時間栄養学「いつ、どう食べるか!?」

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1日のリズムを作るのに朝食はとても大事・・・!?
夜遅く食べると太る・・・!?
そんなことよく聞きませんか?

今月は1日の時間帯によって栄養を考えていこう!ということをお話していきます^^。

 

 

時間栄養学の始まり

近年、体内で栄養素の代謝などのリズムを司る体内時計のメカニズムが詳しくわかり、時間栄養学という研究分野が注目されてきました。これまでは、エネルギーの過剰摂取が糖尿病をはじめとしたメタボリックシンドロームの原因と考えられてきましたが、実は日本人のエネルギー摂取量は年々減っていました。この矛盾は、今までの栄養学ではなかなか説明が出来ず、これに気づいた栄養学や生理学の専門家が、約15年間調べた結果、栄養素の代謝にも体内時計が関わっていることが突き止められたのです。
この調査・研究は病気だけでなく、ダイエットにも関係してきます。これからの時代、健康を考えるには、「何を食べるか」に加えて、「いつ、どう食べるか」が大切になってきたのです。

 

 

概日リズム=サーカディアンリズム

私たちの体には、約25時間の概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれる体内時計が備わっています。この体内時計によって、睡眠・覚醒リズム、体温リズム、食事リズムなど、生活リズムが作られているのです。体内時計はこのような1日リズムを持っていて、昼間は活動的に、夜間は安静にさせているので、このリズムに沿った生活を実践することが体内リズムを整えることにつながります。

 

このリズムは起床時間をスタートとしています。朝起きて、朝の光と食事などの刺激を受けて初めて動き始めます。
そして、昼は活動に適するように交感神経が優位となり、体温を上げ血圧や心拍数なども上昇します。夕方から夜間にかけては、副交感神経が優位となり、リラックスした状態をつくりだします。血流は穏やかになり、逆に内臓では消化吸収が活発に行われ、エネルギーを蓄える方向に傾きます。このほかホルモンの合成や分泌、免疫系に関わる細胞の数などもこのリズムの影響を受けていて、さらには、私たちの身体の成長や病気の回復などにも影響しています。
この1日のリズムに私たちの生活時間や食事のリズムをあわせることが健康やダイエットにつながると言われているのです。

 

いかがでしたか?
次回からはもっと深く、1日のリズムについてお話していきますね^^。

 

 

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