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副腎疲労が気になる人のための勉強会【 その1】|糖尿病のセミナーを終えて

野菜と豆で形作ったLOW-CARBの文字|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、横浜で「知っ得ゼミナール」のセミナー講師をしてきました。

テーマは「糖尿病と栄養」です!

 

 

横浜での講義は、受講している方から積極的に質問をいただけるので、最近は対話式のセミナースタイルになってきたように思います^^。

 

 

これ、すごく楽しいんです。

 

 

質問を投げかけると、誰かしらがすぐ答えてくれる。
教える立場としたら、とても嬉しいですよね。
あまり反応がなかったり、興味なさそうに聞いている様子が見えると、良い講義が出来ているか不安にもなりますから。

 

もちろん、質問に答えれるだけの知識はないといけませんが・・・。

 

 

 

今回もなるべく一体感のある講義を目指して、わかりやすい言葉でお伝えするようにしました。
みなさん、真剣に聞いてくださって、本当に感謝です。
1時間半ぐらいの講義でしたが、楽しい時間でした^^。

 

 

 

⭐️ 糖尿病にならないようにするための食事

 

私たちの健康を左右するのは、 遺伝的要因が50%、環境的要因が50%です。

しかし、最近は環境的要因の方が大きくなってきました。

 

 

 

 

糖尿病に関しても、まさにそうです。

たしかに家族または親族に糖尿病の方がいる、もしくは3世代に渡って糖尿病にかかっている人が多いなど、遺伝的に糖質の代謝が悪い人や糖に過敏な人がいます。

もちろん、これだけで確実に糖尿病になるかと言えば、もちろん違いますが、遺伝的な要素を持っている方はそれだけで、ピストルに弾を込めた状態と思ってください。

 

 

 

そして、このピストルの引き金を引くのが、まさに「環境的要因」になります。

糖尿病で言えば、環境的要因は、食べすぎ、飲み過ぎ、ストレス、運動不足、妊娠、手術後、肥満などなど・・・さまざまありますが、糖尿病になりやすい素質を持っている人が、こういった生活習慣を続けていると、いつ糖尿病になってもおかしくない状況に陥ってしまうということです。

 

 

 

 

しかし、この環境的要因を少しでも少なくして、良い方向に持っていければ糖尿病も恐れるに足りません。

 

副腎疲労と同じで、運動不足もたしかに良くありませんが、やはり食事は基本中の基本になります。
これをお話していて、昨日書いた内容ともとても似ていると思いましたが、糖尿病を良くする食事というのもまさに「血糖値を安定させる食事」です。

 

 

 

 

とくに膵臓からインスリンをたくさん分泌させるような食事はよくありませんので、甘いものを食べる、炭水化物のみの食事をする、食事を抜いたり、食間を長く空けるなどは言うまでもなくNG。

 

講義の中では、「毎食必ず野菜とたんぱく質は意識して摂るようにしてください」とお話しました。

また血糖値をゆっくり上げていくような食べ方として、野菜(食物繊維)を先に食べ、その後にたんぱく質、最後に炭水化物の順で食べること、そして、食間をなるべく空けずに3食の食事を規則正しく食べること(食間を空けた後の食事は血糖値が上がりやすい)、もしどうしても空いてしまう場合には、途中甘くない間食を摂るように勧めました。

 

 

 

 

また、糖尿病の初期症状には、喉が渇いてよく水を飲む、トイレによく行く、しびれがある、食べても食べても痩せる、疲れやすいなどの兆候がありますが、糖質の過剰摂取により、インスリン分泌が過剰になっている兆候もお伝えしました。

 

これとても大事なんで、みなさんにもシェアしておきますね^^。

 

 

食後、猛烈な眠気に襲われる

食後2、3時間たつと疲労感や倦怠感が出てくる

食事をしてもまだお腹が空いている

急激に体重が増えた

 

 

このようなことに見覚えがある方は要注意です。

これは、炭水化物の過剰摂取により、炭水化物をうまく処理(消化)できていない証拠。
また、血糖値が急上昇することで、インスリンを大量に分泌している兆候でもあります。

 

 

 

もしこういった兆候がある方は、普段摂っている炭水化物もしくは甘いものの摂取量が多いということなので、糖質の摂取量を減らして、逆におかずをたくさん食べるように変えていってみてください。

これらの兆候が現れず、疲労感を感じることなく1日が過ごせるようでしたら、そのバランスが合っているということになります。

これは副腎を元気にする食事ともまさに共通するところです!

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
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国際基準のカイロプラクター
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本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
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また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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副腎疲労の治し方 【その7】|副腎を元気にする食事のバランスとは!?

机の上に置かれた綺麗な野菜と女性の手の組んだ写真|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎疲労は必ず治る!そして自分の力で治せる!

⭐️ 副腎を元気にする食事のバランスとは!?

⭐️ 3大栄養素は、私たちの身体を動かす「燃料」

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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私たちの健康状態が良いか悪いかは、イコール「副腎の健康状態」と言っても過言ではないぐらいに私たちの身体が元気に生きていくためには、副腎の健康が大切です。

そして、その副腎が疲れてしまった状態、機能が低下してしまった状態が「副腎疲労」と言います。

この状態になると身体がストレスに対処できなくなり、様々な体調不良が出てきます。
お医者さんに行って原因がわからない病気や不定愁訴と呼ばれる症状には、ほぼ全てに副腎が関わっていると思って頂いて良いと思います。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労は必ず治る!そして自分の力で治せる!

  

もし、自分自身や大切なご家族が「副腎疲労」になってしまったとしても、落ち込まないでください。
副腎疲労は、必ず治りますし、自分自身の力で治せます!
(もちろん、ひどい副腎疲労のケースやその原因が複雑に重なっているようなケースでは専門家のサポートも必要になります)

 

 

副腎疲労から立ち直るには、まず自分自身の生活習慣を見直すことです。

 

 

仕事やプライベートの時間のバランス、育児、食事を摂る時間、睡眠時間、人間関係などなど、私たちが何気なく過ごしている毎日の中で、自分の負担になっていることはないか、それを探して少しずつでも負担のかからないように改善していきます。

そして、誰でも同じように取り組めるのが、食事の改善です!

前回もお話しましたが、食事の改善こそ、副腎を回復するのにはとても大切、なおかつ、1番効果的な方法でもあります。食べ物や飲み物を副腎が喜ぶものに変えていくのです。そして副腎に栄養を与えて、副腎をサポートしたり、機能を上げてくれるようなものを選びます。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

これをするだけでも、身体は元気になります。

それこそ、「健康ってこんなに素晴らしいものなんだ!」って思うくらいに^^。

今日はその第一歩。

私たちのエネルギー源になっている3大栄養素「炭水化物、脂質、たんぱく質」をどういったバランスで食べれば良いのか、ということを話していきましょう!

