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炭水化物(糖質)carbohydrate|糖質からのエネルギーの作られ方

炭水化物(糖質)carbohydrate|糖質からのエネルギーの作られ方01

 

Summary:

 

⭐️ 炭水化物(糖質)の消化の流れと「糖新生」について

⭐️ クエン酸回路(TCAサイクル)でエネルギーを作る!?ビタミンB群の重要性

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回のblogでは、糖質は、炭素・水素・酸素で構成される有機化合物で、化学構造の特徴からブドウ糖などの単糖類、ショ糖やオリゴ糖などの小糖類、デンプン、グリコーゲンなどの多糖類に分類されるという話をしました。
主にエネルギー源として体内で利用される糖質は、ヒトをはじめとする体内にはわずかにしか含まれていません。
そのため、緑色植物が光合成でつくったデンプンなどの糖質をエネルギー源として摂取し、利用しています。

 

 

エネルギーをつくるときによく聞くTCAサイクル。

みなさんも学生時代勉強しませんでしたか?
三大栄養素は全てエネルギーになりますが、とくに糖質を理解する上でエネルギーをつくる流れは大切なので、今日は糖質からどのようにエネルギーが作られているか、お話をしていきましょう!

  

 

 

⭐️ 炭水化物(糖質)の消化の流れと「糖新生」について

  

食べ物からとった糖質(炭水化物)の多くは、咀嚼で部分的に消化され(唾液腺アミラーゼによって)、その後の胃ではほとんど消化されずに腸まで行きます。十二指腸まで到達した炭水化物は、十二指腸壁の膵管の開口部より流れる膵アミラーゼによって二糖類まで分解されます。さらに小腸でマルターゼやラクターゼなどの二糖類加水分解酵素によってブドウ糖(グルコース)にまで分解され、小腸壁から吸収されます。
その後血液を通して各細胞に運ばれ、エネルギーとして利用されますが、同様にエネルギー源となる脂質に比べて分解・吸収が早く、即効性があるのが特徴でもあります。
またエネルギーとなる以外の残りは、門脈から肝臓へ行って、グリコーゲンとして蓄えられますが、その貯蔵量には限界があるので、さらに余ったものは体脂肪となります。とくに今の食生活では、基礎代謝量以上の糖質(炭水化物)が摂取されることも多いので、余ったグリコーゲンが皮下に蓄えられ、これが肥満の原因となっているわけです。

 

 

脳のエネルギーとしても糖質は重要な栄養。
脳の膜(脳関門)を通過することができる栄養素がこの「グルコース」で、脳は体の中で最もグルコースを消費するところと言われています。
それもそう、総エネルギー消費量の1/5は脳の中で使われるのです。

脳内でエネルギー源として働いたグルコースは、通常、二酸化炭素と水に分解されて、体外に排泄されますが、1回限りの使い切りでリサイクルはできません。
脳は24時間フル回転で働いていますので、エネルギー源であるグルコースは、コンスタントに供給されている必要があります。供給が滞ると、記憶力も思考力も低下します。
脳を活発に働かせるためには、3回の食事でしっかり栄養を摂ること、またどのような形の糖質を摂るかも重要になってきます。
またスポーツをやるとしても、筋肉を動かすエネルギーもすべてグルコースですから、タイミングのよい糖質の補給は欠かせません。

 

 

 

 

ちなみに炭水化物には、消化や吸収の早いものと、遅いものがあります。吸収が早いのは、単体のブドウ糖や果糖などで、こうした炭水化物は、瞬発力はありますが持続力はありません。
もしスタミナ持続が目的なら、血糖値をできるだけ一定のレベルに保つことが必要です。
グルコースの血中濃度を継続的に、長く維持するためには、消化・吸収の遅い複合炭水化物を摂ることが秘訣です。
それには後のblogでも紹介するGI値(食後に血糖が上昇するスピードを食品別にあらわした数値)の低い食品を選べば良いということになります。

 

 

さて、ではもしもグルコースが不足した場合はどうなるでしょう?

 

総摂取カロリーに占める糖質の摂取割合が40%以下になると、エネルギーの材料が不足するために、身体がだるくなったり、集中力がなくなったりします。
その時には、身体は基礎代謝や活動のためのエネルギーを獲得するために、自律神経やホルモンを働かせ、脂肪やタンパク質からエネルギーを産生しようとします。
グルコースが不足した後、数時間は肝臓に貯蔵されたグリコーゲンが、グルコースに変わって働きます。数日間生きていられるのは、糖質以外の栄養素からグルコースが合成されるためで、これが「糖新生」と言われるものなのです。
ちなみに毎日夜中寝ているときに、このシステムを働かせて、朝低血糖が起きないようにしています^^。

 

 

 

⭐️ クエン酸回路(TCAサイクル)でエネルギーを作る!?ビタミンB群の重要性

 

さて、ここまである程度消化吸収の流れがわかったところで、やっとエネルギーをつくる過程についてのお話です。

 

 

食物から摂取した栄養のうち、3大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質は、それぞれブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸・グリセリンに代謝され、細胞に取り込まれ、ミトコンドリア内でさまざまな過程を経て生命のエネルギーであるATPと呼ばれる物質を生み出していきます。
細胞が活動するためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーになるのがこのATPなのです。
このATPを用いて、私たちの身体は内臓や神経などのさまざまな組織の動かしているのですね!
ちなみにその中心的な材料となるブドウ糖(グルコース)。1つのブドウ糖分子は、38個のATPを産生できると言われています。

 

 

 

このATPを作るエネルギー代謝(私たちの身体を構成する60兆個の細胞に共通して行われる代謝)の流れが、今日の話の重要なポイント。
「TCAサイクル」や「クエン酸回路」と呼ばれるものです!

 

 

 

ちなみにここで働く酵素は、この反応を支え、促す働きをする触媒機能を持った微量のタンパク質で、代謝が進むために必須のものです。またそれらは単独では機能せず、補酵素であるビタミンB群やビタミンCそして補酵素と同じような働きをするミネラルと一緒になって初めて機能できるものがほとんどとなっています。
糖質からエネルギーを作り出していくには、タンパク質や補酵素のビタミン・ミネラルが重要だったのですね!

TCAサイクルで使われるミネラルには、マンガン、コバルト、マグネシウム、ヘム鉄などがあります。また糖質が体内で代謝され、エネルギーに変換されるためには、補酵素としてビタミンB群が非常に重要です。
もちろん摂取する糖質の量が増えるほど、ビタミンB群の必要量が増していきます。
たとえば、夏バテの原因の一つに、甘い清涼飲料水や氷菓、果物などで糖質をたくさんとるのに、食欲が落ちて食事がおろそかになり、ビタミンB群が足りなくなることがあげられているくらいです。

TCAサイクルを見てみるとあらゆるところでビタミンB1やナイアシンが使われているのがわかります。ナイアシンももちろんビタミンB群の一種です。

TCA回路が回転することでエネルギーが作られるのですが、この回転の過程でビタミンB1を必要とする箇所があり、不足すると十分に回転できなくなってエネルギー生産が滞ってしまいます。
また、炭水化物がエネルギーとして利用されるには、TCA回路の前段階として解糖系と言う代謝経路を通過します。解糖系ではグルコースがピルビン酸まで変化し、さらにそれがアセチルCoAへと変化してTCA回路へと進むのですが、ビタミンB1はこのピルビン酸からアセチルCoAへの変化の過程にも必要なのです。ビタミンB1が十分にあると、ピルビン酸はアセチルCoAになり、エネルギーの原料として使われ「完全燃焼」しますが、もしビタミンB1が不足するとまずアセチルCoAへの変化が滞ります。そうするとTCA回路へと進むことも出来ず、「不完全燃焼」になり、エネルギーの生産まで滞ってしまいます。

 

 

このように、ビタミンB1はエネルギー生産にはなくてはならない栄養素なのですね^^。
さらに言うと、この解糖系では、ブドウ糖→ピルビン酸→アセチルCoAという流れが起こるわけですが、ビタミンB1が不足し、アセチルCoAへの変化が滞ることでエネルギー生産できないだけでなく、ピルビン酸も蓄積していってしまうのです。

わかりますか?
ピルビン酸は嫌気性分解(酸素を必要としないエネルギー代謝)を経て疲労物質である乳酸へと変化するので、乳酸の蓄積にもつながりますよね。
なんて大事なんでしょうビタミンB1。

また、ナイアシンは、ブドウ糖がピルビン酸に分解される時やアセチルCoAがTCA回路で分解される時に必要な物質です。
その他、同じビタミンB群のパントテン酸も重要です。

 

 

みなさん是非、ビタミンB群の重要性覚えておいてください^^。
糖質をたくさん摂るような人はビタミンB群!です。

 

 

糖質を代謝するため、しっかり摂取しなければいけないビタミンB群が多く含まれているのは・・・
まず胚芽ですね!

炭水化物を摂る時は、代謝に必要なビタミンB群も含まれる玄米や胚芽米、麦やきびなどの雑穀、全粒粉パン、胚芽パンなど、胚芽つきの加工食品を積極的に利用すると良いでしょう。
また、ビタミンB群は豚肉にも豊富に含まれています。
あとオススメは卵かな。

 

 

 

 

 

さてこのようにエネルギーの材料には、主にブドウ糖が用いられますが、アミノ酸の一部(総エネルギーの12%前後)や、脂肪酸とグリセロールも用いられます。前に話しましたが、飢餓時には肝臓内のグリコーゲンをブドウ糖に分解したり、筋肉(タンパク質)を分解してアミノ酸に変えたり、皮下脂肪を分解して脂肪酸およびグリセリンに変えたりすることによって代用しているのです。

 

 

人間のカラダは本当によくできてますね〜。

 

 

みなさんなんとなくでも、人間のエネルギーをつくる過程を理解してもらえたでしょうか?
このTCAサイクルが十分機能しない場合、疲れやすい、集中力がない、身体が冷えるなどの症状が出やすくなります。
またうつ症状なども起こりやすくなります。
たとえば、低血糖や糖尿病で栄養分である糖がうまく取り込めないような時や、それ以外にもビタミンBやC、そして補酵素であるミネラルなどが不足してうまくこの反応が進まないときにも、エネルギー不足が起こり、身体の不調は起こります。

 

みなさん是非、人間の細胞が働くためのエネルギーを作るには、グルコース補給が安定していることや補酵素の役割が重要だということを覚えておいてください^^。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

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炭水化物(糖質)carbohydrate|糖質の種類

クリアのボウルに入ったたくさんのタイ米|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 日本人の糖質摂取量は減っているが、摂る糖質の種類が変わってきている!?

⭐️ 糖質は身体にとって一番利用しやすいエネルギー源

⭐️ 本当にたくさんある糖質の種類

⭐️ どういった種類の糖質を摂るかで身体への影響が大きく変わる!? 

 

 

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今日から三大栄養素最後の「糖質」に入ります。
私にとっても一番大きなテーマかな^^。
さていってみましょう!

 

  

 

⭐️ 日本人の糖質摂取量は減っているが、摂る糖質の種類が変わってきている!?

 

3大栄養素の中の炭水化物は、糖質と食物繊維に分けられています。
糖質とは、炭素、水素、酸素の3つの元素が結合した化合物のことで人体のエネルギー源として重要な役割を担う栄養素です。
「炭水化物」というのは、この糖質とセルロースやペクチンなどの食物繊維を合わせた総称なのです。

 

 

糖質は1g当たり4kcalのエネルギーを発生し、他の栄養素(タンパク質は4kcal/g、脂質は9kcal/gのエネルギーを発生)からのものより優先的にエネルギー源として使われます。
1994年のデータでは、日本人は総エネルギーの約55%を糖質から摂っていますが、この割合は年々減ってきており、脂質から摂る割合が25.8%と増えているようですね。
1950年では糖質から約79%、脂質から7.7%だったことを考えると、大分食生活が変わったことが見てとれます。
ただ、現在では糖質の摂取量が減っているにも関わらず、糖質の摂りすぎによる問題が多々起きています。また糖質は肥満の最大の要因とされますが、一番の問題となるのは糖質の種類にあります。

 

 

 

糖質といわれて「甘み」を連想する人は多いのではないでしょうか?
砂糖(ショ糖)を1とすると、果物に含まれる果糖は1.5倍、ブドウ糖は0.5~0.7倍の甘みがあります。また同じ糖質でもでんぷんは甘く感じません。この違いは、水に溶けるかどうか、舌の甘味受容体に取り込まれやすいかどうかによって決まります。

 

甘味料の違い
ショ糖 :1.0
果糖  :1.25〜1.75
ブドウ糖:0.65〜0.75
麦芽糖 :0.33
乳糖  :0.16
 

 

 

 

⭐️ 糖質は身体にとって一番利用しやすいエネルギー源

 

炭水化物(糖質)は大きくわけて「単糖類」「小糖類」「多糖類」の3つに分類されます。糖質の性質や特徴を持ち、これ以上「小さくできない」最小単位のものを「単糖類」と呼び、自然界で最も多いブドウ糖や果物に含まれる果糖などは「単糖類」です。単糖類は分子が小さく、水に溶けやすい、そしてほとんど甘みがあります。

また2つの単糖が結合したものを「二糖類」と呼んでいます。砂糖(ショ糖)がその代表格ですね。さらに単糖が3個から10個結合したものが「小糖類」。これらも単糖類と同じく水に溶けやすく、甘みがあります。
さらに単糖が多数(10個以上)つながったものを多糖類といいます。多糖類は穀類やイモ類、豆に含まれるでんぷん、肝臓に貯蔵されるグリコーゲンなどは多糖類の仲間です。多糖類は水に溶けるものと溶けないものがあり、甘みはありません。特徴としては、単糖類や小糖類は消化が早く甘みを感じますが、多糖類(でんぷんなど)は甘みがなく、糖のつながりを切るのに時間がかかるため、小糖類よりは消化に時間がかかります。また単糖類・小糖類は消化が早いため血糖値を急激にあげますが、多糖類は血糖値の上昇が単糖類よりはゆるやかで、エネルギー源としても長持ちします。

