ブログ

炭水化物(糖質)carbohydrate|炭水化物の取り過ぎで体調不良が起こる!?「炭水化物不耐症」

てんこ盛りのご飯と梅干しの御膳|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 普通に健康な人に「炭水化物」に過敏な人がいる!?

⭐️ 炭水化物の摂り過ぎで起こる症状とは!?

⭐️ 炭水化物(糖質)の摂り過ぎで起こる「低血糖」

⭐️ 血糖値を安定させる食事バランスが「健康の鍵」!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日はみなさんがびっくりするような話をします。
それは、炭水化物の摂り過ぎで、日々の身体の不調が起こるという話なのですが、知ってびっくり。まさに日々、私達がよく感じる不調がそこにあります。

 

さぁ。行ってみましょう。

 

 

 

⭐️ 普通に健康な人に「炭水化物」に過敏な人がいる!?

  

炭水化物は身体にとって不可欠な栄養素。それは間違いないのですが、炭水化物の摂りすぎも病気のキッカケを作ってしまうことがあります。

 

 

 

栄養学を勉強していると、現代人の食べ物がものすごく偏っていることを感じます。何に偏っているかと言うと、炭水化物!なのです。

 

現代では、お金さえ払えば、お腹がすぐにいっぱいになるものが、安い値段で手軽に手に入ります。
コンビニのサンドイッチやおにぎり、お菓子などなど。まさにそれらは炭水化物です。
炭水化物というと、いままでお話してきたように糖質です。糖質ですから、食べると当然血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。分泌される速さや量は、糖質の種類や一緒に食べたものにも影響されますが、炭水化物が多い、インスリンを分泌しやすい食事をしていると、血糖値の不安定な状態に陥ります。

近年、注目を集めているのは、普通に健康な人に炭水化物過敏症が非常に多く、半分くらいの人が炭水化物をうまく消化できないでいるということ。つまり多くの健康で血糖値も正常と言われる人の中に、インスリン抵抗性の方がいるということなのです。

多くの場合、遺伝的(例えば家族に糖尿病の人がいる)な要素があり、さらに炭水化物の摂り過ぎというライフスタイルが症状を悪化させています。この症状を炭水化物不耐症と呼んでいますが、炭水化物の耐性は一般的に年齢とともに低下するため、炭水化物の摂取量も少なくしていかなければなりません。

炭水化物不耐症は人によって症状も違います。血液検査ではもっと後の段階でなければ診断できないのですが、症状は何年も前に始まっていると言えます。不耐症そのものは病気ではありませんが、症状が放置されたままでいると病気のきっかけを作ることになります。またキャパを超えた過剰な炭水化物摂取も、体調を崩す原因となります。

 

 

  

⭐️ 炭水化物の摂り過ぎで起こる症状とは!?

 

炭水化物の摂り過ぎで起こる症状には、みなさんが普段身近に感じるものが多いと思います。

 

 

 

炭水化物不耐症の症状とは・・・ 

 

 

疲労感(一日中、もしくは朝や昼だけととにかく疲れを感じる)
仕事や勉強に集中できない
記憶力減退
想像性の欠如
低血糖症状(甘いもの・カフェインが欲しくなる、めまいを感じたり、イライラする、情緒不安定)
腹部の膨満感
炭水化物や糖分を摂った後の眠気
脂肪の蓄積と体重の増加
中性脂肪の上昇
高血圧
うつ症状
薬物中毒(たばこ、アルコール、カフェイン、他の薬物がやめられない)

 

 

こう考えていくと、どれだけの人が炭水化物を摂り過ぎているのでしょう?

 

 

食事というのは、健康を維持するために本当に重要なポイントになります。
これは私自身、様々な勉強をしてきた以上に、自分の身体でも体験してきたことです。
そしてその中でも特に、糖質(=炭水化物)、たんぱく質、脂質の三大栄養素の摂取バランスが非常に大切になります。

 

 

まず一番大事なのは、糖質の摂り過ぎに注意をするということ。
みなさんは「脂質の間違いでは?」と思うかもしれませんが、問題は脂質よりも「糖質の摂り過ぎ」なのです。

 

 

 

⭐️ 炭水化物(糖質)を摂り過ぎると起こる「低血糖」

 

糖質は、食べると消化されてブドウ糖となり、血液中に運ばれます(血糖)。
この数値(血糖値)が上がると、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げるように働きますが、インスリンには、血糖を脂肪に換えて体脂肪として蓄えられるのを促進したり、体脂肪がエネルギーとして使われるのを妨げる働きもあります。
たくさんの糖質を摂取すると、それだけ血糖値は急激に上昇し、その分、より多くのインスリンが分泌されるのです・・・。インスリンが引き起こす重要な症状とは空腹感です。炭水化物食の後、インスリンの分泌が血糖を下げますが、それにより、ご飯を食べてまだ1~2時間しかたってないのに空腹感を覚えます。

そうなると大抵甘いものが欲しくなり、間食をすることになります。そして多くの場合、その間食も炭水化物であり、さらに炭水化物の摂取量を増やしてしまう結果となります。
これらの一連の流れで、体脂肪はより貯蓄されるのにもかかわらず、エネルギーとして使われないという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

 

 

また急激に血糖値があがると、その人には、低血糖の傾向が出てきます。
炭水化物中心の食事、または甘いものや砂糖が多く含まれた食べ物を摂ると、血糖値が急速に上がり、それに反応してインスリンが過剰に分泌されるために、今度は急速に血糖値が下がり、結果的に低血糖に陥るのです。実は、この低血糖というのが、慢性疲労やうつ病・統合失調症などの精神疾患など、種々の病態の原因のひとつになっているということを知らない人が多いのです。
またこれを続けると、膵臓が疲弊し、糖尿病に移行しまう恐れがあります。
糖尿病まではいかなくても、この低血糖の状態に陥っている人はかなりいると私は思っています。

 

 

糖質(=炭水化物)は摂りすぎるといわば、麻薬のようになってしまうので、これが一番怖いのです。

 

 

⭐️ 血糖値を安定させるような食事バランスが「健康の鍵」!

 

カイロプラクターのマフェトンは、糖質、たんぱく質、脂質の摂取カロリー比率は、4対3対3が理想としています。もちろんこれは人によって適切な割合が異なってきます。血糖値の調整がうまくできない人はもっと糖質を減らした食事を摂らなければならない場合もあります。

 

 

 

その人にとって、三大栄養素を理想的な割合で食べれた時に、はじめて血糖値が安定し、なおかつ脂肪を燃焼しやすい健康的なカラダがつくれるとも言えます。
そして、これは本当に健康の基本とも言えるべきことなのです。

 

 

 

 

ちなみに日本食の栄養摂取比率の現行は、7.5対1.5対1.0。

 

私は、このバランスはもちろんのこと、その上に糖質が添加された加工品、清涼飲料を知らず知らずに摂取することで、現代人に糖尿病が増えてきたとも思っています。
つまり我々日本人の多くは、栄養比率を根本から変えていかなければならないということになります。

そしてもちろん先程も言ったように、個人でその比率は若干異なり、さらに同じ人でも状況によってニーズが変わってきます。また中身も肝心です。糖質、たんぱく質、脂肪とともに、それぞれ食べるべき食材、避けるべき食材があるのです。それについてはいままでたくさんお話してきました^^。
さらに、野菜やきのこ類、海藻をバランスよく、積極的に食べることも大切。これらに豊富に含まれる食物繊維には、血糖値の上昇を防ぎ、また糖質が脂肪分を燃やす働きを低下させるのを防ぐ作用があります。
とくに今の日本人は野菜不足なので、食べ過ぎといったことはないでしょう。積極的に食べていきましょう。
炭水化物を控え、タンパク質や野菜をしっかり摂るようにすると、様々な不調が改善してくると思います。

 

 

 

さて、血糖値を安定させるという点では、食べ方も重要です。

 

まず欠食しないこと。
食事を抜くと、空腹時間が長くなるため、血糖値が下がった状態が続き、次に食事をすると一気に上昇することになります。これが続くと血糖値が激しい上下動を繰り返すことになり、安定しません。1日3度の規則正しい食事は重要なことです。血糖値調節が難しい人は、1日5~6食にするか、血糖値を上げない食べ物で間食してあげることも必要になります。

また、血糖値を安定させるという意味では、よく噛んでゆっくり食べることもポイントです。
よく噛まず、一気に食べものをかきこむと、血糖値は急上昇し、大量のインスリンによって急下降してしまうのです。
噛めば噛むほど、唾液もたくさん分泌されますが、唾液には、消化という働きのほか、細菌などの殺菌作用や添加物の解毒作用もあります。

最近テレビで、アンチエイジングについての事が、放送されていましたが、食べ方も紹介されていましたね。
野菜を先に食べてその後たんぱく質、炭水化物を食べるという順番。これももちろん血糖値をむやみに上げないことと関わってきています。

 

 

 

血糖値を安定させること、これこそが健康のカギでもあるのです!

 

 

 

カイロプラクターのマフェトンは適正な炭水化物摂取量を知るための「2週間テスト」を推奨しています。

 

2週間テストは適切な食事のバランスを見つける重要なテストです。このテストでは2週間だけ炭水化物、糖質を制限して、それによって炭水化物不耐症かどうか、またどれくらい炭水化物を摂るのが適性かを知ることができます。

炭水化物不耐症で問題が起こっている場合、このテストで症状が改善する人は数多く、寝つき、寝起きがよくなった、昼食後に眠くならない、疲労感が消えカラダが軽くなる、頭がスッキリしたなど、かなりの改善がみられます。なかには便秘が解消したりする人もいます。これは大量の炭水化物が消化不良と関係しているからといえます。また内臓の調子の悪さは筋肉骨格系にも影響を与えるので、このテストをすることで腰痛や背部痛、足のシビレが治るということもめずらしくはないのです。

 

 

みなさんも一度トライしてみてはいかがでしょう?
次回はこの「2週間テスト」について詳しくお話しましょう。 

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)carbohydrate|食物繊維の良いところと注意するところ

リンゴやアーモンド、シリアルなど食物繊維が多い食材|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の違い

⭐️ 食物繊維で摂り過ぎで注意すべきデトックス効果

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

ヒトの消化酵素で消化される「糖質」と、消化されない「食物繊維」を合わせて炭水化物と言っていました。
今日は「食物繊維」について。

 

  

 

⭐️ 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の違い

  

食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化されない、難消化性炭水化物の総称です。いままでの栄養学では、消化・吸収されてエネルギー源として利用される糖質とは異なり、食物繊維は体内で利用されない非栄養素成分と考えられていました。いわゆる食べ物のカスと思われていたのです。それが今では、現代病のお助け栄養素。体調を整えたり、便秘からガン予防まで、さまざまな生活習慣病の予防や治療に役立つことがわかり、注目されています。

 

食物繊維は、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2つに分けられ、それぞれ異なる役割を持っています。

 

水に溶けないものが不溶性食物繊維で、簡単に言えば、穀類、豆類、根菜類、イモ類、野菜の中に多い硬い繊維です。一方、水に溶けるものが水溶性。果物やこんにゃくに含まれるペクチン、マンナンや、海藻の多糖類(アルギン酸)なども水溶性食物繊維に分けられます。
それぞれ働きが違うので、単一の食品からとるよりも多種類の食品からとったほうが、効果もいろいろ期待できます。

 

 

 

<不溶性食物繊維>

 

〇消化管のはたらきを活性化
便秘の解消に効果があります。
〇水分を含んで、便の容積を増加させる
不溶性食物繊維は、水分を含ませるので便のかさが増します。そのことで排便がスムーズになり、大腸ガンの予防にもなります。
〇大腸内容物の通過時間を短縮させる
大腸の動きを活発化し、発がん物質が大腸粘膜に長時間触れることがなく、速やかに排出されます。

 

 

<水溶性食物繊維>

 

〇食事の消化・吸収を緩やかにする
胃の幽門部を高分子である食物繊維が塞ぐため、胃から小腸への食べ物の移動が穏やかになり、小腸でブドウ糖や脂肪がゆっくり吸収されるようになります。そのため急激な血糖値上昇を防ぎます。
〇コレステロールの吸収を抑制する
コレステロール上昇を抑制し、高脂血症を予防します。
〇腸内細菌を増やす
水溶性食物繊維は、腸内細菌の栄養となるため、乳酸菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。
〇有害物質の毒性を低下させる
腸内細菌が水溶性食物繊維を発酵させ、大腸内を酸性に保つため、アルカリ性の環境で産生されやすい発がん物質を減少させます。

 

 

 