 

 

 

⭐️ 副腎を元気にする食事のバランスとは!?

 

私たちが生きていくには、エネルギーが必要です。

呼吸をするにも、心臓が鼓動を打つにも、眠っているときでさえも、私たちはエネルギーを消費しています。
60兆個の細胞ひとつひとつが存在するというためだけにも、エネルギーは必要です。
エネルギーは、私たちの生命を維持するためには、まさになくてはならないものなのです。

たとえ身体を動かさなくても、脳の活動にも、エネルギーは使われます。
それもそう、とくに脳はエネルギーを多くつかう臓器として知られています。
なにかを感じたり、考えたり、しゃべったり、笑ったりするにも、脳はエネルギーを使います。

 

 

 

さて、ではこのエネルギーはどこからくるのでしょうか?

 

 

私たちの人間にとってのエネルギー源は、食べものに含まれるいわゆる「3大栄養素」、つまり炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質です。
私たちは、これら3大栄養素を分解したものを、細胞内の「ミトコンドリア」というエネルギー産生工場にほうりこんで、酸素と混ぜ合わせて燃やすことでエネルギーを得ています。

  

 

 

⭐️ 3大栄養素は、私たちの身体を動かす「燃料」

 

ここでは、この3大栄養素を私たちの身体を動かす「燃料」と考えてみてください。
そしてこの「燃料」には種類があって、「短距離向きの燃料」と「長距離向きの燃料」があると考えてください。

 

 

短距離向きの燃料とは、瞬発的にエネルギーになる「炭水化物(糖質)」です。

長距離向きの燃料とは、ゆっくりとエネルギーになる「脂質、たんぱく質」です。

 

 

これら2種類の混合燃料をどのような配合で、私たちの身体で燃焼させるのがベストかを考えるのです。

 

 

 

 

例えば、短距離向きの燃料である「炭水化物」ばかりを使っていると、瞬間的には力が出せて勢いは良いのですが、燃料が切れてしまうと、すぐに疲れてしまったり、だるくなったり、またお腹が空いたりと安定しません。
逆に長距離向きの燃料である「脂質、たんぱく質」ばかり使っていると(なかなかこういう方はいませんが)、持続的には疲れずに動けて、集中力も続きますが、急な動きや走ったりする時のスタートダッシュなどが出来ず、力不足を感じることがあります。

 

1番良いのは、まず短距離向きの燃料「炭水化物」を使っていきながら、しばらくしてその燃料が切れてきたら、スムーズに長距離向きの燃料「脂質、たんぱく質」を使って長時間動けるような燃料の配合バランスです。

 

 

 

 

これが出来ると何が良いかと言うと、エネルギー切れになる時間帯がないということなのです。

エネルギー切れになるということは、いわゆる「低血糖状態」になるということです。

低血糖は、身体には危機的な状態なので、副腎が頑張って働くことになります。
コルチゾールやアドレナリンなどのホルモンを大量に分泌して、なんとか血糖が下がらないようにするんです。

 

 

 

これは「副腎」には、大きな負担になります。

 

 

 

ということは・・・

副腎に負担のかからない食事の取り方とは、血糖値が安定している食べ方なのです〜!

 

 

続きは次回に・・・

 

 

 

ではまた^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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副腎疲労の治し方 【その6】|自分は自分!人は人!全ての人に当てはまる食事療法はない!

食事療法の計画と書いた紙と野菜サラダの写真|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 副腎を養う食事とは!?

⭐️ 自分に合った食事の摂り方が何よりも大事!

⭐️ 最適な3大栄養素のバランスを知る!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回は、副腎疲労を治したかったら、食生活の改善は必須であるというお話をしました。

 

前回のblogはこちら↓

 

そして、その食事はもちろん自然なものを選ぶということが前提条件ではあるのですが、ある意味ではそれ以外の部分は自分に合った食事をしていくことがベストになります。

 

 

 

⭐️ 副腎を養う食事とは!?

 

副腎を養う食事とは、前回のblogでもお話したように・・・

 

⭐️ 自然なものを選ぶこと

※NGなもの:遺伝子組み換え食品、農薬を使った野菜や穀物、ホルモン剤・抗生剤を使われた肉類や魚類、食品添加物、保存料、トランス脂肪酸、酸化した油などなど

全てをきっちりやることは難しい方もいるかもしれませんが、なるべく加工食品は買わず、オーガニックなものを選んで自分で調理したものがベストです。

 

⭐️ 3食の食事でたんぱく質、脂質、炭水化物をしっかりと食べること

※NGなもの:糖類全般(甘いもの、お菓子、ケーキ、アイスクリーム、菓子パン、ジュース類、清涼飲料水)、カフェイン

その方によってバランスは違いますが、炭水化物のみの食事は血糖値を上下させて副腎に余計な負担をかけるので、必ず毎食野菜とたんぱく質のおかずを食べましょう。

 

⭐️ 色鮮やかな緑黄色野菜を食べること

緑黄色野菜には、副腎をサポートしてくれるビタミン・ミネラル、そしてフィトケミカルが含まれています。

 

 

 

これが基本の食事になります。 

 

 

 

⭐️ 自分に合った食事の摂り方が何よりも大事!

 

そして、これ以外の部分では、自分に合ったバランス、摂り方で食事をしていきます。

 

例えば・・・

 

アレルギーや不耐性を持っている方は、その食材を避けたり、ローテーションで摂る必要があります。
自分がうまく消化出来ないたんぱく質は摂り過ぎると、腸に炎症を起こし、炎症を抑えるために副腎からコルチゾールを出さなくてはならないことになります。
また同じたんぱく質を、頻繁に摂り過ぎると新たなアレルギーになるリスクもあるので、そこもローテーションを組んでいきます。
グルテンやカゼインなども炎症を起こしやすいたんぱく質の代表格なので、副腎疲労の人は避けることをお勧めします。

 

 

糖質に過敏で、血糖値の上下によって反応性低血糖(炭水化物や甘いものを食べると血糖値が急上昇し、その後の急降下によって低血糖が起こる)になりやすい方は、1日に摂る炭水化物の量に注意していく必要がありますし、低血糖が起こらないように頻回食もしくは間食(甘くないもの)を摂る必要もあります。
血糖値の上下は、血糖値が下がらないように調節している副腎にとって大きな負担になってしまうのです。
私もこのタイプなので、朝は炭水化物を摂らないようにしています。私にとっては1日2食ぐらいの炭水化物量が合っているようです。

