ブログ

低血糖症とは?|カイロプラティカ麻布十番

低血糖症とは?

今日は低血糖症という病気についてお話したいと思います。

低血糖と言うのは、文字通り、血糖値が低くなってしまう状態です。お医者さんで低血糖と言うと、糖尿病の患者さんがインスリンを多く打ちすぎたり、その他の病気でしか起こらないという認識ですが、実は・・・そうではない理由でも低血糖状態と言うのは頻繁に起きるのです。 現代人で多くみられる低血糖症というのは、糖からエルギーを作るという重要な機能がうまく働かなくなってしまったという状態のことをいいます。そしてこの状態を「機能性低血糖症」とも呼びます。

現代では、知らず知らずにこの機能性低血糖症になっている人がたくさんいます。 しかし、自分の日々のダルさや頭痛が血糖の問題からくるなんて誰も想像しません。だからお医者さんに行っても原因がわからず、悩む人が多いのです。実は、鬱などの精神的なことにも低血糖症は深く関わっています。

 

血糖値とは、私たちの血液の中に含まれている「グルコース(ブドウ糖)」の濃度のことです。
この血糖は、私たち人間が生きていくためにもっとも利用しやすいエネルギー源です。特に脳ではたくさんのグルコースが使われます。こういったことから、私たちの身体は、常に血糖値が安定していることを望んでいるのす。血糖値が安定していると、エネルギーがスムーズに作られ、頭もよく働き、体調も良いと言えます。

私たちはこの大切な血糖値をいつも安定した状態にしておくために、身体の中で多くの臓器が関係して綿密な血糖のコントロールを行っています。しかし、様々な理由から、この大切な血糖値が安定しない、不安定になってしまう状況が起こる場合があります。 この不安定な血糖値からいろんな症状が起こることになるのですが、その一つが「低血糖症」というものなのです。

 

 

低血糖症の症状

いつも疲労感がある
だるい
うつ症状がある
不眠
不安感
いらいらする
怒りっぽい
頭痛
めまい
発汗
震え
動悸がする
筋肉痛と腰痛
拒食症
食欲不振
発作的に泣く
恐怖症
集中力の低下
感覚麻痺
慢性消化不良
精神錯乱
手や足が冷たい
目のかすみ
筋肉の引きつりまたはけいれん
筋肉痛
非社会的あるいは反社会的行動
落ち着けない
肥満
ふらふらする
腹部のけいれん
失神あるいは意識消失
ひきつけ
自殺傾向 やる気が起きない
ふわふわした感じがある

 

実はこれらは、血糖値のコントロールがうまくいかない、低血糖症で起こりうる症状なのです。
もちろん、これらの症状全てが低血糖症によって起こるというわけではありません。
しかし、病院では原因不明や精神疾患と診断されがちなこれらの症状が、実は低血糖症だったというケースはかなり多いのです。

 

 

低血糖症の原因

特に精製された砂糖が原因になります。たとえば、砂糖やお菓子や清涼飲料水などの精製された糖分は、すでに分解されて小さい分子のため、とてもすばやく吸収され、血糖値が急上昇することになります。
血糖値が高い状態が長く続くと糖尿病になるくらいですから、血糖値が上がりすぎるのは人体にとって当然よくありません。

 

血糖値が上がると、今度は当然、血糖値を下げようとする反応が起こります。つまり、インスリンが分泌されるのです。インスリンが出ない、または非常に効きが悪く血糖値を下げることができない状態を「糖尿病」と言います。
「低血糖症」の場合はこの逆で、インスリンが出過ぎる、または効きすぎるために血糖値の急降下が起こったり、低い状態で留まってしまうことにより起こる問題と言えるでしょう。
インスリンの出る量は、血糖値の上昇の度合いによって、その分泌のされ方が変わります。つまり血糖値の上昇が速ければ速いほど、または血糖値が高くなればなるほど、それを下げようとするためにインスリンが大量に動員されることになるのです。

 

