういうことは起こりにくいですが・・・。
こう考えると、自然食をやっている人よりも、かえって何でも偏りなく食べている人が健康だったりします。笑。
健康をすごく考えている人が逆に体調を壊してしまったりする理由はこういうところにあったりします。バランス、重要ですね^^。
自分の本能に従って食べたいものを食べることもある意味必要だと思います。
「肉が食べたい!」と思った時は、カラダにタンパク質が不足している時かもしれません。
本能に従って食べたい時に食べたいものを食べて、食べたくない時は食べない。それで健康ならどれだけ幸せでしょう。
人間にはそういう感覚がもともと備わっています。しかし、加工食品や精製食品、砂糖ばかり摂っていることで現代人はそういう感覚が鈍ってきているのです。
砂糖を摂るのを止めた人が何より気付くのは、甘味に敏感になることです。
ちょっと砂糖が入っている食べ物を食べただけで、「甘い!」と感じるのです。
それだけ、前は感覚が鈍っていたということです。
ちなみに感覚が鈍っている時の「甘い物が食べたい!」は、砂糖の麻薬にカラダが惑わされているときなので、それは本能とは違います。
自分に昔から備わっている本能に従って、バランスよく食べられるようになりたいものです。
⭐️ 正しい食事をとれた時、食べ物は「究極の薬」になる!
最後に・・・
今回話してきたタンパク質、脂質、炭水化物の3大栄養素。
この摂取バランスは、健康的な生活を送るために大切な要素です。
自分にあった正しい比率で摂れた時に、一番エネルギーに溢れ、イキイキとして毎日集中力が続くような生活が送れるようになるでしょう。
食べ物を燃料として考えるなら、タンパク質、脂質、炭水化物をどのような比率で食べるかということは、燃料をどのような比率で自分のカラダに取り込むかというふうに考えることができると思います。人には燃料を代謝するタイプがそれぞれ違い、タンパク質を燃料にするタイプや炭水化物を燃料にするタイプ、ミックスタイプが存在します。
もし、自分に合った比率で食べ物を食べられたら、毎日パワー全開で走れます。
そして、脂肪を貯め込むこともなく、効率よく燃料を燃やせるわけです。
ここで書いてきた話は、今の日本人に一般的に当てはまると思いますが、人それぞれ摂る比率は違うと考えて下さい。
食事を変えて、調子がよくならなければ、それは自分に合っていない食事バランスかもしれません。もしくは何か自分に合わない食べ物を摂っているかもしれません。その時はカラダに良いものだからとある食事療法や食品に固執せず、少し変えてみてください。
少しずつ摂取バランスを変えていき、自分に合ったバランスが見つかった時は、しばらくするとその摂取比率を自分のカラダが自ら欲するようになります。カラダが発する声に耳を傾け食事を微調整していってみて下さいね。
人間のカラダは60兆個の細胞で作られていて、それらの細胞すべてがタンパク質、脂質、炭水化物によって作られ、維持されています。
正しい食事をとれた時、食べ物は究極の薬になります。
食事と栄養というのは、自分自身でもわからないことが多いです。自分がいいと思っていたことや食べ物が実は逆であったりすることもたくさんあります。
常に自分の体内環境を注意し、観察していくこと、そして知っておくことは「基本」だと思うのです^^。
みなさん。
絶対に良いものも
絶対に悪いものもありません。
自分のカラダが食べたいものをバランスよく摂る事。
それこそが大切なのです。
今日はここまでにしましょう。
次回をお楽しみに〜^^。
Thank you for reading to the end.
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。
Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。
▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。
Where is Clinic?
CHIROPRATICA
副腎疲労専門カイロプラクティック
東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)
▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。
Contact us
カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方
などなど・・・
当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。
初めてのご予約はこちらより↓
▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。
What is Chiropractic?
カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。
カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。
Thank you for reading to the end.