 

 

副腎疲労の人の中には血糖値の問題を持っている方も多いので、糖質を制限する食べ方が勧められることも多いのですが、糖質の制限をする度合にも注意していく必要があります。
胃腸の弱い方の場合は、たんぱく質と脂質のみの食事は胃腸に負担がかかることで、腸内環境が大きく変わったり、体調が安定しなくなる方がいます。
また、たしかに白い食べ物(白米、白いパンなど)よりも玄米の方が栄養面を考えても、血糖値の面からも良いのですが、胃腸が弱い人には返って合わないケースもあります。玄米の不溶性食物繊維が腸に刺激が強すぎてしまう場合があります。
また、一般的には摂ることがお勧めされる発酵食品ですが、これもお腹の環境や菌バランス、アミノ酸バランスによっては摂ることが逆効果になってしまう方もいます。

副腎を回復していくのには、栄養を吸収したり、悪いものを外に出してくれる腸の働きや状態はとても大切なので、その人に合った食事というのは腸を健全な状態に保つといった意味でも重要です。

  

 

 

⭐️ 最適な3大栄養素のバランスを知る!

  

全てに共通しますが・・・
その方に合った3大栄養素のバランスを知るということが1番難しいことかもしれません。

 

3大栄養素とは、ビタミン・ミネラルを除いた、炭水化物、たんぱく質、脂質の3つの栄養素のことです。
これらの栄養素は、人間にとって身体の材料になるとともに、身体を動かす大事なエネルギー源でもあります。
これらの栄養素がバランスよく体内に入ってくると、身体の中では効率良くエネルギーが作られ、1日元気に動くことが出来ます。

 

それこそ、朝からスッキリ目覚め、1日の途中でだるかったり、疲労感が出ることもなく、1日集中力も続いて元気に動ける状態です。

このバランスが悪いと、エネルギーが枯渇する時間が出てきて、疲労感や倦怠感はもちろん、精神的にもイライラや怒りっぽくなったり、落ち込んだりすることになります。

 

 

 

細胞のミトコンドリアというエネルギー産生工場に、燃料であるこれらの栄養素がバランス良く送られると細胞の働きが良いのです。
それは副腎にとっても最適な環境になります。

エネルギー切れ(低血糖)の時間が多くなってくると、副腎が常に頑張らなくてはならないので、なかなかお休みできませんね。

 

 

 

 

もし、食後に猛烈な倦怠感や眠気に襲われたり、食事をしたのにまだお腹が空いている、もっと食べたい欲求が強いなどの兆候は、血糖値のアンバランスが起こっており、3大栄養素のバランスも自分に合っていない可能性が高いです。

 

 

 

自分に合った3大栄養素のバランスは、決して厚生労働省が決めている推奨の摂取バランスと同じとは限りません。
最近は推奨のバランスに合っている人の方が少ないぐらいです。

 

また人がやっている食事療法やその摂取バランスが自分に合うという保障は全くありません。
逆に合わない方が多いです。
人から強く進められても、食事に関しては、自分は自分。人は人という認識を持ちましょう!

 

アレルギーに対してもそうです。ある人にとって良い食材が、別の人にとっては毒となるケースもあります。
私は臨床でそういったケースを山という程見てきました。

 

 

 

 

自分に合ったバランスの食事が出来れば、1日集中力も続き、イキイキとして力もみなぎってきます。そしてお腹の調子も良いです(便秘や下痢もなく、お腹にガスも溜まらない)。

これこそが、副腎疲労の最大のお薬にもなるのです^^。

 

 

今日はここまでにしますね。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

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副腎疲労の治し方 【その5】|「今何を買い、何を食べるか」これが生きることにつながる!

新鮮な野菜や果物を前にガッツポーズをする小さくて可愛い女の子|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 食べることは生きること!

⭐️ 副腎疲労を治したかったら、まず食を見直す!

⭐️ 副腎疲労に良い食事とNGな食事

 

 

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さて、今日は続いているこのテーマ「副腎疲労の治し方」の5回目。

 

前回のblogはこちら↓

 

We are what we eat !

「私たちは、私たちが食べたものから出来ている〜!」

 

 

ビックリマークはないかもしれませんが、笑、アメリカのことわざにこういった言葉があります。
私たちは食べたものから作られていて、食べたものをエネルギーにして身体を動かしています。

私たちの細胞は常に古いものから新しいものに入れ替わっています。
その細胞の材料となっているのが、私たちの食べたタンパク質や脂質です。

もし、菓子パンやファーストフード、コンビニ飯ばかり食べていたら、どうでしょう?
菓子パンの中には細胞の材料は何もありません。
あっても酸化した油かトランス脂肪酸(悪い油)でしょう。そんな油によって細胞膜が作られ、ファーストフードの抗生物質・ホルモン剤がタップリの質の悪いお肉で自分の細胞が形作られていたら?コンビニ飯にも食品添加物がいっぱい。そんな添加物などが自分の細胞の中に溜まっていったら?

 

怖くありませんか?

そんな細胞が元気に働けると思いますか?

 

答えはもちろん「NO!」

 

 

 

自然に育てられた健康的なお肉のタンパク質や、遺伝子組み換えではない良質な大豆のタンパク質などで細胞が作られ、天然の青魚のDHAなどによって細胞が覆われていたらどうでしょう?

 

そんな細胞は、ピンピン生き生きしているのが目に見えるようです!

 

 

 

⭐️ 食べることは生きること!

  

食べることをおろそかにしてはいけません!

それは自分の細胞(いのち)を粗末に扱っているのと同じことです。

食べることはまさに生きることでもあるのです!

 

 

 

悪いものが溢れている現代では、「何を買い、何を食べるか」が、そのまま自分の体調、強いては健康状態、さらに言うと命、寿命にも直結します。

そして、私たちが今何を食べて生きていくかは、子どもや孫の世代、3世代の身体「いのち」にまで影響を与えてしまうと言われています。
例えば、糖質過剰の生活をしていれば、そのまま子どもや孫は糖質に過敏な体質を受け継ぐことになります。
だからこそ、私たちの祖父母の代から始まった食の欧米化や食生活の多様化、そして種の変化、そのことの影響が私たちの世代にドーンと現れてきているのです。

世代を追うごとに身体は弱くなっていきます。

 

だからこその、ここ50年での、アレルギーの増加、自己免疫疾患の増加、自閉症の増加、副腎疲労の増加、生活習慣病の増加なわけです。

 

 

 

みなさんの気づいていないところで、食べ物をおろそかにしたことのツケがまわってきているんですよ〜。

 

さて。

前置きが長くなりましたが、副腎疲労を回復するためにも
「今何を買い、 何を食べるか」このことが大きく影響してきます。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労を治したかったら、まず食を見直す!