このように、食物繊維は腸の健康状態にはかなり深い関わりがあることがわかりますね^^。
食物繊維が不足した食事をしていると、腸内の善玉菌が増えにくくなり、胃腸障害を起こしやすくなります。また糖や脂肪の吸収が早くなり、そのことが糖尿病や肥満、高脂血症、高血圧などにつながります。そして以前も話しましたが、食物繊維が不足すると便が腸に滞留する時間が圧倒的に長くなるので、有害物質が増えたり、腸内細菌のバランスが悪くなり、大腸ガンのリスクが高くなります。

 

大事なんです。食物繊維は。

 

 

  

⭐️ 食物繊維の摂り過ぎで注意すべきデトックス効果

 

さて、このようにイイことずくめのような食物繊維ですが、注意しなければならないこともあります。

食物繊維は、腸内の掃除役でもありますが、摂りすぎると、銅、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、セレンなどの体に必要な必須ミネラルと、ビタミンCの吸収を阻害することがあります。食物繊維は必須金属類と強く結合し、糞便としての排泄を促進するわけです。お茶に含まれるタンニンと似ていますね。
特に貧血気味な方は、要注意かもしれません。

 

また自然食をしている人は、玄米をたくさん摂ると思いますが、そういう方も注意です。玄米はさらにデトックス効果が強く、有害物質を排出してくれますが、摂りすぎるとミネラルもくっつけて排出してしまうんですね。
これらのことを「キレート」といいます。
玄米は、白米より栄養が豊富で、低GI食品。もちろんお勧めの食材ですが、こういった知識も知っておかないと思わぬ体調を崩す原因となることもあります。

そして女性の中には、ダイエットのために食物繊維を含むサプリメントを利用している方がいます。しかし、食物繊維として知られるキチン・キトサンやサイリウムなどには、脂肪を吸着するだけでなく、ビタミンの吸収を阻害したり、ミネラルを吸着して排泄してしまうものもあるので、十分注意が必要です。

 

 

 

さて「キレート」という言葉が出てきたので、少しお話しましょう。キレートとは、ある物質が金属イオンと結合することを言います。
食物繊維はまさにキレートすることによって、腸の中の有害物質を排泄してくれるのです。
海洋汚染によるお魚の問題や放射能の問題など、有害物質が多い現代では、まさに強力な助っ人と言えるのではないでしょうか?
とくにリンゴやバナナに含まれるような「ペクチン」は最適で、便と一緒に有害物質を排泄してくれます。
また、先ほど言った玄米などの穀類に含まれる「フィチン酸」やトマトやホウレン草などに含まれる「シュウ酸」もこのキレート作用があるので、同じような効果が望めるわけです。

ただ、摂り過ぎると身体に必要なミネラルもくっつけて排泄してしまうので注意が必要ということですね。やはりどんな栄養素も摂り過ぎには気をつけ、バランス良くというのが基本になります^^。

 

 

 

その他、GIのところでも少しお話しましたが、食物繊維が多い炭水化物は、グルコースの消化・吸収に時間がかかり、血糖値の上昇もゆるやかで、インスリンの分泌もゆっくりしています。このことが血糖値のストレスを減らしてくれるのに有効です。また炭水化物を食べるときに、野菜などの食物繊維が多いものを先に食べてあげると同じ効果が望めます。

摂り過ぎの弊害だけ覚えておけば、本当に大事な栄養素の一つと言えますね!

 

 

 

 

是非毎日の食事で食物繊維を取り入れてみてください。
また食物繊維はさまざまな種類があり、作用も異なるので、1日3度の食事で多種類の穀物やイモ、豆類、野菜をきちんと摂るようにすることをオススメします。

 

 

食物繊維を特に多く含む豆類と野菜の茹でた可食部100g当たりの含量

 

おから/3.3g、えんどう/2.2g、大豆/2.1g、枝豆/1.9g、あずき/1.9g、いんげん豆/1.6g、ごぼう/1.6g、しいたけ/1.3g、芽キャベツ/1.2g、ニンジン/1.1g、ほうれん草/1.0g、水菜/1.0g

 

お米なら玄米や胚芽米、パンならライ麦や全粒粉。
そしてイモ類、豆類や野菜(根菜や葉物)以外にも海藻類も摂りたいです。
1日の摂取基準は、成人男性で20g、成人女性は17〜18g。
また食物繊維が足りているかどうかは、便の状態をチェックしてみてください。
1日1回以上の便通があって、便がかたくなく、やわらかすぎないバナナ状ならオッケーです^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)carbohydrate|ブドウ糖と果糖

たくさんの美味しそうな果物|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 糖は万病の元?それとも必要なもの?

⭐️ 現代人はブドウ糖を摂り過ぎている!?

⭐️ 果物などに含まれる果糖は「糖化」を引き起こしやすい!?

⭐️ まとめ「ブドウ糖と果糖への考え方」

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日は、「糖」を違った視点で見ていきたいと思います。
単糖類の代表、「ブドウ糖」と「果糖」。その違いとどう摂るべきなのか。

そんなことを題材にしながら話を進めていきましょう。

  

 

 

⭐️ 糖は万病の元?それとも必要なもの?

  

「糖」というと、昔から民間療法では「万病の元」とされていました。

たとえば、マクロビオティックの桜澤如一が言っていた「三白の害」では、白砂糖、白米、白い塩と精製された白いものを摂ることの害を述べていますが、とくに白砂糖の身体に及ぼす悪影響について言及しています。
またその他にも、甲田光雄の「白砂糖の害は恐ろしい」やウィリアム・ダフティの「砂糖病(シュガーブルース)」、ジュン・ユドキンの「純白・この恐ろしきもの」、そして高尾利数の「砂糖は体も心も狂わせる」など、白砂糖の害に関するたくさんの書籍が出ています。

これらの中では、糖、とくに白砂糖は毒のように言われてきました。また糖分の害は常習性があり、大量に摂ると身体に悪影響を及ぼすというのが共通認識でした。

 

 

 

さて、栄養学の分野ではどうでしょう?

 

昔の古典的な栄養学では、「糖」は単なるエネルギー源だと考えられていました。
しかし、最新の分子栄養学や生理学では、糖の摂り過ぎの害についても話していますが、一方では、糖の様々な役割がわかってきています。

 

1.糖はエネルギー源(体の構成要素、生理活性物質、調整物質)
2.糖はタンパク質や脂肪と結びついて、細胞の表面にアンテナのようにくっつき、細胞同士の識別や、結合、情報交換、免疫反応、血液型の決定等、機能的頭脳的な働きをしている。
3.活性酸素の抑制、抗酸化作用(糖の種類によっては酸化的に働く)
4.保湿効果
5.精神安定、安眠を促す。ストレス解消、運動機能の調整
6.ナチュラルキラー細胞(ガン細胞を抑制する強力免疫細胞)の活性化(糖の摂り過ぎはガン細胞の増殖につながります)
7.タンパク質の腸管からの取り込みを助ける

 

ここでは、糖も身体に必要なものであるという認識ですね。

 

 

 

とくに細胞膜の表面に存在するアンテナ「糖鎖」は、糖がタンパク質や脂肪と結びついて出来ていますが、このアンテナが外部から来たもの善し悪しを判断しているといいます。60兆個の細胞のひとつひとつに糖がアンテナのようについているのですが、このアンテナは1つの細胞に500~10万個あると言われ、ここで良いものと判断されると細胞膜に入ってこれるのです。またこの「糖鎖」の先端部(一番感受性が良いところ)がしっかりしていないと、細胞膜にウィルス等が侵入してしまいます。
最近では、現代人は食生活の乱れにより、この先端部がうまく作られていないということがわかってきました。

これは大きな発見です。

また糖は脳の神経伝達物質がつくられるのにも大きく関わっていると言われています。
ドーパミン、セロトニン、そしてノルアドレナリンなどは、脳内の代表的な神経伝達物質で集中力、記憶力、学習能力を高めるためには欠かせません。ドーパミンは脳を覚醒させ、集中力を高めたり、ストレス解消のために働きます。ノルアドレナリンは集中、記憶、積極性などに関わり、セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの情報をコントロールし、精神を安定させる作用があります。
これらの神経伝達物質を作る手助けをするのが糖質だというのです。
神経伝達物質の多くはアミノ酸から作られますが、これを脳へ効率よく取り込むのに糖質が必要になります。
たとえば、セロトニンは、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸から作られますが、糖はトリプトファンの脳への取り込みを助け、トリプトファンから作られるセロトニンが精神の安定を促します。またパーキンソン病でも知られているドーパミンもチロシンというアミノ酸から作られ、同じく糖によって取り込みを助けられ、運動機能を調節するのです。

 

また糖を摂ると、エンドルフィンというホルモンの一種も分泌され、快感中枢が刺激され、脳はリラックス状態になります。

糖は精神の安定や運動機能調節に関わる神経伝達物質を助ける役割をしていたわけです。

 

 

 

このように見ていくと、糖というのはまったくの悪ではないことが分かります。
やはり人にとってなくてはならないものなのです。

 

 

 

⭐️ 現代人はブドウ糖を摂り過ぎている!?

 

前回のblogでは、GI値を紹介してGIの低い食品を勧めてきました。
糖質は、大抵ブドウ糖や果糖、乳糖などの低分子のものが組み合わさってできています。この種類のどれを摂るかによっても身体への影響は変わってきます。
糖質の摂り過ぎによる害は、現代病の原因にもなっていますが、そうは言っても身体にとって大切な栄養でもある糖。

 

どんな糖を摂っていけばよいのでしょう?

 

最近、日本人の糖尿病率は高くなってきました。
これは世代を追うごとに耐糖能が低下していることも原因ですが、かなりの日本人が主食であるブドウ糖からできたお米やパン、麺類、そしてブドウ糖を含んだ調味料や飲料水、そして同じく砂糖(ブドウ糖+果糖)を含んだお菓子や加工品のさまざまを摂取する量が増えたことに起因しています。
私が思うに、ほとんどの日本人はブドウ糖過多になっているのではないかと思います。

また日本人に限らず、お米を主体としたブドウ糖ばかりの主食を多く摂るアジアの人たちに、今糖尿病が激増しているのです。ブドウ糖は膵臓から分泌されるインスリンがないと、細胞内に入っていけないので、あまりに多くブドウ糖ばかり摂っていると、膵臓が疲れ果ててインスリンが枯渇してしまいます。
たしかに昔の人は、今よりもブドウ糖のデンプン質を多く摂っていたのに関わらず、糖尿病は少なかったと言えます。しかし、今の人が、昔に比べて日々の仕事で身体を動かしているでしょうか?現代社会では車や電車などの交通網が発達し、昔より歩く機会が格段に減りました。またパソコンなどの電子機器を使うことも多くなり、身体を動かすことが減ってきたことはまぎれもない事実です。これは子供にすら広がっていますよね。
身体を動かすことが多いとブドウ糖も筋肉でたくさん使われて、代謝されますが、現代人のように動かない生活では、血糖値が安定しないのは無理もないのです。
そして現代人は、お米以外にもお肉や卵、乳製品とカロリーの高いものを摂りすぎるようになりました。これによりカロリー全体量は、昔の人よりかなり増えていることでしょう。

 

こういう背景からほとんどの人が、自分が代謝できる以上にブドウ糖を摂り過ぎている傾向にあります。

 

 

 

私が、カイロプラクティックのシュガーテスト(血糖ストレスの有無をチェックする方法)をすると、問題のある患者さんのほとんどで、ブドウ糖が入っている糖に陽性反応(身体が今受け入れられない)があります。
一方、果糖(果物や野菜に含まれる糖)については、陰性の方が多く、果糖に過敏な人はほとんどいません。(もちろん中にはどちらもダメな人もいますが・・・)

 

 

こうみていくと、私は糖の中でも「果糖(フルクトース)」はそこまで敵対視するものではないのではないかと思います。ただ、慎重に聞いてくださいね。良いとは言っても過剰に摂取すると問題になりますから。
笑。

「果糖」は、血糖値をあまりあげることがなく、インスリンもそんなに要求しない糖です。
血糖値をあげずに代謝できるので、ある意味膵臓を疲れさせない糖とも言えます。

 

 

たしかに果物は、ビタミン・ミネラルが含まれていてみなさんの中でも健康に良いと思っている人も多いと思います。
しかし、アメリカでは、果物の中に含まれている果糖(フルクトース)の摂取量が増大すると肥満や生活習慣病の原因となると発表している研究もあります。

 

 

 

⭐️ 果物などに含まれる果糖は「糖化」を引き起こしやすい!? 

 

「果糖」はどのように考えれば良いのでしょう?