過剰に分泌されたインスリンは、血糖値を急降下させ、今度は逆に血糖値が下がりすぎてしまうという状態を引き起こします。
このように見ていくと、低血糖症の原因は、砂糖やお菓子、清涼飲料水、また精製された穀類などを多く摂ることが問題となっているということです。
精製された糖分を飲んだり、食べたりすると、血糖値の急上昇を招き、インスリンが出過ぎてしまうために、結果的に低血糖という状態になってしまうのです。

もちろん血糖値が下がれば、すぐに低血糖症になるわけではありません。血糖値が下がることは、健康な人でも起こりうることです。もちろん身体は血糖値を上げようとするホルモンを分泌するので、ある程度はコントロールできます。しかし、このような状態が頻繁に起こることによって、血糖値のコントロールがだんだん上手く行われなくなってしまうと、低血糖症の症状が出始めます。

 

いかがでしたか?
あまり馴染みがないものかもしれませんが、昔より精製された炭水化物や糖分を摂ることが多くなった現代では本当に多くみられる症状です。
みなさんの中にも知らずに知らずにこういった症状を経験している方もいるのではないでしょうか?

思い当たる人は、砂糖や精製された炭水化物の量を減らして、野菜やタンパク質などのおかずを増やしていくようにするだけでも、大分体調が変わってきます。
普段外で買って飲むペットボトルなどの飲み物も案外糖分が多いので注意しましょう。
是非参考にしてみてくださいね^^。

 

 

栄養について興味のある方は  
 Think Healthへ 

 

お花

先日、お花を頂きました♪

只今、待合室に飾っております。

お花があると、明るい雰囲気になって良いですね^^

 

さあ、笑顔でいきましょう〜

 

脂肪を燃焼する運動法|カイロプラティカ麻布十番

脂肪を燃やせる!集中力UPの運動法

ダイエット目的で運動を始めた人。
メタボ対策で運動を始める人。
お腹のたるみが気になって、運動を始めようと思っている人。

今日はまさにそんな人たちのために、「脂肪を燃やせる方法」を紹介します^^。
話の中心は、オリンピックトレーナーもつとめたカイロプラクターのDr Maffetone(マフェトン)が提唱する「脂肪を燃焼する運動」について。

 

 

エアロビック筋とアネロビック筋

私たちの身体の筋肉はエアロビック筋とアネロビック筋の2種類の筋繊維で構成されています。

エアロビック筋とは、遅筋とも呼ばれる赤味を帯びた筋肉で、収縮の速度は遅いけれど持久能力が高いという性質を持っています。この筋肉を動かす時にエネルギーとして使われるのは、体内にある脂肪。エアロビック筋を使うエアロビック運動に痩せる効果があるといわれているのはこのためです。
もちろん、体脂肪燃焼に効果的であるばかりか、エアロビック筋を鍛えることにより、長時間に渡って運動できる能力のレベルアップも期待できます。というのも、この筋肉を動かす燃料の脂肪は、体内に実に豊富にあるからです。

そればかりではありません。エアロビック筋を鍛えれば、体内貯蔵量が限られている糖質を節約できます。
その結果、血糖値が安定し、集中力も増してきます。糖質は脳の唯一のエネルギー源。運動に使われれば、それだけ脳の使う分が少なくなりますが、エアロビック運動では糖質を節約できるので、その分は脳にまわされ、脳は潤沢なエネルギーを得て、元気にフル活動できます。
また糖質の節約により血糖値が安定すれば、常に空腹を感じるようなこともなく、過食も防ぐことが可能なので、生活習慣病には最適ですね。
また空腹感とともに覚えるイライラも少なくなります。

 

逆にもう一つの速筋と呼ばれるアネロビック筋は、エアロビック筋に比べて収縮が早く、筋繊維が太いために一気に強いパワーが出るのが特徴です。息をする間もなく短時間に瞬発力を出すことができるので、たとえば、重いものを持ち上げたり、全力疾走をするときなどに威力を発揮する筋肉です。
前述のエアロビック筋が、脂肪をエネルギーとして使うのに対し、こちらのアネロビック筋は主に糖質を使うのも大きな特徴です。このため、脂肪を燃焼するのに最適なのはエアロビック筋(遅筋)使った運動をすることがベストなんです^^。