 

副腎疲労の回復に「食生活の改善」は必須条件です。

厳しいことを言うようですが、食生活の改善をおろそかにしていると副腎疲労はいつになっても良くなりません。
もしくは、副腎の回復の期間が倍にも3倍にも伸びます。さらには一度回復しても、食事がおろそかになるとまた副腎疲労を繰り返します。

逆に、食事をしっかり見直して自分にとって最適な食事に変えていけば、それは副腎疲労を回復する最高のお薬になります。
中には食事を改善するだけで、副腎疲労が良くなってしまう人もいるぐらい。

 

 

 

 

何を食べるかによって、副腎が健康にもなれば、ますます疲弊してしまうこともあるわけです。

 

 

 

⭐️ 副腎疲労に良い食事とNGな食事

 

副腎疲労を患っている人は、決まって身体の栄養状態が悪いです。
通常身体は、緊急のときのために栄養を貯蓄していますが、副腎疲労の方はその貯蓄も全て使い切って、栄養欠乏の状態になっていることがほとんどです。

副腎も栄養素がないと働けません。

その状態でストレスがかかれば、ストレスに対処しようにもその源となる栄養がないので、働けないのです。
栄養がなければ、スーパーホルモンであるコルチゾールも作れません。
ストレス下では身体はつねにたくさんの新しい栄養素を必要としています。

 

栄養素が豊富で、身体に良い食べ物を食べることは、身体を回復するのはもちろんのこと、まさに副腎を元気にする基本になるわけです。

 

 

 

 

副腎に良い食事とは・・・

 

添加物いっぱいの加工食品、ホルモン剤・抗生剤たっぷりのお肉、遺伝子組み換えの穀物やそれで作られたサラダ油、農薬どっさりで異常に品種改良された野菜たち、不自然に白く精製されたもの、砂糖や人工甘味料などの入ったドリンク、古く酸化した油で揚げた揚げ物、トランス脂肪酸たっぷりのお菓子やドーナツ・・

 

これらは、もちろんのことNG!

 

 

 

こういったものではない、本当に自然なお肉やお魚、野菜や穀物たち。

そして、炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスが取れた1日3食の食事。

ビタミンやミネラル、そして抗酸化物質、フィトケミカルが豊富な色鮮やかな緑黄色野菜。

 

です!

 

 

 

 

副腎に良い食事は、一般的に言われている食事療法とは違うところがあるかもしれません。
また厚生労働省などが発表している3大栄養素の割合とも違うかもしれません。
その人ひとりひとりに合ったオーダーメイドの食事が必要になります。

こういった食事のこと。
これから詳しく話していきたいと思います!

 

今日はここまでにしますね。

 

 

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

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国際基準のカイロプラクター
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私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

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副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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何かわからない不調で悩んでいる方
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当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

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副腎疲労の治し方 【その4】|副腎疲労回復へのアプローチ

上を目指して頑張ろうとしている男性の姿|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から2月に入りました。

あっという間の1月。そして今日の夜から明日にかけてはまた雪が降るようです。
こういう寒い季節は、クリニックものんびり営業です。

どこの業界もそうかもしれませんが、2月は1年の中でも1番患者さんが少ない月でもあります。
やはり寒いから、外出したくないというのも1つの理由なのかもしれませんね。

 

 

 

1月は、しばらくの間、副腎疲労の基本や副腎疲労に関連する症状・病気についてお話してきました。
今日からは、副腎疲労を回復していくためのことを考えていきましょう!

 

前回のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ 副腎疲労回復へのアプローチ

 

副腎はストレスに対処している臓器です。

ストレス社会に生きている私たち現代人は、副腎に負担をかけ続けていると言っても過言ではないでしょう。

 

そのことで、副腎疲労になってしまう方も本当に多くなりました。
アメリカでは、国民の80%が副腎疲労(症状の大小はあれど)を患っていると言われ、日本でも潜在的な人も含めると同じぐらいの割合(もしくはそれ以上)副腎疲労が存在すると思います。

 

 

 

 

ただ、たとえ酷い副腎疲労になったとしても、どこの病院に行っても良くならない状態だったとしても、諦めることはありません。

 

副腎疲労は必ず治せます!

そして、そのポイントは食事をはじめとした生活習慣へのアプローチです。

 

 

 

 

人間の健康は、50%が遺伝的要因、残り50%が環境要因で決まると言われています。
最近は、この環境要因の要素が圧倒的に多くなってきていると言われます。

 

その中で副腎疲労回復へのアプローチは、環境要因に対してのものが多くなります。

 

 

 

 

大切なアプローチの1つが・・・

食事の改善。そして足りない栄養素をプラスしてあげるマネジメント。

 

そして、もう一つのアプローチが・・・

身体に入ってくる毒を取り除いてあげる(身体からマイナスする)マネジメント。
※毒:重金属、化学物質、環境ホルモン、有機溶剤、農薬、その他の悪い毒素

 

 

 

になります。

この身体に足りないものをプラスしてあげる「足し算のマネジメント」と、身体に入らないものをマイナスしてあげる「引き算のマネジメント」が、副腎疲労から回復してあげるためにとても大切なのです。

 

 

そのアプローチは、決して薬に頼るものではありません(副腎疲労を治す薬はありません)。

患者さん自身が、生活習慣の改善やストレスに対するコントロールをすることはもちろん、栄養のサポートと身体に炎症を起こす毒を排除するマネジメントをすることが、長年苦しんでいた症状やうつ病、そして慢性疲労をはじめとした副腎疲労の症状などから解放される1番の手段となります。

 

 

 

そして、最近ではもう一つの遺伝的要因も、副腎疲労に深く関わっていることがわかってきました。

こちらは、メチレーションという代謝の仕組みが関わっているのですが、この代謝に関わる酵素が遺伝子の変異(SNPs)により機能異常を起こすと、身体の解毒機能がうまく働かなかったり、ホルモンの代謝が狂ってしまったり、身体に炎症が起きやすくなってしまったり、副腎疲労はもとより、甲状腺機能低下にもなりやすくなってしまいます。

このメチレーションに関しては、また別の機会で詳しくやっていきますが、メチレーションに関連するSNPsをサポートすることで、遺伝的要因についてもアプローチができます。

 

 

複雑な要因が重なっているような方や、小さい頃から体調不良(副腎疲労の症状)が続いている方は、遺伝的な要素のチェックも必要となってくることがあります。

 