この血糖値を急激にあげるのが問題とされていて、単糖の数が少ないものを大量に摂取すると、急激に血糖値が上がり、その上昇した血糖値を下げるためインスリンが多く分泌され、インスリン過剰分泌により、肥満を引き起こしやすくなったり、インスリンを分泌する膵臓が疲弊し、低血糖症や糖尿病を引き起こす原因となることがあるのです。

 

 

他には、コンニャクのグルコマンナン、エビやカニの殻のキチンなどの多糖類は、消化・吸収されにくいので、難消化性多糖類あるいは食物繊維と言われます。

 

 

 

 

糖質の最も重要なことは、身体にとって一番利用しやすいエネルギー源だということです。とくに大食漢の脳のエネルギー源は血液中のブドウ糖と、ケトン体といわれる脂質ですが、現代の日本人の食生活では、ブドウ糖が主要なエネルギー源となっています。
1日に約120gのブドウ糖を消費し、必要な量の糖質が取れていないと集中力が低下したり、ひどい場合には意識を失うこともあります。
しかし、誤解が多いのがここで、「糖分は脳のエネルギー」ということで、「脳を働かせるためには糖分を摂取しなくてはならない」と考えている人が多いのです。
たしかに糖質は脳の大切なエネルギー源なのですが、それは食べ物で甘いものを摂るということではないのです。継続的に脳に栄養を送るには、血糖値を安定させる食べ方が重要になってきます。

 

このことがこのテーマでの一番話したいこと。
また後にじっくりお話していきますね。

 

 

 

⭐️ 本当にたくさんある糖質の種類

 

さて。ここで糖の種類を改めて詳しく紹介しましょう。

 

 

単糖類
ブドウ糖(グルコース)
果糖(フルクトース)
ガラクトース
マンノース
フコース
キシロース
N-アセチルガラクトサミン
N-アセチルノイラミン酸
N-アセチルグルコサミン(キチン質)

清涼飲料水に含まれる果糖ブドウ糖液糖なども単糖類に属し、砂糖と同じ熱量があります。清涼飲料水は1缶に約20~30gものブドウ糖が入っていることもあります。これかなりの量です。

 

 

二糖類
ショ糖(ブドウ糖+果糖)・・・上白糖、三温糖、黒砂糖
麦芽糖(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・水あめ
乳糖(ブドウ糖+ガラクトース)・・・母乳、牛乳、ヨーグルト、トマト、すいか
トレハロース(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・人工甘味料(化学的に分子結合を変えたもの)

ショ糖はサトウキビやテンサイから作られています。

 

 

小糖類
オリゴ糖類(2~6糖)

オリゴ糖は腸内細菌の善玉菌のエサになり、増やしてくれる働きがあります。タマネギやゴボウ、母乳に多く含まれます。現在は多くが人工的に作られており、さまざまな加工食品に使用されています。甘さは砂糖の1/10しかありません。

 

 

多糖類
でんぶん(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・アミロース、アミロペクチン
セルロース(ブドウ糖×ブドウ糖)・・・ナタデココ、綿(不溶性で、ブドウ糖が何百・何千と連なったもの)
フルクタン(果糖×果糖)(イヌリン、レバン)・・・キクイモ、大麦、小麦、リーキ、ワケギ、サヤ豆、アスパラガス
フラクトオリゴ糖(果糖+ブドウ糖)・・・ヤーコン
ガラクトオリゴ糖
マンナンオリゴ糖
ペクチン(粘液多糖類、水溶性)
デキストリン
グルカン
グルコサミン(キチン質)
グリコーゲン
ヒアルロン酸
グルコマンナン

でんぷんは水には溶けない性質をもっていて、米、小麦、豆類などの主成分です。

 

 

人工甘味料

砂糖の代替え品として、さまざまな甘味料が作りだされています。
甘味料は、糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類に分けられます。また糖質系甘味料は、砂糖、でんぷん由来の糖、糖アルコール、その他の糖に分けられ、非糖質系甘味料は、天然甘味料と合成甘味料に分けられます。

 

でんぷん由来の糖(糖質系)
ブドウ糖、果糖、麦芽糖

 

糖アルコール(糖質系)
マルチトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、トレハロース

 

天然甘味料(非糖質系)
ステビア、羅漢果
植物の葉や果実に含まれている甘味成分を抽出した甘味料

 

合成甘味料(非糖質系)
アスパルテーム、スクラロース、サッカリン
科学合成によってつくられる甘味の高い甘味料。

 

 

 

⭐️ どういった種類の糖質を摂るかで身体への影響が大きく変わる!?

 

本当にたくさんの糖の種類があります。また今ではどんな糖でも人工で合成できるようになったので、糖の種類は、無限にあるということですね。ただ、人工で作られたものは怖いもので、発癌性や毒性が認められて使用禁止になったズルチンやチクロといった人工甘味料もあります。

 

 

 

全ての糖において、どの種類をどれだけ摂るかによっても身体にとっての影響が変わってきます。

 

 

日本では、食物から摂るエネルギーの割合はたんぱく質15%、脂質20%、糖質65%程度が理想とよく言われますが、私が思うに最適な比率はその人によって違い、食べ物の質によっても変わってくると思っています。特に炭水化物はその摂る形態によっても量を減らした方が良い場合もあり、またその人の身体の状態や遺伝的要素によっても変わってくると思うのです。もちろんたんぱく質や脂質の質もしかりです。
現にカイロプラクティックのマフェトンが提唱する最適な比率は、たんぱく質30%、脂質30%、糖質40%です。またつい何年か前から糖質制限食という食べ方が効果をあげたりもしています。

 

それだけ糖質は大切なエネルギー源であると同時に、摂り方によって身体に様々な影響を及ぼす栄養なのです。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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脂質 lipid|コレステロールの真実

3個の卵の黄身|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ トランス脂肪酸はいびつな構造をしている!?

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!? 

⭐️ コレステロールを低下させる薬の副作用が怖い!

⭐️ 総コレステロールが高く、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイス

 

 

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今日はコレステロールのお話。
これはまとめるのに時間かかりました。笑。
しっかり読んでくださいね^^。
さていきましょう!

 

  

 

⭐️ 「トランス脂肪酸」はいびつな構造をしている!?

 

コレステロールと聞くと眉をひそめる人が多いかもしれません。
メディアや健康診断でも高コレステロールの弊害がよく取り上げられます。
「コレステロールを減らす」と銘打った健康食品も多くみかけるようになりましたよね。

 

 

「悪玉コレステロール、善玉コレステロール」、「心臓病にはコレステロールは大敵」「脂肪だからは太る」、たしかにそういった点もあることはたしかですが、健康や肥満改善のためにコレステロールを避けた食事は、健康のレベルも落とすことも否めません。
人間の体内にあるコレステロールを100%とすると、そのうち80%は肝臓が栄養素を合成して作り出し、残りの20%がコレステロールを含む食物を摂ることによって補充されています。
以前のblogでも話ましたが、コレステロールが豊富に含まれると言われている卵を1日に1ダース、1週間続けて食べても血中のコレステロール値にほとんど変化は見られませんでした。
これはまさに食べ物のコレステロールを避けることが重要ではないということを示す話だと思いませんか?

 

誤解しないでもらいたいのですが、元来コレステロールそのものはまったく悪者ではありません。
生命活動に重要な役割を持ち、健康を維持するためには欠かせない脂質です。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

 

コレステロールの構造は、直鎖状には並んでいない丸々とした脂肪酸(C=27、H=46、O=1)ですが、一体どんな働きをしているのでしょう!?

 

 

 

まずコレステロールは、同じ脂質の仲間であるリン脂質とともに細胞膜を構成し、細胞内外に様々な物質が出入りするのを調節します。また脳や神経の細胞膜にも大量に存在しており、神経伝達に重要な役割を果たしていると考えられています。
次に、性に関係するテストステロンやエストロゲン、糖質代謝を助けるコルチゾン、細胞内外の水分調節にかかわるアルドステロンなどのホルモンの唯一の材料として使われます。
また一部のコレステロールは、肝臓内で胆汁につくりかえられ、小腸内で脂肪を乳化して消化・吸収しやすくしたり、脂溶性ビタミンA、D、E、Kなどの吸収に大切な働きをします。

 

 

 

詳しくみていくと・・・

 

〇細胞膜の構成要素になる
コレステロールは主に細胞膜に存在し、大体2/3位が体内で合成され、残りが食物由来です。細胞膜の状態を健全に保つには、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、そしてコレステロールのバランスが重要。60兆個もある細胞の膜になっているわけですからコレステロールが重要なことがよくわかりますね。またコレステロールをしっかりとることは、中で働くDHA等にとっても大切です。

 

〇ホルモン(ステロイドホルモンなど)の生理活性物質に変換される。
様々なホルモンの材料になっています。たとえば、精子の製造、少なくなると鬱やガン、寿命が短縮してしまうと言われる「男性ホルモン(アンドロゲン)」、思春期以降に急激に増え始め、胸が大きくなる、月経が始まるなど、女性らしくなるために欠かせない脂質である「女性ホルモン(エストロゲン)」、月経の周期決定や妊娠の準備維持などに大切な「プロゲステロン(黄体ホルモン)」などなど。

 

〇消化に重要な胆汁酸の材料になる。
胆汁酸は食物脂肪を吸収しやすくしてくれます。足りないと脂がうまく消化できなくなってきます。

 

〇ビタミンDの前駆体になる
ビタミンDは、このblogでも何度も登場していますが、カルシウムやリンの吸収を助けてくれるものです。皮膚のコレステロールがビタミンD前駆体(プロビタミンD3)となり、紫外線によってビタミンD3へと変換されます。このビタミンD3がカルシウムの吸収を促進してくれるのです。その他ビタミンDは、免疫など身体にとってさまざまな働きをしています。

 

〇脳内脂質の20~30%を占めている
脳の構成成分に占める脂の量は本当に多し。脂質が60%を占め、残りの40%はたんぱく質。そして脂質60%の中身は、コレステロール約50%、リン脂質約25%、DHAが25%です。

 

〇神経伝達に重要な役割を持っている
コレステロールがあるほど神経伝達が早くなります。

 

 

 

これについてはちょっと詳しく話しましょう。
脳の中にもコレステロールがたくさんあるのですが、コレステロールは、電気のコードが電線の回りを絶縁体でくるんでいるように神経細胞を外側から巻いて守っています(髄鞘またはミエリン鞘)。この髄鞘が多いほど神経伝達が早いと言われているので、脳の神経伝達機能の発達には、神経細胞内のコレステロールが非常に重要なのです。

カリフォルニア大学の神経学教授ポール・トンプソンさんは、新型の脳スキャナ装置を使って、人間の知性が、脳の神経線維である軸索(脳の至るところにシグナルを送る配線)の質に強く影響を受けることを明らかにしています。
コレステロールでできている髄鞘(ミエリン鞘)は、この軸索を覆うことで脳内のシグナル送信を高速にする機能があり、髄鞘が厚ければ厚いほど、神経インパルスは早くなります。このことから、知能指数が高い人は、脳の髄鞘が厚いということがわかりますよね。
脳においては、空間認識能力や視覚処理及び論理を掌る「頭頂葉」と、左右の大脳皮質の間で情報をやり取りする経路である「脳梁」が、知性に深く関わっているのですが、これらの領域における髄鞘の質は、理論的推理力と知性全般を見る試験のスコアと相関していたといいます。

 

少し難しい話になりましたが、脳のコレステロールが神経伝達にとって非常に重要だということがわかりましたでしょうか?