 

グルコース(ブドウ糖)は、体内に摂取されると血糖値が上がり、インスリンが分泌されて血糖値を下げるように作用します。これがうまくいかないと血糖調節異常になり、低血糖症や糖尿病になる場合もあります。
一方フルクトース(果糖)は、グルコースと違ってインスリンの分泌を促進しません。細胞内に取り込むときにもインスリンに依存しないのです。

これは一見良いように思いますが、分子栄養学の中では、血中に糖があふれてもインスリンが関与しないということは別経路で細胞内に入ってしまい、歯止めが利かなくなるのでは?と心配する先生もいます。
またフルクトース(果糖)を大量に摂ると肝臓に貯蓄されたり、高中性脂肪血症、高尿酸血症を起こす可能性があり、肥満にもつながるとはよく言われますよね。
あくまでも過剰に摂取した場合ですが。

 

 

 

最近「糖化」という言葉がにわかにテレビなどで話され始めていますが、聞いたことがあるでしょうか?
「糖化」とは、血液中に存在する糖がタンパク質や脂質と結合する反応(グリケーション)のことで、これが身体の体タンパク質で起こると変性を起こして老化の原因になると騒がれているのですね。
そこでビックリだったのが、ここ何年かで、果物や野菜に含まれる「果糖」や「乳糖」は、「ブドウ糖」に比べて糖化を起こす確率が、15倍も高いということがわかったのです。

1980年までは、果糖であるフルクトースもブドウ糖グルコースもあらゆる糖は同じようにタンパク質と結合して糖化産物であるAGEを形成するものと考えられていました。しかし、その後の研究では、フルクトース(果糖)とガラクトース(乳糖)は、グルコースに比べて10―15倍糖化反応が高くなることがわかったのです。
それに伴いインスリン抵抗性が高くなる可能性とリスクも高くなります。

 

 

いやぁ。どうなんでしょう「果糖」。
悩みますね。

 

 

もちろん果糖はいくらナチュラルでも「糖」として捉えるべきだとは思います。しかし、果物は食物繊維やビタミン、ミネラルがたくさんに含まれているのも事実で、量や形などを考慮して摂取すれば問題はないのではないかと私の中では考えています。

糖というのはエネルギーとして以外にも身体の中で、さまざまな役割があります。その糖分を得る素材としては、果物や野菜の糖はそこまで敬遠するものではなく、量や摂取方法によっては最適な食材になると思います。
「糖化」についても、老化や糖尿病に関わっているのは間違いないですが、「糖化」は、熱や光などによって起こるメイラード反応によるものです。実は、その糖化産物AGEが悪さするのではなく、体内に入って身体を構成しているタンパク質と糖が結合して反応することで、そのタンパク質やそれらの集合体の働きを阻害してしまうことが問題なので、体内に入る前に食品を調理してAGEを形成させてしまえばよいのです。
要は、果物や野菜を食べる前に加熱して調理するということなのですが、野菜などで糖分が多いものはこういった方法を使えば、身体の中で糖化反応を起こさなくて済むわけです。
もちろん熱するとビタミン・ミネラルが少なくなるので、そこらへんは難しいところですが、そういう知識を知っておくだけで恐れることはありませんよね。また果物は大抵、生で頂きますが、その場合でも量を摂らなければ問題になることはないと思います。
果物はたまに旬のものをデザートで楽しむということで良いのではないでしょうか。
もちろん血糖値の問題がある人や中性脂肪が高い人は、気にするべきですが、糖の性質を理解し、摂取する形や量を考慮すれば、食事も楽しむことができます。

 

 

 

⭐️ まとめ「ブドウ糖と果糖への考え方」

 

さて、最後にまとめ。

 

現代人では血糖値に関する問題が多く見られます。
これはまさに血糖値に関係する「ブドウ糖」の摂り方に問題があったからだと思います。現代では、高GIの食べ物(精製された炭水化物)やブドウ糖メインの主食を摂取する以外にも、砂糖(ブドウ糖を含んでいる)を使った加工品やお菓子を食べる機会も多くなりました。

こういった背景の中で、ブドウ糖やブドウ糖の集合体であるデンプン質の摂取を減らしてあげるだけで、カラダの調子が良くなる方が多いと思います。

糖はたしかに大事な栄養でもあります。
腸内細菌のエサでもある糖。まったく摂らないとそれはそれで問題です。
私は、血糖値に関わるブドウ糖の摂取量には気をつけていますが、果糖に関しては、あまり神経質にならずに果物や野菜を楽しみながら摂っています。
また料理にもほとんどお砂糖は使いませんが、うちの奥さんがそれだと料理にならないというので(笑)甘味が欲しいだけ、腸内細菌のエサになる「オリゴ糖」を使ったり、果糖メインのお砂糖を少量使っています。

 

 

 

普段あまり気にしたことはない「糖」の話だったと思いますが、知っていると知らないでは、食に対する意識もかなり違ってくると思います。
是非今日読んだ知識を頭に入れて、糖について自分なりに考えてみてくださいね^^。

私もまだまだ考察中です^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)carbohydrate|グリセミック・インデックス「GI値」について

炭水化物(糖質)carbohydrate|グリセミック・インデックス「GI値」について01

 

Summary:

 

⭐️ 糖質が取り入れられるスピードが速いことのリスク

⭐️ 血糖値を上げるスピードを指標にしたGI値とは!?

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

炭水化物は重要な栄養素だということはまぎれもない事実です。
しかし、今日はそれと逆のようなことをお話します。

 

近年、この糖質の摂り過ぎや精製した穀類・白砂糖ばかりの食生活により、身体に様々な問題を作ることがわかってきました。糖質の摂りすぎによって起こる症状の中で、「機能性低血糖」などはまさにその代表とも言えるでしょう。
昔の食事は、どちらかというと低カロリーで、それで代謝障害を起こして身体の調子が悪くなるということはありませんでしたが、今はそこに精製された食べ物や砂糖を添加している加工品が増えてきました。そのことで糖の代謝障害が起きて「糖尿病」などが増えてきたのです。

 

いまや糖尿病は日本人でもかなりメジャーな病気になってしまいました。
今では、ほとんどの日本人がブドウ糖過多になっていると言えるでしょう。健康のためには、糖質や精製した穀類の過剰摂取をやめて、精製していない穀類を主食にすることも大事なことです。

 

  

 

⭐️ 糖質が取り入れられるスピードが速いことのリスク

  

私たちの身体と脳が十分に機能するためには、主に「ブドウ糖」というエネルギー源を必要としていることは話してきました。

 

 

 

炭水化物は体内で分解され、最後は単糖類の形になって吸収されます。

実は、炭水化物(糖質)をとってからどれくらいのスピードでブドウ糖が脳に供給されるのかは実は食材によって異なります。極端に早いものもあれば、ゆっくり取り込まれるものもあります。たとえば、多糖類の食品を摂取した場合は、体内で単糖類にまで分解されて吸収されるまでにある程度時間がかかりますが、単糖類や二糖類であれば、即座に吸収され血糖値が急上昇することになります。

 

この糖質が取り入れられるスピードは、実は速ければ速いだけ良いというわけでは決してないのです。

 

逆にその速さが速い程、問題になるともいえ、これこそが血糖値を不安定にし、脳への継続的なエネルギー補給がうまくできなくなる原因になります。またこのような血糖値が急上昇する食べ物(単糖類や精製された炭水化物)を摂る食生活を続けると、低血糖や糖尿病などの血糖値障害に進むリスクが高くなります。
そういったことから、単糖類や精製された炭水化物の摂取はなるべく控えることが大事なのです。

 

 

 

⭐️ 血糖値を上げるスピードを指標にしたGI値とは!?

 

ではどのような食べ物を選べば良いのか?
どの食材がどれくらいの速度で血糖値をあげるのか?

 

 

その参考になるのが今回紹介する「GI値(グリセミック・インデックス)です!

 

 

GIとは、食品によって食後の血糖値の上昇度が違うことに着目して開発された、糖質を質的に評価するための指標です。速く取り込まれる食品のことを「高GI食品」、ゆっくりと取り込まれる食品のことを「低GI食品」といいます。GIが低い食品を食べると、血糖値の上昇がゆるやかなため、インスリンの分泌が抑制されたり、血糖や中性脂肪が低下するなど、糖尿病の予防・治療に効果があるとされています。実際にアメリカでは、低GI食を数週間続けるだけでインスリン抵抗性を改善できることが確認されています。
糖尿病の予防や自分自身の健康や脳のためにGI値を理解することはとても有益なことだと思います。
ただし、このGI値、一緒に食べる食品や調理法によって効果に違いが出たり、個人差があることも知られています。血糖値の上がり方は、人それぞれに違います。厳密に言うなら、1人1人のGI値ベースを測定して、それぞれに合ったGI食材を選択しなければならないのですが、通常はおおまかな参考としてGI値を活用しています。

 

 

 

低GI食品(55点以下)

玄米      55
さつまいも   55
そば      54
五穀米     54
バナナ     53
キウイ     52
プリン     52
全粒粉パン   50
全粒粉パスタ  50
中華麺     50
牛肉      46
ブドウ     46
豚肉      45
鶏肉      45
ゴボウ     45
豆乳      44
桃       42
魚全般     40
レンコン    38
さくらんぼ   37
リンゴ     36
インゲン豆   33
春雨      31
鶏卵      30
果糖      30
ヨーグルト   25
大豆      15
日本茶     10
お味噌     33〜29
海藻類     27〜11
お酢      8〜2

 

 

中GI食品(56〜69)

パン粉     69
ホットドック  68
カステラ    68
玄米+白米  65
玄米フレーク  65
パスタ     65
アイスクリーム 65
かぼちゃ    65
長いも     65
パイナップル  65
メロン     65
里芋      64
黒砂糖     62
栗       60
ピッツァ    60
ポテトチップ  59
薄力粉     59
天ぷら粉    59
おかゆ(白米) 57
レーズン    57
プルーン    56

 

 

高GI食品(70点以上)

キャンディー  108
麦芽糖     105
上白糖     99
食パン     95
フランスパン  95
あんぱん    95
グミ      94
チョコレート  91
マッシュポテト 90
じゃがいも   90
白米      88
大福      88
ビーフン    87
ドーナツ    86
キャラメル   86
フライドポテト 85
うどん     85
餅       85
練乳      82
苺ジャム    82
ビスケット   81
ケーキ     81
煎餅      80
ホットケーキ  80
こしあん    80
そうめん    80
にんじん    80
つぶあん    78
赤飯      77
ワッフル    76
シリアル    76
とうもろこし  75
山芋      75
コーンフレーク 75
インスタントラーメン 73
スイカ     72
ポップコーン  72
ロールパン   71
クロワッサン  70

 

 

 

GI値が高いものは、なるべく避けるか、もしとる場合でもGIが低いものと組み合わせてとるようにしたり、先に野菜などの食物繊維を摂ることで急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。

GI値を知ることで、有益なのは自分で血糖値のコントロールができるようになるということ。
とくにブドウ糖を一番栄養としている脳は、血糖値の上下にかなり影響を受けます。つまり自分の精神状態、学習能力、記憶力に対しても大きな影響力を持っているということなのです。血糖値が一時的な場合はともかく、慢性的に高くても低くても脳に深刻なダメージを与えます。
実際、血糖値が高すぎる子供は著しくIQが低い傾向があり、精神面でも問題を抱えています。

 

世界的にトップクラスに炭水化物を消費し、糖尿病や肥満が増えてきた日本人にとってもこのGI値を知っておくことは非常に重要ではないでしょうか?

 

 

 

低GI食品は・・・
ゆっくり吸収されることで、血糖値がゆるやかに上がり、血糖値が安定します。脳に持続的にエネルギーを送ることができ、脳の状態が安定します。

 

高GI食品は・・・
急激に吸収されることで、血糖値が急上昇し、その後大量のインスリンによって血糖値は急降下します。そのため一時的に高いエネルギーを与えてくれますが、持続性はなく、脳もブドウ糖を頻繁に欲してしまいます。
高GI食品を頻繁に摂取すると、肥満、糖尿病、心疾患のリスクが2〜3倍高まると言われています。脳の状態が安定せず、精神的にも不安定になりやすく、IQも低下します。

 

 

 

 

どうでしたか?
GI値の話。みなさんの食生活は高GI寄りだったでしょうか?それとも低GI寄りでしたか?

 

高GI寄りの生活をしている人には、食べた後の眠気、集中力の欠如、頭痛、顔色が悪い、甘いものへの欲求、便秘、不眠、悪夢、うつ、イライラ、攻撃的、不安感、朝がつらいなどの症状を持っている場合が多くみられます。
これらのことの原因は全て、血糖値が不安定になり、脳やカラダの臓器にさまざまな影響が起こるからなのです。

もし今高GI寄りの食生活の人が、低GIを意識した食生活をしていくと、驚くほど精神が安定し、ストレスにも強くなり、集中力が増し、以前では考えられないほどイキイキとした毎日を送ることも可能になります。

 

 

是非みなさんも低GIを意識した食生活取り入れてみましょう^^。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)carbohydrate|脳のエネルギー源とは?

中央の青リンゴの周りにフォークが囲んでいる写真|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 脳は糖質以外の「ケトン体」という脂肪からのエネルギーを使うことができる!