 

 

 

どちらにしても、副腎疲労の原因は、その方によって違い、その遺伝的要因そして環境的要因もその個人によって全く変わってきます。
その分、アプローチも千差万別です。

 

 

副腎疲労の回復への道。

ゆっくりとお話していきましょう。

今日はここまで。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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セミナーのお知らせ「糖尿病と栄養療法」

自然な食材と聴診器|副腎疲労 blog

 

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今日は、1週間後に迫ってきた今年最初のセミナーのお知らせです。

 

 

日時   :2月5日(月)10:30〜12:30

場所   :TKP横浜駅西口カンファレンスセンター(地下2F・カンファレンスルーム1)

テーマ:糖尿病と栄養療法

講師   :小菅 一憲

参加費:500円(当日受付でお支払いください)

 

お問い合わせ:(株)アイ・エム・エス  TEL 03-3375-4081   (提携)予防医療・栄養医学研究協会/笹塚クリニック

 

ということで、「糖尿病と栄養療法」についてお話させていただきます。

 

 

 

 

今年のセミナーのスタートでもあるので、気合い入れて楽しいセミナーにしたいと考えています。

現代の食を語る上で糖の問題は、もはや絶対に外せない話になってきました。
糖質制限食という食事も流行っているぐらい、糖への関心は広まってきました。
その中でも「糖尿病」は代表的な病気です。

 

 

現代では、誰でも糖尿病になる可能性があります。

一度そっちの路線に乗ってしまうと、戻ってくるのが大変です。
みなさんも糖に対する意識の高さを持って、糖尿病の予防に是非取り組んでいただきたいです。

 

副腎疲労にも関わりの深い「低血糖症」についても少し触れたいと思います。

以前の「低血糖症」に関するblogはこちら↓


 

 

 

ご参加を心よりお待ちしております!

  

ではまた次回に^^。

 

 

 

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ビタミンDの話 【その5】|現代人に潜んでいるビタミンD不足

気持ちよく日光浴をしている女性|副腎疲労 blog

 

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ここ何回かに渡ってお話してきた「ビタミンD」のお話も、今日で一旦おしまいです。

 

前回のblogはこちら↓

 

いやぁ。ビタミンD。
その効果に海外の栄養学会も多大な関心。そして私が患者さんにお勧めしてもほとんどの人が効果を実感。
すごいです。まあ、それだけビタミンDが現代人で不足してきているということの裏返しでもあるのですが・・・。

 

 

ビタミンDについてのある研究(米国)では、104人の閉経後のアフリカ系アメリカ人の女性にビタミンDを投与すると風邪とインフルエンザの症状が起きにくかったことを発表しています。
この研究では、1日にビタミンDを800IUという少ない摂取量でも、ほとんどの風邪症状がなくなり、2000IUという高い摂取量においては、症状は全くなくなったと言います。

 

すごいです。ビタミンD。

 

 

 

このビタミンD。
実は人種によってもビタミンDレベルが違うと言われています。

たとえば、アフリカ系アメリカ人の血漿の中のビタミン25(OH)Dは、白人と比べて低いとされています。
実は、アフリカ系の人種の人は、高いメラニン色素を持っていてビタミンDの合成のために必要なUV(紫外線)を防いでしまうからと言われています。
その結果、ビタミンDによって働く抗微生物サーキットを使った免疫システムの刺激ができません。またAMPを刺激して、粘膜をコーティングすることもできなくなってしまいます。

黒人の人は、もしかしたら免疫力も弱い可能性がありますね。

もちろん、年齢も関わってきます。どの栄養素についてもそうですが、ビタミンDの合成力も年齢が上がると落ちてきます。

 

 

 

世界で、ビタミンDが不足しやすい人。

それは・・・

 

老人
日光にあまり当たらない人
肌が黒い人
北極や南極圏に近い地域に住んでいる人
大気汚染のひどい地域に住んでいる人
肥満の人

 

です。

これらの人にビタミンDの欠乏がよく見られています。

また赤道近くの地域に住む人は、あまりに強い紫外線を避けようとする行動や、雨季など季節的なもの、そして大気汚染などによって、季節的にもビタミンDレベルが下がってしまう時期があり、それにより免疫力も下がっています。

 

こういった研究は、本当に興味深いです^^。

 

 

 

⭐️ 日焼け止めの多用がビタミンD不足に拍車をかける!?

 

世界的にも、人種や紫外線の量によってビタミンDレベルの違いがあるとお話しましたが、実は現代人は一様にビタミンD不足であることが指摘されています。

 

私たちの知らないところで、ひそかに免疫に大切なビタミンDの欠乏が進行していたのです。

 

 

 

1980年以降、皮膚がんと紫外線の関連や、美容業界の発達によって、紫外線はまさに完全な悪者になってしまいました。それこそ、皮膚科学会組織やWHO(世界保険機構)によって日光になるべく当たらないことを推奨する活動が推進されてきたのです。

このことによって、世界的に紫外線を避ける行動に出る人が増え、日焼け止めや化粧品も進化して、かなりの紫外線を防ぐことになりました。いまでは世界中どこでも国民の30〜80%は、ビタミンD欠乏症に陥っていると言われています。そしてなんと赤道直下の人でさえ、逆に皮膚がんを気にするということもあるのでしょう。全く同じ状況です。

 

たしかに赤道近くの国でもあるオーストラリアでは、皮膚がんに対する意識が浸透していて、サングラスの着用や日焼け止めなどが徹底しているので、ビタミンD欠乏もかなりの数にのぼると言います。

 

また大気汚染も深刻です。

香港で行われた研究では、香港に住む小さい子どもたちのビタミン25(OH)Dのレベルが20ng/mlと極端に低く、夏場でも30ng/mlを超える子どもがいなかったという深刻な状況で、日本からほど近い国での大気汚染の恐ろしい状態を物語っているとも言えます。

 

 

 

 

こういったことを考えていくと、もちろん日焼けのしすぎは良くない面もあると思いますが、天気の良い日には日焼け止めなどは塗らずに外に出かけて日光浴をするのも良いではありませんか?

