みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
私たちの身体には、エアロビック筋とアネロビック筋という2種類の筋肉があります。
エアロビック筋は、遅筋とも呼ばれ、赤味を帯びた筋肉です。
収縮の速度は遅いのですが、持久力に優れた筋肉で、この筋肉を動かす時に使われるエネルギー源は、体内にある「脂肪」と言われています。
背中の筋肉など大きめの筋肉に多く、姿勢を維持したり、ゆっくりとした運動や歩行時に使われます。
アネロビック筋は、速筋とも呼ばれ、白味の筋肉です。
エアロビック筋に比べて収縮が早く、一挙に力強いパワーが出せます。瞬時に力を出すことが出来るので、いわゆる瞬発力に優れた筋肉と言えるでしょう。
そして、こちらの筋肉はエネルギー源として、主に「糖質」を使用しています。
二の腕の筋肉などの小さくても分厚い筋肉に多く、全力疾走をしたり、重いものを持ち上げる時などに使われます。
もちろん、どちらも大切な筋肉ですが、副腎を回復していく上で大切になってくるのが、エアロビック筋です。
⭐️ エアロビック筋を鍛えることが副腎疲労の予防や回復につながる!?
エアロビック筋は、体内の脂肪をエネルギー源として使うので、この使い方が身についてくると身体が疲れることなく、動かせるようになります。
脂肪は、体内に無限とはまで言わないですが、豊富にあるので、糖質のようにあまり底尽きることはなく、長時間にわたって運動を継続することができるようになります。
さらに、エアロビック筋を使えるように鍛えていけば、体内に貯蔵量が限られている「糖質」を節約出来ます。
その結果、運動で使う糖質を節約できることで、それが脳にまわせるようになり、脳は元気にフル活動できます。
これが、集中力や記憶力アップにもつながります。
もちろん血糖値の安定にもつながります。
前のblogでもお話しましたが、血糖値が安定すると副腎は負担がかかりずらいのです。
血糖値が安定すれば、常に空腹を感じたり、甘いものを欲しくなることもなく、それによる精神不安定な状態もなくなります。
もし、アネロビック筋ばかり使うような運動をしていると、糖質を過剰に消費し、血糖値も不安定になることで、甘いものや過食をしてしまったり、副腎にも負担がかかることになります。
また、糖質を使って身体を動かすことに慣れて、なかなか脂肪を燃焼した活動が出来なくなってくるのです。
こうなってくると、糖質が底を尽きるとすぐに低血糖が起こり、エネルギー不足に陥ります。もちろん、副腎にも負担がかかりますし、疲労感や倦怠感、集中力の低下などが起こってくるのです。
実は、前回までお話してきた食事のバランスと身体の筋肉の使い方は、密接につながっています。
たとえば、炭水化物(糖質)過剰な生活をしていれば、入ってくる糖質の量が多いので、糖質を使ったエネルギーの作り方に身体が染まっていき、なかなか脂肪を燃焼してエネルギーを作るルートが活性化出来ない状態に陥ります。もし、この時に持久系の運動をせずに、筋力トレーニングのようなアネロビック運動ばかり行っていたら、どうでしょう。
それこそ、糖質をたくさん食べて、それをアネロビック筋で大量に使うという流れが出来ます。
その流れの中で、脂肪は一切使われないので、糖質が底をつけば、また糖質が欲しくなるという悪循環に陥るわけです。
またエアロビック筋に比べてアネロビック筋は、とても故障しやすい筋肉なので、とくにそういう食生活と運動をしていると、エネルギー(糖質)が切れた時に筋肉の動きが止まり、怪我もしやすくなります。
アネロビック筋を使う運動は強度が高く、活性酸素による筋肉へのダメージが大きく、回復にも時間がかかるのです。
そして、そういった筋力トレーニングは過剰になってくると、副腎の負担(ストレス)にすらなります。
また血糖値の上下が激しいことで、脳や神経系へのダメージも大きくなります。
血糖値の上下が大きいということは、インスリンの分泌量も多いということです。
インスリンは、脂肪として貯蓄するのを促進したり、脂肪の燃焼を抑制する働きがあるので、より脂肪からエネルギーを作ることが難しくなり、痩せづらくもなるということです。
逆に、糖質は適量、たんぱく質と脂質もしっかり摂るような食事をして、持久系のエアロビック筋を使う運動をやっていたとしたら、糖質が切れても、しっかりと脂肪からエネルギーを作るルートが活性化しているので、途中でエネルギー切れに陥ることがありません。
疲労感や、集中力、記憶力の低下、精神不安定なども起こらず、1日を通して集中力が続き、エネルギッシュに動くことが出来ます。
効率的に脂肪を燃焼するので、適正な体重に近づいていきます。
これらのことが、私たちの身体、さらにいうと脳や筋肉、内臓を構成している60兆個の細胞の働きに関わり、いやゆるミトコンドリアの機能の良し悪しにつながります。
これ、ひっじょうに副腎機能につながりますので、また詳しくは別の機会で話していきます。
1番良いのは、食事のバランスをしっかり取った上で、エアロビック筋をゆっくり鍛えてあげるということです。
もちろん、アネロビック筋を鍛えるのも無駄ではありません。
ただ、まずはエアロビック筋を鍛えて、しっかりとしたエアロビックシステムを築き上げた上(脂肪を使う身体のシステム)で、アネロビック筋を鍛え始めましょう。
男性に多いのですが、筋肉をつけたいがためにエアロビック運動を怠って、アネロビック筋ばかりを鍛えるようなことをしていると、怪我や病気を引き起こすことになりますので、注意しましょう。
私も、どうも夜に腕立てや腹筋などをやり始めると風邪を引きやすくなる傾向にあります。
これは、まさにこういったことと関連しているのでしょう。
次回は、エアロビック筋を鍛える方法についてお話していきますね。
ではでは^^。
また次回をお楽しみに^^。
Thank you for reading to the end.
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Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
私は・・・
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What is Chiropractic?
カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
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カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。
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