⭐️ 大事なことは自分に合った糖質の摂り方をするということ

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

「脳にとっての唯一の栄養源。それは糖質である。」

 

 

誰もがこう思っているのではないのでしょうか?
しかし、実際には、脳は「ケトン体」という脂肪もエネルギーとして使うことができます。
今日は、まずみなさんに「脳の栄養は糖質のみである」という常識を取っ払ってもらって、
その上で「脳のエネルギー源」について話をしていきましょう!

  

 

 

⭐️ 脳は糖質以外の「ケトン体」という脂肪からのエネルギーを使うことができる!

  

ここ数年流行りの「糖質制限食」。

「糖質制限」の食事を肯定するわけではないですが、糖質を控えた場合に身体(脳)はどのようなエネルギーを使うのでしょうか?

糖質制限食で有名な先生は、こう言っています。

 

 

 

「脳はブドウ糖だけでなくケトン体を利用します。日常生活では心筋・骨格筋など多くの体細胞は、脂肪酸・ケトン体をエネルギー源としているのに対し、脳・網膜・生殖腺胚上皮・角膜・水晶体はブドウ糖を利用しています。そして赤血球・角膜・水晶体は、ミトコンドリアを細胞内に持っていないのでブドウ糖だけが唯一のエネルギー源であり、脂肪酸・ケトン体は利用できません。しかし、脳を含めてそれ以外のミトコンドリアを内部に有す細胞は全て、脂肪酸・ケトン体をエネルギー源にできます」

 

脳はブドウ糖以外も使うことが出来たのです。
これは、みなさんの常識からしてはビックリだったのではないでしょうか?
もちろん、脳の栄養としてはブドウ糖が80パーセント、ケトン体が20パーセントというデータがあるので、ブドウ糖の方が優先されるのですが、それ以外にもあるというのは初耳でしょう。

 

 

 

脳の栄養は糖質だけだから、甘いものを摂取しようというのは実は間違え。
血糖調整障害を持っていて極端に糖質制限している方はもちろん、脂肪食ばかりのイヌイット、狩猟採集が生業だった時代(今から400万年前~1万年前まで)の先祖たちの脳は、この「ケトン体」をエネルギーとしていました。

生理学の有名な教科書「ガイトン臨床生理学」でも・・・
「イヌイットは時々完全脂肪食を摂取するが、通常ブドウ糖しかエネルギー源として利用しない脳細胞も、この時は50~75%のエネルギーを脂質(ケトン体)から得られるようになる」と述べています。

 

 

 

⭐️ 大事なことは自分に合った糖質の摂り方をするということ

 

さて、では今日の本題。
脳は前述したように、糖質以外の「ケトン体」という脂肪を使うことができますが、通常の食生活ではやはり糖質が優先されて使われます。
この糖質がどのように使われているのか見ていきましょう。

 

 

 

口から摂取された糖質は、食道、胃、十二指腸、小腸と長い旅を続け、その間に分解されて細かくなります。
そして最終的に小腸で吸収されるときには最小単位である単糖のグルコースやフルクトースになります。
その後門脈という血管を通り、肝臓に運ばれ、必要に応じて動脈へと流されるのですが、これが血糖と呼ばれるもので、血糖が多くなると細胞での糖の取り込みが始まります。

糖が細胞内に入る時には必ず「GLUT」という糖輸送担体を通過します。GLUTは13種類ほどありますが、筋肉や脂肪にはGLUT4が、脳には脳関門にGLUT1、脳細胞にGLUT3がそれぞれ存在しているのです。
脳関門というのは脳へ危険物が入らないようにする関所のような大切な門。
人間にとって一番大切な脳機能に悪影響を及ぼす物質が入らないようにするため、脳の入口には厳しい関所が存在するというわけなのですね。

 

すごいのは、グルコースはこの関所をフリーパスで通過できるということ。

 

脳関門や脳細胞にあるGLUT1、GLUT3は、インスリン分泌の有無にかかわらず糖を通過させることができるのです。これらのGLUTは、細胞表面にあって、血液があれば常に血糖を取り込める仕組みになっています。
一方、心筋や骨格筋などの筋肉や脂肪に存在するGLUT4は、細胞内に沈んでいて、普通であれば血糖をほとんど取り込めません。運動時あるいは糖質を摂取してインスリンが大量に追加分泌されたときだけ、GLUT4は細胞表面に移動して血糖を取り込んでいきます。

 

おもしろいですよね。
つまり糖が常に優先的に脳へ送られるシステムができあがっているわけです。

 

 

 

脳は体重のわずか2%の重量しかないのに、消費エネルギーはカラダ全体の18%にも及んでいます。体重の約50%を占める皮膚と筋肉を合わせても消費エネルギーは全体の25%なので、脳で使われるエネルギーがいかに多いかがわかるでしょう。
通常、脳に貯えられている糖は少なく、それだけだと10~15分で枯渇してしまいます。そのために、血糖値が一定に保たれるようにできていて、常に脳は糖を取り込めるようになっているのですね。

 

 

 

 

さて、前回のblogで、身体の中のグルコースが不足してくると肝臓にて新糖生という作業が行われるという話をしました。
通常、グルコースが不足してきたら数時間は肝臓に貯蔵されたグリコーゲンが、グルコースに変わって働きます。その後は、糖質以外の栄養素からグルコースを合成する「糖新生」を行います。グルコースが不足しても数日間生きていられるのは、こういった仕組みがあるから。

肝臓における糖新生は、ごく日常的に行われます。この糖新生は、脂肪やたんぱく質から糖を作り出す仕組みなのですが、これが全ての人に備わっているわけです。
通常の食生活をしている人では、夜寝ている時や、食後数時間経過したら肝臓で糖新生を行って血糖が下がらないようにしています。
食べ物を食べて、栄養が吸収された直後には肝臓でのグリコーゲン分解が血中に入るブドウ糖の主要な供給源ですが、食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、ブドウ糖の供給源は肝臓のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。

 

 

 

 

 

このように・・・現代人の脳で使われる主要なエネルギーはブドウ糖で、その供給が滞らないように「糖新生」という仕組みもあります。また糖が制限されると、脂肪からつくられるケトン体というものも使うことができます。

 

それだけ脳の栄養は重要ということですね。

 

現代人の糖質に偏った食生活だと、通常すぐにはこのケトン体はうまく使えません。糖質に頼ったエネルギーの使い方をしている人が多いからです。
こういった中で、糖を急激に取り込んで一気に血糖値を上げることは、その後の反応性低血糖を引き起こし、かえって脳や血糖に関わる臓器に負担を与えてしまいます。
一般的には、一気に大量のインスリンが分泌されないような食べ方、糖質が少しずつ継続的に供給される食べ方が勧められますよね。
それには野菜などの食物繊維を食べることも重要ですが、血糖値の上がりやすさを示したGI値も参考になります。

 

 

次回のblogではこのGI値についてお話していきますね。

 

 

 

私が、一番良いと思うのは、自分にあった糖質の摂り方をすることだと思います。
血糖値に問題がある方は、極端に糖質を制限することも必要だと思いますし、そこまでは糖質に左右されなくても、炭水化物摂り過ぎの症状が出ている方はある程度摂り方を考えなくてはいけません。また逆に自分がどのようなエネルギーの使い方をするかによっては糖質をうまく補給しなければならない場合もあります。

 

この辺りは本当に人それぞれなので、とても難しいところでもあるのです。

 

 

 

今日はここまでにしましょう。

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)carbohydrate|糖質からのエネルギーの作られ方

炭水化物(糖質)carbohydrate|糖質からのエネルギーの作られ方01

 

Summary:

 

⭐️ 炭水化物(糖質)の消化の流れと「糖新生」について

⭐️ クエン酸回路(TCAサイクル)でエネルギーを作る!?ビタミンB群の重要性

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

前回のblogでは、糖質は、炭素・水素・酸素で構成される有機化合物で、化学構造の特徴からブドウ糖などの単糖類、ショ糖やオリゴ糖などの小糖類、デンプン、グリコーゲンなどの多糖類に分類されるという話をしました。
主にエネルギー源として体内で利用される糖質は、ヒトをはじめとする体内にはわずかにしか含まれていません。
そのため、緑色植物が光合成でつくったデンプンなどの糖質をエネルギー源として摂取し、利用しています。

 

 

エネルギーをつくるときによく聞くTCAサイクル。

みなさんも学生時代勉強しませんでしたか?
三大栄養素は全てエネルギーになりますが、とくに糖質を理解する上でエネルギーをつくる流れは大切なので、今日は糖質からどのようにエネルギーが作られているか、お話をしていきましょう!

  

 

 

⭐️ 炭水化物(糖質)の消化の流れと「糖新生」について

  

食べ物からとった糖質(炭水化物)の多くは、咀嚼で部分的に消化され(唾液腺アミラーゼによって)、その後の胃ではほとんど消化されずに腸まで行きます。十二指腸まで到達した炭水化物は、十二指腸壁の膵管の開口部より流れる膵アミラーゼによって二糖類まで分解されます。さらに小腸でマルターゼやラクターゼなどの二糖類加水分解酵素によってブドウ糖(グルコース)にまで分解され、小腸壁から吸収されます。
その後血液を通して各細胞に運ばれ、エネルギーとして利用されますが、同様にエネルギー源となる脂質に比べて分解・吸収が早く、即効性があるのが特徴でもあります。
またエネルギーとなる以外の残りは、門脈から肝臓へ行って、グリコーゲンとして蓄えられますが、その貯蔵量には限界があるので、さらに余ったものは体脂肪となります。とくに今の食生活では、基礎代謝量以上の糖質(炭水化物)が摂取されることも多いので、余ったグリコーゲンが皮下に蓄えられ、これが肥満の原因となっているわけです。

 

 

脳のエネルギーとしても糖質は重要な栄養。
脳の膜(脳関門)を通過することができる栄養素がこの「グルコース」で、脳は体の中で最もグルコースを消費するところと言われています。
それもそう、総エネルギー消費量の1/5は脳の中で使われるのです。

脳内でエネルギー源として働いたグルコースは、通常、二酸化炭素と水に分解されて、体外に排泄されますが、1回限りの使い切りでリサイクルはできません。
脳は24時間フル回転で働いていますので、エネルギー源であるグルコースは、コンスタントに供給されている必要があります。供給が滞ると、記憶力も思考力も低下します。
脳を活発に働かせるためには、3回の食事でしっかり栄養を摂ること、またどのような形の糖質を摂るかも重要になってきます。
またスポーツをやるとしても、筋肉を動かすエネルギーもすべてグルコースですから、タイミングのよい糖質の補給は欠かせません。

 

 

 

 

ちなみに炭水化物には、消化や吸収の早いものと、遅いものがあります。吸収が早いのは、単体のブドウ糖や果糖などで、こうした炭水化物は、瞬発力はありますが持続力はありません。
もしスタミナ持続が目的なら、血糖値をできるだけ一定のレベルに保つことが必要です。
グルコースの血中濃度を継続的に、長く維持するためには、消化・吸収の遅い複合炭水化物を摂ることが秘訣です。
それには後のblogでも紹介するGI値(食後に血糖が上昇するスピードを食品別にあらわした数値)の低い食品を選べば良いということになります。

 

 

さて、ではもしもグルコースが不足した場合はどうなるでしょう?

 

総摂取カロリーに占める糖質の摂取割合が40%以下になると、エネルギーの材料が不足するために、身体がだるくなったり、集中力がなくなったりします。
その時には、身体は基礎代謝や活動のためのエネルギーを獲得するために、自律神経やホルモンを働かせ、脂肪やタンパク質からエネルギーを産生しようとします。
グルコースが不足した後、数時間は肝臓に貯蔵されたグリコーゲンが、グルコースに変わって働きます。数日間生きていられるのは、糖質以外の栄養素からグルコースが合成されるためで、これが「糖新生」と言われるものなのです。
ちなみに毎日夜中寝ているときに、このシステムを働かせて、朝低血糖が起きないようにしています^^。

 

 

 

⭐️ クエン酸回路(TCAサイクル)でエネルギーを作る!?ビタミンB群の重要性

 

さて、ここまである程度消化吸収の流れがわかったところで、やっとエネルギーをつくる過程についてのお話です。

 

 

食物から摂取した栄養のうち、3大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質は、それぞれブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸・グリセリンに代謝され、細胞に取り込まれ、ミトコンドリア内でさまざまな過程を経て生命のエネルギーであるATPと呼ばれる物質を生み出していきます。
細胞が活動するためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーになるのがこのATPなのです。
このATPを用いて、私たちの身体は内臓や神経などのさまざまな組織の動かしているのですね!
ちなみにその中心的な材料となるブドウ糖(グルコース)。1つのブドウ糖分子は、38個のATPを産生できると言われています。

 

 

 

このATPを作るエネルギー代謝(私たちの身体を構成する60兆個の細胞に共通して行われる代謝)の流れが、今日の話の重要なポイント。
「TCAサイクル」や「クエン酸回路」と呼ばれるものです!