女性の方は、色白になりたいというのもわかります。
でも健康的にすこし焼けている肌も良いものです。

私の奥さんは、海に行ってもびっくりするほど日焼け止めを塗るのが適当です(良い意味で)笑。
塗ることを忘れていることも多い。

 

 

 

 

ここ数年は、電車に乗っていても、街を歩いていても、本当に異様な光景と思えるほどマスクをしている人ばかりですが(外国人が日本に来てびっくりすることの1つです)、そんなことよりも、ビタミンDをしっかり摂って身体内部から、免疫システムを正常化し、粘膜の防御壁を作ってあげた方がどれだけ効果的か。

 

私は、マスク社会ちょっと否定的です。笑。
だって異様な光景なんです。
風邪ひいている人は感染を広げないという意味では良いと思います。
でもそうでもない人がみんなマスクをしている。

 

 

もっと身体の奥から健康になって、風邪やインフルエンザにビクビクせずに、打ち勝ちましょう!

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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ビタミンDの話 【その4】|インフルエンザ予防にビタミンDを摂る!

熱を出して寝込む男性を看病する女性|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

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最近、インフルエンザが流行っているという話をよく聞きます。
こんなに寒い日が続くので、たしかに流行っていてもおかしくはないでしょう。

 

私、というより私たち家族はあまり病院には行かないので(私たち夫婦は前から行かないです。また子どもが風邪をひいても病院にはほとんど行っていません)、風邪をひいていてもインフルエンザかどうかわかりません。笑。

と言っても子どもが産まれるまでは、風邪もひかなかったので、10年単位でインフルエンザにかかっていないことになります。
子どもが風邪をひくとこんなに強かった私たちも、風邪をうつされることが多くなりました。

それでも、あまり病院に行かない私たち。笑(決して児童虐待ではありません)。
大体自分で直しています(薬では風邪は治りません)。
もし行ったとしても、お薬を出さないお医者さんに行っています。
うちの奥さんも薬を全く使わない薬剤師ですから。笑。
まあ、薬の害の話はまた今度にでも^^。

 

もちろん、その分、栄養や乳酸菌などのサポート体制は万全です。

 

 

 

私たち夫婦が風邪をめったに引かないのは、一つは食べ物に非常に気をつけているからでしょう。
甘いものやお菓子は全く食べませんし、加工食品(食品添加物)はもちろん摂りません。
基本の味付けは塩・胡椒、醤油などです。ドレッシングも良い油に塩をかけるぐらいです。
無農薬の野菜や穀類を食べ、肉も自然な状態のものを選びます。

そして、もちろん出来る限りグルテンフリー・カゼインフリー(これは奥さんはちょっとゆるいです。子どもは現在2歳ですが、徹底しています。私はもちろん10年近くこの生活)。

これ以外にもお酒は全く摂りませんし、カフェインも控えめです。

 

こんなこと言うと「仙人のような生活だね」なんて言われることがあるんですが、そんなに苦痛ではありません。笑。
慣れちゃいましたし、私自身はこの他にも合わない食材がいくつかあるので、それらも避けていたりします。

こうやってなるべく身体で炎症が起きないようにしていることがとても良いのでしょう。
身体がとても元気に過ごせています。

 

 

そして週1〜2回海に行き、睡眠をしっかり摂る。
この生活をしていれば、ある程度病気にはなりづらいと思います(なんて病気になってしまったら、すみません、笑)。

 

 

 

 

でも、免疫力をさらに強くするのに、もう一つ大きく貢献しているのが、「ビタミンD」を意識して摂っているということだと思います。

 

 

 

⭐️ インフルエンザが流行していない地域に住んでいる人のビタミンD量

 

昨日のblogで、ビタミンDの隠れざるパワフルな機能として、免疫システムに深く作用するホルモン様の働きをお話しました。
いままでの常識では、カルシウムの吸収を高めるとして骨粗鬆症やくる病などの病気の話題に上がるぐらいでした。

昨日のblogはこちら↓

 

そんなビタミンD。
ここ最近では海外の論文でも話題に上がることの多いビタミンになってきました。

 

 

 

 

私も、ビタミンDには絶対の信頼をおいています。
そう。何を隠そう、常にカバンに入れているサプリメントの中の1つでもあります。

そして、とくにこの時期、当院でもビタミンDを勧めることが多いのですが・・・
これはインフルエンザ予防としてのビタミンDの効能からです。

 

 

 

 

インフルエンザとビタミンDの話は、いくつか論文も発表されています。

私の読んだものの中では、ある研究でインフルエンザの流行地域を調べていると、その流行が日照時間と密接な関係にあることがわかったということでした。
インフルエンザが流行っている地域が、なんと日照時間の短い地域だったのです。
また大気汚染がひどい(紫外線が地表まで届かない)地域や雨が多い地域、そしてそこに住んでいる人が紫外線を避ける行動をよくとっていることもインフルエンザの流行と関係していたのです。

 

もうわかりますよね。
これビタミンD不足です。

ご存知のように、ビタミンDは紫外線によって皮膚のコレステロールから合成されます。
日照時間が短い地域、日に当たることが少ない地域は、このビタミンDが不足しやすい傾向にあったわけです。

 

では、なぜビタミンDが少なくなると、インフルエンザにかかりやすくなるのでしょう?

 

 

 

 

体内には、「AMP」と呼ばれる「抗バクテリアペプチド」が存在します。

ウィルスや細菌は、私たちの粘膜から侵入してきます。
もちろん、皮膚も菌には常に接していますが、皮膚はサランラップ10枚分ぐらいの厚い層があるので、なかなかウィルスや菌も侵入できません。その点、口や鼻、喉そして私たちの腸の中の粘膜は、2層ぐらいの薄い層です。
私たちは、この粘膜から身体に必要な栄養や酸素を吸収しているわけですが、それと同時にウィルスや細菌にも狙われやすい部分になっているわけです。

これこそが、私たちの免疫が腸に集中しているということの理由でもあります。

そして、この粘膜上で強固な防御壁を作って粘膜をコーティングしてくれるのが「AMP」という抗バクテリアペプチドです。
ビタミンDはなんと!この「AMP」を活性化してくれることがわかっています。

 

 

このことが、まさにビタミンDの体内濃度とインフルエンザの流行の関係性です。
もちろん、冬にインフルエンザが流行るのは、日照時間が短いからです。

 

 

 

 

毎年冬の時期になると、このビタミンDを患者さんにお勧めしていますが、使った方は一様に効果を実感していらっしゃいます。
みなさん、風邪の引き始めがすぐ良くなったとか、長引いていた風邪が治ったなど、評価は上々です!
私自身も、喉が痛かったり、風邪の初期症状が出て「まずいなぁ」と思っている時に、ビタミンDを多めに飲んで寝ると次の日にはほとんど治っています。

 

さすが、ビタミンDですね^^。

 

 

 

 

ビタミンDには、炎症を促進するサイトカインやインターフェロンγ、TNFα、IL12などを抑制してくれるような抗炎症作用もあります。

やはり免疫の調整機能しかり、私たちの免疫にはなくてはならない存在と言えるでしょう。

 

それもそうですよね。
日光の光を浴びるだけで皮膚から合成されるわけですから、人間にとって不足することが考えられないビタミン(それだけ必須のビタミン)なわけです。
しかし、実は現代では多くの人がこの不足するわけのない「ビタミンD」の欠乏症に陥っていると言えます。

 

 

 

次回はその話をしていきましょう。

 

みなさん、とにもかくにも、インフルエンザには是非「ビタミンD」を!
中にはインフルエンザワクチンよりビタミンDの方が予防効果があったという論文も。

副反応が多くて、悪いものいっぱいのワクチンを打つより、どんなにマシか。
(ワクチンのことについてはまた別の機会にお話します)

  

ではまた次回に^^。

 

 

 

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みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

ビタミンDの話 【その3】|アレルギーや自己免疫疾患などの免疫異常はビタミンD不足!?