 

 

 

ちなみにリン脂質やDHAは神経伝達物質に使われていますが、特に高度不飽和脂肪酸であるDHAはとても酸化しやすく、コレステロールは神経の回りをしっかりガードして、DHAが働きやすくなるような環境も作っていると言えます。

近年では、脂質ラフトと呼ばれるコレステロール含有率の高い生体膜の微細構造が、情報伝達や神経伝達に関与することが報告されています。
このように、神経伝達という脳の生理機能が発達するためには、神経細胞内のコレステロールの増加が重要なステップになるとされていて、コレステロールの状態が、アルツハイマー病やパーキンソン病、ハンチントン氏病、鬱といった病態脳にみられる改善にも大きく関わってくると言われているのです。

 

どうですか?脳にとって重要なコレステロール^^。

 

 

 

 

さて、ごく最近の研究では脳神経細胞膜内のコレステロール量が増加すると、アルツハイマー病になるリスクが高まるとの発表もあったので、それも少し話しておきましょう。
これは過剰なコレステロールがあると、細胞膜のアミロイド蛋白が変性してアミロイドβ蛋白が蓄積してしまいアルツハイマーにつながってしまうとのことらしいのですが。アルツハイマーの特徴は脳の委縮です。アミロイドβ蛋白が増えると、急速に脳を硬化してしまうそう。

この研究は、コレステロールが過剰にあり過ぎても良くないと言う話・・・。たしかに以前から、アルツハイマー病の患者さんの脳の病変部から、酸化し異常に固まったコレステロールが大量に発見されていたりします。これらは抗酸化物質が少なくなっていることや代謝異常が起きているからだと思いますが、いずれにしろ酸化してしまった脂質は良くないですね。

私が思うに、脳の神経細胞内においてコレステロールは重要な役割を果たしているのは間違いないのですが、コレステロールが少なくなりすぎても脳の神経伝達に支障をきたし、脳の病気につながるということ、そして過剰になりすぎても細胞膜のアミロイドβ蛋白が蓄積してしまいアルツハイマーにつながってしまうとのことなのだと思います。

 

 

 

アルツハイマーやパーキンソン病の人は、必須脂肪酸とコレステロールをうまくコントロールしていくとかなり改善してくるといいます。
脂質のテーマの最初にお話しましたが、必須脂肪酸とコレステロールの状態は本当に大事ですね^^。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

 

さて、先に脳内のコレステロールを見てきましたが、次にそれ以外の場所でのコレステロールについても見ていきましょう。

 

 

 

まずは、コレステロールの体内分布を。

 

脳神経系          32.2g
結合組織・脂肪組織・組織液 31.3g
筋肉            30.0g
心臓・肺・腎臓       30.0g
皮膚            16.0g
血中            10.5g
骨髄             7.5g
肝臓             5.1g
消化管            3.8g

 

 

 

こうみていくと、脳と筋肉に約30%、臓器や結合組織などに30%、そしてその他の組織に30%と言ったところでしょうか。そして善玉とか悪玉とか騒いでいるのは、この血中のコレステロールのことを言っています。

ちなみに血液と脂肪は「水と油」の関係なので、そのままではコレステロールは血液に溶け込みません。そこでタンパク質と結合させて血液中に運ぶことになります。これをリポタンパク質と言います。
リポタンパク質は、いわばコレステロールなどの水に溶けない脂質を臓器から臓器へと運ぶ「運び屋」と言えるでしょう。
リポタンパク質にはいくつか種類がありますが、特に大切なものにLDLとHDLがあります。
LDLはいわゆる悪玉、そしてHDLは善玉と呼ばれていますね。

体内に運ばれたLDLは、細胞の表面に到着すると、LDL受容体から細胞内に入り込みます。細胞内で分解され、そのまま細胞膜に組み込まれて使われたり、細胞内で蓄えられたりします。そして、細胞で使用済となったコレステロールは細胞膜の表面に出ていきます。

 

 

一方、HDLは、LDLのように細胞内に入れません。そこで血液中を再び移動していくのですが、そのときHDLは使用済みとなったコレステロールを回収しながら再び肝臓に戻るわけです。
つまりHDLもLDLも私たちの身体には必要なもので、この2つがバランスを保っていることが大変重要なのですね。

よく言われる動脈硬化の原因となるのが、HDL(善玉)が減り、LDL(悪玉)が過剰にある状態。
この状態にあると、過剰になったLDLは、回収されず血管壁にくっついて溜まりやすくなります。くっついたまま放置しておくと、やがて酸化してしまいます。すると白血球のひとつであるマクロファージがやってきて掃除をするのですが、マクロファージはこのLDLを動脈壁内部に引き込んで消していくわけです。
ところが、このことで、LDLの残骸が蓄積して血管の通り道が狭くなり、動脈硬化が進行してしまうというわけ。

 

 

こういった中で、コレステロールへの認識は、「コレステロール=悪い」から「悪玉コレステロールが悪い」そしてさらには「酸化してしまった悪玉コレステロールが悪い」という風に変わってきました。
しかし、悪玉も完全に悪というわけではありません。コレステロールは悪玉、善玉関係なく身体に必要なものです。要はその総量が増えすぎたり、逆に減り過ぎたり、もしくは悪玉、善玉のバランスが悪くなると問題が起こるということなのですね^^。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!?

 

やはりここでも最適なバランスや量というのが重要なのです。
コレステロールは細胞膜に存在すると前述しましたが、細胞膜の流動性を決定するのにも一役かっています。少なくなり過ぎても安定性がなくなり、多すぎると流動性がなくなるといったように・・・。これもバランスですよね。

 

 

 

肝臓がうまくコレステロールの量を調整し、またコレステロールの代謝もうまくされていれば、コレステロールが過剰になることはありません。
また極端にコレステロールを控えたり、菜食をしなければ、コレステロールが足りなくなることもありません。

 

 

ちなみに・・・
コレステロールの供給源は、毎日の食事で摂るもの「食物由来のコレステロール(動物性食品にしか含まれない)」と「体内で合成されるコレステロール」の2つがあります。肝臓で生産されるコレステロール量は食事で摂るコレステロール量によって変わりますが、一般に食事で摂取する量の約3倍に相当すると考えられています。
肝臓は、小腸から吸収されたコレステロールが血液中に運ばれると、それを察知して生産量を抑制します。逆に、外から入ってくるコレステロール量が少なくなると、今度は合成を促進します。要は、体内で必要に応じて合成されているというわけなんです。
コレステロールが高いと言われた人が、コレステロールがない食事を摂っても、コレステロールが全然減らず、悪玉コレステロールが増えると言うことがあります。これは食べ物からのコレステロールが減ってしまうと、肝臓での合成量が増えるということが一つなのです。逆にコレステロールを摂るようにすると総コレステロールが減り、善玉が増え、悪玉が減ると言ったようなこともあります。不思議ですよね。これにはカラクリがあるのです^^。

 

 

 

 

現在日本のコレステロール基準値は、コレステロールの上限を220mg/dlとしています。
アメリカでは上限は240。日本のお医者さんは240以上でお薬を出す体制になっています。
しかしこの上限値では、日本人の成人5人に1名は高コレステロール血症になってしまうと言われています。
ちょっとビックリではないですか?

 

実は、コレステロールと死亡率の関係を見てみると、日本人ではコレステロール240~280の間が一番総死亡率や発ガンリスクが低く、最も長生きするという統計があります。また、アメリカボストン大学では、総コレステロール値が200mg/dl以上の人はそれ以外の人に比べ集中力、記憶力が優れているという発表もしているのです。日本のアンチエイジング学会でも、コレステロールは高すぎるより低い方が心配とされており、コレステロールの低い男性の方が寿命が短く、40代でうつ病になりやすい、ガンにもなりやすいとも言われています。

どうして5人に1名が異常になり、長生きできる数値を治療対象にしているのでしょうか。日本人の総コレステロール値は、現在の基準より高い数値よりも、むしろ基準値や基準値より低い値のほうが死亡率が高くなっているのですから。
本当に疑問でなりません。
そもそも日本では、2001年までは総コレステロール値の基準値は240と定められていました。ところが2002年7月、日本動脈硬化学会は正常値のラインを220に下げることを決定しました。その結果、なんとかなりの人が異常と診断されることになってしまったのです。
私の受けていたサプリメント指導士の先生方も低すぎる設定だと言う人がほとんど。数値にそれなりの根拠はあるらしいのですが、それが日本人に当てはまる根拠ではないのです。

 

基準値の問題は、ひとつには男女差や年齢差が考慮されていないということでしょう。特に、女性の場合、更年期を迎えると新たにホルモンを作るため、コレステロールが高くなる傾向があります。それを無理に下げてしまうとかえって病気になります。
実際、海外では女性にコレステロール低下剤は不要というのが常識です。そしてアメリカではコレステロール低下剤は270が使用開始の基準となっていて、利用者も中高年女性全体の5%にとどまっています。

 

 

 

⭐️ コレステロールを低下させる薬の副作用が怖い!

 

なにせ、コレステロールを低下させる薬の副作用が怖いのですよ。
これはみなさん知っておいた方が良いかもしれません。

 

 

 

コレステロール低下薬の副作用について製薬会社が作成している文章には・・・

 

メバロチン、リポバス、ローコール、リピトールは、血液中のコレステロールを減らすお薬です。このお薬は、筋肉の副作用としてごくまれに「横紋筋融解症」が起こることが知られています。次のような症状がみられましたら横紋筋融解症の可能性がありますので直ちに服用をやめて、すぐに主治医の先生または薬剤師の先生にご相談ください。

 

 

筋肉が痛い
手足の力が入らない
尿の色が濃い(赤褐色になる)

 

横紋筋融解症とは:筋肉が障害され、筋肉痛や脱力などの症状があらわれ、筋の成分(ミオグロビン)が血液中に流れ出る病気です。赤褐色の尿がみられることがあり、放っておくと腎不全(腎臓の機能が低下し尿が出にくくなる)になることもあります。

 

 

とあり、現在、腎不全で死ぬ人も出てきて問題になっているというから大変ですね。
確かにこれらの薬を飲み続ければ、コレステロール値は下がります。しかし、動脈硬化などの原因となっているのは、血管壁にへばりついた酸化した一部のコレステロールだけです。正常に機能しているそれ以外の多くのコレステロールは、細胞やホルモンの材料として必要不可欠なもの。だから全てのコレステロールを下げようとするととんでもない副作用が起こるのは当然ですね。
しかし、こうも低すぎる基準値では、薬を飲まされることによって体調を崩す人もたくさん増えるということで・・・こうなっては、日本では自分の身は自分で守らなければなりませんよね。

 

私から言えば、高コレステロールは食事で改善すべきです。

 

 

 

⭐️ 総コレステロールが高く、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイス

 

では最後に、総コレステロールが高過ぎて、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイスです。
コレステロール量というのは、食事でかなり改善が可能です。
今気になっている人は次の点を注意してみてくださいね。

 

 

 

1.細胞膜や必須脂肪酸に悪影響を及ぼす「トランス脂肪酸」を摂らない。
2.善玉を減らし、悪玉を増やしてしまう「リノール酸」摂取を減らす。
3.料理に使用する油はオリーブオイル又はバターなどに。そしてオメガ3の油を積極的に摂取する。
4.卵やお肉は普通に食べる。
5.食物繊維をしっかり摂る(腸からのコレステロール再吸収を防いで排出)
(他には※植物ステロールやサポニンなど)

 

 

 

この5点を行ってみるとかなり改善してくる人が多いです。
一見おやっと思うものもあるかもしれませんが、試してみてください^^。

 

 

 

 

※植物ステロール
植物ステロール(phytosterol)は、植物に含まれる種々のステロールの総称で、豆類、穀類に多く含まれる植物性天然成分です。主な成分は、シトステロール、ステイグマステロール、カンぺステロール、ブラシカステロールなど。植物ステロールはこれらの混合物です。コレステロールの吸収を阻害することが古くから知られています。
その作用機序は明らかにされているわけではありませんが、1つには、植物ステロールがコレステロールと比較すると極めて低い吸収率であり、(コレステロールが50%前後であるのに対して5%前後)、そのほとんどが糞便中に排泄されることがあげられます。この作用により、植物ステロールとコレステロールの両者が小腸内に存在した場合、小腸に吸収されやすいコレステロールを植物ステロールが体外に運び出してくれるというもの。実際、植物ステロールを実験動物や人間に与えると糞便中のコレステロール量が増加することからも確認されています。また植物ステロールによるコレステロール低下作用の大きな利点は、LDL、いわゆる悪玉コレステロールを低下させる一方で、HDL(善玉コレステロール)を増加させることにあります。また血清中性脂肪のレベル、過酸化脂質の低下も確認されています。

植物ステロールを含む食品:ピーナッツ、ゴマ、大豆、サヤインゲン、ピーマン、ニンジン、ホウレン草、枝豆、キュウリ、ダイコン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、バナナ、ナシ、モモ、リンゴ、ミカンなど。

 

 

 

今回の記事で、コレステロールへの誤解が解け、コレステロールの大切さ、何が悪さをする原因なのかということがわかって頂けたら幸いです。

 

 

さて、これで脂質のテーマは終了。
次回からは、一番大きいテーマ「炭水化物(糖質)」についてのところに進みましょう!

 

お楽しみに。

 

 

 

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小菅一憲

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脂質 lipid|トランス脂肪酸2 トランス脂肪酸が含まれている食べ物

お皿に入ったフライドポテト|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ トランス脂肪酸はいびつな構造をしている!?

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!? 

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日はトランス脂肪酸とは何か!
そのことについて解明していきます。

 

  

 

⭐️ 「トランス脂肪酸」はいびつな構造をしている!?

 

自然な植物油に含まれる不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合を中心に2つの水素がそれぞれ1個ずつ片側に並んでいます。
これを同じ側を意味する「シス」というラテン語から「シス型脂肪酸」と呼んでいます。

 

マーガリンを製造する過程で部分水素添加を行うと、片方の水素が反対の方向に移動(トランス)します。こうなると、飽和脂肪酸に似た、いびつな形の飽和脂肪酸のようなものが出来上がります。これが「トランス脂肪酸」と呼ばれる所以です。

 

 

 

このトランス型のいびつな脂肪酸構造がプラスチックと良く似ているので、マーガリンはプラスチックと同じだと言われるのですね。
プラスチックは自然界に存在しないもの。そんな自然にないようなものが身体の中に入ると考えただけで怖くなりませんか?

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

 

では、トランス脂肪酸が実際に身体の中に入ったらどうなるのでしょう?