ということは・・・
筋トレのようなものは、脂肪を燃やすには効率が悪いということですね。

 

 

脂肪を燃やす180公式の運動

エアロビック運動の代表的なものとしては、ウォーキングやジョギングが挙げられます。しかし、これらの運動が、いつでも誰にとってもエアロビック運動になるとは限りません。
エアロビック運動とは、比較的強度の低い運動を指しますが、たとえば、ジョギングするのに、同じ距離を同じペースで走っても、ある人にとっては楽勝、しかし、別の人にとっては非常に強い強度になる場合も十分に考えられます。

そこで何を指標にするかというと、Maffetoneは心拍数を正確に把握しながらトレーニングすることを勧めています。

 

<エアロビック運動の最大心拍数の決め方(180公式)>
A:2年以上の間、順調にトレーニングができており、競技の成績が伸びている
→  180-年齢+5

B:過去2年間、風邪をひいたのは1、2度で、大きな問題もなくトレーニングできている
→  180-年齢

C:競技が伸び悩んでいて、よく風邪をひいたり、故障やケガを繰り返している
→  180-年齢-5

D:病気にかかっていたり、治ったばかり、手術したばかり、退院したばかり、投薬中
→  180-年齢-10以上

 

この方式から得られる数値は、呼吸商(消費された酸素と身体から排出された二酸化炭素の割合を測ったもの)から測定して割り出す場合とほぼ同じ数値となるので、信頼できる指標として用いることができます。
ちょうどここで求めた心拍数が、みなさんのエアロビック運動とアネロビック運動の境界線となる心拍数なので、脂肪を燃焼するエアロビック運動を行うのには、この心拍数以下で行えばよいというわけです。

 

ただこの運動を行うには、心拍数を正確に測ることができるハートレートモニターが必需品です。
感覚だけに頼ったりしているとストレスの強いアネロビック運動になってしまうことが多いのです。

 

みなさんも思い立って、ハートレートモ二ターをゲットし、脂肪を燃やし、エネルギー効率の良い身体作りを始めてみてはいかがでしょう?
これでメタボともおさらば。気楽にダイエットです^^。
私がやった感覚では、走りながら会話ができる程度の強度でした~。
けっこう楽なペースなんですよ。これだったら誰でも無理なく続けられると思います^^。
是非~!
◎なお、動脈硬化の恐れがある人は急にランニングで負荷をあげない方が良いでしょう。ウォーキングから始め、徐々に運動量を増やしていきましょう。

 

 

栄養について興味のある方は  
 Think Healthへ 

 

治療薬ハンドブック

最近、患者様とお薬の話をする機会が増えてきたので、「治療薬ハンドブック」
を購入しました。

薬の事が1500ページにも渡って書いており、目がチカチカしてきそうです。笑。
これを読みながら、少しでもお役に立てるよう自分の知識をアップデートしていきます。
お薬のことで何かご質問ありましたら、いつでも聞いてくださいね。

 

サプリメントのミニ知識

サプリメントのQ&A

最近は、健康食品やサプリメントを摂っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、摂り方を間違えるとかえって逆効果になることもあります。
私達の身近になったサプリメントだからこそ、もう少し栄養素のいろんなことを知ってもらいたいなと思います。
ということで、今日はサプリメントのミニ知識を紹介したいと思います。

 

 

Q1:ビタミン・ミネラルなどの栄養機能食品には1日摂取目安量が記載されてますが、1度に飲んでも大丈夫ですか??

A2:栄養機能食品は、医薬品ではないのでいつ摂取してもかまいません。
ですが1日摂取量を分けて飲んだ方が、体内でも吸収や利用率が上がると考えられています。

☆ビタミンの種類によって、脂溶性のものと水溶性のものに分けられ、吸収率は食事の前後で多少異なります。脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)は食後に服用した方が吸収率が良く、ビタミンB群やCなどの水溶性ビタミンは空腹時に服用した方が吸収されやすいそうですよ。

 

 

Q2:ビタミンCは摂りすぎると良くないですか??