ウィルスと戦う免疫細胞|副腎疲労blog

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

しかし、ここ数日本当に寒いですね^^。
1月前半を考えると、急激に寒くなりました。

そんな寒い日でも、私たち家族は海に行くのですが、海に入るとなぜか元気になります。
これは、いろいろなことが考えられます。

たとえば、海に豊富なマグネシウムを皮膚から吸収する、砂浜を裸足で歩くことで普段溜めている電磁波を放電するなどなど・・・。でもその中の一つに少なからず、紫外線を浴びることでビタミンDを普段より多く合成出来ることもあると思います。

 

 

また、少し風邪気味で海に入っても(なんだか普通に考えたら体調悪くなりそうですが)、少しぐらいの風邪でしたら悪化せずに逆に良くなっていることも多いんです。
いままでは、塩水によって鼻や喉が洗われて殺菌されるということなんだろうと考えていましたが、ビタミンDのこともあるのかもしれません。

今日も引き続き、ビタミンDの話です。

昨日のblogはこちら↓

 

 

 

⭐️ ビタミンDは、私たちの免疫機能にこんなにも関わっていた!?

 

海に行ってサーフィンをすると元気になる、そして風邪も逆に良くなる、なんて信じられないことをお話しましたが、これにはビタミンDの力が少なからず関わっていると私は思います!

 

というのも、1980年以降、ビタミンDの新たな機能(いままではカルシウムの吸収コントロールぐらいでした)が話題になっています。

 

 

 

それは、ずばり・・・

 

 

 

ビタミンDの免疫機能に携わる働き

細胞の正常な分化などの遺伝子発現に関わる機能

 

です!!!

 

 

 

新たに注目されているビタミンDの機能をご紹介しましょう^^。

 

 

 

⭐️ 細胞の正常な分化を誘導する

 

最近の研究で、全身の細胞に、活性型1,25(OH)ビタミンDのレセプターが存在することがわかり、身体中の細胞が個々にビタミンDの活性化を行なっていることが解明されました。

いままでは腎臓でのみ活性化されると思われていましたが、ビタミンDは、身体中の細胞で活性化されて、活性型の1,25(OH)ビタミンDに変換されます。そして、細胞の核にあるビタミンDレセプターに働きかけ、正常な細胞への分割を誘導します。
また、異常細胞の細胞死誘導など、多岐にわたる200以上の遺伝子発現に関与していることがわかりました。

もしビタミンDが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないばかりか、ガンなどの病気も増加すると言えます。

 

 

⭐️ 免疫細胞の調整をする

 

ビタミンDは、免疫調整ホルモンのような存在で、とくにTreg(制御性T細胞)の誘導に深く関わっています。

免疫のシステムの中では、ウィルスや細胞内寄生菌に感染した細胞やがん細胞を撃退するリンパ球の「Th1(ヘルパーT1)細胞系」と抗原全般や白血球が貪食できない寄生虫などをそれに対応した抗体の産生によって撃退する「Th2(ヘルパーT2)細胞系」という2つの有名な系があります。

そして、比較的新しく発見されたのが、「Th17細胞系」と「Treg細胞系」です。
Th1とTh2が抗原に対しての特別な抗体を作ることで、免疫反応をするような細胞系なのですが、「Th17」は、抗体の産生よりも、炎症反応の現場で働く好中球を活発化させ、炎症を促進させます。
この「Th17」が適度に働くと、抗体による「獲得免疫」ではなく、好中球による「自然免疫」が活性化します。
こうすることで、好中球がカビや細菌、ガン細胞に対して抗体産生を待たずに、より素早く対処できます。

そして、もう一つのTreg細胞系。これはTh1とTh2の細胞系を抑制し、抗炎症作用を持つケミカルメディエーターを分泌するT細胞なんです。
アレルギーに対しても、Th2の特異的な抗体産生に対して、抗原抗体反応の主役であるIgEの産生を低下させると同時に、IgEと抗原が結合しないように、特別に抗体IgGとIgAの産生を促す働きをします。

 

Th17とTregは、どちらかが多すぎても、どちらかが少なすぎても問題になります。
これは炎症の関係とも似ていますね。ウィルスや細菌、異物を追い出すために炎症が起こるわけですが、これが長引けばアレルギーや炎症性疾患の元になりますが、全く炎症が起きなければこういった身体に害のあるものと戦うことが出来なかったり、がん細胞が排除されなかったりするわけです。

 

ビタミンDが、このTregを誘導することに関わっているとすると、ビタミンDが欠乏すると免疫バランスが崩れ、アレルギーや自己免疫疾患の原因になることが、なんとなくわかるかと思います。

 

 

⭐️ 血圧上昇ホルモン分泌の調整をする

 

血圧上昇の原因となる腎臓で作られるホルモン「レニン」の分泌上昇を抑制します。

 

※「サーファーに花粉症はいない」:斎藤糧三著 参照

 

 

 

 

こういった働きから、ビタミンDはビタミンというよりも、ホルモンのような働きを持つ物質で、免疫系全体をコントロールする「免疫調整ホルモン」と言っても良いでしょう。

 

私は、アレルギー性の疾患(アトピー含めて)や急性の炎症などをお持ちの方に、よくビタミンDをお勧めしています^^。

 

 

 

 

ビタミンDの欠乏は、リウマチや多発性硬化症、1型糖尿病などの自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症などのアレルギー疾患が悪化する要因になります。

現代になってアレルギーが増えているのは、住宅環境の変化(風通しの良い木造の一軒家から、鉄筋の集合住宅へ)によってカビやハウスダストの影響が強くなったことや、大気汚染や食べ物に含まれる重金属、農薬、生活用品に含まれる化学物質の影響、衛生環境の整備や抗菌・除菌などのし過ぎ、遺伝子組み換え食品による身体への影響などなど・・・さまざまなことが考えられますが、「ビタミンD欠乏」も大きな要因の一つかもしれません。