 

 

食事でトランス脂肪酸を摂取すると、まず体はそれを分解・代謝しようとします。不自然なトランス脂肪を分解・代謝するには、時間がかかり、大量のビタミンやミネラルを消費します。
これだけでも身体に余計な負担をかけるのに、トランス脂肪酸自体は、身体に役に立つ機能がなく、なおかつ老化やガンの原因になる活性酸素をつくったり、他の脂肪酸の機能を妨げるなど悪い働きをするのです。

中でも一番の害は、トランス脂肪酸が細胞膜に悪い影響を及ぼすといったことでしょうか。
脂質が細胞膜の材料になっていることはお話してきましたが、細胞膜は非常に大事な役割をしています。
その役割の中には細胞内外の浸透圧を調節する、細胞に必要な酸素や栄養を吸収する、細胞内で発生した老廃物を排泄する、情報を伝達するなど、生命活動に欠かせない大切な役割を担っています。

 

 

ここにトランス脂肪酸が入りこむとどうなるでしょう。
トランス脂肪酸は、必須脂肪酸に悪さをします。そうすると細胞膜の構成成分である必須脂肪酸が役割を果たさなくなるために、細胞膜の構造や働きが不完全になってしまいます。
細胞の働きが悪くなってしまうのはもちろん、細胞に必要なものが流出してしまったり、逆に有害物質が侵入しやすくなってしまうともいえます。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

 

少しピンとこないかもしれないので、トランス脂肪酸の害をいろいろ紹介していきましょう。

 

 

たとえばトランス脂肪酸は、飽和脂肪酸と同じように摂りすぎると血液をドロドロにします。トランス脂肪酸は、肝臓にダメージを与えて体内のコレステロール合成量を調整する機能を崩してしまうそう。そしてそれは心臓病のリスクにつながるのですね。

アメリカで8万人もの女性を対象に行われた実験では、トランス脂肪酸をもっとも多く摂取するグループはもっとも少ないグループに比べて、心筋梗塞を起こす危険性がおよそ30%も高かったそうです。またオランダで行われた調査では、488人の女性と27人の男性を3つのグループに分けて、それぞれ、オリーブオイルの多い食事、動物性脂の多い食事、トランス脂肪酸の多い食事を3週間続けたところ、トランス脂肪の多いグループだけがHDL(善玉コレステロール)が少なくLDL(悪玉コレステロール)が多くなっていたとの結果がでました。

 

 

 

その他、糖尿病にも関わります。
アメリカのハーバード大学で、84,204人の女性看護師に対し、14年間にわたって食事調査を行ったところ、トランス脂肪の摂取がもっとも多いグループはもっとも少ないグループに比べて、糖尿病の発症の危険度が30%も高いという研究結果が明らかになりました。
しかも総カロリー摂取量のうち2%にあたるトランス脂肪酸を自然の植物油や魚油に置き換えることで、危険度が40%減少すると推測しています。

トランス脂肪酸が糖尿病に関わる理由としては、トランス脂肪酸が細胞膜の構造を不安定にするため、いくら身体がインスリンを分泌しても、それをキャッチする細胞膜の受信機能が鈍くなってしまうことがあげられています。そのためインスリンの働きが損なわれてしまい、結果的に血糖値が上がってしまうというわけです。

 

 

このように細胞膜の構造や働きが不安定になれば、細胞がうまく機能しなくなったりするので、糖尿病にも関わってくるのですね。
また免疫に関わる糖鎖(細胞膜から伸びているひげ状のもの)が機能しなくなるため、免疫力も低下します。これにより様々な病気にかかりやすくなるのはもとより、細胞内に有害物質が入り込み、細胞が酸化、遺伝子が傷つくことでガンの発生にもつながると言ってよいでしょう。

 

 

なんて大きな悪影響でしょう。

 

そしてイギリス・オックスフォード大学で発表されたレポートでは、トランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを引き起こす大要因になるとしています。

トランス脂肪酸の害は脳まで!
中には高齢者の認知症の原因になっているという発表すらあります。
(病気が嫌なら油を変えなさい 山田豊文引用)

 

ここまでの影響を与えるとはビックリしますよね。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!?

 

現在、ヨーロッパ各国では、トランス脂肪を「殺人脂肪」として扱い、トランス脂肪が一定基準よりも多く含まれている食品を違法としています。
またアメリカ・ニューヨーク市でもすべての調整食品からトランス脂肪酸を排除することを法律化しています。
私自身、海外の製品を見たりすると、TRANS FAT ゼロの表示がめずらしくなくなりました。

 

 

 

そんな中で日本はどうでしょう?
いまだにこの害を知らない人がいます。
そして家庭でマーガリンを使っている人もたくさん。

 

 

 

みなさんは、もし、家にこんなに身体に悪い人工物「トランス脂肪酸」が入った加工品があれば、即刻捨てるようにしましょう^^。

 

ちなみに、マーガリン以外にもトランス脂肪酸は、さまざまな食品に使われています。
原材料を見る習慣をつけてください。

 

菓子パンやクッキー、クラッカー、ケーキ、チョコレート、スナック菓子、アイスクリーム、フライ、レトルトカレーなどの中に良く見かける、「ショートニング」、「植物油脂」、「加工油脂」、「ファットスプレッド」など・・・これはすべてマーガリンの仲間で、トランス脂肪酸が多く含まれている可能性があります。注意しましょう。

 

 

 

トランス脂肪酸が含まれている可能性のある代表的な商品には・・・

 

マーガリン
ショートニング
ケーキ用小麦粉
カップラーメン
フライドポテト
冷凍食品
ドーナツ
パウンドケーキ
ポテトチップス
オートブラン
チョコレート
クッキー
ホイップクリーム
コーヒーフレッシュ
ドレッシング

 

などなど・・・

もちろんファーストフードは、トランス脂肪酸の宝庫です・・・。

 

 

さて、次回は脂質のテーマ最後にコレステロールの話題を。

お楽しみに。

 

 

 

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脂質 lipid|トランス脂肪酸 1 マーガリンについて

お皿に乗ったパンとマーガリン|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 私たちの食卓に入り込んでいる危険な油「トランス脂肪酸」

⭐️ マーガリンはプラスチックと同じ構造をしている!?

⭐️ 水素添加という人工的なやり方で作られた偽物の油

⭐️ 水素添加された「トランス脂肪酸」が私たちのカラダを蝕む! 

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

10年か15年くらい前まで、日本は、乳がん、大腸がん、前立腺がん、心臓病などは少ない国でした。伝統的な日本食の中では、牛肉や乳製品で摂る飽和脂肪酸も少なく、水素添加して作ったマーガリンやショートニングといった今回のテーマのトランス脂肪酸が身体に入ることも少なかったのです。
そして繊維質を食事からしっかりと摂取し、オメガ3の脂肪酸やセレニウムなども魚から摂れていました。

 

しかし、今の日本は大分変わってしまいました。
昔から、アメリカに移住した日本人は、アメリカ人と同じぐらい大腸がんや心臓病、その他の病気にかかることがわかっていましたが、今では日本の本土でもこれらの病気が増えてきています。

そこには、食生活が西洋化してしまったことが大きく関わっています。
かつて伝統的な食生活を行っていた国で食事が西洋化すると、日本と同じような状況に陥っているところもたくさんあります。

 

  

 

⭐️ 私たちの食卓に入り込んでいる危険な油「トランス脂肪酸」

 

食事が西洋化することで栄養における変わってしまう要素はたくさんありますが、その一つにトランス脂肪酸の害があります。
今日はそのことについての話を進めていきましょう。

 

 

 

先ほど言ったショートニングやマーガリンの中には、トランス脂肪酸という人工的な油が含まれています。
またレストランやファーストフードのお店で使われている油も危ないものです。業務用の食用油は何度も熱せられますよね。そういった何回もの加熱の中で脂肪の分子のあるものはリング状をした「ラクトン」と言われるものに変わってしまいます。
このラクトンが増えると、それはプラズミンという酵素の働きを妨げ、動脈に血栓ができる要因の一つになると言われています。プラズミンは血栓を溶かす働きのある酵素です。

 

このトランス脂肪酸。
実は、じっくり見てみると私たちの生活の中に知らず知らずに入り込んでいます。
この危険な油が毎日の料理で使われたり、食卓に上っていると思うと怖くなりませんか?

 

 

 

⭐️ マーガリンはプラスチックと同じ構造をしている!?

 

さて、トランス脂肪酸の中でもよくあがるマーガリンについてお話します。
有名な実験を一つ紹介しましょう!

 

 

 

アメリカの自然派運動家フレッド・ロー氏が行ったマーガリンの実験。
もともと彼は、自然食品店を経営しており、「マーガリンは正しい食品」と信じて売っていました。きっとお店を訪れた多くのお客さんが「動物性脂のバターよりも植物性油を使ったマーガリンのほうが健康に良い」と思っていたことでしょう。
ところがある日、食品工業の技術者である常連客から「マーガリンを顕微鏡でのぞいてみると、プラスチックの構造にそっくりなことがわかる。マーガリンにプラスチック食品という名前をつけたくなる」という話を聞きます。
驚いた彼は、マーガリンや、マーガリンとは兄弟分のような植物系ショートニングが含まれている食品を売るのをストップし、ちょっとした実験を始めました。

 

それまで彼の店で売っていたのと同じマーガリンの小さな塊をお皿にのせ、その皿を店の裏部屋の窓際に置きました。マーガリンが本物の食べ物であるなら、虫や細菌がやってくるのに好都合な場所にあるこのご馳走に、大喜びしてむらがるに違いないと思ったからです。
同じことをすると、バターの場合は蠅や蟻やカビがいっぱいになります。
しかし、マーガリンの塊はバターとは違っており、2年経っても、もとのままでした。その間どんな虫も一匹としてその塊に近寄るのを眼にすることはなく、ひとかけらのカビすら生えなかったといいます。
窓を通して入る日光の熱でマーガリンは半分溶けてくずれ、ほこりまみれて汚くはなりました。しかし、起こったことはただそれだけで、マーガリンの固まりは決してきれいになくなることもなく、汚くぞっとするものになっただけだったそう。
(危険な油が病気を起こしている J.フィネガン著引用)

 

 

 

みなさんの常識の中には、「植物油由来のマーガリンは、バターよりもカロリーも低くて健康的」ということがあるのではないでしょうか?
この常識はすぐに変えなければいけないと思います。

 

 

 

⭐️ 水素添加という人工的なやり方によって作られた偽物の油

 

マーガリンはどうやって作られるのでしょう?

 

 

たしかに植物油(大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、綿実油、ひまわり油など)を原料にしてつくられています。
いままで勉強してきたようにこれらの植物油は不飽和脂肪酸なので、融点が低く、常温では液体です。身体の中に入っても、液体のままなので血液中をスムーズに移動できるという反面、その構造上酸化しやすいのが欠点で長期の保存が難しい油でした。

 

では、植物油を使ったマーガリンはなぜ常温でも固形なのでしょう?
ここにカラクリがあります。
実は「水素添加」という方法を使って油の性質を変えてしまっているのです。

脂肪酸は、炭素が連なり、そこに水素がくっついた鎖のような構造をしているとお話してきました。炭素には4本の腕が伸びていて、そのうち2本の腕は両隣の炭素と手をつなぎ、他の2本の腕は水素と手をつないでいます。鎖の先頭にあたる炭素は、隣の炭素、水素と手をつないでおり、この部分をメチル基と呼んでいます。また、最後尾に当たる炭素は、隣の炭素と水酸基、酸素と手をつないでおり、カルボキシル基と呼んでいます。

それぞれがしっかりと固定されていれば、強度が高く、常温で固体になります。いわゆる牛脂やラードなどの飽和脂肪酸ですよね。
それに対して、水素がところどころ抜けている形のものは、不飽和脂肪酸と呼ばれ、穴の数が多いほど、固体になりにくく、融点が低い油となります。
植物油のほとんどがこれで、常温で液体になっているわけです。
(病気が嫌なら油を変えなさい 山田豊文引用)

 

 

 

⭐️ 水素添加された「トランス脂肪酸」が私たちのカラダを蝕む!

 

さて、マーガリンにおける水素添加というのは、何か。
みなさん予想ができたのではないでしょうか?

 

 

 

そうです。この抜けた穴のところに人工的に水素をあてがって無理やり炭素の鎖と結合させるということです。
それによって穴が埋められ安定した植物油は、固体になり、なおかつ酸化しにくくなるので長期の保存が可能になります。

 

こうやってできたのが、このマーガリンというものなのです。
マーガリンは使い勝手が良く、長期の保存がきくということで商業的には利便性が高い商品になりました。
マーガリンの硬さは、水素を添加した量によって変わります。水素をたくさん添加すれば、その分、多くの穴が埋まるので硬いマーガリンができます。また水素を少しだけ添加すれば、穴が残る割合が多くなるので、液体により近い、伸びのよいマーガリンができます。これがパンにも塗りやすいマーガリンができる秘密なのです。
現在売られているマーガリンのほとんどが、この部分水素添加によってつくられており、そうして固体となった油(硬化油)に、乳化剤と水を加えた後、急冷してマーガリンが完成します。

なお、水素添加は120~210度の高温、高圧のなかで水素ガスを反応させる方法で行われます。そしてこのときニッケルや銅が触媒として使われるのですが、なんか聞くだけで怖くなってきますよね。

 

 

 

 

うちの奥さんは、マーガリンを以前使っていて私の話もなかなか信じていなかったのですが、私の友人に「マーガリンを使っているとセルライトができるよ!」と言われ、あっという間にごみ箱に捨ててました。まあ何のキッカケにせよ、やめれて良かったです。笑。
このマーガリンを代表とする水素添加されたトランス脂肪酸が、日本では加工品にたくさん使われています。
この人工的な油は、自然には存在しない、虫もよりつかないプラスチックのようなもの。

 

この怖さに気づくと、今食べているものが大丈夫か不安になるでしょう。

 

 

さて、次回はこのトランス脂肪酸がどういったものなのか、カラダにどのような影響を及ぼすか話していきますね^^。

お楽しみに。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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脂質 lipid|オメガ9 良いオリーブオイルを手に入れるのは至難の技!?