A2:ビタミンCの上限は2000mg/日とされており、これを超えなければ安全だと考えられてます。

☆ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、尿から排泄されるので心配はいりません。通常200〜300mgを3時間おきくらいこまめに摂取してあげると効果的です。またガンなどの大きな病気の時に高濃度のビタミンCを点滴することで効果を出す場合もあります。腸が弱い人や過敏な人の場合は摂りすぎると下痢をすることもありますが、そういった場合は中性ビタミンCを摂ってあげると良いですね。
ビタミンB6は水溶性ですが、摂りすぎると知覚神経障害や抹消神経障害、光線過敏症が出る場合があります。
なので、水溶性、脂溶性を問わず許容上限摂取量を超えない事が重要です。

 

 

Q3:天然ビタミンEと合成 ビタミンEはどう違いますか??

A3:サプリメントのビタミンEには、「天然」と「天然型」と「合成」の3種類があり、体内での効果が異なります。
合成<天然型<天然の順で効果が高くなります。

☆天然のビタミンE製剤は、主として大豆や菜種、綿実などの食物種子の油脂成分から抽出して作らたもので、これに酢酸をつけて安定化したものが天然型です。
抗酸化作用や抗血栓作用、ホルモン分泌調整作用などの効果があります。
ちなみに、ビタミンEをはじめ、許容摂取量の上限が設定されているビタミンは、ビタミンA,D,K,B6,葉酸,ナイアシンの7種類があるので摂取量を超えない事が重要です。

 

 

今日は3つのQ&Aをお話しました。
日頃、疑問に思っている事はありませんでしたか?
いくらサプリメントとは言え、使い方に注意して快適な生活を送れるようにしたいものですね^^

 

シリカ(ケイ素)の大切さ

ウェルスプリング

ここ1ヶ月程、ニュージーランドのミネラルウォーター「ウェルスプリング」を飲んでます。
このお水の中には、「シリカ(ケイ素)」が含まれており、人間の身体にはとても大切なのです。

 

そのシリカですが、カルシウムの吸収やビタミンDの働きを促進したり
グルコサミンの合成も促進する作用があり、骨と歯を丈夫にして
軟骨細胞や皮膚のコラーゲン生成に必要なミネラルです。

ほとんどの方が、「骨」と言えば「カルシウム」を連想すると思いますが
実は骨を作るためにはカルシウム以外のミネラル、とくにシリカが必要不可欠!
なので、カルシウムだけを摂っていてもあまり意味がありません。

すごい重要ですね^^

 

また、ハリとコシや艶がなくなってしまった髪、すぐに割れる爪、シワができた皮膚、、、
これらの原因の多くはタンパク質「コラーゲン」と「ケラチン」の量と質が関係してます。
この2つのタンパク質が体内で作られるためには、シリカが不可欠です。

美容に感心のある方は、高級なコスメ等を使用する前にこのお水を飲んでも良いかもしれませんね。

 

野菜や肉などに多く含まれておりますが、酸素と結合したケイ酸の形でないと吸収できません。
でも、このお水はそのまま吸収できるので、飲むだけで良いのです。なんて楽ちん(笑)

飲み始めてから1ヶ月経ちますが、髪の毛の艶が出始めたのと爪が強くなった様な感じはあります。
お肌の弾力はまだ時間がかかりそうですが、少しずつ変化があるようです^^

 

もし興味のある方は、「ウェルスプリング」をお試し下さい!

