Summary:
⭐️ 副腎疲労の人はよく低血糖症状に悩まされる!?
⭐️ 低血糖症の人に勧められる頻回食、そしてオススメの間食
⭐️ 副腎疲労の人の食事は、一般的に良いとされる食事とは全然違う!!
⭐️ 低血糖時の脂肪燃焼と大切なL-カルニチンの話
みなさん、こんにちは。
副腎疲労専門カイロプラクティック
「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。
そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。
⭐️ 副腎疲労の人はよく低血糖症状に悩まされる!?
副腎疲労の人は、低血糖症状を起こすことも多いと思います。
これは、血糖値を調整しているのが「副腎」、下がりすぎないようにしてくれているのが「副腎」だからでもあります。
最近お話ししている「低血糖症」、いわゆる甘いものや炭水化物を摂りすぎることで血糖値が不安定な状態になり、血糖値が高く上がった反動によってその後低くなってしまう症状。
最近の「低血糖症」の話はこちら↓
副腎が疲労することによって、低血糖を防げず、より症状が強くなります。
また、血糖値の調整がうまくできないことで、低血糖にもなりやすくなります。
⭐️ 低血糖症の人に勧められる頻回食、そしてオススメの間食
この「低血糖症」を防ぐということでまずやっていただきたいことは・・・
いわゆる頻回食 です^^。
1回の量が多くなくても良いです。
少しでもこまめに食べてあげること。これが低血糖の時間帯を少なく、もしくはなくしてくれます。
もちろん、食べるとしても甘いものは当然のことながらNG。
炭水化物を食べても良いのですが、血糖値を安定させてくれる野菜やタンパク質、いわゆる「おかず」を意識します。
もちろん、3食の食事を食べて、その合間に「間食」を摂るというのも良いです。
間食は、何がお勧めですか?とよく聞かれるのですが・・・
私がお勧めするのは・・・
○ 小魚
○ 鶏肉(焼き鳥や鳥のささみなど)
○ ゆで卵
○ 枝豆や炒豆(食べ過ぎには注意)
○ スルメイカ(無添加のもの)
こんなものです。
お酒のおつまみのようなものですね。
そして、レパートリーが少なくてたまにだったら・・・
○ 野菜スティック
○ リンゴやナシ(比較的甘さ控えめのもの)
NGなものとしては・・・
○ バナナ(ブドウ糖多いです)
○ 干しイモ(さつまいもはでんぷん質です)
◉ これらの食材は決して悪くはないですが、低血糖がひどい人の間食にはあまり合いません。
それとよくお勧めされるのが、ナッツ類や種なんです・・・。
確かに、私もよく、アーモンドやくるみ、そしてひまわりの種、かぼちゃの種をお勧めしていることも多かったんです。
しかも、これらはとても栄養価が高く、アメリカの栄養療法でもお勧めされるものばかり。
ところが・・・
実際、臨床でお勧めしていると、日本人ではナッツ類や種が合わない人の確率がかなり高い!
もともと、馴染みのない食材ですし、お腹が弱い人は特にダメですね〜。
またお腹にカンジダ菌に代表されるイーストが繁殖している場合は、ナッツも餌になります。
そんなこともあり、最近はあまりお勧めすることが少なくなりました(合う人はもちろん大丈夫です)。
⭐️ 副腎疲労の人の食事は、一般的に良いとされる食事とは全然違う!!
いやぁ、しかしこういった低血糖の食事である「頻回食」もそうですが、
副腎疲労の方の食事。
一般的に薦められる食事とは全く違います。笑。
塩もしっかり摂ってもらいますし・・・
コレステロールもホルモンの材料なので、良質な油はしっかり摂ってもらいます。
そして、1日1食や2食が良いという方や、長寿遺伝子がなんたらかんたらと話す方もいますが(それ自体は否定しません)、いかんせん食間を空けすぎるのは、副腎が弱い人には合いません(副腎が回復してくればある程度は大丈夫です)。
なのでちょこちょこ食べる。
ね。一般的に良いとされる食事とは全然違いますよねー。
⭐️ 低血糖時の脂肪燃焼と大切なL-カルニチンの話
さて、私がクリニックで低血糖症の方によく勧めるサプリメントがあります。
それは・・・
○ アミノ酸
○ EPA・DHA
○ L-カルニチン
です。
簡単にご説明しましょう!