オリーブとオリーブオイルが入った3つのかわいい小皿|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ オメガ9の代表的な脂肪酸「オレイン酸」

⭐️ オリーブオイルが健康的に良いと言われてきた理由

⭐️ 質の良いオリーブオイルを見つけるポイント

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

オメガ6と3の話はたくさんしてきたので、今日はオメガ9の話をしていきましょう!

 

  

 

⭐️ オメガ9の代表的な脂肪酸「オレイン酸」

 

動物性脂肪に対して、菜種やコーン、ベニバナ、フラックス(亜麻)などの植物性脂肪の油に含まれるものを「不飽和脂肪酸」と呼んでいましたよね。
そして「不飽和脂肪酸」は、炭素が連なった鎖に水素がところどころ抜け落ちている構造をしていました。
その中で水素の穴が一つだけあるものが「一価不飽和脂肪酸」、水素の穴が複数あるものが「多価不飽和脂肪酸」でした。

 

 

さて、一価不飽和脂肪酸は、水素の穴が炭素の鎖の先頭にあるカルボキシル基から9番目にあるので、「オメガ9」とも呼ばれています。
このオメガ9、穴が一カ所しかなく、不飽和脂肪酸の中ではもっとも融点が高くて酸化しにくいため、加熱調理に向くと言われています。
そしてオメガ9の代表とも言える脂肪酸が「オレイン酸」と呼ばれるものです。

 

オレイン酸を豊富に含む食用油には、キャノーラ油、ピーナッツ油、米ぬか油、マカダミアナッツ油などがありますが、なかでもみなさんに馴染みが深いのがオリーブオイルでしょう。
オリーブオイルには、オレイン酸が70〜80%も含まれています。

 

 

 

⭐️ オリーブオイルが健康に良いと言われてきた理由

 

オリーブオイルは、これを日常的に摂取している地中海沿岸の人々が、かなり多くの脂肪を摂っているにも関わらず、動脈硬化などの心疾患が少ない事から世界中で注目されるようになりました。

 

 

みなさんもオリーブオイルは健康に良いというイメージがありますよね。

 

 

というのもオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」は、善玉コレステロールを下げずに、悪玉コレステロールのみを下げる働きがあることがわかったのです。また肝臓や膵臓、腸などの機能を高めてくれるとも言われており、便秘解消にも使われることがあります。
またオリーブオイルは、リノール酸もα-リノレン酸もあまり含まない油でしたが、人体の主成分であるオレイン酸が多く、ポリフェノールも多かったので、亜麻仁油が出てくるまでは一番良い油と思われていたかもしれません。

 

 

 

前回のblogで紹介したオメガ3の油(亜麻仁油やシソ油)は、いかんせん高価なので、料理で使うにはこのオリーブオイルを使用するのも良いと思います^^。

ただ、オリーブオイルに多いオレイン酸は、豚の脂をはじめとして、動物性食品に多い脂なので、肉や卵を多くとる人にとってはオレイン酸過多になって、炎症の原因になる時もあります。
まあ日本人で通常はそこまでになる人はいませんが、これもバランスということでしょう。
逆に菜食主義の人は、お肉からのオレイン酸を摂っていないので、結構合うかもしれませんね。

 

 

 

⭐️ 質の良いオリーブオイルを見つけるポイント

 

スーパーマーケットで、手軽に買えるオリーブオイルですが、実はオリーブオイルにも種類や製法によって善し悪しがあります。
実は、現在では本場イタリアでも質の良いオリーブオイルを手にするのは難しいと言われているので、日本で流通しているものがどれだけ信頼できるかは微妙なところです。

  

日本で手に入るオリーブオイルには、「エキストラバージンオリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」「オリーブポマースオイル」の3種類がありますが、その中できれば「エキストラバージンオリーブオイル」を選びましょう。
他の油は、化学溶剤などを使っていたり、高温で精製するためトランス脂肪などをすでに含んでいる可能性があります。また酷いものではエキストラバージンと書きながら、エキストラバージンオイルを少量入れて、後は安価なキャノーラ油などを混ぜて売られているものもあると言います。

 

 

怖いですよね・・・。

 

 

そして、できれば「自社生産」のものを買って下さいね。オリーブは枝から切り取ったとたんに酸化をはじめるので、自社農園で収穫して搾油、瓶詰していれば鮮度を保つことができます。
また加熱処理をしていないもの「コールドプレス」(30度以上の熱を加えていない)や紫外線の影響を受けにくい遮光瓶に入っているものが良い印です。

ポイントはある程度値段が高いものを買うことです。

 

 

 

 

さて、次回はトランス脂肪酸についてお話していきましょう。
この油の使用がNYで禁止になったのは、ごく最近のことです。また世界でも商品にTRANS FAT 0の表示が書いてあるものも増えてきましたが、日本ではいまだなんの政策もないまま。そしてこのことについて、まだ知らない人もたくさんいますよね。

 

でもそんなことは言っていられないこわ〜い油なのです。

 

 

 

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脂質 lipid|オメガ3 〜亜麻仁油・フラックスオイル〜

 オイルと調味料の入った瓶|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ オメガ3とオメガ6という油について復習しておきましょう!

⭐️ 現代人ではなぜオメガ3系の油が不足してしまったのか!?

⭐️ 日常的にオメガ3の油を取り入れる方法 〜フラックスオイルのすすめ〜

⭐️ 現代人では「αリノレン酸」より「EPA/DHA」を摂ってもらった方が良いケースも!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

さて、オメガ3の続き。

 

リノール酸系の脂肪酸(オメガ6)の対極にある脂肪酸がα-リノレン酸、EPA、DHA(オメガ3)などですが、この20年の研究で、EPA、DHAが心臓病、脳卒中、ガンの予防に良いことが判明してきました。
その意味では、リノール酸を減らしていくことこそ現代病予防の根底であり、リノール酸と反対の性質をもつα-リノレン酸系の油の摂取は、偏りを修正していくには重要なポイントと言えます。

 

  

 

⭐️ オメガ3とオメガ6という油について復習しておきましょう!

 

ここでオメガ3の復習を少ししておきましょう!

 

ほとんどの脂肪は、炭素が1列に並び、それに水素が結び付いた分子構造をしています。そして左端に水素Hがあり、右端は酸素Oおよび酸素と水素の結びついたOHがあります。この形は全ての脂肪に共通していて、脂肪のことを脂肪酸と呼ぶのは、右端が「酸」の形をしているからです。
そしてこの左右両端の形は同じでも中間の炭素と水素の結びつきは、それぞれの脂肪ごとに違っていて、この結び付きの違いがその脂肪の性質を決めています。
誰でももっとも気づきやすい違いでは、植物油や魚油のような不飽和脂肪酸は常温では液体なのに、牛脂のような飽和脂肪酸は個体という点。これも炭素と水素の結び付きの違いのために起きている性質の違いですね。

 

さて、オメガ3と呼ばれているのは、左端から3番目の炭素の所から水素の欠けた場所(炭素の二重結合、つまり水素が不飽和の箇所)が始まっているからです。これに対して植物油の代表リノール酸は、水素が欠けた場所が端から6番目だったからオメガ6と呼ばれていますよね。
そしてこれらオメガ3とオメガ6の必須脂肪酸は、細胞膜の構成要素として細胞にとって死活に関わる重要な役割を果たしています。またオメガ3は、炎症を抑える方に働いたり、血液をサラサラにして、心臓病や脳卒中の原因になる血栓を防いだりするので、注目されているわけです。

 

 

 

⭐️ 現代人ではなぜオメガ3系の油が不足してしまったのか!?

 

いままで体に良い油としてリノール酸系の植物油が人気だったため、現代人はオメガ6過剰になっているのですが、ここでオメガ3が不足した理由についても少しあげておきましょう。

 

 

 

1つには食品工業の進歩により食品が文明化してきたことです。

 

穀類の精白技術が発達にするにつれて、穀類の胚芽の中に入っているオメガ3とオメガ6が失われてしまいました。
また最大の犯人としては、油脂の製造方法の変化でしょう。
かつて、食用油は、手絞り的な圧搾法で絞られてきましたが、現在では同じやり方で造られているのは、コールドプレス(低温圧搾法)と銘打ったものだけで、ほとんどの食用油は化学的な溶剤で原料の中の脂肪を溶かし出し、その後で溶剤だけを取り除くといった方法で造られる上に、さらに水素添加という作業がされています。

この水素添加とは、不飽和脂肪酸の水素が不飽和になっている箇所に水素を添加して「飽和」させるために、食用油の中に水素ガスと化学的な触媒を高圧下で強引に注入するという乱暴なやり方でつくられるものです。
これは不飽和の箇所全部に水素を添加せず、一部にすることが多いので、部分的水素添加といいます。こうすると、食用油は酸化しにくくなって商品としての寿命が延びるというわけなのです。

 

 

しかし、こんなやり方で造られると、一番先になくなってしまうのがもっとも敏感な脂肪であるオメガ3の脂肪酸です。また今のような食用油の製造方法の中ではトランス型と呼ばれる脂肪の異性体が沢山発生してしまいます。
このトランス脂肪酸の話は、また後日やっていきますが、これが細胞膜の中に侵入すると必須脂肪酸の働きを妨害してしまうのです。

日本でも、昔使われていた大豆油の中にはオメガ3が含まれていたのですが、コールドプレス以外の現代風食用油の作り方で作った今の大豆油にはなくなってしまっています。
これがオメガ3が日本人に不足している大きな理由の一つでしょう。

 

 

 

そして2つ目には、食べ物の趣向が変わってきたこと。

 

アメリカの場合では、豚肉や鶏肉、魚、自然な狩猟動物を食べるより牛肉に傾斜するようになりました。実は牛肉よりも他の動物の方が少量とはいえ、オメガ3やオメガ6の不飽和脂肪酸が多く含まれています。
また日本でも食の欧米化で、以前ほど魚を食べなくなりました。

またもう一つにはオメガ3の脂肪酸を多く含む寒冷地の農作物より、オメガ3が少なくオメガ6系列のリノール酸などの脂肪酸が多い温暖地の農作物を人々が好んで食べるようになってきたことがあげられるでしょう。
昔は北方系の農作物を主に食べていた北欧諸国でも今では、貿易や運輸手段の発達で南方系の農作物の方がむしろ多くなっているのです。

 

 

 

いかがでしょう?
こういった様々な変化から、現代人にはオメガ3系の油が不足してしまいました。
そしてオメガ6の摂り過ぎやトランス脂肪酸などによる健康被害が起こるようになってしまったわけです。

 

 

 

⭐️ 日常的にオメガ3の油を取り入れる方法 〜フラックスオイルのすすめ〜

 

さあ、今日の本題。

 

 

オメガ3の油を毎日の食生活に取り入れるにはどうしたら良いのかという話です。
もちろんお魚を食べるようにするというのも大事な一歩です。
養殖魚にはDHA、EPAはほとんど含まれないので、天然魚のイワシ、サンマ、サバからしっかり摂っていきましょう。

 

 

 

さてでは、その他に何か手軽にできるオメガ3の補給法はないのでしょうか?

実はオメガ3を豊富に含む油があります。
オメガ3を多く含む油として一番有名なのが、亜麻仁油でしょうか。
英語ではフラックスオイルと呼ばれ、アトピーやアレルギーの改善にサプリメントでも売られている程です。

フラックスオイルは、亜麻科亜麻属の植物である亜麻の種を搾った油のことです。
植物油でもっとも融点が低く、なんとマイナス14度と言われるほどです。つまり非常に柔らかい油ということですね。
亜麻は、ロシアや中国、オランダ、カナダなどの寒冷地域で栽培されています。種子が寒さで凍りついてしまわないように種子の中の脂肪が非常に柔らかいものになっています。
フラックスオイルの薬効は古代から知られており、太陽のエネルギーをもつ聖なる油としてエジプト、インド、ヨーロッパ、北アメリカなどで使われてきました。また魔法の薬と表現する専門家もいるほど、人間の身体に有効な油だと言われています。

 

 

 

その効果はさまざまな論文でも書かれていますが・・・

 

皮膚のアトピーが治る
血圧が下がる
糖尿病が良くなる
子供がキレなくなる
リウマチが良くなる
不妊症を改善する
肥満を予防する
免疫力を高める
脳の健康を維持する
・・・などなど

 

このようなオメガ3やフラックスオイルの効果を表した論文は、数多くあります。ホント、実際あり過ぎてここでは紹介しきれないくらいなので、また機会があったらここのblogでも載せていきたいと思います。

フラックスオイルが素晴らしいのは、オメガ3のα-リノレン酸がずば抜けて豊富に含まれていることです。
家庭で一般的に用いられている植物油にはオメガ6が1~75%含まれているのに対し、オメガ3は1~10%程しかありません。しかしフラックスオイルには、オメガ3が50%含まれており、オメガ6との比率が一般的な植物油とは正反対になっています。
オメガ6に偏っている現代人には、まさに最適な油ですよね!

 

フラックスオイル、医療の世界では、ガン治療のための食事療法(ゲルソン療法)で取り入れられたのが初めてだそうですが、今では栄養療法でこのフラックスオイルやDHA、EPAなどはよく使われています。

そうそう。注意点が一つあります。フラックスオイルは、熱に弱く、すぐ酸化してしまうので摂るときはそのまま頂いてくださいね。私はサラダにかけて食べることが多いですが、アトピーや乾癬の方は、毎日スプーンに1~2杯摂っている方もいます。
また保管は必ず冷蔵庫に入れてください。

 

  

 

⭐️ 現代人では「αリノレン酸」より「EPA/DHA」を摂ってもらった方が良いケースも!?

 

さて、フラックスオイルの他にα-リノレン酸が豊富な油はないのでしょうか。

 

 

あります!