 

日本人は胃酸が少ない!?|カイロプラティカ麻布十番

日本人の7割~8割は胃酸分泌が少ない

普段、生活の中で胃酸を意識するということは、まったくないと思いますが・・・
今日はその胃酸に少し注目してもらいたいと思います!
胃酸分泌が少ないことが、多くの病気の引き金になる。そんな大事な話でもあります。

 

胃酸は消化過程に不可欠なものです。胃酸の消化過程がなければ、栄養素の吸収はおおいに減少し、消化不良と吸収障害を起こしてしまう上、病気の危険性が高まるとも言えます。みなさんは常識の中で、「胃酸が多くなるから胃が痛くなる」、「胃酸は少ない方が良い」と考えている方が多いのではないでしょうか。
それは実は大きな間違いです。
医学の本「The Pharmacological Basis of Therapeutics」によれば、一般人の10~15%は胃液の分泌十分でないといいます。また健康状態を崩している人に限れば、不足の割合はもっと高くなるでしょう。
この胃酸というものは、実は非常に分泌されにくいものです。個人差がありますが、民族学的に日本人は胃酸の分泌が少ない民族だと言われています。これについては、刺身だとかの生の魚を食べるというような食事行動を古くからずっと続けてきたからかもしれません。

 

日本人ではおよそ7割~8割が胃酸の分泌が少ないと言われています。日本人の胃腸が弱い原因が少しわかる気がしますね。
胃酸の分泌を妨げる要因は、ストレスや病気、加齢などが大きく関わっていますが、様々な病気や身体の問が、胃酸のレベルが低い(低酸症)か酸の欠乏状態(無酸症or胃酸欠乏)から引き起こされていると言っても過言ではないでしょう。
これは、胃酸分泌の低下による栄養素の吸収不良(カルシウムや亜鉛、鉄、ビタミンB12、たんぱく質)の結果によって起こると言えます。胃酸の低下により、栄養吸収が制限されてしまうのです。
例えば、胃酸が胃を刺激することで、膵臓酵素やその他の消化酵素が小腸に出ますが、適当な胃酸がなければ小腸の機能が正常に働くことは困難になってしまいます。これにより栄養吸収が低下してしまうほかに、胃酸の酸と結びつくことによって吸収される栄養素も多々あるので、胃酸の低下により栄養吸収不良が起こることはおおいにあり得る話なのです。

 

 

胃酸分泌低下と関わりのある症状

糖尿病
甲状腺機能異常
小児喘息
慢性の発疹
湿疹
胆のう炎
骨粗鬆症
リウマチ性関節炎
副腎皮質の虚弱化
慢性肝炎
白斑
大半の腸の問題
食後膨満感
貧血
アレルギー
便秘
下痢
不眠

 

かなりたくさんの症状が関わっていることにみなさん驚かれるのではないでしょうか?

 

その他、爪が弱かったり、割れやすかったり、女性の場合なら髪の毛が抜けやすかったりも胃液不足のサインになります。また胃液不足の人は、大抵の場合、腹部の上方にガスがたまりやすく、のどや鼻の毛細血管の膨張も胃液の不足と関わっていることが多いとされています。胃酸分泌低下により、様々な腸管の問題が起こる可能性もあります。
また胃酸が少ない状態だと、胃にバクテリア、ウイルス、寄生虫、イースト菌や真菌類などが住める環境になってしまうことも大きな問題でしょう。
胃酸はこれらの有機体に対する殺菌・防御の役割があり、通常ではこれらの有機体が存在することはありません。

 

そしてさらには低い胃酸状態にある人は、リウマチ性関節炎、喘息、アテローム性動脈硬化やカンジダ菌などの伝染病を持っている可能性が高くなります。

一体どれだけの病気が胃酸分泌と関わっていることでしょう・・・。

 

こう考えていくと・・・
制酸剤を用いることは消化と吸収には逆効果になる恐れがあることは、少し見えてきたのではないでしょうか。
特に胃酸不足をすでに持っている人では、胃酸を中和するために薬剤を使用したりすることは、胃酸機能を低下させ、消化栄養吸収に問題を起こしかねません。
今の人達は、胃炎というとすぐ薬を飲みます。
薬を使うと胃液を少なくすることで、後に消化に重要なペプシンという酵素の分泌も少なくしてしまいます。
今度は逆に胃もたれが起こってしまうとも言えるのです。

 

 