 

 

 

それでは今日はここまでにしましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
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国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
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ビタミンDの話 【その2】|ビタミンDによるカルシウムとマグネシウムの調節

ビタミンDを含んでいる食材の写真|副腎疲労blog

 

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昨日のblogで、寒くなると調子悪くなる方はビタミンD不足かも!?という話をしましたが、これは日照時間や日光に当たる時間が少なくなることと関係しています。

昨日のblogはこちら↓

 

というのも、ビタミンDはもちろん食事からも摂取出来ますが、大部分は皮膚のコレステロールから合成されています。皮膚に紫外線のB波(UVB)が当たると皮膚のコレステロールからビタミンDが合成されるのです。

 

 

 

少し詳しくお話すると・・・

私たちの身体では、コレステロールからビタミンDの原料であるデヒドロコレステロールが合成されて、皮膚に多く分布しています。そこに紫外線のB波(UVB)のエネルギーが加わると、デヒドロコレステロールが、ビタミンDの前駆体であるプレビタミンD3に変換されます。
その後、プレビタミンD3は熱反応によってビタミンD3に変化していくのです。

そして、この合成されたビタミンD3は、食事から摂ったビタミンDとともに、血液中を通って肝臓や腎臓でさらに変換されます。

肝臓ではビタミンDの大半を占める25(OH)ビタミンDに変換され、肝臓や脂肪に貯蓄されます。
こうやって貯蓄されたものは、必要なときに全身に供給されます。
25(OH)ビタミンDの血中半減期は2〜3週間で、成人男性に必要な1日当たりのビタミンDの量は3,000〜5,000IUと言われています。

そして、腎臓では、活性型ビタミンDである1,25(OH)ビタミンDに変換されて、この活性型ビタミンDが腸管でカルシウムの吸収を高めてくれています。
この1,25(OH)ビタミンDは、25(OH)ビタミンDに対して1000分の1ぐらいしか存在せず、このビタミンDの血中濃度は、血中のカルシウム濃度を維持するために厳密にコントロールされています。
1,25(OH)ビタミンDの核内受容体(ビタミンDレセプター)は、ほとんどの細胞に存在します。

必要に応じて腎臓以外の細胞や組織(大腸、前立腺、肺、乳腺、免疫細胞)でも25(OH)ビタミンDを1,25(OH)ビタミンDに変換することが出来ます。
もし、血中の25(OH)ビタミンD濃度が低過ぎると、細胞に25(OH)ビタミンDが行き届かず、1,25(OH)ビタミンDが不足してしまうことがわかっています。

こういったことから25(OH)ビタミンDの、体内での量や血中濃度は非常に重要です。

 

 

 

 

少し難しい話になりましたが・・・

これらのビタミンDは、前述したように食べ物から摂ることも出来るのですが、その量は少なく、多くは紫外線によって皮膚で合成されています。
その量はなんと!身体で使われるビタミンDの90〜100%を占めています!

 

 

 

⭐️ ビタミンDのカルシウムとマグネシウムの吸収調節機能

 

ビタミンDには、カルシウムの吸収を高める以外にマグネシウムの吸収調節する機能もあります。
私たちの身体でも最も大切なミネラルの吸収を調節しているビタミンと言えます。

 

ビタミンDが欠乏すると、カルシウムとマグネシウム不足が起こり、身体を支える骨の健康が損なわれることで、骨の変形や筋力低下、幼少期の骨の未発達の問題「くる病」や、骨が柔らかくなってしまう「骨軟化症」、そして骨が脆くなってしまう「骨粗鬆症」を引き起こします。

 

 

 

 

幼少期の「くる病」はビタミンD不足の典型的な病気ですが、1650年に工業化がいち早く進んでいたイギリスや北ヨーロッパでF・グリソンらによって初めて報告されました。そして、その後は北米でも「くる病」が見られるようになっていきます。
これは、明らかに工業化によって大気汚染が激しくなり、それによって日光が遮られ、地表にビタミンD合成に必要な紫外線B波(UVB)が到達しなかったことによるものです。

しかし、この日照不足や日に当たることが少なくなったことが原因であると気付いたのは1800年前半になります。
またちょうど同じ時期に「タラの肝油」が「くる病」の症状を改善させることもわかっていました。

 

 

 

そして、これらのことにビタミンDが関連しているとわかったのは、1900年代に入ってからです。
発見された当時は体内で合成できない必須なものとしてビタミンDと名付けられましたが、その後1921年にアメリカ・コロンビア大学のアルフレッド・F・ヘスとL・Fアンガーによって「くる病は日照不足によるビタミンD欠乏が原因で、その治療には日光浴が有効である」ことが証明されました。

 

 

 

こうやって代表的なビタミンD欠乏の病気「くる病」の原因と治療法が明確になることによって、ビタミンDの大切さは証明されたのですが、その後は、骨のこと以外でそこまで話題に上ることは少なくなりました。

 

しかし、海外では1980年以降、再びここ10年〜20年注目の的になっているんです!

これは「免疫の要」のような働きをする物質であることがわかったからでしょう。

 

 

 

うちの患者さんで小学生の女の子がいたのですが、その子は、昔から冬になるとすぐに風邪を引きやすく、毎年必ずインフルエンザにかかるというぐらい身体が弱いお子さんでした。
病気を持っている子どもとすれ違うだけでも、すぐにもらってしまうぐらい免疫の抵抗力が弱かったのです。

 

そこで私は、ビタミンDをしっかり摂ってもらうようにお勧めしました。

するとどうでしょう。

 

 

なんと、その冬はインフルエンザはもちろん、一切風邪もひかないと言うではないですか。
またその後もビタミンD摂取を継続してもらっていると、毎年冬になっても以前と同じように頻繁に風邪をひくようなことは全くなくなったそうです。

後日聞いてみると、幼少期は足の変形から「くる病」を心配されたことがあったということでした。

 

 

 

 

まさにビタミンD不足ですよね。

 

日光に当たれば合成されるビタミンなので、通常あまり不足することは考えにくいのですが、現代ではビタミンDが不足している方も非常に多くなってきています。
日照時間や日光に当たる時間の減少、大気汚染、極端な焼け止め対策、そして遺伝子の変異によるビタミンDレセプターの機能異常。

そんなことが関わっているんです。

 

 

 

つづきは次にしましょう。

 

ではまた次回に^^。

 

 

 

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