 

他にはシソ油やえごま油があげられます。
シソ油は、フラックスオイルよりは熱に強いので、長時間熱しなければ料理にも少し使えたりします。またフラックスオイルは、日本人にとって食歴がない(過去に食べたことがあまりない)ものなので、人によっては摂りすぎると下痢する人もいます。
そういった方やフラックスオイルの独特なクセや臭いが嫌いな方には、シソ油は良いと思います^^。

 

そして私の一押しが、グリーンナッツオイル(サッチャ・インカインチオイル)です。
このグリーンナッツオイルは、オメガ3を豊富に含み(50%)、また品質劣化を防ぐ天然のビタミンEが100g中200mgと高い割合で含有されています。天然のビタミンEが入っているところがミソですね。酸化防止剤などが無添加でも酸化しにくく、長持ちします。
そしてグリーンナッツオイルの抗酸化力は、今日紹介した他の油の2.5倍くらいあると言われています。
また2004年と2006年にはフランスのパリ・ウォルル食用油サロンで金賞を受賞するほど。
すごいです。

グリーンナッツは主にペルーのサンマルティン県タラポト市周辺の契約農家で化学肥料や農薬を一切使用しない有機農法で栽培されているそう。
私はこれらの中では一番おいしい感じがします^^。

 

 

 

 

さて、今日はオメガ3の少し突っ込んだお話と、オメガ3(α-リノレン酸)の豊富な油をご紹介しました。
是非、参考にしてみてくださいね。

 

それと、もしアレルギー症状や喘息、アトピーや乾癬などの皮膚の問題で使用する場合で、これらの油でなかなか改善が見られない時には、EPAやDHA、それを含むFish oilやタラの肝油を使うようにしてみてください。
私も現在臨床ではこちらのサプリメントを使うことが多くなりました。

α-リノレン酸を体内でEPAなどに変換するには、δ-6-脱飽和酵素とδ-5-脱飽和酵素が必要なのですが、それらの酵素を作る時に必要となるビタミンB6、ビタミンC、ナイアシン、亜鉛などが不足している現代人は多いので、せっかくα-リノレン酸が多い油を摂っても体内でEPAさらに炎症を抑えるオメガ3由来のエイコサノイドを作り出すことができない場合があります。またトランス脂肪酸(後ほどのblogで紹介します)や飽和脂肪酸、過剰なアルコール摂取、糖尿病、老化などでもこの酵素の活性が落ちるそうなので、そういった場合も注意が必要ですね。

 

その他、アレルギー症状によく効くと言われているのが、月見草油(ボラージオイル)です。これはリノール酸系(オメガ6)から炎症を抑える側のプロスタグランジン1(リノール酸からは2種類のプロスタグランジンを作る過程がある)を作る際の過程にあるγ-リノレン酸というものなのですが、 人によってはこれを作る過程がうまくいかない場合があります。身体の調子が悪い人や栄養不足の人は、リノール酸をγ–リノレン酸に変えてくれる酵素がないので、PG1ができにくいのですね。そこでγ–リノレン酸を外から入れてあげると、PG1が合成されて炎症を抑えてくれるというわけなのです。しかし、こういった方の場合、リノール酸がエイコサノイドまで変換できず余りやすいので酸化の原因につながります。根本的には、リノール酸を減らしてオメガ3の油を摂ることや代謝能力をあげることが重要になります。

 

アレルギーなどの炎症に深くかかわる「プロスタグランジン」。
この話は、その合成にγ- リノレン酸が関係しているというわけですが、プロスタグランジンには炎症を起こす悪玉と、炎症を抑える善玉があって、プロスタグランジン1とプロスタグランジン3は善玉、プロスタグランジン2は悪玉なのです。リノール酸からはプロスタグランジン1と2ができますが、この過程にγ-リノレン酸が深く関わっています。
ちなみにプロスタグランジン3になるのは、オメガ3系のEPAです。

 

 

 

ちょっと難しい話なので、またアレルギーのテーマの時にでもお話しましょうね^^。

とりあえず。今はオメガ3が大切だ!ということを覚えておきましょう^^。
そして今日紹介した油を是非使ってみてください。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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脂質 lipid|オメガ3 〜イヌイットに学ぶ〜

氷河の上に佇む1匹のアザラシ|副腎疲労blog 

 

Summary:

 

⭐️ イヌイットは世界一脂肪の多い食事をしていたのに、生活習慣病が少なかった!

⭐️ イヌイットの血液には多価不飽和脂肪酸のオメガ3(EPA/DHA)が多かった!

⭐️ イヌイットに学ぶ、心臓病やガンの予防法

⭐️ Law Foodという考え方とバランスの良い食事

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

この栄養編の話題はまとめることが多くて、なかなか進みません。笑。
でも情報を漏れなく詰め込みたいので、がんばります。

 

さて、今日はオメガ3の話。

 

  

 

⭐️ イヌイットは世界一脂肪の多い食事をしていたのに、生活習慣病が少なかった!

 

オメガ3の重要性がわかってきたのは、イヌイットいわゆるエスキモーの食生活からでした。

 

以前、オランダやイギリスの研究者たちは、エスキモーは世界一脂肪の多い食事をしているのに、なぜ心臓病にならないのか首をひねっていました。
そこで1976年、研究者たちは、グリーンランドの僻地のエスキモーの調査に出かけました。
すると、彼らは依然として脂肪の多い伝統的な食事をしていました。

1年のほとんどが氷に覆われている北極地方に住んでいるエスキモーは、現代のように交通機関が発達する前、随分偏った食生活をしていました。氷の世界ですから、野菜や穀物はもちろんなく、食べるものは、アザラシやシロクマの肉ばかり・・・まさに肉食系の食生活でした。それは、生活をともにしている犬とほぼ同様の食生活だったと言えます。

 

 

健康を考え、コレステロールや動脈硬化の予防などのために、肉を控えている現代の考え方からすると、最悪な食事と思うかもしれません。
しかしエスキモーの人々には、現代の生活習慣病と言われる糖尿病、高脂血症、動脈硬化などはなく、心筋梗塞や脳梗塞にかかることは、ほとんど皆無でした。

 

 

このように肉食で、エスキモーは極めて多量の脂肪を摂っているのに、血液は粘っこくなく、血液のコレステロールや脂肪のレベルも正常で、その血小板も動脈の中でくっつきあったりする傾向が低かったといいます。また標準的な「出血時間テストをしてみても、彼らの血液は固まるのに非常に長い時間がかかりました。
このことは、エスキモーが心臓病になりにくく、彼らの動脈の中に血栓がないということを証明するものでもありました。

 

 

 

⭐️ イヌイットの血液には多価不飽和脂肪酸のオメガ3(EPA/DHA)が多かった!

 

その後ある研究で、グリーンランドに住むイヌイットは心臓のトラブルが非常に少なく、それに対して、デンマークに移住したイヌイットでは、心臓系の病気がデンマーク人と同じくらいに増加していたことがわかりました。

そこで両者の血液を調べてみると、グリーンランドの先住民では、EPAがアラキドン酸とほとんど同じ比率(0.94)であったのに対し、デンマークに移住した先住民ではEPAの割合が極端に少なくなっており(0.02)、このことが原因で、心臓のトラブルが激増していたことが確認されました。
そしてこの違いは、グリーンランドではアザラシなどの海獣の肉を食べているのに対し、デンマークではいわゆる欧米型の食事をしているということだったのです。

 

 

なんと!

 

 

エスキモーが北極圏で食べていたのは、アザラシやシロクマ。
アザラシやシロクマというと、魚を食べて生きている動物です。魚というと魚由来の油であるEPAやDHAがありますよね。
みなさんもう想像つきますか?

 

そう。北極圏の先住民が食べているアザラシは、その海域にいる魚介類を捕食しますが、冷たい海に住む魚には特にオメガ3の油が豊富に含まれていて(EPAやDHA)それを餌とするアザラシなどの海獣も、必然的にオメガ3が豊富な体になるというわけ。
そうなのです!エスキモーの伝統的な食生活の中に多い魚や海棲動物に多く含まれているのが、多価不飽和脂肪酸オメガ3の脂肪(EPAやDHA)だったのです。アザラシはオメガ3が豊富だったわけですね^^。

これらの脂肪は海の生物、魚や海獣の細胞膜を透過性の高い細胞膜にし、体の組織を柔軟にし、さらに体温調節機能のために役立っています。そしてグリーンランドのような冷たい海では海の生物に必須の要素なのです。オメガ3の脂肪酸を食事で多く摂るエスキモーの血液の中には、同じようにオメガ3の脂肪酸が多くなっており、欧米人の何倍にもなっています。そしてエスキモーは、それのおかげかいわゆる生活習慣病はなく、心筋梗塞なども極めて少なかったのです。

 

 

これはすごい発見ですね^^。

 

 

 

⭐️ イヌイットに学ぶ、心臓病やガンの予防法

 

さてでも、これは果たして民族的なものなのでしょうか。

 

いえいえ・・・魚や魚油の中のオメガ3の脂肪酸は、民族や年齢に関係なくすぐに身体の組織の中に取り込まれることが研究でわかっています。
前回のblogでお話しましたが、オメガ3から作られるエイコサノイドは、抗炎症性、血管拡張、血小板凝集抑制、免疫力増強、ガン抑制、アレルギー症状寛解の役割を持っています。オメガ3の豊富な食事をしていれば、血液はサラサラというわけで、イヌイットには、脳梗塞や心臓病が非常に少ないという結果は、当然と言えば当然でしょう。

 

 

 

 

さて。
現代人にはオメガ3が不足しているという話をずっとしてきましたが、このイヌイットの話を聞いてどう思いますか?
現代人に増えている心臓の病気やガンなどを予防できると思いませんか?

 

 

そうなんです。今オメガ6が摂り過ぎで、オメガ3が不足している現代人は、オメガ6の油を控えて、オメガ3の油を積極的に摂るようにすると驚くほど健康状態が変わってきます。
でもイヌイットのようにアザラシを生ではなかなか食べれませんよね。
もちろん魚を食べるということも重要ですが、魚は環境汚染や水銀などの悪影響も気になるところ。また魚に含まれるEPAやDHAは、本当に酸化しやすく普通にとるのはなかなか難しいのです(サプリメントならばとれる)。余程新鮮なうちに生で食べるとかなら良いのですが、焼くと酸化してしまいます。そこが難点ですね。

 

そういったところで、健康食品に詳しい人は知っていると思いますが、亜麻仁油(フラックスオイル)などの油が出てきたというわけです。
1968年の研究では、魚油と同じようにオメガ3の脂肪酸が多い亜麻仁油をサプリメントとして与えると、心臓病や心臓病関連の病気がずっと減ったことを報告しています。

せっかくなので、次回のblogでは、この亜麻仁油(フラックスオイル)他・・・オメガ3の油のいろいろについて話していきますね^^。

 

  

 

⭐️ Law Foodという考え方とバランスの良い食事

 

あ、そうそう、イヌイットに学ぶもう一つのことが、アザラシの肉を生のままで食べていたということです。

 

アザラシの肉に限らず、生の食品には、自らを分解するための酵素という物質が含まれていて、それを食べることで、体内で消化を助けてくれるということがあります。
生で食べるという食事にはLaw Foodという考えがありますが、これもこういった酵素を身体に取り入れることを重要と考えています。
酵素は結局消化の過程で分解されてしまうので、一番効果があるのは消化の部分だけだと私は思っていますが・・・。
ただ生だと栄養素の損壊も少なく、利点はけっこうありますよ〜。

 

 

 

そして補足ですが、オメガ3が重要という話をしてきましたが、逆の作用をするオメガ6ももちろん大事なので、このバランスが大切という話は何度もしましたよね。
EPAやDHAだけだと血管壁がもろくなりやすく、イヌイットには逆に脳溢血が多いという話も聞きます。またアラキドン酸が少なくても問題が起きることがあります。。

ここでも出てきましたが、バランスが重要ということです!
これは何度も強調しますが、どの食品もダメなものはないのです。一つの食べ物に偏って食べ過ぎることなく、バランスの良く万遍なく食べるのが健康の秘訣と言えるでしょう。

 

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

ではまた次回に^^。

 

 

 

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脂質 lipid|オメガ6 〜リノール酸信仰〜

トウモロコシと油の入った瓶|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ リノール酸の摂りすぎによってアレルギー、自己免疫疾患、がんが増える!?

⭐️ オメガ3とオメガ6の拮抗的な働きとエイコサノイドの詳しい説明

⭐️ 子どもにまで広がるリノール酸の害

⭐️ 日本でここまでリノール酸を摂るようになってしまった理由

⭐️ 余談1 〜販売中止になった「エコナ」という油〜

⭐️ 余談2 〜大豆の摂りすぎでリノール酸過多に?〜

 

 

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今日は脂肪の第3弾。
オメガ6の油、リノール酸について知識を深めていきましょう!

 

 

 

リノール酸(オメガ6)が必須脂肪酸ということは、いままでのblogでもお話してきました。

この「リノール酸」、日本では40年前ほど前から欠乏すれば、成長、生殖、皮膚の恒常性などに異常をきたすと言われてきました。
しかし、実はリノール酸の欠乏症は、未だ世界でも報告されたことがありません。
さらに無脂肪食を2週間投与した実験でも、リノール酸の欠乏症状は出ないことがわかっています。

またリノール酸は細胞成分のある全ての食品に含まれており、欠乏することはあまり考えられません。むしろリノール酸が欠乏する状態になる前に餓死してしまうだろうとも言われています。

 

ではどうして日本で、そんなにリノール酸が勧められてきたのでしょう?

 

 

 

⭐️ リノール酸の摂りすぎによってアレルギー、自己免疫疾患、がんが増える!?