 

 

 

ちなみにここで働く酵素は、この反応を支え、促す働きをする触媒機能を持った微量のタンパク質で、代謝が進むために必須のものです。またそれらは単独では機能せず、補酵素であるビタミンB群やビタミンCそして補酵素と同じような働きをするミネラルと一緒になって初めて機能できるものがほとんどとなっています。
糖質からエネルギーを作り出していくには、タンパク質や補酵素のビタミン・ミネラルが重要だったのですね!

TCAサイクルで使われるミネラルには、マンガン、コバルト、マグネシウム、ヘム鉄などがあります。また糖質が体内で代謝され、エネルギーに変換されるためには、補酵素としてビタミンB群が非常に重要です。
もちろん摂取する糖質の量が増えるほど、ビタミンB群の必要量が増していきます。
たとえば、夏バテの原因の一つに、甘い清涼飲料水や氷菓、果物などで糖質をたくさんとるのに、食欲が落ちて食事がおろそかになり、ビタミンB群が足りなくなることがあげられているくらいです。

TCAサイクルを見てみるとあらゆるところでビタミンB1やナイアシンが使われているのがわかります。ナイアシンももちろんビタミンB群の一種です。

TCA回路が回転することでエネルギーが作られるのですが、この回転の過程でビタミンB1を必要とする箇所があり、不足すると十分に回転できなくなってエネルギー生産が滞ってしまいます。
また、炭水化物がエネルギーとして利用されるには、TCA回路の前段階として解糖系と言う代謝経路を通過します。解糖系ではグルコースがピルビン酸まで変化し、さらにそれがアセチルCoAへと変化してTCA回路へと進むのですが、ビタミンB1はこのピルビン酸からアセチルCoAへの変化の過程にも必要なのです。ビタミンB1が十分にあると、ピルビン酸はアセチルCoAになり、エネルギーの原料として使われ「完全燃焼」しますが、もしビタミンB1が不足するとまずアセチルCoAへの変化が滞ります。そうするとTCA回路へと進むことも出来ず、「不完全燃焼」になり、エネルギーの生産まで滞ってしまいます。

 

 

このように、ビタミンB1はエネルギー生産にはなくてはならない栄養素なのですね^^。
さらに言うと、この解糖系では、ブドウ糖→ピルビン酸→アセチルCoAという流れが起こるわけですが、ビタミンB1が不足し、アセチルCoAへの変化が滞ることでエネルギー生産できないだけでなく、ピルビン酸も蓄積していってしまうのです。

わかりますか?
ピルビン酸は嫌気性分解(酸素を必要としないエネルギー代謝)を経て疲労物質である乳酸へと変化するので、乳酸の蓄積にもつながりますよね。
なんて大事なんでしょうビタミンB1。

また、ナイアシンは、ブドウ糖がピルビン酸に分解される時やアセチルCoAがTCA回路で分解される時に必要な物質です。
その他、同じビタミンB群のパントテン酸も重要です。

 

 

みなさん是非、ビタミンB群の重要性覚えておいてください^^。
糖質をたくさん摂るような人はビタミンB群!です。

 

 

糖質を代謝するため、しっかり摂取しなければいけないビタミンB群が多く含まれているのは・・・
まず胚芽ですね!

炭水化物を摂る時は、代謝に必要なビタミンB群も含まれる玄米や胚芽米、麦やきびなどの雑穀、全粒粉パン、胚芽パンなど、胚芽つきの加工食品を積極的に利用すると良いでしょう。
また、ビタミンB群は豚肉にも豊富に含まれています。
あとオススメは卵かな。

 

 

 

 

 

さてこのようにエネルギーの材料には、主にブドウ糖が用いられますが、アミノ酸の一部(総エネルギーの12%前後)や、脂肪酸とグリセロールも用いられます。前に話しましたが、飢餓時には肝臓内のグリコーゲンをブドウ糖に分解したり、筋肉(タンパク質)を分解してアミノ酸に変えたり、皮下脂肪を分解して脂肪酸およびグリセリンに変えたりすることによって代用しているのです。

 

 

人間のカラダは本当によくできてますね〜。

 

 

みなさんなんとなくでも、人間のエネルギーをつくる過程を理解してもらえたでしょうか?
このTCAサイクルが十分機能しない場合、疲れやすい、集中力がない、身体が冷えるなどの症状が出やすくなります。
またうつ症状なども起こりやすくなります。
たとえば、低血糖や糖尿病で栄養分である糖がうまく取り込めないような時や、それ以外にもビタミンBやC、そして補酵素であるミネラルなどが不足してうまくこの反応が進まないときにも、エネルギー不足が起こり、身体の不調は起こります。

 

みなさん是非、人間の細胞が働くためのエネルギーを作るには、グルコース補給が安定していることや補酵素の役割が重要だということを覚えておいてください^^。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

炭水化物(糖質)の話 【その1】|糖質の種類

クリアのボウルに入ったたくさんのタイ米|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 日本人の糖質摂取量は減っているが、摂る糖質の種類が変わってきている!?

⭐️ 糖質は身体にとって一番利用しやすいエネルギー源

⭐️ 本当にたくさんある糖質の種類

⭐️ どういった種類の糖質を摂るかで身体への影響が大きく変わる!? 

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日から三大栄養素最後の「糖質」に入ります。
私にとっても一番大きなテーマかな^^。
さていってみましょう!

 

前回は「コレステロール」の話をしました。こちら↓

 

 

  

 

⭐️ 日本人の糖質摂取量は減っているが、摂る糖質の種類が変わってきている!?

 

3大栄養素の中の炭水化物は、糖質と食物繊維に分けられています。
糖質とは、炭素、水素、酸素の3つの元素が結合した化合物のことで人体のエネルギー源として重要な役割を担う栄養素です。
「炭水化物」というのは、この糖質とセルロースやペクチンなどの食物繊維を合わせた総称なのです。

 

 

糖質は1g当たり4kcalのエネルギーを発生し、他の栄養素(タンパク質は4kcal/g、脂質は9kcal/gのエネルギーを発生)からのものより優先的にエネルギー源として使われます。
1994年のデータでは、日本人は総エネルギーの約55%を糖質から摂っていますが、この割合は年々減ってきており、脂質から摂る割合が25.8%と増えているようですね。
1950年では糖質から約79%、脂質から7.7%だったことを考えると、大分食生活が変わったことが見てとれます。
ただ、現在では糖質の摂取量が減っているにも関わらず、糖質の摂りすぎによる問題が多々起きています。また糖質は肥満の最大の要因とされますが、一番の問題となるのは糖質の種類にあります。

 

 

 

糖質といわれて「甘み」を連想する人は多いのではないでしょうか?
砂糖(ショ糖)を1とすると、果物に含まれる果糖は1.5倍、ブドウ糖は0.5~0.7倍の甘みがあります。また同じ糖質でもでんぷんは甘く感じません。この違いは、水に溶けるかどうか、舌の甘味受容体に取り込まれやすいかどうかによって決まります。

 

甘味料の違い
ショ糖 :1.0
果糖  :1.25〜1.75
ブドウ糖:0.65〜0.75
麦芽糖 :0.33
乳糖  :0.16
 

 

 

 

⭐️ 糖質は身体にとって一番利用しやすいエネルギー源

 

炭水化物(糖質)は大きくわけて「単糖類」「小糖類」「多糖類」の3つに分類されます。糖質の性質や特徴を持ち、これ以上「小さくできない」最小単位のものを「単糖類」と呼び、自然界で最も多いブドウ糖や果物に含まれる果糖などは「単糖類」です。単糖類は分子が小さく、水に溶けやすい、そしてほとんど甘みがあります。

また2つの単糖が結合したものを「二糖類」と呼んでいます。砂糖(ショ糖)がその代表格ですね。さらに単糖が3個から10個結合したものが「小糖類」。これらも単糖類と同じく水に溶けやすく、甘みがあります。
さらに単糖が多数(10個以上)つながったものを多糖類といいます。多糖類は穀類やイモ類、豆に含まれるでんぷん、肝臓に貯蔵されるグリコーゲンなどは多糖類の仲間です。多糖類は水に溶けるものと溶けないものがあり、甘みはありません。特徴としては、単糖類や小糖類は消化が早く甘みを感じますが、多糖類(でんぷんなど)は甘みがなく、糖のつながりを切るのに時間がかかるため、小糖類よりは消化に時間がかかります。また単糖類・小糖類は消化が早いため血糖値を急激にあげますが、多糖類は血糖値の上昇が単糖類よりはゆるやかで、エネルギー源としても長持ちします。

この血糖値を急激にあげるのが問題とされていて、単糖の数が少ないものを大量に摂取すると、急激に血糖値が上がり、その上昇した血糖値を下げるためインスリンが多く分泌され、インスリン過剰分泌により、肥満を引き起こしやすくなったり、インスリンを分泌する膵臓が疲弊し、低血糖症や糖尿病を引き起こす原因となることがあるのです。

 

 

他には、コンニャクのグルコマンナン、エビやカニの殻のキチンなどの多糖類は、消化・吸収されにくいので、難消化性多糖類あるいは食物繊維と言われます。

 

 

 

 

糖質の最も重要なことは、身体にとって一番利用しやすいエネルギー源だということです。とくに大食漢の脳のエネルギー源は血液中のブドウ糖と、ケトン体といわれる脂質ですが、現代の日本人の食生活では、ブドウ糖が主要なエネルギー源となっています。
1日に約120gのブドウ糖を消費し、必要な量の糖質が取れていないと集中力が低下したり、ひどい場合には意識を失うこともあります。
しかし、誤解が多いのがここで、「糖分は脳のエネルギー」ということで、「脳を働かせるためには糖分を摂取しなくてはならない」と考えている人が多いのです。
たしかに糖質は脳の大切なエネルギー源なのですが、それは食べ物で甘いものを摂るということではないのです。継続的に脳に栄養を送るには、血糖値を安定させる食べ方が重要になってきます。

 

このことがこのテーマでの一番話したいこと。
また後にじっくりお話していきますね。

 

 

 

⭐️ 本当にたくさんある糖質の種類

 

さて。ここで糖の種類を改めて詳しく紹介しましょう。

 

 

単糖類
ブドウ糖(グルコース)
果糖(フルクトース)
ガラクトース
マンノース
フコース
キシロース
N-アセチルガラクトサミン
N-アセチルノイラミン酸
N-アセチルグルコサミン(キチン質)

清涼飲料水に含まれる果糖ブドウ糖液糖なども単糖類に属し、砂糖と同じ熱量があります。清涼飲料水は1缶に約20~30gものブドウ糖が入っていることもあります。これかなりの量です。

 

 

二糖類
ショ糖(ブドウ糖+果糖)・・・上白糖、三温糖、黒砂糖
麦芽糖(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・水あめ
乳糖(ブドウ糖+ガラクトース)・・・母乳、牛乳、ヨーグルト、トマト、すいか
トレハロース(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・人工甘味料(化学的に分子結合を変えたもの)

ショ糖はサトウキビやテンサイから作られています。

 

 

小糖類
オリゴ糖類(2~6糖)

オリゴ糖は腸内細菌の善玉菌のエサになり、増やしてくれる働きがあります。タマネギやゴボウ、母乳に多く含まれます。現在は多くが人工的に作られており、さまざまな加工食品に使用されています。甘さは砂糖の1/10しかありません。

 

 

多糖類
でんぶん(ブドウ糖+ブドウ糖)・・・アミロース、アミロペクチン
セルロース(ブドウ糖×ブドウ糖)・・・ナタデココ、綿(不溶性で、ブドウ糖が何百・何千と連なったもの)
フルクタン(果糖×果糖)(イヌリン、レバン)・・・キクイモ、大麦、小麦、リーキ、ワケギ、サヤ豆、アスパラガス
フラクトオリゴ糖(果糖+ブドウ糖)・・・ヤーコン
ガラクトオリゴ糖
マンナンオリゴ糖
ペクチン(粘液多糖類、水溶性)
デキストリン
グルカン
グルコサミン(キチン質)
グリコーゲン
ヒアルロン酸
グルコマンナン

でんぷんは水には溶けない性質をもっていて、米、小麦、豆類などの主成分です。

 

 

人工甘味料

砂糖の代替え品として、さまざまな甘味料が作りだされています。
甘味料は、糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類に分けられます。また糖質系甘味料は、砂糖、でんぷん由来の糖、糖アルコール、その他の糖に分けられ、非糖質系甘味料は、天然甘味料と合成甘味料に分けられます。

 

でんぷん由来の糖(糖質系)
ブドウ糖、果糖、麦芽糖

 

糖アルコール(糖質系)
マルチトール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、トレハロース

 

天然甘味料(非糖質系)
ステビア、羅漢果
植物の葉や果実に含まれている甘味成分を抽出した甘味料

 

合成甘味料(非糖質系)
アスパルテーム、スクラロース、サッカリン
科学合成によってつくられる甘味の高い甘味料。

 

 

 

⭐️ どういった種類の糖質を摂るかで身体への影響が大きく変わる!?