カイロプラクティックでは

アプライドキネシオロジーでは、両側の大胸筋(胸の筋肉)の筋力低下が塩酸酸性障害と関連していると述べています。私もよく臨床でこの胸の筋肉(大胸筋鎖骨部)はチェックするのですが、これが胃の塩酸酸性低下または全身性の塩酸欠乏などによる低酸症・無酸症と関わっているのです。
また両側の大胸筋の弱化(塩酸産生障害)がみられる時、多くの場合で特有の頭蓋障害が検出されます。これは側頭骨という頭のサイドの骨の動きに関わる問題です。頭蓋障害は、内臓系の問題、とくに内分泌系の問題には大きく関わっています。私も塩酸産生障害がある患者さんには、必ず頭蓋骨の状態をチェックし、側頭骨の治療をしっかりするようにしています。

 

このようにカイロプラクティックでは、胃酸産生に関わる頭蓋障害の調整、また顎口腔システム、骨盤などの関連部位を治療することで根本的な治療をすることが可能でもあります。もちろん胃酸低下による症状が重篤な合、重度の吸収不良症候群や自分自身で胃酸を産生できないような場合(とくに高齢者)には、塩酸サプリメントで胃酸を補うこともあります。
とにかく胃酸分泌は様々な病気の元になっている可能性があるので、私は一番と言ってもよいほどそれに対する治療を優先しています。

 

 

胃酸の分泌が気になる方は、半分に切ったレモンを絞ってそれを水で薄めたものを用意しましょう。そして、食事の時に一口食べては、レモン水を飲むといったように酸を補ってみてください。
もしこれでいつもより食後のお腹がスッキリした感じがあったり、次の日の便の調子が良かったりしたら、あなたの胃酸は少ないことが考えられます。

こういったレモンを使って胃酸を補うことや消化酵素がたっぷりの大根おろしを付け合わせで食べることもみなさんの消化を助けてくれます。油っこいお魚を食べる時などにはこういったものをかけるのは昔ながらの知恵なのかもしれないですね^^。
また小さい頃よく母親に言われた覚えがある方もいらっしゃると思いますが「よく噛んで食べる!」ということは何よりも重要なことです。良く噛めば唾液が出て、胃が食べ物の消化の準備を始めます。また、胃酸がしっかり出るとそれに促されて膵臓や胆嚢から消化酵素も出てくるので、よく噛むことは本当に大事だと言えます。みなさんも今日は是非!
いつもの倍以上噛むように意識してご飯を食べてみてください。
いつもと違う身体の調子やお腹の状態が感じられるかもしれませんよ ^^。

 

テレビや雑誌、携帯などを見ながらの食事はせずに、しっかりと食事に集中し、家族との会話を楽しみながら、ご飯を食べる。
基本的なことですが、こういったことがもしかしたら、健康の基本なのかもしれません^^。

 

 

栄養について興味のある方は  
 Think Healthへ 

 

夜桜

千鳥ヶ淵

先日、夜桜を見に千鳥ヶ淵まで行ってきました。

 

驚くほどの人と桜!!

あまり夜桜を見に行った事がなかったので、こんなに沢山の人出があるとは思いませんでした。
桜はこの時期になると、本当に人気者。
そして、みんなを幸せにしてくれるお花ですね。

 

ライトアップしていてとても綺麗でしたが、夜は寒かったので、もし行くときは暖かい格好をして下さいね^^

 

笑顔の記録

「VOICE」に変更

最近、ホームページをリニューアルしました。
今までは、患者様の声を「笑顔の記録」という項目で載せておりましたが
リニューアル後は「VOICE」の部分にアップしております。

 

改めて見てみると、皆さん「笑顔」ですね!
治療の後にインタヴューしているという事もあり、リラックスしているのでしょうか。。
院長との信頼がここで生まれているような感じがします^^

 

これからも皆様の笑顔を、沢山記録して参りたいと思います!

 

トランス脂肪酸(危険な油について)|カイロプラティカ麻布十番

トランス脂肪酸とは?