 

というのも、とくに日本人がリノール酸不足に陥ることは考えられないのです。

 

日本人の食生活と切っても切れない「大豆」。

大豆は多くのリノール酸を含んでいます。私たちは、味噌や醤油などの調味料を始め、豆腐、揚げ、納豆、高野豆腐、ゆば、きなこなど大豆から出来ている食べ物を日常的に摂取していますよね。
さらに、紅花油、ひまわり油、大豆油、米ぬか油、コーン油、なたね油など・・・普段調理に使っている油のほとんどがリノール酸系の植物油なのです。

こう考えていくと、リノール酸が不足することはあり得ないですよね。
むしろ、現代人に多いのはリノール酸の取り過ぎによる弊害の方だと言えるのです。

 

 

 

今では、リノール酸を取りすぎると、アレルギー(アトピー、喘息、鼻炎)、リウマチなどの自己免疫疾患、そしてガンなどの疾病も増えると言われています。

みなさんも最近アレルギーの人が増えたと思いませんか?
それはまさにリノール酸過多の影響とも言えるでしょう。
またガンになる人も増加の一途をたどっています。

 

 

 

 

リノール酸は体内でアラキドン酸に変換され、更にプロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなどの生理活性物質(エイコサノイド)に変換されます。ところがリノール酸系のエイコサノイドは多量に生産されると、白血球や血小板を必要以上に活性化させ、多量の活性酸素を放出することがあります。
その結果、炎症やアレルギーを発生させ、発ガンにもつながります。
たとえばトロンボキサンなどは、その強い血小板凝集作用によって、動脈硬化/血栓症に直接関わるのですね。

 

リノール酸の過剰摂取は、細胞膜でのアラキドン酸の必要以上の増加、またエイコサノイドの増加につながり、結果として各種疾患が増えていくことになるというわけです。

 

 

 

⭐️ オメガ3とオメガ6の拮抗的な働きとエイコサノイドの詳しい説明

 

ここでエイコサノイドの復習をしておきましょう。

エイコサノイドとは、体内でアラキドン酸やEPA(エイコサペンタエン酸)から作られる生理活性物質でカラダの働きを調節するものです。エイコサノイドは、自律神経系や、免疫系、ホルモン系をコントロールし、オメオスタシス(生体内恒常性)を正常に保つ働きがあります。環境適応能力、自然治癒能力が正常に働くためにはエイコサノイドの働きが欠かせません。

 

  

食事:
リノール酸(n-6系) → γリノレン酸 → ジホモ-γ-リノレン酸(→PG1系列) → アラキドン酸(→PG2系列)

食事:
α-リノレン酸(n-3系) → イコサペンタエン酸「EPA」(→PG3系列) → ドコサヘキサエン酸「DHA」

 

 

このようにアラキドン酸は、動物性食品に含まれますが、リノール酸系(オメガ6)の油からも体内で合成され、EPAは魚に含まれる油ですが、α-リノレン酸系の油(オメガ3)からも合成されます。

そして、これらの必須脂肪酸から合成されるエイコサノイドのプロスタグランジン(PG)は、炎症や免疫など、健康維持の要となるさまざまな機能の調節に関わっているのですね。
PGは必要量が体内で作られますが、細かくは3つに分けられ、1グループ(PG1)はジホモ-γ-リノレン酸から、2グループ(PG2)はアラキドン酸から、3グループ(PG3)はEPAから作られます。
この中で、PG1とPG3は善玉で炎症を抑える側、PG2は炎症を促進して免疫機能を低下させると言われています。
それなので、その前段階のリノール酸(オメガ6)とα–リノレン酸(オメガ3)の摂取バランスが重要になるわけです(4:1が理想)。

 

オメガ3とオメガ6の代謝経路|副腎疲労blog

 

ちなみに、これらが合成される際の合成酵素(リノール酸とα–リノレン酸をエイコサノイドに変えていく酵素「δ-6-脱飽和酵素」)が共通なので、お互い競合関係にあり、多すぎる系列の油を控えないと不足する系列の必要なエイコサノイドは作られにくくなるという特徴があります。だからリノール酸を摂りすぎると、せっかくα–リノレン酸を摂っても意味がなくなってしまう(エイコサペンタエン酸まで合成されにくくなる)わけ。簡単に言えば酵素の取り合いをしている状態なのです。

 

 

 

前回のblogで言っていたリノール酸を極力減らして、α–リノレン酸を摂ろうという趣旨がこれでわかって頂けたでしょうか?

 

オメガ6系(リノール酸)のエイコサノイド(PG2)
⇒ 炎症性、血管収縮、血小板凝集促進、免疫力低下、アレルギー症状増悪

オメガ3系(α-リノレン酸)のエイコサノイド(PG3)
⇒ 抗炎症性、血管拡張、血小板凝集抑制、免疫増強、がん抑制、アレルギー症状寛解

 

エイコサノイドはホルモンに似た物質で、オメガ6とオメガ3が体内で拮抗的、競合的に働いて体の働きを調節しています。(プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなどなど)

 

 

 

⭐️ 子どもにまで広がるリノール酸の害

 

最近では、リノール酸の害は子供にすら及びます。

 

1985年における日本人の母乳中におけるリノール酸は、15%前後で米国と並んで高くなっています。リノール酸の割合が8%以下のオーストラリアやスウェーデンでさえもアレルギー過敏症などの害が出始めているということなので、日本で今どれだけ増えてきているか想像もつかないですよね。
なにせアメリカでは母乳中のリノール酸の割合が、1953年から1983年の30年間で倍にも増えているそう。
怖いのは育児用ミルクに20%程のリノール酸が含まれていることです。

 

脂質栄養学会でも、まず第一段階として、育児用粉ミルクのリノール酸の割合を母乳レベルにまで下げることを提言し、現在の日本人母乳におけるリノール酸が高いことが、アトピー性皮膚炎を増やす一因となっていると述べています。
事実、リノール酸摂取の削減を治療の柱とした小児アトピーの治療法が功を成しているようです。
また母乳のリノール酸含有量は、母親の食品の選択によって大幅に変わります。
コーン油を主とした食生活を1週間続けると20%となり、バターに変えると9%台まで下がるといいます。

 

なんとかリノール酸過多になっている現代人の食生活を変えていかなければ、ますます健康被害が増えると言っても過言ではないでしょう。

 

  

 

⭐️ 日本でここまでリノール酸を摂るようになってしまった理由

 

日本でここまでリノール酸を摂るようになったのはなぜなのでしょう?
実はそれにはわけがあります。

 

1960年代半ば、日本では、動物性脂を減らしてリノール酸系の植物油を増やそうという栄養指導が始まりました。
みなさんの中にもリノール酸が身体に良いと見聞きした覚えのある人もいるのではないでしょうか?
それだけ国が積極的に奨励していたということなのですが、これは、動物性脂が植物油に比べて、動脈硬化のリスク要因となる血液中のコレステロール値を2倍に高めるという実験結果から導き出したものでした。
しかし、このもととなった実験自体がそこまで信憑性のないものであり、その後の研究では、長期的にみればコレステロール値に差が出ないことが明らかになっています。

 

このような国の指導から、食品にはリノール酸系の油が溢れ、食卓でも調理油にはなるべくリノール酸系の植物油、そしてパンにつけるのもバターからマーガリンと変わっていきました。
紅花油やサフラワー油などを販売している会社の販売員は、その当時から実はリノール酸の害をわかっていました。しかし私たちは、テレビでリノール酸の良さやサフラワー油の宣伝が果敢にされていて、洗脳されてしまったのです。
またα–リノレン酸は、その当時栄養的な評価が低く、そこまで大事に思われていなかったのです。
とくに非常に酸化しやすいので、油脂製品メーカーは、品種改良によってできるだけα–リノレン酸の少ない商品を作ろうとする傾向があり、製法の工夫によって精製加工の段階で取り除かれてしまったのです。(現代の多くの植物油は、脱臭、漂白、高熱処理、アルカリ精製などの工程を経て、ビタミンEやβ–カロテン、酵素などもほとんどすべて取り除かれています。食用油と言って良いのやら・・・)
そして大豆も以前はα–リノレン酸もある程度含んでいたのですが、今ではリノール酸の含有量に多い輸入大豆が多くなっています。
また食の欧米化により、お魚を食べる頻度も減ってきたというのもリノール酸に偏った生活になるのには一躍かっているのではないでしょうか?

 

 

 

 

コレステロールについても間違った誤解がありました。

40年前からリノール酸を取ると、血清コレステロールが減ると言われてきました。これもリノール酸信仰の元となっていますよね。確かにリノール酸をとると、コレステロールは一時的に下がるのですが、今では下がるのはHDL(善玉)コレステロールだということが分かってきています。
まあそれ以前にコレステロールは低ければ良いとは言えないのすが・・・。
(全国的な研究によると、コレステロールは240mg/dl以上の方が死亡率が低くなっています。女性ではコレステロール値と死亡率に関連はなく、男性に至っては、低ければ低いほど死亡率が高くなっています)

 

 

 

 

一つの研究を紹介しましょう。

 

フランスで行われた心筋梗塞にかかった人に対して、2次予防を目的として行った実験ですが、α–リノレン酸(オメガ3)を増やして、リノール酸を減らすことを基本とした食事療法をしているグループ(A)と、普通食のグループ(B)を比べました。

そうするとAグループは、総コレステロールが低下しなかったという結果にもかかわらず、総死亡率は7割も減少し、(2年3ヶ月後)、4年目では総死亡率44%、心臓病死35%と驚異的に減少。ガン患者の発生も、A2名、B12名と、Aの方が断然少ない結果でした。

あまりにも画期的な報告に、世界中から大きな関心が集まって、研究は4年間の予定でしたが、途中で科学委員会の要請で、平均2年3ヶ月で結果が発表されたそうです。
また1991年にフィンランドで行われた15年にわたる調査では、リノール酸がむしろ心臓病のリスクを高めることも明らかになっているのですね。

日本以外でも、イスラエルでは最近までリノール酸が良いと信じられ、その摂取を推奨していたため、先進国の2倍量のリノール酸を摂取していました。その結果、心臓血管系疾患、高血圧、糖尿病、肥満、ガン等の発症率が増え、総死亡率の上昇が問題となっています。
しかし、同じ地域に住む反ユダヤ人(アラブ人、ドリューズ人などで、オリーブ油を摂取している)との比較では、循環器疾患の死亡率では2倍、ガン死亡率では3倍程の差が出ているそう。

 

リノール酸の取り過ぎの害がかなり大きいのがわかりますでしょうか?

 

 

 

リノール酸信仰がいまある「メタボ社会」の一要因を作ってしまったとも言えます。

しかもいまだに国は、日本人の食事摂取基準でオメガ6を控えるようにという表現をわずかに組み込んだだけになっています。
オメガ6もカラダには必要な油ですが、オメガ3とうまくバランスが取れてこそ、カラダに有益な働きをしてくれると言えますよね。

 

 

ここ数年、世界最先端の分子栄養学でもリノール酸の過ちを認め、日本でも脂質栄養学会が日本人のリノール酸摂取量を減らす栄養指導を勧めたり、原材料名としての食用油脂の表示をいままでの「植物油脂、動物油脂、加工油脂など」から油種名をあらわす食品名「大豆油、オレイン酸、紅花油、大豆硬化油など」の表示とするように進めていくなど、時代は変わってきています。

 

しかし、このことをどれだけの人が知っているでしょうか?

 

まだ全国民が知るには到底間に合っていない状況です。

このblogを読んだ人は、是非リノール酸信仰はやめて、油の生活を考え直してみてくださいね。
リノール酸過多になっている人が、油の摂取を変えるだけで身体の調子はかなり変わってきます。コレステロールの値も変わってきますし、アレルギー反応も起こりずらくなります。

 

 

 

⭐️ 余談1 〜販売中止になった「エコナ」という油〜

 

余談ですが・・・

 

身体に脂肪がつきにくいと発売された健康志向の「エコナ」。これはメーカーがリノール酸が悪いことを隠して、ジアシルグリセロールや短鎖脂肪酸などを表に出して売ってきたものです。
ジアシルグリセロールとは、グリセリンに2本の脂肪酸が結合したもの。一般の食用油はグリセリンに3本の脂肪酸がエステル結合したトリアシルグリセロールが主成分になっていますが、トリアシルグリセロールは体内に吸収後、血中中性脂肪として全身に回り、利用されなかった中性脂肪は体脂肪として蓄積されます。一方ジアシルグリセロールは構造が異なることから吸収後に血中中性脂肪が上昇しにくいとされているのですね。
このような非常に代謝しやすいジアシルグリセロールが高濃度(80%)で入っているエコナの油は、脂肪が付きにくいとされているわけです。ちなみに、ジアシルグリセロールは、一般の食用油にも、数%程度含まれています。
しかし、天然のものにはあまり含まれていないこのようなジアシルグリセロールを人工的に作ってしまうことは、果たして良いのでしょうか?