 

本当にたくさんの糖の種類があります。また今ではどんな糖でも人工で合成できるようになったので、糖の種類は、無限にあるということですね。ただ、人工で作られたものは怖いもので、発癌性や毒性が認められて使用禁止になったズルチンやチクロといった人工甘味料もあります。

 

 

 

全ての糖において、どの種類をどれだけ摂るかによっても身体にとっての影響が変わってきます。

 

 

日本では、食物から摂るエネルギーの割合はたんぱく質15%、脂質20%、糖質65%程度が理想とよく言われますが、私が思うに最適な比率はその人によって違い、食べ物の質によっても変わってくると思っています。特に炭水化物はその摂る形態によっても量を減らした方が良い場合もあり、またその人の身体の状態や遺伝的要素によっても変わってくると思うのです。もちろんたんぱく質や脂質の質もしかりです。
現にカイロプラクティックのマフェトンが提唱する最適な比率は、たんぱく質30%、脂質30%、糖質40%です。またつい何年か前から糖質制限食という食べ方が効果をあげたりもしています。

 

それだけ糖質は大切なエネルギー源であると同時に、摂り方によって身体に様々な影響を及ぼす栄養なのです。

 

 

今日はここまでにしましょう。

 

 

次回をお楽しみに〜^^。

  

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

脂質の話 【その11】|コレステロールの真実

3個の卵の黄身|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ トランス脂肪酸はいびつな構造をしている!?

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!? 

⭐️ コレステロールを低下させる薬の副作用が怖い!

⭐️ 総コレステロールが高く、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイス

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日はコレステロールのお話。
これはまとめるのに時間かかりました。笑。
しっかり読んでくださいね^^。
さていきましょう!

 

前回のblogはこちら↓

 

 

  

 

⭐️ 「トランス脂肪酸」はいびつな構造をしている!?

 

コレステロールと聞くと眉をひそめる人が多いかもしれません。
メディアや健康診断でも高コレステロールの弊害がよく取り上げられます。
「コレステロールを減らす」と銘打った健康食品も多くみかけるようになりましたよね。

 

 

「悪玉コレステロール、善玉コレステロール」、「心臓病にはコレステロールは大敵」「脂肪だからは太る」、たしかにそういった点もあることはたしかですが、健康や肥満改善のためにコレステロールを避けた食事は、健康のレベルも落とすことも否めません。
人間の体内にあるコレステロールを100%とすると、そのうち80%は肝臓が栄養素を合成して作り出し、残りの20%がコレステロールを含む食物を摂ることによって補充されています。
以前のblogでも話ましたが、コレステロールが豊富に含まれると言われている卵を1日に1ダース、1週間続けて食べても血中のコレステロール値にほとんど変化は見られませんでした。
これはまさに食べ物のコレステロールを避けることが重要ではないということを示す話だと思いませんか?

 

誤解しないでもらいたいのですが、元来コレステロールそのものはまったく悪者ではありません。
生命活動に重要な役割を持ち、健康を維持するためには欠かせない脂質です。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

 

コレステロールの構造は、直鎖状には並んでいない丸々とした脂肪酸(C=27、H=46、O=1)ですが、一体どんな働きをしているのでしょう!?

 

 

 

まずコレステロールは、同じ脂質の仲間であるリン脂質とともに細胞膜を構成し、細胞内外に様々な物質が出入りするのを調節します。また脳や神経の細胞膜にも大量に存在しており、神経伝達に重要な役割を果たしていると考えられています。
次に、性に関係するテストステロンやエストロゲン、糖質代謝を助けるコルチゾン、細胞内外の水分調節にかかわるアルドステロンなどのホルモンの唯一の材料として使われます。
また一部のコレステロールは、肝臓内で胆汁につくりかえられ、小腸内で脂肪を乳化して消化・吸収しやすくしたり、脂溶性ビタミンA、D、E、Kなどの吸収に大切な働きをします。

 

 

 

詳しくみていくと・・・

 

〇細胞膜の構成要素になる
コレステロールは主に細胞膜に存在し、大体2/3位が体内で合成され、残りが食物由来です。細胞膜の状態を健全に保つには、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、そしてコレステロールのバランスが重要。60兆個もある細胞の膜になっているわけですからコレステロールが重要なことがよくわかりますね。またコレステロールをしっかりとることは、中で働くDHA等にとっても大切です。

 

〇ホルモン(ステロイドホルモンなど)の生理活性物質に変換される。
様々なホルモンの材料になっています。たとえば、精子の製造、少なくなると鬱やガン、寿命が短縮してしまうと言われる「男性ホルモン(アンドロゲン)」、思春期以降に急激に増え始め、胸が大きくなる、月経が始まるなど、女性らしくなるために欠かせない脂質である「女性ホルモン(エストロゲン)」、月経の周期決定や妊娠の準備維持などに大切な「プロゲステロン(黄体ホルモン)」などなど。

 

〇消化に重要な胆汁酸の材料になる。
胆汁酸は食物脂肪を吸収しやすくしてくれます。足りないと脂がうまく消化できなくなってきます。

 

〇ビタミンDの前駆体になる
ビタミンDは、このblogでも何度も登場していますが、カルシウムやリンの吸収を助けてくれるものです。皮膚のコレステロールがビタミンD前駆体(プロビタミンD3)となり、紫外線によってビタミンD3へと変換されます。このビタミンD3がカルシウムの吸収を促進してくれるのです。その他ビタミンDは、免疫など身体にとってさまざまな働きをしています。

 

〇脳内脂質の20~30%を占めている
脳の構成成分に占める脂の量は本当に多し。脂質が60%を占め、残りの40%はたんぱく質。そして脂質60%の中身は、コレステロール約50%、リン脂質約25%、DHAが25%です。

 

〇神経伝達に重要な役割を持っている
コレステロールがあるほど神経伝達が早くなります。

 

 

 

これについてはちょっと詳しく話しましょう。
脳の中にもコレステロールがたくさんあるのですが、コレステロールは、電気のコードが電線の回りを絶縁体でくるんでいるように神経細胞を外側から巻いて守っています(髄鞘またはミエリン鞘)。この髄鞘が多いほど神経伝達が早いと言われているので、脳の神経伝達機能の発達には、神経細胞内のコレステロールが非常に重要なのです。

カリフォルニア大学の神経学教授ポール・トンプソンさんは、新型の脳スキャナ装置を使って、人間の知性が、脳の神経線維である軸索(脳の至るところにシグナルを送る配線)の質に強く影響を受けることを明らかにしています。
コレステロールでできている髄鞘(ミエリン鞘)は、この軸索を覆うことで脳内のシグナル送信を高速にする機能があり、髄鞘が厚ければ厚いほど、神経インパルスは早くなります。このことから、知能指数が高い人は、脳の髄鞘が厚いということがわかりますよね。
脳においては、空間認識能力や視覚処理及び論理を掌る「頭頂葉」と、左右の大脳皮質の間で情報をやり取りする経路である「脳梁」が、知性に深く関わっているのですが、これらの領域における髄鞘の質は、理論的推理力と知性全般を見る試験のスコアと相関していたといいます。

 

少し難しい話になりましたが、脳のコレステロールが神経伝達にとって非常に重要だということがわかりましたでしょうか?

 

 

 

ちなみにリン脂質やDHAは神経伝達物質に使われていますが、特に高度不飽和脂肪酸であるDHAはとても酸化しやすく、コレステロールは神経の回りをしっかりガードして、DHAが働きやすくなるような環境も作っていると言えます。

近年では、脂質ラフトと呼ばれるコレステロール含有率の高い生体膜の微細構造が、情報伝達や神経伝達に関与することが報告されています。
このように、神経伝達という脳の生理機能が発達するためには、神経細胞内のコレステロールの増加が重要なステップになるとされていて、コレステロールの状態が、アルツハイマー病やパーキンソン病、ハンチントン氏病、鬱といった病態脳にみられる改善にも大きく関わってくると言われているのです。

 

どうですか?脳にとって重要なコレステロール^^。

 

 

 

 

さて、ごく最近の研究では脳神経細胞膜内のコレステロール量が増加すると、アルツハイマー病になるリスクが高まるとの発表もあったので、それも少し話しておきましょう。
これは過剰なコレステロールがあると、細胞膜のアミロイド蛋白が変性してアミロイドβ蛋白が蓄積してしまいアルツハイマーにつながってしまうとのことらしいのですが。アルツハイマーの特徴は脳の委縮です。アミロイドβ蛋白が増えると、急速に脳を硬化してしまうそう。

この研究は、コレステロールが過剰にあり過ぎても良くないと言う話・・・。たしかに以前から、アルツハイマー病の患者さんの脳の病変部から、酸化し異常に固まったコレステロールが大量に発見されていたりします。これらは抗酸化物質が少なくなっていることや代謝異常が起きているからだと思いますが、いずれにしろ酸化してしまった脂質は良くないですね。

私が思うに、脳の神経細胞内においてコレステロールは重要な役割を果たしているのは間違いないのですが、コレステロールが少なくなりすぎても脳の神経伝達に支障をきたし、脳の病気につながるということ、そして過剰になりすぎても細胞膜のアミロイドβ蛋白が蓄積してしまいアルツハイマーにつながってしまうとのことなのだと思います。

 

 

 

アルツハイマーやパーキンソン病の人は、必須脂肪酸とコレステロールをうまくコントロールしていくとかなり改善してくるといいます。
脂質のテーマの最初にお話しましたが、必須脂肪酸とコレステロールの状態は本当に大事ですね^^。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

 

さて、先に脳内のコレステロールを見てきましたが、次にそれ以外の場所でのコレステロールについても見ていきましょう。

 

 

 

まずは、コレステロールの体内分布を。

 

脳神経系          32.2g
結合組織・脂肪組織・組織液 31.3g
筋肉            30.0g
心臓・肺・腎臓       30.0g
皮膚            16.0g
血中            10.5g
骨髄             7.5g
肝臓             5.1g
消化管            3.8g

 

 

 

こうみていくと、脳と筋肉に約30%、臓器や結合組織などに30%、そしてその他の組織に30%と言ったところでしょうか。そして善玉とか悪玉とか騒いでいるのは、この血中のコレステロールのことを言っています。

ちなみに血液と脂肪は「水と油」の関係なので、そのままではコレステロールは血液に溶け込みません。そこでタンパク質と結合させて血液中に運ぶことになります。これをリポタンパク質と言います。
リポタンパク質は、いわばコレステロールなどの水に溶けない脂質を臓器から臓器へと運ぶ「運び屋」と言えるでしょう。
リポタンパク質にはいくつか種類がありますが、特に大切なものにLDLとHDLがあります。
LDLはいわゆる悪玉、そしてHDLは善玉と呼ばれていますね。

体内に運ばれたLDLは、細胞の表面に到着すると、LDL受容体から細胞内に入り込みます。細胞内で分解され、そのまま細胞膜に組み込まれて使われたり、細胞内で蓄えられたりします。そして、細胞で使用済となったコレステロールは細胞膜の表面に出ていきます。

 

 

一方、HDLは、LDLのように細胞内に入れません。そこで血液中を再び移動していくのですが、そのときHDLは使用済みとなったコレステロールを回収しながら再び肝臓に戻るわけです。
つまりHDLもLDLも私たちの身体には必要なもので、この2つがバランスを保っていることが大変重要なのですね。

よく言われる動脈硬化の原因となるのが、HDL(善玉)が減り、LDL(悪玉)が過剰にある状態。
この状態にあると、過剰になったLDLは、回収されず血管壁にくっついて溜まりやすくなります。くっついたまま放置しておくと、やがて酸化してしまいます。すると白血球のひとつであるマクロファージがやってきて掃除をするのですが、マクロファージはこのLDLを動脈壁内部に引き込んで消していくわけです。
ところが、このことで、LDLの残骸が蓄積して血管の通り道が狭くなり、動脈硬化が進行してしまうというわけ。

 

 

こういった中で、コレステロールへの認識は、「コレステロール=悪い」から「悪玉コレステロールが悪い」そしてさらには「酸化してしまった悪玉コレステロールが悪い」という風に変わってきました。
しかし、悪玉も完全に悪というわけではありません。コレステロールは悪玉、善玉関係なく身体に必要なものです。要はその総量が増えすぎたり、逆に減り過ぎたり、もしくは悪玉、善玉のバランスが悪くなると問題が起こるということなのですね^^。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!?