今日は、トランス脂肪酸についてお話したいと思います。
みなさんは、マーガリンが身体に良くないということはもうご存知でしょうか?
これについては大分知られてきたので、今更という感じもしますが・・・
念のため、今日はそんな「危険な油」についてのお話です。

 

 

10年か15年くらい前まで、日本は、乳がん、大腸がん、前立腺がん、心臓病などは少ない国でした。
伝統的な日本食の中では、牛肉や乳製品で摂る飽和脂肪酸も少なく、水素添加して作ったマーガリンやショ
ートニングといった今回のテーマのトランス脂肪酸が身体に入ることも少なかったのです。そして繊維質を
食事からしっかりと摂取し、オメガ3の脂肪酸やセレニウムなども魚から摂れていました。

しかし、今の日本は大分変わってしまいました。
昔から、アメリカに移住した日本人は、アメリカ人と同じぐらい大腸がんや心臓病、その他の病気にかかる
ことがわかっていましたが、今では日本の本土でもこれらの病気が増えてきています。

 

その原因の1つにトランス脂肪酸の害があります。

先ほど言ったショートニングやマーガリンの中には、トランス脂肪酸という人工的な油が含まれています。
またレストランやファーストフードのお店で使われている油も危ないものです。業務用の食用油は何度も
熱せられますよね。そういった何回もの加熱の中で脂肪の分子のあるものはリング状をした「ラクトン」
と言われるものに変わってしまいます。このラクトンが増えると、それはプラズミンという酵素の働きを
妨げ、動脈に血栓ができる要因の一つになると言われています。プラズミンは血栓を溶かす働きのある酵
素です。
トランス脂肪酸は、飽和脂肪酸と同じように摂りすぎると血液をドロドロにします。また肝臓にダメージ
を与えて体内のコレステロール合成量を調整する機能を崩してしまうそう。そしてそれは心臓病のリスク
につながります。

アメリカで8万人もの女性を対象に行われた実験では、トランス脂肪酸をもっとも多く摂取するグループ
はもっとも少ないグループに比べて、心筋梗塞を起こす危険性がおよそ30%も高かったそうです。
またオランダで行われた調査では、488人の女性と27人の男性を3つのグループに分けて、それぞれ、
オリーブオイルの多い食事、動物性脂の多い食事、トランス脂肪酸の多い食事を3週間続けたところ、
トランス脂肪の多いグループだけがHDL(善玉コレステロール)が少なく、LDL(悪玉コレステロール)
が多くなっていたとの結果がでました。

その他、糖尿病や高齢者の認知症の原因になっているという話まであります。

 

 

マーガリンの怖さ

トランス脂肪酸の中でもよくあがるマーガリンについてお話します。
有名な実験を一つ紹介しましょう!

アメリカの自然派運動家フレッド・ロー氏が行ったマーガリンの実験。
もともと彼は、自然食品店を経営しており、「マーガリンは正しい食品」と信じて売っていました。きっとお店を訪れた多くのお客さんが「動物性脂のバターよりも植物性油を使ったマーガリンのほうが健康に良い」と思っていたことでしょう。
ところがある日、食品工業の技術者である常連客から「マーガリンを顕微鏡でのぞいてみると、プラスチックの構造にそっくりなことがわかる。マーガリンにプラスチック食品という名前をつけたくなる」という話を聞きます。
驚いた彼は、マーガリンや、マーガリンとは兄弟分のような植物系ショートニングが含まれている食品を売るのをストップし、ちょっとした実験を始めました。

それまで彼の店で売っていたのと同じマーガリンの小さな塊をお皿にのせ、その皿を店の裏部屋の窓際に置きました。マーガリンが本物の食べ物であるなら、虫や細菌がやってくるのに好都合な場所にあるこのご馳走に、大喜びしてむらがるに違いないと思ったからです。
同じことをすると、バターの場合は蠅や蟻やカビがいっぱいになります。
しかし、マーガリンの塊はバターとは違っており、2年経っても、もとのままでした。その間どんな虫も一匹としてその塊に近寄るのを眼にすることはなく、ひとかけらのカビすら生えなかったといいます。
窓を通して入る日光の熱でマーガリンは半分溶けてくずれ、ほこりまみれて汚くはなりました。しかし、起こったことはただそれだけで、マーガリンの固まりは決してきれいになくなることもなく、汚くぞっとするものになっただけだったそう。