 

現に今、主に油脂の製造工程(脱臭過程)において副成されるグリシドール脂肪酸エステル(発ガンの可能性がある?)を多く含むとしてエコナは販売中止になっていますよね。

 

なによりリノール酸ってこと自体でもう良くはないのですが・・・。

 

 

 

⭐️ 余談2 〜大豆の摂りすぎでリノール酸が過多に?〜

 

もう一つ余談・・・

 

健康志向の方に多いのですが、大豆の取り過ぎでリノール酸過多になっている場合もあります。そういった場合は、大豆製品を摂るのをやめてもらい、調理油をリノール酸系からバターやオリーブオイルに変えるだけでもまったく体調が変わってくる人もいます。
大豆は、良質のタンパク質源、そしてイソフラボンなどを含み、健康ブームの現代ではまさに健康食材という認識ですよね。欧米でも健康のために大豆を積極的に摂取しようと言われています。
もちろん大豆は日本人にも欠かせない食材です。
しかし、リノール酸過多になっている一部の人にとって大豆の摂り過ぎは、健康に貢献というよりも害になる可能性もあります(あくまでリノール酸過多の人にのみ当てはまります)。

 

 

 

〈食品可食部100g当たり脂肪酸組成(mg)〉

 

国産大豆:
飽和脂肪酸  →  2,634mg
(パルミチン酸、ステアリン酸など)   
オレイン酸  →  3,551mg
リノール酸  →  8,668mg
リノレン酸  →  1,817mg

 

米国産大豆:
飽和脂肪酸  →  3,216mg
オレイン酸  →  4,187mg
リノール酸  →  10,029mg
リノレン酸  →  1,599mg

(アミノ酸&脂肪酸組成表より)

 

 

要は、どんな食材も摂り過ぎは良くないということ。
そして何でもバランス良く食べることが非常に重要だということです。

 

 

今日はここまでにしておきましょう。

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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脂質 lipid|オメガ3とオメガ6のバランス

ひまわり畑の大きな向日葵|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ オメガ3とオメガ6の油は正反対の働きをする!?

⭐️ オメガ6の油の摂りすぎは大きな病気につながる!

⭐️ 酸化しやすい油はオメガ3?オメガ6?

⭐️ 調理油に含まれるオメガ3とオメガ6のバランス

 

 

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副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

健康に詳しい人なら、オメガ3の油のことは話に聞いたりするのではないでしょうか?
今日はそのオメガ3とオメガ6の油についてのお話です。

 

 

動物性脂に対して、おもに菜種やコーン、紅花、亜麻などの植物性の油に多く含まれる脂肪酸を「不飽和脂肪酸」と言います。
これは炭素が連なった鎖に水素がところどころ抜け落ちて「穴」ができている構造から、「水素が飽和していない脂肪酸」という意味です。

 

前回のblogでもお話しましたが、不飽和脂肪酸は、その構造上、2つのグループに分けられます。水素の穴がひとつだけあるものを「一価不飽和脂肪酸」、水素の穴が複数あるものを「多価不飽和脂肪酸」といいます。
オリーブオイルに多く含まれる「一価不飽和脂肪酸」に対し、「多価不飽和脂肪酸」には2種類あり、炭素の鎖の先頭(カルボキシル基)から数えて6番目の炭素に水素の穴があいているものを「オメガ6」、3番目に水素の穴があいているものを「オメガ3」といいます。

 

 

 

⭐️ オメガ3とオメガ6の油は正反対の働きをする!?

 

オメガ6の中で、一番知られているのが「リノール酸」です。

 

リノール酸は、不飽和脂肪酸の中の一つで、紅花(サフラワー)油やサラダ油、ひまわり油、コーン油、ゴマ油、綿実油に豊富に含まれています。
一般的に家庭で使われている油の多くがこの「リノール酸である」ということがおわかり頂けるでしょうか?
その他、フライドポテトやスパゲティ、カップラーメン、スナック菓子、ドーナツ、カレーライス、天ぷら、ドレッシング、マヨネーズなど、ありとあらゆる加工食品に利用されています。

 

 

一方、オメガ3の代表となる脂肪酸が、サバやイワシなどの青背の魚に多い「エイコサペンタエン酸(EPA)」と「ドコサヘキサエン酸(DHA)」、そして亜麻仁油やシソ油に多い「α―リノレン酸」です。

 

オメガ6とオメガ3は、どちらも細胞膜の材料になることは共通していますが、オメガ6は主にアラキドン酸、オメガ3は主にEPAという物質に転化した形で細胞膜を構成していきます。
おもしろいのは、オメガ6とオメガ3がまったく正反対の働きをすること。オメガ6は細胞膜を硬くするのに対し、オメガ3は柔らかくするのです。

細胞膜は、細胞内に酸素や栄養素を取り込んだり、細胞内で発生した老廃物を排出したり、細胞同士の情報を伝達したり、有害物質の侵入を防止するなど、私たちが生きるうえで基礎となる大切な機能を持っています。
もしもオメガ6に偏った食事をすれば、細胞が硬くなり、動きに柔軟性がなくなって栄養素や老廃物などのやりとりがスムーズに行われにくくなるかもしれません。逆にオメガ3ばかり摂っていれば(現代ではあまりあり得ないですが・・・)、細胞膜に張りがなくなるかもしれません。
要は、両者のバランスがうまく取れて補いあっている状態がベストと言えますね^^。

 

 

またその他にもこのオメガ6とオメガ3の相反する働きがあります。
これが一番注目するべきところなのですが、オメガ6とオメガ3からそれぞれつくられるエイコサノイドが相反する作用をすることです。
エイコサノイドとは、限られた部分でホルモンのようにさまざまな体内機能に作用することから「局所ホルモン」とも呼ばれていますが、トロンボキサン、プロスタグランジン、ロイコトリエンといったいくつかの種類があります。
たとえば、転んで出血が起こるとオメガ6、アラキドン酸由来のトロンボキサンが増え、血液を固めて止血しようとします。また、血栓ができそうになると、今度はオメガ3、EPA由来のトロンボキサンが作られて血液を流れやすい状態にします。
またアラキドン酸由来のプロスタグランジンは炎症を促進しますが、EPA由来のプロスタグランジンは炎症を抑える働きがあります。
そして、アラキドン酸由来のロイコトリエンは気管を収縮するのに対し、EPA由来は弛緩することになります。
(病気が嫌なら油を変えなさい 山田豊文 引用)

 

 

 

 

これらの働きは、身体の中で発生する異常事態に柔軟に対応するうえで非常に大切なことなのです。
また両方の機能がしっかり働くためには、これらの材料となるオメガ6とオメガ3をバランスよく摂ることが大切になりますね^^。

 

 

みなさん大分わかってきたでしょうか?

 

 

 

⭐️ オメガ6の油の摂りすぎは大きな病気につながる!

 

一般に、オメガ6とオメガ3の理想バランスは、4対1が適切であると言われています。
しかし、現代人のほとんどが、オメガ6とオメガ3の食事バランスが10対1、あるいは50対1という、とんでもない比率になっており、これこそが様々な現代病を引き起こす大きな問題となっているのです。

 

 

 

たとえば、現代人にアレルギーが多くなってきたのも、オメガ6の摂り過ぎで炎症反応が過剰に起こるようになったからでしょう。

またオメガ6のリノール酸が増えすぎると、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めると言われています。
これはリノール酸が増えて、体内のアラキドン酸由来のエイコサノイドが増えることと関係しています。アラキドン酸由来のエイコサノイドのひとつであるトロンボキサンは、血液を凝集する働きがあるため、血液がドロドロになります。このため、血栓ができやすくなってしまうわけです。脳梗塞や心筋梗塞以外にも、高血圧、狭心症、喘息、リウマチといった慢性疾患や生活習慣病、ガンなど、ほとんどの病気がこのオメガ6系のリノール酸から作られるエイコサノイドと深くかかわりあっています。

 

 

 

この中でとくに注目してほしいのが、オメガ6系から作られるエイコサノイドは、炎症を促進する役割があるということです。

 

 

皮膚のトラブルや花粉症、慢性的な鼻づまりなどは、アレルギー性のものが一般的ですが、おもなアレルギー反応のひとつに炎症があります。私たちの身体は血液の量を増やしたり、血管の浸透性を高めたりといった炎症反応を通して異常事態から身体を守ろうとします。これが腫れやかゆみ、くしゃみといった不快な症状につながっているわけですが、炎症反応は、体内でつくられるいくつかの物質が介在することによって生じていることが知られています。
これらの物質がエイコサノイドで、その一部が体内の「油」を原料に作り出されているわけなのです。

 

 

通常、オメガ6から作られるエイコサノイドにより、様々な炎症反応が促され、異常事態が解決すればオメガ3由来のエイコサノイドがそれを鎮めるといったように両者がバランスよく作用し、身体を守っているわけですが、もし、オメガ6の油を頻繁に摂取しているとどうでしょう?

本来身体を守ろうとするために生じている炎症反応が治まる気配をみせず、必要以上に続いたままになります。いわば「高炎症状態」に陥るわけです。

以前のblogでも触れましたが、身体の炎症状態が続くことは危険なことです。
体内が常に高炎症状態にあるとガン細胞の増殖を促してしまうことも言われています。
先ほどのアレルギーの症状以外にも、アトピー性皮膚炎や副鼻腔炎、関節炎、肺炎、腎炎、肝炎、すい炎、大腸炎、虫垂炎など・・・「~炎」と名のつく健康上の問題の全てに関わると言ったら、とても広範囲ですよね。

 

 

 

⭐️ 酸化しやすい油は、オメガ3?オメガ6?

 

痛みや熱があるとき、医師は非ステロイド系抗炎症薬やステロイドホルモンを利用します。

 

この薬はオメガ6系のアラキドン酸がプロスタグランジンに変換させるのを抑制する薬です。同時にトロンボキサンへの合成も抑えるため、心筋梗塞、脳卒中の予防に非ステロイド系抗炎症薬の一つアスピリンがよく利用されているわけです。
また多くの抗アレルギー薬は、アラキドン酸から、ロイコトリエン等が合成されるのを抑制するものです。
そしてさらに炎症/アレルギーからガンの治療にまで使われるステロイドホルモンは、エイコサノイドの元となるアラキドン酸の細胞膜からの遊離を抑えることにより、作用を発揮していきます。
このように見ると、病気の発生や炎症に、オメガ6系アラキドン酸由来のエイコサノイドが深く関わっていることがよくわかります。

 

 

 

また最近の化学では、身体の中ではリノール酸が一番過酸化を受けやすいということがわかってきました。空気中では、通常オメガ3系のDHAやEPAなどが一番酸化しやすいと言われていますが、水中では過酸化の過程が違うそうです。

脂肪酸を構成しているのは炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3元素ですが、炭素同士の結合に二重結合を含まないものが「飽和脂肪酸」、含むものが「不飽和脂肪酸」でした。二重結合とは、一言で言えば「不安定な状態」で、二重結合がないとかたい(固体)の油となり、二重結合があると、液体などのやわらかい油になります。そして不飽和脂肪酸の中で二重結合が1つしかないものを一価不飽和脂肪酸と呼び、2つ以上あるものが多価不飽和脂肪酸でしたが、リノール酸は炭素の二重結合が2つで、α–リノレン酸は炭素の二重結合が3つあります。

 

 

このことからもオメガ3系の方が酸化しやすいことがわかりますよね。

 

 

しかし、最近わかったのは身体の外ではオメガ3系が酸化しやすいのに、身体の中のように水っぽいところでは、リノール酸の方が酸化しやすく、DHA、EPAが一番安定していると言うのです!

 

これはびっくり。

 

脂肪酸を酸化させるような条件下で行った実験では、水溶液の中でリノール酸は一日で酸化し、DHAは1ヵ月たっても問題なく安定していることがわかりました。
もし、リノール酸が多すぎて余ってしまうと、代謝がうまくいかず酸化してしまいます。動物性食品からとったアラキドン酸の方が、リノール酸より20倍エイコサノイドに変換されるということを考えると、摂り過ぎのリノール酸が余りやすいのも納得がいきます。とくに身体の調子があまり良くない人は、リノール酸をなかなかアラキドン酸まで変換できません。こうして余ったリノール酸は酸化し、ガンのもとになります。
酸化した油は様々な悪さをすることは想像つきますよね。

 

  

 

⭐️ 調理油に含まれるオメガ3とオメガ6のバランス

 

長くなりましたが、こういう風に見ていくと、リノール酸系(オメガ6)の植物油を摂り過ぎなければ、多くの病気が消失することがわかります。
現代社会では、オメガ6の食品が溢れかえっています。しかし、オメガ3の摂取源は一部に限られ、摂取量がかなり減少していると言えるでしょう。
このような状況下で、みなさんは、驚くほどにオメガ6(リノール酸)過多に陥っているかもしれません。

 

 

 

参考までに・・・
〈食品可食部100g当たり脂肪酸組成表(mg)〉

 

ごま油         :リノール酸 42,022 リノレン酸 563
米ぬか油        :リノール酸 33,269 リノレン酸 1,273
サフラワー油      :リノール酸 72,274 リノレン酸 189
大豆油         :リノール酸 49,854 リノレン酸 7,473
サラダ油        :リノール酸 29,453 リノレン酸 9,346
トウモロコシ油     :リノール酸 47,319 リノレン酸 1,406
なたね油        :リノール酸 20,536 リノレン酸 10,174
綿実油         :リノール酸 53,543 リノレン酸 471 

(アミノ酸&脂肪酸組成表より)

 

 

 

こうやってみていくと明らかに現代の油はリノール酸が多いことがわかると思います。
一昔前の油は、リノレン酸もしっかり含まれている油だったと言われますが、保存の問題や加工などにより時代とともに含有量なども変わってきてしまいました・・・。

 

油の話は、知ると怖くなりますが、この摂り方を変えるだけで身体の体調はだいぶ変わります。
私もアレルギーの患者さんには、かならず油の摂り方についてのアドバイスをしますが、これによってアレルギー症状がかなり軽減しています。

 

 

ポイントは「オメガ6をしっかりと控えて、オメガ3を積極的に摂取していくこと!」です。

 

この話はちょっと長いので、また次回も続けてやっていきますね^^。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
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Thank you for reading to the end.