 

やはりここでも最適なバランスや量というのが重要なのです。
コレステロールは細胞膜に存在すると前述しましたが、細胞膜の流動性を決定するのにも一役かっています。少なくなり過ぎても安定性がなくなり、多すぎると流動性がなくなるといったように・・・。これもバランスですよね。

 

 

 

肝臓がうまくコレステロールの量を調整し、またコレステロールの代謝もうまくされていれば、コレステロールが過剰になることはありません。
また極端にコレステロールを控えたり、菜食をしなければ、コレステロールが足りなくなることもありません。

 

 

ちなみに・・・
コレステロールの供給源は、毎日の食事で摂るもの「食物由来のコレステロール(動物性食品にしか含まれない)」と「体内で合成されるコレステロール」の2つがあります。肝臓で生産されるコレステロール量は食事で摂るコレステロール量によって変わりますが、一般に食事で摂取する量の約3倍に相当すると考えられています。
肝臓は、小腸から吸収されたコレステロールが血液中に運ばれると、それを察知して生産量を抑制します。逆に、外から入ってくるコレステロール量が少なくなると、今度は合成を促進します。要は、体内で必要に応じて合成されているというわけなんです。
コレステロールが高いと言われた人が、コレステロールがない食事を摂っても、コレステロールが全然減らず、悪玉コレステロールが増えると言うことがあります。これは食べ物からのコレステロールが減ってしまうと、肝臓での合成量が増えるということが一つなのです。逆にコレステロールを摂るようにすると総コレステロールが減り、善玉が増え、悪玉が減ると言ったようなこともあります。不思議ですよね。これにはカラクリがあるのです^^。

 

 

 

 

現在日本のコレステロール基準値は、コレステロールの上限を220mg/dlとしています。
アメリカでは上限は240。日本のお医者さんは240以上でお薬を出す体制になっています。
しかしこの上限値では、日本人の成人5人に1名は高コレステロール血症になってしまうと言われています。
ちょっとビックリではないですか?

 

実は、コレステロールと死亡率の関係を見てみると、日本人ではコレステロール240~280の間が一番総死亡率や発ガンリスクが低く、最も長生きするという統計があります。また、アメリカボストン大学では、総コレステロール値が200mg/dl以上の人はそれ以外の人に比べ集中力、記憶力が優れているという発表もしているのです。日本のアンチエイジング学会でも、コレステロールは高すぎるより低い方が心配とされており、コレステロールの低い男性の方が寿命が短く、40代でうつ病になりやすい、ガンにもなりやすいとも言われています。

どうして5人に1名が異常になり、長生きできる数値を治療対象にしているのでしょうか。日本人の総コレステロール値は、現在の基準より高い数値よりも、むしろ基準値や基準値より低い値のほうが死亡率が高くなっているのですから。
本当に疑問でなりません。
そもそも日本では、2001年までは総コレステロール値の基準値は240と定められていました。ところが2002年7月、日本動脈硬化学会は正常値のラインを220に下げることを決定しました。その結果、なんとかなりの人が異常と診断されることになってしまったのです。
私の受けていたサプリメント指導士の先生方も低すぎる設定だと言う人がほとんど。数値にそれなりの根拠はあるらしいのですが、それが日本人に当てはまる根拠ではないのです。

 

基準値の問題は、ひとつには男女差や年齢差が考慮されていないということでしょう。特に、女性の場合、更年期を迎えると新たにホルモンを作るため、コレステロールが高くなる傾向があります。それを無理に下げてしまうとかえって病気になります。
実際、海外では女性にコレステロール低下剤は不要というのが常識です。そしてアメリカではコレステロール低下剤は270が使用開始の基準となっていて、利用者も中高年女性全体の5%にとどまっています。

 

 

 

⭐️ コレステロールを低下させる薬の副作用が怖い!

 

なにせ、コレステロールを低下させる薬の副作用が怖いのですよ。
これはみなさん知っておいた方が良いかもしれません。

 

 

 

コレステロール低下薬の副作用について製薬会社が作成している文章には・・・

 

メバロチン、リポバス、ローコール、リピトールは、血液中のコレステロールを減らすお薬です。このお薬は、筋肉の副作用としてごくまれに「横紋筋融解症」が起こることが知られています。次のような症状がみられましたら横紋筋融解症の可能性がありますので直ちに服用をやめて、すぐに主治医の先生または薬剤師の先生にご相談ください。

 

 

筋肉が痛い
手足の力が入らない
尿の色が濃い(赤褐色になる)

 

横紋筋融解症とは:筋肉が障害され、筋肉痛や脱力などの症状があらわれ、筋の成分(ミオグロビン)が血液中に流れ出る病気です。赤褐色の尿がみられることがあり、放っておくと腎不全(腎臓の機能が低下し尿が出にくくなる)になることもあります。

 

 

とあり、現在、腎不全で死ぬ人も出てきて問題になっているというから大変ですね。
確かにこれらの薬を飲み続ければ、コレステロール値は下がります。しかし、動脈硬化などの原因となっているのは、血管壁にへばりついた酸化した一部のコレステロールだけです。正常に機能しているそれ以外の多くのコレステロールは、細胞やホルモンの材料として必要不可欠なもの。だから全てのコレステロールを下げようとするととんでもない副作用が起こるのは当然ですね。
しかし、こうも低すぎる基準値では、薬を飲まされることによって体調を崩す人もたくさん増えるということで・・・こうなっては、日本では自分の身は自分で守らなければなりませんよね。

 

私から言えば、高コレステロールは食事で改善すべきです。

 

 

 

⭐️ 総コレステロールが高く、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイス

 

では最後に、総コレステロールが高過ぎて、HDLとLDLのバランスが悪い方へのアドバイスです。
コレステロール量というのは、食事でかなり改善が可能です。
今気になっている人は次の点を注意してみてくださいね。

 

 

 

1.細胞膜や必須脂肪酸に悪影響を及ぼす「トランス脂肪酸」を摂らない。
2.善玉を減らし、悪玉を増やしてしまう「リノール酸」摂取を減らす。
3.料理に使用する油はオリーブオイル又はバターなどに。そしてオメガ3の油を積極的に摂取する。
4.卵やお肉は普通に食べる。
5.食物繊維をしっかり摂る(腸からのコレステロール再吸収を防いで排出)
(他には※植物ステロールやサポニンなど)

 

 

 

この5点を行ってみるとかなり改善してくる人が多いです。
一見おやっと思うものもあるかもしれませんが、試してみてください^^。

 

 

 

 

※植物ステロール
植物ステロール(phytosterol)は、植物に含まれる種々のステロールの総称で、豆類、穀類に多く含まれる植物性天然成分です。主な成分は、シトステロール、ステイグマステロール、カンぺステロール、ブラシカステロールなど。植物ステロールはこれらの混合物です。コレステロールの吸収を阻害することが古くから知られています。
その作用機序は明らかにされているわけではありませんが、1つには、植物ステロールがコレステロールと比較すると極めて低い吸収率であり、(コレステロールが50%前後であるのに対して5%前後)、そのほとんどが糞便中に排泄されることがあげられます。この作用により、植物ステロールとコレステロールの両者が小腸内に存在した場合、小腸に吸収されやすいコレステロールを植物ステロールが体外に運び出してくれるというもの。実際、植物ステロールを実験動物や人間に与えると糞便中のコレステロール量が増加することからも確認されています。また植物ステロールによるコレステロール低下作用の大きな利点は、LDL、いわゆる悪玉コレステロールを低下させる一方で、HDL(善玉コレステロール)を増加させることにあります。また血清中性脂肪のレベル、過酸化脂質の低下も確認されています。

植物ステロールを含む食品:ピーナッツ、ゴマ、大豆、サヤインゲン、ピーマン、ニンジン、ホウレン草、枝豆、キュウリ、ダイコン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、バナナ、ナシ、モモ、リンゴ、ミカンなど。

 

 

 

今回の記事で、コレステロールへの誤解が解け、コレステロールの大切さ、何が悪さをする原因なのかということがわかって頂けたら幸いです。

 

 

さて、これで脂質のテーマは終了。
次回からは、一番大きいテーマ「炭水化物(糖質)」についてのところに進みましょう!

 

お楽しみに。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

脂質の話 【その10】|トランス脂肪酸2 トランス脂肪酸が含まれている食べ物

お皿に入ったフライドポテト|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ トランス脂肪酸はいびつな構造をしている!?

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!? 

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

今日はトランス脂肪酸とは何か!
そのことについて解明していきます。

前回のblogはこちら↓

 

 

  

 

⭐️ 「トランス脂肪酸」はいびつな構造をしている!?

 

自然な植物油に含まれる不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合を中心に2つの水素がそれぞれ1個ずつ片側に並んでいます。
これを同じ側を意味する「シス」というラテン語から「シス型脂肪酸」と呼んでいます。

 

マーガリンを製造する過程で部分水素添加を行うと、片方の水素が反対の方向に移動(トランス)します。こうなると、飽和脂肪酸に似た、いびつな形の飽和脂肪酸のようなものが出来上がります。これが「トランス脂肪酸」と呼ばれる所以です。

 

 

 

このトランス型のいびつな脂肪酸構造がプラスチックと良く似ているので、マーガリンはプラスチックと同じだと言われるのですね。
プラスチックは自然界に存在しないもの。そんな自然にないようなものが身体の中に入ると考えただけで怖くなりませんか?

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は細胞膜に悪影響を及ぼす!

 

では、トランス脂肪酸が実際に身体の中に入ったらどうなるのでしょう?

 

 

食事でトランス脂肪酸を摂取すると、まず体はそれを分解・代謝しようとします。不自然なトランス脂肪を分解・代謝するには、時間がかかり、大量のビタミンやミネラルを消費します。
これだけでも身体に余計な負担をかけるのに、トランス脂肪酸自体は、身体に役に立つ機能がなく、なおかつ老化やガンの原因になる活性酸素をつくったり、他の脂肪酸の機能を妨げるなど悪い働きをするのです。

中でも一番の害は、トランス脂肪酸が細胞膜に悪い影響を及ぼすといったことでしょうか。
脂質が細胞膜の材料になっていることはお話してきましたが、細胞膜は非常に大事な役割をしています。
その役割の中には細胞内外の浸透圧を調節する、細胞に必要な酸素や栄養を吸収する、細胞内で発生した老廃物を排泄する、情報を伝達するなど、生命活動に欠かせない大切な役割を担っています。

 

 

ここにトランス脂肪酸が入りこむとどうなるでしょう。
トランス脂肪酸は、必須脂肪酸に悪さをします。そうすると細胞膜の構成成分である必須脂肪酸が役割を果たさなくなるために、細胞膜の構造や働きが不完全になってしまいます。
細胞の働きが悪くなってしまうのはもちろん、細胞に必要なものが流出してしまったり、逆に有害物質が侵入しやすくなってしまうともいえます。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸が関わるたくさんの怖い病気

 

少しピンとこないかもしれないので、トランス脂肪酸の害をいろいろ紹介していきましょう。

 

 

たとえばトランス脂肪酸は、飽和脂肪酸と同じように摂りすぎると血液をドロドロにします。トランス脂肪酸は、肝臓にダメージを与えて体内のコレステロール合成量を調整する機能を崩してしまうそう。そしてそれは心臓病のリスクにつながるのですね。

アメリカで8万人もの女性を対象に行われた実験では、トランス脂肪酸をもっとも多く摂取するグループはもっとも少ないグループに比べて、心筋梗塞を起こす危険性がおよそ30%も高かったそうです。またオランダで行われた調査では、488人の女性と27人の男性を3つのグループに分けて、それぞれ、オリーブオイルの多い食事、動物性脂の多い食事、トランス脂肪酸の多い食事を3週間続けたところ、トランス脂肪の多いグループだけがHDL(善玉コレステロール)が少なくLDL(悪玉コレステロール)が多くなっていたとの結果がでました。

 

 

 

その他、糖尿病にも関わります。
アメリカのハーバード大学で、84,204人の女性看護師に対し、14年間にわたって食事調査を行ったところ、トランス脂肪の摂取がもっとも多いグループはもっとも少ないグループに比べて、糖尿病の発症の危険度が30%も高いという研究結果が明らかになりました。
しかも総カロリー摂取量のうち2%にあたるトランス脂肪酸を自然の植物油や魚油に置き換えることで、危険度が40%減少すると推測しています。

トランス脂肪酸が糖尿病に関わる理由としては、トランス脂肪酸が細胞膜の構造を不安定にするため、いくら身体がインスリンを分泌しても、それをキャッチする細胞膜の受信機能が鈍くなってしまうことがあげられています。そのためインスリンの働きが損なわれてしまい、結果的に血糖値が上がってしまうというわけです。

 

 

このように細胞膜の構造や働きが不安定になれば、細胞がうまく機能しなくなったりするので、糖尿病にも関わってくるのですね。
また免疫に関わる糖鎖(細胞膜から伸びているひげ状のもの)が機能しなくなるため、免疫力も低下します。これにより様々な病気にかかりやすくなるのはもとより、細胞内に有害物質が入り込み、細胞が酸化、遺伝子が傷つくことでガンの発生にもつながると言ってよいでしょう。

 

 

なんて大きな悪影響でしょう。

 

そしてイギリス・オックスフォード大学で発表されたレポートでは、トランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを引き起こす大要因になるとしています。

トランス脂肪酸の害は脳まで!
中には高齢者の認知症の原因になっているという発表すらあります。
(病気が嫌なら油を変えなさい 山田豊文引用)

 

ここまでの影響を与えるとはビックリしますよね。

 

 

 

⭐️ トランス脂肪酸は身近なこんな食べ物に含まれている!?