 

みなさんの常識の中には、「植物油由来のマーガリンは、バターよりもカロリーも低くて健康的」ということがあるのではないでしょうか?
この常識はすぐに変えなければいけないと思います。

マーガリンはどうやって作られるのでしょう?
たしかに植物油(大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、綿実油、ひまわり油など)を原料にしてつくられています。これらの油は、融点が低く、常温では液体です。身体の中に入っても、液体のままなので血液中をスムーズに移動できるという反面、その構造上酸化しやすいのが欠点で長期の保存が難しい油でした。

では、植物油を使ったマーガリンはなぜ常温でも固形なのでしょう?
ここにカラクリがあります。
実は「水素添加」という方法を使って油の性質を変えてしまっているのです。
脂肪酸は、炭素が連なり、そこに水素がくっついた鎖のような構造をしています。炭素には4本の腕が伸びていて、そのうち2本の腕は両隣の炭素と手をつなぎ、他の2本の腕は水素と手をつないでいます。鎖の先頭にあたる炭素は、隣の炭素、水素と手をつないでおり、この部分をメチル基と呼んでいます。また、最後尾に当たる炭素は、隣の炭素と水酸基、酸素と手をつないでおり、カルボキシル基と呼んでいます。

それぞれがしっかりと固定されていれば、強度が高く、常温で固体になります。いわゆる牛脂やラードなどの飽和脂肪酸ですよね。それに対して、水素がところどころ抜けている形のものは、不飽和脂肪酸と呼ばれ、穴の数が多いほど、固体になりにくく、融点が低い油となります。
植物油のほとんどがこれで、常温で液体になっているわけです。

 

さて、マーガリンにおける水素添加というのは、何か。
みなさん想像できたのではないでしょうか?

そうです。この抜けた穴のところに人工的に水素をあてがって無理やり炭素の鎖と結合させるということです。
それによって穴が埋められ安定した植物油は、固体になり、なおかつ酸化しにくくなるので長期の保存が可能になります。
こうやってできたのが、このマーガリンというものなのです。
マーガリンは使い勝手が良く、長期の保存がきくということで商業的には利便性が高い商品になりました。
マーガリンの硬さは、水素を添加した量によって変わります。水素をたくさん添加すれば、その分、多くの穴が埋まるので硬いマーガリンができます。また水素を少しだけ添加すれば、穴が残る割合が多くなるので、液体により近い、伸びのよいマーガリンができます。これがパンにも塗りやすいマーガリンができる秘密なのです。
現在売られているマーガリンのほとんどが、この部分水素添加によってつくられており、そうして固体となった油(硬化油)に、乳化剤と水を加えた後、急冷してマーガリンが完成します。

なお、水素添加は120~210度の高温、高圧のなかで水素ガスを反応させる方法で行われます。そしてこのときニッケルや銅が触媒として使われるのですが、なんか聞くだけで怖くなってきますよね。

 

現在、ヨーロッパ各国では、トランス脂肪を「殺人脂肪」として扱い、トランス脂肪が一定基準よりも多く含まれている食品を違法としています。
またアメリカ・ニューヨーク市でもすべての調整食品からトランス脂肪酸を排除することを法律化しています。
私自身、海外の製品を見たりすると、TRANS FAT ゼロの表示がめずらしくなくなりました。

 

トランス脂肪酸が含まれている可能性のある代表的な商品には・・・

マーガリン
ショートニング
ケーキ用小麦粉
カップラーメン
フライドポテト
冷凍食品
ドーナツ
パウンドケーキ
ポテトチップス
オートブラン
チョコレート
クッキー
ホイップクリーム
コーヒーフレッシュ
ドレッシング

などなど・・・

 

もちろんファーストフードは、トランス脂肪酸の宝庫です・・・。

 

みなさん、いかがでしたか?
この話について聞いたことがあったという人も、初めて聞いたという人も、これが食事を変えるキッカケに
なったら幸いです^^。

 

 

栄養について興味のある方は  
 Think Healthへ