脳をはじめとして、私たちの内臓や筋肉、そして細胞はブドウ糖を原料にしてエネルギーを作り出し、動いています。
そういったことから、身体としては、血糖値は常に安定していてほしいわけです。
しかし、食事から補給したブドウ糖が底をつくことはよくあります。
反応性低血糖ならば、なおさらです。
そこで人間は「タンパク質(アミノ酸)」そして「脂肪」を原料にして肝臓で(副腎も働いています)ブドウ糖 を合成する(糖新生)ことができるようにしています。
またブドウ糖が底を尽きると、脂肪から作られる「ケトン体」という物質もエネルギー源として使うことができます。
ですから・・・
タンパク質(アミノ酸)や脂質をしっかりと摂っていくと血糖値が安定してきます。
逆に炭水化物(糖質)は摂りすぎると、血糖値を上下し、不安定な状態を作ります。
タンパク質や脂質は、血糖値の上昇も緩やかで、低血糖時の味方ですから血糖値を下がりずらくしてくれるわけなんですね〜。
そんなことから・・・
サプリメントでは、「アミノ酸」そして、良質の脂質である「EPA・DHA」。
これとても重要です。
EPA・DHAいわゆるFish Oil(魚の油)は、低血糖も防いでくれますし、そこからβ酸化という代謝の流れでエネルギーも作れます。
私は、Fish Oilをちょこちょこ頻回に摂ることをお勧めしています。
朝・昼・晩以外にその間にも。
Fish Oilを摂ることで、甘いものへの欲求もおさまりやすいです。
さらに言うと、腸内のカンジダ菌などが作るバイオフィルムという膜を流すのにも有効なんです。
もちろん消化の悪い方は、ちゃんとFish Oilが吸収できているかも大切になるので、場合によっては消化酵素を補う必要もあります。
またβ酸化という流れでエネルギーとして使えているかも大事なので、その場合、脂質からエネルギーを作る際に必須の「L-カルニチン」を一緒に摂ってあげるとよりベターです。
L-カルニチンもアミノ酸の一つなので、その方の体内アミノ酸量がどのぐらいかも非常に重要なポイントになってくるでしょう。
「L-カルニチン」ついて少しお話しておきましょう。
L-カルニチンというとインターネットで調べると大抵「脂肪を燃焼したい方に」「痩せたい方に」なんて書いてあることが多いと思います。これは、脂肪を燃焼する際に、「脂肪酸」を燃焼するための工場でもある細胞内のミトコンドリアに運んでくれる運搬役を「L-カルニチン」が担っているからなのです。
L-カルニチンは、アミノ酸のリジンやメチオニンから体内で合成することもできますが、ここがうまくできない人もいます。
◉ リジンやメチオニンという材料になるアミノ酸が根本的に不足している
(食事内容、胃腸の消化能力特にタンパク質の消化に関わる胃酸の分泌不足)
◉ 肝臓や腎臓でリジンにメチオニンがメチル基を提供することでL−カルニチンが合成されていきますが、メチル化という仕組みが元々うまくいかないことでS-アデノシルメチオニン(SAMe)が不足している方
(メチレーションという仕組みについてはまた別の機会で詳しくお話しします)
◉ リジンとメチオニンからL-カルニチンが合成される際の酵素でもあるビタミンB6、ナイアシン、ビタミンCや鉄が不足している方
L-カルニチンが不足していると脂肪からエネルギー供給がなかなかできなくなるので、低血糖時への対処がうまくいかないことにもなります。
もちろん、食事の内容は大きく関わりますが、血糖値を下がりすぎないようにしてくれている副腎や甲状腺の調子が悪い人はもちろん、低血糖症になりやすい理由を持っている人もいるということです。
低血糖症。
お困りの方は是非ご相談ください。
私はこういった症状を得意としていますので、その方の奥にある原因まで読み解きながら、治療・アドバイスさせていただきます。
また次回お楽しみに。
Thank you for reading to the end.
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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Written by
小菅一憲
Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner
国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
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カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
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アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。
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