 

現在、ヨーロッパ各国では、トランス脂肪を「殺人脂肪」として扱い、トランス脂肪が一定基準よりも多く含まれている食品を違法としています。
またアメリカ・ニューヨーク市でもすべての調整食品からトランス脂肪酸を排除することを法律化しています。
私自身、海外の製品を見たりすると、TRANS FAT ゼロの表示がめずらしくなくなりました。

 

 

 

そんな中で日本はどうでしょう?
いまだにこの害を知らない人がいます。
そして家庭でマーガリンを使っている人もたくさん。

 

 

 

みなさんは、もし、家にこんなに身体に悪い人工物「トランス脂肪酸」が入った加工品があれば、即刻捨てるようにしましょう^^。

 

ちなみに、マーガリン以外にもトランス脂肪酸は、さまざまな食品に使われています。
原材料を見る習慣をつけてください。

 

菓子パンやクッキー、クラッカー、ケーキ、チョコレート、スナック菓子、アイスクリーム、フライ、レトルトカレーなどの中に良く見かける、「ショートニング」、「植物油脂」、「加工油脂」、「ファットスプレッド」など・・・これはすべてマーガリンの仲間で、トランス脂肪酸が多く含まれている可能性があります。注意しましょう。

 

 

 

トランス脂肪酸が含まれている可能性のある代表的な商品には・・・

 

マーガリン
ショートニング
ケーキ用小麦粉
カップラーメン
フライドポテト
冷凍食品
ドーナツ
パウンドケーキ
ポテトチップス
オートブラン
チョコレート
クッキー
ホイップクリーム
コーヒーフレッシュ
ドレッシング

 

などなど・・・

もちろんファーストフードは、トランス脂肪酸の宝庫です・・・。

 

 

さて、次回は脂質のテーマ最後にコレステロールの話題を。

お楽しみに。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.

 

脂質の話 【その9】|トランス脂肪酸 1 マーガリンについて

お皿に乗ったパンとマーガリン|副腎疲労blog

 

Summary:

 

⭐️ 私たちの食卓に入り込んでいる危険な油「トランス脂肪酸」

⭐️ マーガリンはプラスチックと同じ構造をしている!?

⭐️ 水素添加という人工的なやり方で作られた偽物の油

⭐️ 水素添加された「トランス脂肪酸」が私たちのカラダを蝕む! 

 

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

副腎疲労専門カイロプラクティック

「CHIROPRATICA」院長の小菅一憲です。

そしてこのBlogの筆者「Kossy (コッシー)」です。

 

 

 

10年か15年くらい前まで、日本は、乳がん、大腸がん、前立腺がん、心臓病などは少ない国でした。伝統的な日本食の中では、牛肉や乳製品で摂る飽和脂肪酸も少なく、水素添加して作ったマーガリンやショートニングといった今回のテーマのトランス脂肪酸が身体に入ることも少なかったのです。
そして繊維質を食事からしっかりと摂取し、オメガ3の脂肪酸やセレニウムなども魚から摂れていました。

 

しかし、今の日本は大分変わってしまいました。
昔から、アメリカに移住した日本人は、アメリカ人と同じぐらい大腸がんや心臓病、その他の病気にかかることがわかっていましたが、今では日本の本土でもこれらの病気が増えてきています。

そこには、食生活が西洋化してしまったことが大きく関わっています。
かつて伝統的な食生活を行っていた国で食事が西洋化すると、日本と同じような状況に陥っているところもたくさんあります。

 

前回のblogはこちら↓

 

 

  

 

⭐️ 私たちの食卓に入り込んでいる危険な油「トランス脂肪酸」

 

食事が西洋化することで栄養における変わってしまう要素はたくさんありますが、その一つにトランス脂肪酸の害があります。
今日はそのことについての話を進めていきましょう。

 

 

 

先ほど言ったショートニングやマーガリンの中には、トランス脂肪酸という人工的な油が含まれています。
またレストランやファーストフードのお店で使われている油も危ないものです。業務用の食用油は何度も熱せられますよね。そういった何回もの加熱の中で脂肪の分子のあるものはリング状をした「ラクトン」と言われるものに変わってしまいます。
このラクトンが増えると、それはプラズミンという酵素の働きを妨げ、動脈に血栓ができる要因の一つになると言われています。プラズミンは血栓を溶かす働きのある酵素です。

 

このトランス脂肪酸。
実は、じっくり見てみると私たちの生活の中に知らず知らずに入り込んでいます。
この危険な油が毎日の料理で使われたり、食卓に上っていると思うと怖くなりませんか?

 

 

 

⭐️ マーガリンはプラスチックと同じ構造をしている!?

 

さて、トランス脂肪酸の中でもよくあがるマーガリンについてお話します。
有名な実験を一つ紹介しましょう!

 

 

 

アメリカの自然派運動家フレッド・ロー氏が行ったマーガリンの実験。
もともと彼は、自然食品店を経営しており、「マーガリンは正しい食品」と信じて売っていました。きっとお店を訪れた多くのお客さんが「動物性脂のバターよりも植物性油を使ったマーガリンのほうが健康に良い」と思っていたことでしょう。
ところがある日、食品工業の技術者である常連客から「マーガリンを顕微鏡でのぞいてみると、プラスチックの構造にそっくりなことがわかる。マーガリンにプラスチック食品という名前をつけたくなる」という話を聞きます。
驚いた彼は、マーガリンや、マーガリンとは兄弟分のような植物系ショートニングが含まれている食品を売るのをストップし、ちょっとした実験を始めました。

 

それまで彼の店で売っていたのと同じマーガリンの小さな塊をお皿にのせ、その皿を店の裏部屋の窓際に置きました。マーガリンが本物の食べ物であるなら、虫や細菌がやってくるのに好都合な場所にあるこのご馳走に、大喜びしてむらがるに違いないと思ったからです。
同じことをすると、バターの場合は蠅や蟻やカビがいっぱいになります。
しかし、マーガリンの塊はバターとは違っており、2年経っても、もとのままでした。その間どんな虫も一匹としてその塊に近寄るのを眼にすることはなく、ひとかけらのカビすら生えなかったといいます。
窓を通して入る日光の熱でマーガリンは半分溶けてくずれ、ほこりまみれて汚くはなりました。しかし、起こったことはただそれだけで、マーガリンの固まりは決してきれいになくなることもなく、汚くぞっとするものになっただけだったそう。
(危険な油が病気を起こしている J.フィネガン著引用)

 

 

 

みなさんの常識の中には、「植物油由来のマーガリンは、バターよりもカロリーも低くて健康的」ということがあるのではないでしょうか?
この常識はすぐに変えなければいけないと思います。

 

 

 

⭐️ 水素添加という人工的なやり方によって作られた偽物の油

 

マーガリンはどうやって作られるのでしょう?

 

 

たしかに植物油(大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、綿実油、ひまわり油など)を原料にしてつくられています。
いままで勉強してきたようにこれらの植物油は不飽和脂肪酸なので、融点が低く、常温では液体です。身体の中に入っても、液体のままなので血液中をスムーズに移動できるという反面、その構造上酸化しやすいのが欠点で長期の保存が難しい油でした。

 

では、植物油を使ったマーガリンはなぜ常温でも固形なのでしょう?
ここにカラクリがあります。
実は「水素添加」という方法を使って油の性質を変えてしまっているのです。

脂肪酸は、炭素が連なり、そこに水素がくっついた鎖のような構造をしているとお話してきました。炭素には4本の腕が伸びていて、そのうち2本の腕は両隣の炭素と手をつなぎ、他の2本の腕は水素と手をつないでいます。鎖の先頭にあたる炭素は、隣の炭素、水素と手をつないでおり、この部分をメチル基と呼んでいます。また、最後尾に当たる炭素は、隣の炭素と水酸基、酸素と手をつないでおり、カルボキシル基と呼んでいます。

それぞれがしっかりと固定されていれば、強度が高く、常温で固体になります。いわゆる牛脂やラードなどの飽和脂肪酸ですよね。
それに対して、水素がところどころ抜けている形のものは、不飽和脂肪酸と呼ばれ、穴の数が多いほど、固体になりにくく、融点が低い油となります。
植物油のほとんどがこれで、常温で液体になっているわけです。
(病気が嫌なら油を変えなさい 山田豊文引用)

 

 

 

⭐️ 水素添加された「トランス脂肪酸」が私たちのカラダを蝕む!

 

さて、マーガリンにおける水素添加というのは、何か。
みなさん予想ができたのではないでしょうか?

 

 

 

そうです。この抜けた穴のところに人工的に水素をあてがって無理やり炭素の鎖と結合させるということです。
それによって穴が埋められ安定した植物油は、固体になり、なおかつ酸化しにくくなるので長期の保存が可能になります。

 

こうやってできたのが、このマーガリンというものなのです。
マーガリンは使い勝手が良く、長期の保存がきくということで商業的には利便性が高い商品になりました。
マーガリンの硬さは、水素を添加した量によって変わります。水素をたくさん添加すれば、その分、多くの穴が埋まるので硬いマーガリンができます。また水素を少しだけ添加すれば、穴が残る割合が多くなるので、液体により近い、伸びのよいマーガリンができます。これがパンにも塗りやすいマーガリンができる秘密なのです。
現在売られているマーガリンのほとんどが、この部分水素添加によってつくられており、そうして固体となった油(硬化油)に、乳化剤と水を加えた後、急冷してマーガリンが完成します。

なお、水素添加は120~210度の高温、高圧のなかで水素ガスを反応させる方法で行われます。そしてこのときニッケルや銅が触媒として使われるのですが、なんか聞くだけで怖くなってきますよね。

 

 

 

 

うちの奥さんは、マーガリンを以前使っていて私の話もなかなか信じていなかったのですが、私の友人に「マーガリンを使っているとセルライトができるよ!」と言われ、あっという間にごみ箱に捨ててました。まあ何のキッカケにせよ、やめれて良かったです。笑。
このマーガリンを代表とする水素添加されたトランス脂肪酸が、日本では加工品にたくさん使われています。
この人工的な油は、自然には存在しない、虫もよりつかないプラスチックのようなもの。

 

この怖さに気づくと、今食べているものが大丈夫か不安になるでしょう。

 

 

さて、次回はこのトランス脂肪酸がどういったものなのか、カラダにどのような影響を及ぼすか話していきますね^^。

お楽しみに。

 

 

 

Thank you for reading to the end.

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

記事が良かったら、下記のリンクボタンでSNSでのシェアを是非よろしくお願いします^^。

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ

私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。
そんな想いから、治療院運営とblogでの情報発信を行っています。

▷ profile
詳しいプロフィールはこちら^^。

 


 

Where is Clinic?

 

CHIROPRATICA

副腎疲労専門カイロプラクティック

東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
03-6809-6155
最寄り駅:都営大江戸線 or 南北線 麻布十番駅(徒歩1分)

▷ http://chiro10.jp/
クリニックの場所や治療内容を知りたい方はこちらをご覧になってください^^。

 


 

Contact us

 

カイロプラクティックケアを希望する方
何かわからない不調で悩んでいる方
副腎疲労の症状に当てはまる方
食事や栄養の相談がしたい方

などなど・・・

当院には、病院に行っても良くならない不調を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
また、お身体を見れば、その方の問題が筋肉骨格系から起こっているのか栄養のアンバランスから起こっているのかすぐにわかります。
私たちは、そういった不調で悩まれている方が本当に健康的で幸せな毎日が送れるように、健康のプロフェッショナルとして、質の高い治療を提供しています。

初めてのご予約はこちらより↓

▷ 未来の患者さま
是非、お気軽にご相談くださいね。

 


 

What is Chiropractic?

 

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘルスケアです。

みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する治療を行うことができます。

アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼を担っています。

カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、患者さまのお身体に合わせた正しい栄養療法を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当院でもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック治療はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

Thank you for reading to the end.